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ガーメント工芸品産業 背景

ドキュメント内 Microsoft Word - cover Bali Exsum Jap.doc (ページ 80-100)

V. 投資環境における制約

6.2.5. ガーメント工芸品産業 背景

平均日数

出身国 計画 実際の日数

ヨーロッパ 13 – 14 8

アメリカ 12 5

日本 7 4

オーストラリア オ

セアニア 10 6

アジア 5 4

その他 13 5 - 6

出典:BPS Bali, MCI編集, 2005.

• バリ島訪問者全体のうち家族と中年が表す比率を考えると、見込みターゲットは日本、ヨーロ ッパ、北米からの旅行者で、これらの旅行者の約21.3%が潜在的需要を持つ。

• このセグメントの競争相手はタイ、ベトナム、インド(アッサムティー栽培地)である。バリ 島にはバリコーヒーの強いセールスポイントと世界的なバリブランドイメージがあるが、好奇 心のある旅行者を惹きつけるためにアグロツーリズムのコンセプトをさらに開発する必要があ る。2 度目の爆弾テロ以後、これはどこでもいつでも起こると人々は認識しており、バリ島に 匹敵する地がないことを考えると、多くの観光事業が復活すると考えられ、より多くの人々を 惹きつけるためにバリ島の価値を安売りする必要がないことを意味する。

6.2.5. ガーメント工芸品産業

最も目を引くバリ島の衣料品は、一般的にレースと刺繍を含む女性用カジュアルウ ェアである。これらの製品は米国(割当て制度国)、南米、シンガポールおよび日本の 市場に浸透している。

生産とプロジェクトの所在地

• このガーメント産業に提案される商品は、衣類やショールに刺繍とレースのある女 性用カジュアルウェア、リゾートウェアなどの多様な製品を含み、すべてが割当て 制度国(米国と西ヨーロッパ)または非割当て制度国(東ヨーロッパとアジア)の国際市 場における上流クラスの消費者をターゲットにするだろう。

原材料には、限られた数の輸入材料(中国から)と共に現地製品が使われる。デザイン は消費者の需要と市場トレンドに適するモダンな模様またはセミエスニックな模様 である。

一部の製品は大手取引先や流通業者の要求に従ってデザインされる見通しである:

たとえば米国の Macy’s、JC Penney、Sears、Clairbone または Zara、Esprit、

Topshop、およびFrench Connectionなどのヨーロッパのブランド。

• 製品はKabupaten BadungまたはTabananの工場で製造され、アトリエと販売店は

国際的なショーウインドウへのアクセスに有利なDenpasarに設けられる。

Badung またはTabananの製造敷地は、初期生産段階で約 60 – 80人の職人を収容

できる1.5Haをカバーするエリアである。

• 開発と生産に要する主なコスト要因は次のものを含む:

No コスト要因 明細

I 基本投資

1 土地のコスト Tabanan、Badung または周辺地域の良好なユー ティリティにアクセス可能なエリアの土地価格 は 、 平 方 メ ー ト ル 当 た り 80,000 か ら Rp.

120,000である。

2 建物の建設コスト 作業所や簡易工場の建設単価は十分な設備付きで 平方メートル当たり約Rp. 2.5 millからRp. 3 mill となる。

II 生産コスト

3 労賃 産業に要する熟練労働者の賃金は1日当たりRp.

40 – 45,000 で、有能な建設労働者の労賃は約

Rp. 45,000 – Rp. 50,000である。

No コスト要因 明細

4 販売店の賃貸コスト アトリエや販売店に要する Denpasarの店舗の賃 貸オフィススペースは、中心的な商業地域で平方 メートル当たり月間約 Rp. 80,000 –から Rp.

120,000である。

III 輸送コスト

5 輸送コスト 繊維製品とガーメント製品を含むバリ島の製品は スラバヤを通じて輸出されなければならない。イ ンドネシアからの輸出には 20 フィートコンテナ と 40 フィートコンテナの 2 種類のみが使われ る。大部分の船積みに 20 フィートコンテナが使 われる。

2005 年 8 月の見積りでは、さまざまな仕向け地 への輸送コストは次の通りである:

梱包: 20 フィートコンテナ(30 立方メートル)は 各サイズ 1立方メートルの30個のクレートを収 納できる。ガーメントと繊維製品用の各クレート のコストは約US$ 8 – 10である。

トラック輸送:スラバヤへのコンテナのトラック 輸送(貨物会社が請求する)は 20 フィートコン テナ当たり概算でUS$ 570 – 600となる。

取扱とコンテナ詰め:1 本のコンテナの取扱とコ ンテナ詰めの合計料金は概算で US$ 202.5 であ る。

ドキュメント作成:主に船荷証券とドキュメント 受渡しから成り、概算でUS& 80となる。

船積み:スラバヤからの船積みコストは仕向け国 によって異なる。たとえば:

- シンガポールへは約US$ 331 - オクラホマ(米国)へはUS$ 3,500

競争力と市場機会

• インドネシアにおけるガーメント産業の総生産能力は年間約1,130,000トンで、DKI とWest Javaが支配的でそれぞれ30%と45%を占めている。バリ島はCentral java に次いで第 4位で、生産能力は約65,000 トンに上り、合計材料生産高の 5.8%を占 めている。

