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検討結果

ドキュメント内 1章 (ページ 79-85)

第 3 章 動的荷重が舗装ダメージに与える影響

3.3. 検討結果

各 路 線 の “M C D L と D0 た わ み 量 ” の 供 用 後 の 経 年 変 化 を 図 3 - 8 ~

図 3 - 1 0 に ,“ M C D L と D0 た わ み 量 ”の 関 係 を 図 3 - 11 ~図 3 - 1 3 示 す .

ま た ,F W D 測 定 結 果 か ら 計 算 し た ,ア ス フ ァ ル ト 層 の 弾 性 係 数 と 路 床 の C B R を 図 3 - 1 4 ~図 3 - 1 6 に 示 す .

図 3 - 8 ~図 3 - 1 0 よ り , 3 路 線 と も に ,“M C D L の 経 年 変 化 と D0

わ み 量 ” の 経 年 変 化 の 状 況 は 同 様 の 傾 向 を 示 し て い る こ と が 確 認 で き た .

ま た ,D0 た わ み 量 の バ ラ ツ キ が 大 き い 箇 所 ほ ど ,M C D L の バ ラ ツ キ が 大 き い . こ れ は ,D0 た わ み 量 の バ ラ ツ キ が 大 き い 箇 所 は , 地 下 構 造 物 等 の 支 持 力 が 異 な る こ と に よ り 路 面 プ ロ フ ァ イ ル が 早 期 に 悪 く な り , 修 正 動 的 荷 重 も こ の 支 持 力 の 大 き な バ ラ ツ キ に 影 響 さ れ た 可 能 性 が あ る .

1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40

0 5 10 15 20

供用年数(年)

MCDL

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

D0わみ量(μm

R105 修正動的荷重係数 R105 Doたわみ量

図 3 - 8 M C D L と D0 た わ み 量 の 経 年 変 化 (R 1 0 5)

1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40

0 5 10 15 20

供用年数(年)

MCDL

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

D0わみ量(μm

R166 修正動的荷重係数 R166 D0たわみ量

1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40

0 5 10 15 20

供用年数(年)

MCDL

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

D0わみ量(μm

I-19 修正動的荷重係数 I-19 D0たわみ量

図 3 - 1 0 M C D L と D0 た わ み 量 の 経 年 変 化 (I - 1 9)

y = 2018.1x - 1856.2 R2 = 0.4378

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40 MCDL

Doたわみ量(μm)

R105

図 3 - 11 M C D L と D0 た わ み 量 ( R 1 0 5)

y = 900.68x - 545.19 R2 = 0.5364

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40 MCDL

Doたわみ量(μm)

R166

図 3 - 1 2 M C D L と D0 た わ み 量 ( R 1 6 6)

y = 2307x - 2204.1 R2 = 0.5755 0

100 200 300 400 500 600 700 800 900

1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40 MCDL

Doたわみ量(μm)

I-19

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

0 5 10 15 20

供用年数(年)

アスファルト層の弾性係数(MPa)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

CBR (%)

R105 アスファルト層の弾性係数 R105 CBR

図 3 - 1 4 ア ス フ ァ ル ト 弾 性 係 数 と 路 床 の C B R 値 ( R 1 0 5)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

0 5 10 15 20

供用年数(年)

アスファルト層の弾性係数(MPa)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

CBR (%)

R166 アスファルト層の弾性係数 R166 CBR

図 3 - 1 5 ア ス フ ァ ル ト 弾 性 係 数 と 路 床 の C B R 値 ( R 1 6 6)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

0 5 10 15 20

供用年数(年)

アスファルト層の弾性係数(MPa)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

CBR (%)

I-19 アスファルト層の弾性係数 I-19 CBR

図 3 - 1 6 ア ス フ ァ ル ト 弾 性 係 数 と 路 床 の C B R 値 (I - 1 9)

図 3 - 11 ~図 3 - 1 3 よ り , M C D L と D0 た わ み 量 の 関 係 を 路 線 毎 に 示

し た . そ の 結 果 ,3 路 線 と も に , 相 関 係 数 R は 0 . 6 6 以 上 で あ る こ と か ら ,M C D L と D0 た わ み 量 に は 相 関 が あ る こ と が 数 値 的 に 確 認 す る こ と が 出 来 た .

