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スケジュール情報の定義

ドキュメント内 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド (ページ 90-107)

3.3  スケジュールの定義

3.3.2  スケジュール情報の定義

ジョブネットの実行予定を計算するために,実行開始日時,実行周期,または実行予定が休日と重なった ときの振り替え方法などをスケジュール情報として定義します。

3. 自動化する業務の定義

(1) スケジュールルールの定義

ジョブネットの実行開始日時や処理サイクル(実行周期),実行日が休日と重なった場合の振り替え方法な ど,実行スケジュールを計算するための細かいルールを規定したものをスケジュールルールといいます。

ジョブネットの実行予定は,このスケジュールルールに従って計算されます。

スケジュールルールは,一つのジョブネットに最大 144 個設定できます。複数のスケジュールを定義した 場合,スケジュールルールに定義されている時間順にスケジュールが適用されます。また,スケジュール ルールの中に同一日時が定義されたスケジュールルールがある場合は,スケジュールルールの番号順にス ケジュールが適用されます。

なお,スケジュールルールを複数定義した場合の説明については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 3.5.2 実行開始日時を複数設定する」を参照してくだ さい。

また,ネストジョブネットの場合,デフォルトでは上位ジョブネットのスケジュールルールで実行スケ ジュールが計算されますが,ネストジョブネット独自のスケジュールルールを設定することもできます。

ネストジョブネットにスケジュールルールを設定する場合は,上位のジョブネットに設定されているスケ ジュールルールのルール番号を指定し,そのスケジュールにネストジョブネットのスケジュールルールを リンクさせます。ネストジョブネットのスケジュール定義については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 3.5.3 ジョブネットの一部のジョブにほかのジョブと 異なるスケジュールを設定する」を参照してください。

スケジュールルールの設定内容について,次に説明します。

(a) 実行開始日時の設定

実行開始日時の設定の際には,基準日・基準時刻が設定されているか,されていないかや,ルートジョブ ネットのスケジュールが 24 時間制か,48 時間制かなどを考慮したさまざまな設定方法があります。な お,日付をまたぐようなスケジュールや 24:00 以降のスケジュールを組むような場合には,48 時間制ス ケジュールを採用し,基準時刻を設定しない(基準時刻が 0:00)方法で運用することを推奨します。詳細 については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 

3.5.1(1) 48 時間制スケジュールによる日またがり業務の定義」を参照してください。

■ 実行開始年月日の設定

ジョブネットの実行開始年月日は,次の三つを総合して決定します。

種別

種別とは,開始日の設定方法のことです。種別には,次の五つがあります。

• 登録日

ジョブネットを実行登録した日付を実行開始日とします。この場合,開始年月日を設定する必要は ありません。

• 絶対日

暦の上での日付(月初めは 1 日)で設定した日付を実行開始日とします。

3. 自動化する業務の定義

• 相対日

カレンダー定義で基準日として設定した日付から起算した日付を実行開始日とします。

• 運用日

カレンダー定義で基準日として設定した日付から,運用日だけを起算した日付を実行開始日とします。

• 休業日

カレンダー定義で基準日として設定した日付から,休業日だけを起算した日付を実行開始日とします。

開始年月

ジョブネットの開始年月です。西暦で設定します。

開始日

開始日の設定方法には,次の三つがあります。

• 日付指定

「何日から開始」という形で日付を指定し,開始日を設定します。

• 月末指定

「月の最終日から何日前」という形で月末からの日数を指定し,開始日を設定します。

• 曜日指定

「第何週目の何曜日」という形で曜日を指定し,開始日を設定します。

選択した種別ごとの開始日の指定方法とその考え方について,次の表に示します。

表 3‒6 種別ごとの開始日の指定方法

種別 開始日の指定方法 考え方

登録日 − −

絶対日 日付指定 暦の上での日付で,「何日」という形で日付を指定する。

月末指定 暦の上での日付で,「月の最終日から何日前」という形で月末からの日数を指定 する。

曜日指定 暦の上での月初めの日付から起算して「第何週目の何曜日」という形で曜日を 指定する。

相対日 日付指定 基準日として指定した日付から起算した日付で,「何日」という形で日付を指定

する。

月末指定 基準日の指定に基づいた期間を 1 か月とし,「月の最終日から何日前」という形 で月末からの日数を指定する。

曜日指定 基準日として指定した日付から起算して「第何週目の何曜日」という形で曜日 を指定する。

運用日 日付指定 基準日として指定した日付から起算して「何日目の運用日」という形で運用日

の日数を指定する。

月末指定 基準日の指定に基づいた期間を 1 か月とし,「月の最終日から何日前の運用日」

という形で月末からの運用日の日数を指定する。

3. 自動化する業務の定義

種別 開始日の指定方法 考え方

休業日 日付指定 基準日として指定した日付から起算して「何日目の休業日」という形で休業日

の日数を指定する。

月末指定 基準日の指定に基づいた期間を 1 か月とし,「月の最終日から何日前の休業日」

という形で月末からの休業日の日数を指定する。

(凡例)