表6.11:インドネシアのガーメント産業:主な州の生産能力

出典: Indocommercial (2003)および MCI (2005)

• ガーメント産業は、不安定な政治状況下で不穏なセキュリティ状態を生じた1998年 の通貨危機の影響を受けて生産が 13%下落した。その後、生産と輸出は 2000 年に さらに高い追加生産量(23%)へと回復し、輸出量では67%増大した。

表6.12:インドネシアのガーメント生産 (1996 – 2004) 年度 生産(トン) 伸び率(%) 1996 807,658 - 1997 806,256 -0.2 1998 698,742 -13.3 1999 860,725 23.18 2000 902,305 4.83 2001 980,575 8.67 2002 968,632 -1.22 2003 942,478 -2.6 2004 911,376 -3.3 出典: Indocommercial (2003)および MCI (2005)

• インドネシアのガーメント製品の輸出(2003 – 2004)の大部分は、米国、英国、ドイ ツ、カナダ、西ヨーロッパを含む割当て制度を有する国で消費されている(62 – 65%

を占める)。総輸出の残り(38 – 35%)は、中東、アフリカ、東ヨーロッパと他のヨー ロッパ、オセアニアとアジア/南東アジアを含む割当て制度のない国へ向けられてい る。割当て国へ輸出されるガーメントの品質と平均価格は、割当て制度のない国へ の価格より比較的高い。但し、アジアと南東アジア(日本、韓国、マレーシア、シン ガポール)、オセアニア(オーストラリア)および他のヨーロッパ諸国へのガーメント 価格を除く。

表6.13:割当て国と非割当て国へのガーメント輸出 1997 – 2004

量(トン) 価格(US$'000)

年度 割当て国 非割当て国 合計 割当て国 非割当て国 合計 1997 121,234 99,026 220,260 1,746,377 1,038,529 2,784,906 1998 122,408 79,918 202,326 1,852,416 665,516 2,517,932

州 産業の数 ミシンの台数 生産能力(T)

DKI Jakarta 253 97,196 347,150

Jawa Barat 266 146,348 528,674

Jawa Tengah 47 23,432 81,378

DI Yogyakarta 7 949 3,380

Jawa Timur 35 11,440 40,489

Bali 57 18,457 65,780

Sumatera Utara 9 2,185 7,765

Riau 2 356 1,266

Sulawesi Selatan 4 412 1,466

Propinsi Lain 122,042 52,651

Indonesia 1,130,000

量(トン) 価格(US$'000)

年度 割当て国 非割当て国 合計 割当て国 非割当て国 合計 1999 192,034 147,593 339,627 2,547,421 1,187,646 3,735,067 2000 190,590 140,295 330,885 2,881,625 1,276,54 4,158,189 2001 212,837 167,069 379,906 3,041,963 1,302,589 4,344,552 2002 202,505 126,282 328,787 2,701,745 1,103,713 3,805,458 2003 212,116 95,298 307,414 2,840,233 808,783 3,649,016 2004 205,097 94,325 299,422 2,835,340 787,660 3,623,000 出典: Indocommercial (2003)および MCI (2005)

近年、輸出量と価格は、労賃の高騰と労働者のストライキによる競争力の低下から やや低調に変動している。生産性は中国およびベトナムと比べて低いままである。

この輸出低下の主な外的要因は、特に2001年の世界貿易センタ爆破後のテロの影響 による需要の下落である。

ガーメント産業におけるインドネシアの競争相手は中国とタイである。中国は、特 に低級な安定した市場分野で世界の消費市場をほぼ制覇しつつあり、労働生産性と 原材料産業に支えられて最低の市場価格で販売している。

• インドネシアの輸入量は総生産高から見て比較的少ないが、1996 年の 0.004%から 増大し続け、2004年には約1.5から2%になった。主な輸入先は中国(50%)で、次い で香港およびシンガポールである。中国からの輸入品の平均価格は他の輸入品に比 べて格段に安い。

• ガーメントの地方/国内における消費は、1996 年に 1 人当たり年間 3.12 kg(1kg は 4.5枚に等しい)のピークに達し、1998年の危機の後1人当たり年間2.55 – 2.60 kg に低下し、その後 2002-2003 年に 1 人当たり年間 3.12 kg へと徐々に回復した。

2004年と 2005年のデータはないが、1 人当たりの消費量は燃料価格の高騰により 再び低下すると見られている。

2002 年以降、多くのガーメント生産者、特に地方/国内市場向けの業者は、価格の 安い中国製品によるインドネシア市場への進出に苦慮している。この状態により、

地方の多くの生産者、主に小規模産業が閉鎖に追い込まれた。

表6.14:インドネシアのガーメント消費量 1996 – 2004

年度 合計消費量

(トン) 成長率

(%)

1996 606,935

-1997 615,882 1.5

1998 514,278 -16.5

1999 528,975 2.9

2000 585,948 10.8

2001 613,600 4.7

2002 650,400 6.0

2003 658,300 1.5

年度 合計消費量

(トン) 成長率

(%)