こ こ で も ,D0 た わ み 量 の バ ラ ツ キ が 大 き い 路 線 ほ ど 相 関 係 数 が 悪 く な っ て い る 傾 向 が 見 ら れ た .

図 3 - 1 4 ~図 3 - 1 6 で は F W D で の た わ み 量 測 定 結 果 か ら 求 め た 各 路

線 の ア ス フ ァ ル ト の 弾 性 係 数 お よ び 路 床 の C B R の 推 移 を 示 し た .こ の 結 果 よ り, R 1 0 5 と R 1 6 6 で は ア ス フ ァ ル ト 層 の 弾 性 係 数 が 経 年 の 劣 化 お よ び ダ メ ー ジ に よ り 低 く な っ て い る こ と が 確 認 さ れ た . ま た

I - 1 9 で は ア ス フ ァ ル ト の 弾 性 係 数 は 経 年 変 化 を 示 さ ず ,路 床 の C B R

は 年 々 小 さ く な っ て い る こ と か ら , ア ス フ ァ ル ト 層 で は な く , 路 床 に ダ メ ー ジ が 与 え ら れ て い る こ と が 確 認 さ れ た . こ の こ と か ら , 路

R 1 0 5 と R 1 6 6 の ア ス フ ァ ル ト 層 の 弾 性 係 数 が 健 全 の 目 安 1 5 )で あ

る 5 , 0 0 0 M P a よ り 小 さ く な っ た と き に ,M C D L が 急 激 に 大 き く な っ

て い る . こ れ は , 舗 装 表 面 に 設 置 し て い る ア ス フ ァ ル ト 層 が 破 壊 し た こ と に よ り , 路 面 プ ロ フ ァ イ ル が 急 激 に 悪 化 し た た め だ と 考 え ら れ る こ と か ら ,M C D L を 継 続 的 に 測 定 し た 場 合 , こ の よ う な 現 象 を 把 握 す る こ と が 出 来 れ ば , ア ス フ ァ ル ト 層 が 破 壊 す る 時 期 が 把 握 す る こ と が 出 来 , ア ス フ ァ ル ト 層 の 打 ち 換 え 時 期 の 推 定 が で き る 可 能 性 が 見 出 せ た . し か し な が ら 今 回 の 調 査 で は , デ ー タ 数 が 少 な い た め 断 言 す る ま で に は 至 ら な か っ た .

以 上 よ り ,M C D L は , 舗 装 全 体 の ダ メ ー ジ を 把 握 す る こ と は で き て も ,F W D 試 験 の よ う に ,ダ メ ー ジ 箇 所 の 特 定 を 行 う こ と は 難 し い と い う 欠 点 が あ る .

一 般 に 言 わ れ て い る よ う に ,D0 た わ み 量 は ア ス フ ァ ル ト の 弾 性 係 数 ,路 床 の C B R が 小 さ い ほ ど 大 き な 値 を 示 し ,ア ス フ ァ ル ト の 弾 性 係 数 ,路 床 の C B R が 大 き い ほ ど 小 さ な 値 を 示 し て い る .こ の こ と か ら , 走 行 車 両 か ら 与 え ら れ た 動 的 荷 重 に よ り , 舗 装 が 損 傷 を 受 け た 場 合 , 損 傷 を 受 け た 層 の 弾 性 係 数 が 小 さ く な る た め D0 た わ み 量 は 大 き く な る .

こ の メ カ ニ ズ ム よ り ,D0 た わ み 量 の 経 年 変 化 か ら , 舗 装 の ダ メ ー ジ 度 の 推 定 を す る こ と が で き る と 考 え ら れ て い る .

今 回 の 検 討 か ら ,D0 た わ み 量 と M C D L は 同 様 の 傾 向 を 示 し , 相 関 が あ る こ と が 確 認 で き た こ と か ら ,M C D L の 経 年 の 変 化 を 調 べ る こ と で D0 た わ み 量 と 同 様 に , 舗 装 の 経 年 変 化 お よ び 舗 装 の ダ メ ー ジ 度 の 推 定 が で き る と 考 え ら れ る .

ドキュメント内 1章 (ページ 79-85)