−:開始日は指定しない

■ 実行開始時刻の設定

実行開始時刻には,0:00 から 47:59 の間で分単位に時刻を設定できます。

時刻設定の考え方には,次の二つがあります。

絶対時刻

絶対時刻とは,実際の時刻(システム時刻)のことです。

基準時刻を設定している,していないに関係なく,時計どおりの時刻でスケジュールを設定できます。

相対時刻

相対時刻とは,基準時刻として設定している時刻を 0:00 として考えた時刻のことです。

相対時刻による設定と絶対時刻による設定の考え方の違いを,次の図に示します。

図 3‒30 相対時刻と絶対時刻

この例では,基準時刻を 8:00 と設定しているため,相対時刻で時刻指定する場合は,絶対時刻での 8:00 を 0:00 として考えます。したがって,絶対時刻で 12:00 は相対時刻で 4:00,絶対時刻で 24:00 は相対時 刻で 16:00 になります。

基準時刻を設定している場合の,絶対時刻で時刻指定したときと相対時刻で時刻指定したときの違いを,

次の図に示します。

3. 自動化する業務の定義

図 3‒31 絶対時刻で時刻指定した場合と相対時刻で時刻指定した場合との違い

相対時刻で時刻指定すると,指定した日付と JP1/AJS3 運用上の日付が一致します。一方,絶対時刻で時 刻指定すると,基準時刻によって日付更新のタイミングが変わるため,指定した日時と JP1/AJS3 運用上 の日付とにずれが生じることがあります。

また,指定した種別によっても日時の扱われ方が異なります。基準時刻を設定している場合に絶対時刻で 時刻指定する際の日付と時刻の扱われ方を,次の図に示します。

3. 自動化する業務の定義

図 3‒32 絶対時刻設定による時刻の扱われ方

• 種別が「絶対日」,「相対日」,または「登録日」の場合 絶対時刻で 0:00〜基準時刻は,前日分の扱いとなります。

この例での時刻の扱いは,次のようになります。

24 時間制スケジュールのとき

8/2 の 0:00〜7:59 は 8/1 扱いとなります。8/2 の 8:00〜23:59 および 8/3 の 0:00〜7:59 が JP1/

AJS3 運用上の 8/2 扱いとなります。

48 時間制スケジュールのとき

8/2 の 8:00〜47:59 が 8/2 扱いとなります。8/4 の 0:00〜7:59 は,48 時間制スケジュールでは 絶対時刻で 48:00 以降となってしまい,48:00 以降の時刻は仕様上指定できないため,8/2 分とし て扱われないで 8/3 分として扱われます。

• 種別が「運用日」または「休業日」の場合

日付は基準時刻による考え方で扱われるため,指定した日付と JP1/AJS3 運用上の日付がずれることは ありませんが,時刻の並びが不連続になります。

3. 自動化する業務の定義

このことから,特に日付をまたぐようなスケジュールや 24:00 以降のスケジュールを定義するような場合 には,基準時刻を設定しないで 48 時間制スケジュールを採用する方法で運用することを推奨します。48 時間制スケジュールについては,「3.3.1(2) 48 時間制スケジュール」を参照してください。

基準時刻を設定しない(基準時刻が 0:00)で,48 時間制スケジュールを採用する方法では,指定する日 付と JP1/AJS3 運用上の日付も一致し,時刻も時系列で連続的に扱われるため,時刻をわかりやすく簡単 に指定できます。

48 時間制スケジュールの場合の,時刻の扱われ方について次の図に示します。

図 3‒33 48 時間制スケジュールの場合の時刻の扱われ方(基準時刻が 0:00 の場合)

(b) 処理サイクル

処理サイクルとは,ジョブネットの実行周期のことです。処理サイクルを設定することによって,一つの ジョブネットを 3 日おきに実行する,1 週間ごとに実行するなどのように一定の周期で繰り返し実行でき ます。

なお,処理サイクルの設定が同じでも,実行開始日の指定方法によって実行日が異なる場合があります。

実行開始日の指定方法による実行日の違いの例を,次の図に示します。処理サイクルは 1 月ごとに実行す るものとします。

3. 自動化する業務の定義

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