2004 645,200 -2.0

出典: Indocommercial (2003)および MCI (2005)

インドネシアにおけるガーメント産業の生産、輸出、輸入および供給者のバランス は、その成長を含めて次の表に示される。

表6.15:インドネシアのガーメントの生産、輸出、輸入および供給 (1996 -

2004) ガーメントの生産

年度 産業 非産業(仕立て屋) 輸入 輸出 供給 1996 807,658 47,975 2,832 231,500 626,965 1997 806,256 45,420 4,076 220,260 635,492 1998 698,742 34,900 2,962 202,326 534,278 1999 860,725 47,212 7,878 339,627 576,188 2000 902,305 45,495 13,528 330,885 630,443 2001 980,575 49,440 11,947 379,906 662,056 2002 968,632 45,643 11,647 328,787 697,135 2003 942,478 43,425 12,532 307,415 691,020 2004 911,376 38,372 14,085 283,437 680,396 出典:Indocommercial (2003)および MCI (2005)

• バリ島のガーメント生産はほとんどが輸出向けで、上流レベルの消費者に向けられ る一方、Central JavaとWest Javaの生産は大部分が国内市場に向けられる。 現地 の旅行者と国内の旅行者が消費するバリ島の低品質の製品は、主に Central Java で 生産され、バリ島でお土産品として売られている。

表6.16:バリ島のガーメント産業 (2003)

No. 会社 ミシンの台数 生産能力 所在地 1 Diana, CV 1,822 6,397,406 Denpasar 2 Elis Koleksi, CV 813 2,790,216 Denpasar 3 Santhi, CV 689 2,419,217 Kuta 4 Mahanta Express, PT 655 2,299,836 Badung 5 Sara Burdamas, PT 655 2,299,836 Denpasar 6 Busi Arta, CV 644 2,261,213 Badung 7 Gemini, CV 619 2,173,433 Denpasar 8 Jaka, CV 578 2,029,474 Denpasar 9 Khrisna Kreasi, CV 545 1,913,604 Denpasar 10 Kuchit, CV 545 1,913,604 Denpasar 11 Lia, CV 545 1,913,604 Denpasar Other companies (46) 10,347 36,303,786 Denpasar

合計 18,457 64,715,229

出典:Indocommercial (2003)および MCI (2005)

先進国(米国)はさらに多くの輸入割当てを中国以外の国々に与える傾向があるが、

インドネシアの産業は労働力の逼迫と燃料費の高騰により競争力のあるガーメント 輸出品を生産する準備が完全にはできていない。

中国による世界市場への積極的な浸透、特に低レベルの安定した市場分野向け製品 の浸透を避けるために、インドネシアは高級分野やブランド品により多くを向ける べきである。バリ島はガーメント生産では世界的に高いイメージを有し、ガーメン トと衣料品を上流クラスの市場に向けて生産する競争力のある職人がいる。

6.2.6. シルバーオーナメントと宝石工芸品

背景

• バリ島のシルバー工芸品の品質は、高い職人芸を有するシルバー装飾品と宝石類として世界の 消費者に認められている。最も技術の高いシルバー工芸品の職人は Gianyar Kabupaten (Gianyar, Ubud, Celuk)に集中している。

• この 10 年間、ますますバリ島色の濃いモチーフのシルバー宝石製品が生産され、アメリカと ヨーロッパの観光客に消費されている。宝石類工芸品の販売量は、特に潜在的バイヤーである アメリカとヨーロッパからの旅行者数の低下により減少している。

• 製品は必ずしもバリ島のオリジナルデザインではないが、輸出を通じて需要の伸びが確立され つつある。質の高いバリ島のシルバー工芸職人は、国際市場向けにモダンなデザインや誂えデ ザインのシルバー宝石類を生産することができる。

• バリ島の工芸品はYogyakartaや Kendari/South Sulawesiのシルバー工芸品よりも優れている と考えられている。

製品と市場の状態

• バリ島の有名なシルバー宝石類製品は、指輪、ブレスレット、ネックレス、ペンダントおよび 他のアクセサリである。デザインは、モダンなモチーフやバリ島のエスニックなモチーフを使 って専門のデザイナーが取り入れ、顧客の需要と傾向に従っている。原材料は Aneka Tambang(国営)からの原産シルバーまたは他国から輸入されるシルバーを使っている。

• 所在地はUbudと Gianyar地区で、Ubudには高額支出層に向けたツーリズムのセンタがあり、

有能なバリ島の職人が集中している。小さな展示場のあるワークショップとスタジオを収容す るためには、約0.3から0.5 Haの面積が必要である。投資家は、YogyaやITB (Bandung)アー トスクールの現地デザイナーまたは輸出専門のデザイナーを組み合わせて使用できる。国際展 示会へ頻繁に参加するためには、市場で競争できるような消費者のトレンドを満たす効果的な デザイン刷新が必要である。

• Ubudにおけるシルバー工芸品産業の主要なコスト要因

No コスト要因 明細

I 基本投資

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