• 検索結果がありません。

有機コーヒープランテーションでのアグロツーリズム

ドキュメント内 Microsoft Word - cover Bali Exsum Jap.doc (ページ 77-80)

V. 投資環境における制約

6.2.4. 有機コーヒープランテーションでのアグロツーリズム

背景

• 農業はバリ島の文化と伝統の基盤であり、セレモニーと地域社会活動の日常生活に反映されて きた(Banjar, Subak)。

• 多くの農地が他の使用目的、特に不動産と観光事業のために変換された。同時に農産物の実績 は他のセクタとの激しい競争により低下し、農業は世帯の収入を十分賄えないでいる。有機コ ーヒープランテーションは、農民の収入を改善するためにバリコーヒーのブランドを世界市場 に復活させる多くの提案のひとつである。

• エコツーリズムの拡大版としてのアグロツーリズムは、直接の農業体験を通してより多くの観 光客にふれあいを提供する。持続可能な農業を維持するために農民は地域社会に深く関わって いるので、旅行者は人工的でなく飾り気のない実際の伝統的な農耕生活に直接関わる利点があ る。現在、幾つかのリゾート開発はアグロツーリズムと称しているが、農耕生活の中で直接の ふれあいはあまり提供されず、農業シーンのみがその瀟洒な宿泊施設の背景にある。

• アグロツーリズムは他のレジャーコンセプトと異なり、現地の農民や小自作農に組み込まれ、

地主として農民と共同作用するので広い土地は必要でない。

提案所在地とビジネスモデル

• 提案所在地はKintamaniで、海抜約900mの高さにあるバリ島の有機コーヒープランテーショ ンである。

• 主なアトラクションは、品質の高い有機バリコーヒーを育てる農耕活動の直接体験で、地域社 会の文化的生活にも参加する。活動に含まれるのは、有機方法での作物の管理、産物の収穫と 収穫物の加工、および高品質ブランドのバリコーヒーの賞味である。

• 農業ハウスとして約 30 軒のロッジが、加工設備から分離されたプランテーションに組み込ま れ、そこに観光客用の中央宿泊施設(レストランとコーヒーハウス、図書館およびお土産店を 含む物産展示場)が加えられる。これらの設備を収容するのに、構内から離れた駐車場を含め て約 2HA の面積が必要である。ユーティリティはすべて自然のものである(水は泉からで電 気を使わない)。

• 投資家は、現地のSubak abianと共にすべてのアトラクションを手配するプランテーションと 協力する必要がある。

• プロジェクトの主要なコスト要因

No コスト要因 明細

I 基本投資

1 土地のコスト 提案される所在地の土地価格は平方メートル当た り約Rp. 40,000 – Rp.70,000である。

代替策として土地の長期間賃貸がある。投資家が 政府所有の土地などを見つけることができれば有 利であろう。これまでのところ農業用の賃貸コス トはヘクタール当たり年間約 Rp 3-4millionsで あるが、アグロツーリズムの目的にはさらに高く なり、ヘクタール当たり年間Rp 5-6 millionにな る場合がある。

2 道路改善コスト 農地と幹線道路を繋ぐための全体的な農道改善コ ストは平方メートル当たりRp.0.3 – 0.5 millとな る。

3 アグロツーリズム施設の 建設コスト

アグロツーリズム施設の建設に現地材料を使用す ると、ユーティリティ設備(電気と水)のコストを 含めて平方メートル当たり Rp 3.5 – 4mill とな る。

注記:建設に要する労賃は 1 日当たり Rp.45, 000–

50,000

II 生産コスト

4 労賃 ツーリストサービスに要する労賃は 1 日当たり Rp.40, 000 – Rp. 50,000 である。

III 宿泊費

一流ホテルの料金はUS$ 100 – 150。

高級リゾート地ではUS$ 200 – 300。その他のコ テッジや宿泊施設はUS$ 50 – 80。

IV アトラクションの料金

5 文 化 ア ト ラ ク シ ョ ン は パ ッ ケ ー ジ 当 た り 約 US$ 10 – 20である。

競争力と市場機会

• 既存の設備で開発される実際のアグロツーリズムのコンセプトは大変限られているが、バリ島 とジャワのアグロツーリズムはこの 10 年間大きく伸びている。このセグメントの需要は、熱 帯農業とその生活方法または特定の作物や産品に高い好奇心を抱く高学歴の人々を含む。大き な市場セグメントは、海外の家族やカップル、国内の上流クラスおよび内容によっては引退者 である。

• 類似するさまざまなコンセプトのアトラクションが多いが、通常、小規模なコンパクトサイズ で開発されており、アジアの水田やお茶栽培地、または亜熱帯国のぶどう園と畜産農場の多様 なアトラクションである。主要なアラビカコーヒーブランドとしてのバリコーヒーは、多くの バリ島旅行者がコーヒー愛好家でもあることを考えると、販売価格は異なってくる。

• 他のレジャーやレクレーションテーマと比べて、自然やエコツーリズムも含むアグロツーリズ ムは、より多くの旅行者を長期滞在させる可能性がある。各国からの多様な旅行者に対して行 われた調査によると、滞在日数はその旅行計画と実際の長さにおいて異なる。

表6.9:バリ島への海外からの旅行者数 (2001 - 2004)

出身国 2001 2002 2003 2004 Kuta爆破後の伸び

ヨーロッパ 430,214 392,214 196,789 316,419 49.83% (2003)下落したが、60.79% (2004)まで回復 アメリカ 97,828 76,076 42,087 67,566 44.68% (2003)下落したが、60.54% (2004)まで回復 日本 296,282 301,427 143,474 325,849 52.40% (2003)下落したが、127% (2004)まで回復 オーストラリ

ア 238,857 183,390 107,386 267,338 41.40% (2003)下落したが、148% (2004)まで回復 アジア 253,913 289,262 252,005 435,640 12.80% (2003)下落したが、72% (2004)まで回復 その他 39,680 43,473 28,834 59,379 33.60% (2003)下落したが、105% (2004)まで回復 合計 1,356,774 1,285,842 770,575 1,472,191 40% (2003)下落したが、91% (2004)まで回復 平均成長率4.06% (2000 – 2004)

出典: BPS Bali 2005; MCI (2005)による補正

表 6.10:各国からの旅行者の滞在日数(2005)

平均日数

出身国 計画 実際の日数

ヨーロッパ 13 – 14 8

アメリカ 12 5

日本 7 4

オーストラリア オ

セアニア 10 6

アジア 5 4

その他 13 5 - 6

出典:BPS Bali, MCI編集, 2005.

• バリ島訪問者全体のうち家族と中年が表す比率を考えると、見込みターゲットは日本、ヨーロ ッパ、北米からの旅行者で、これらの旅行者の約21.3%が潜在的需要を持つ。

• このセグメントの競争相手はタイ、ベトナム、インド(アッサムティー栽培地)である。バリ 島にはバリコーヒーの強いセールスポイントと世界的なバリブランドイメージがあるが、好奇 心のある旅行者を惹きつけるためにアグロツーリズムのコンセプトをさらに開発する必要があ る。2 度目の爆弾テロ以後、これはどこでもいつでも起こると人々は認識しており、バリ島に 匹敵する地がないことを考えると、多くの観光事業が復活すると考えられ、より多くの人々を 惹きつけるためにバリ島の価値を安売りする必要がないことを意味する。

6.2.5. ガーメント工芸品産業

ドキュメント内 Microsoft Word - cover Bali Exsum Jap.doc (ページ 77-80)

関連したドキュメント