境川B地点 新橋
3. 暮らしに息づくふるさとのまち・浦安の景観づくり
東京湾に面した漁業のまちであった本市は、埋立事業や都市化の進展に伴い、人工的な環 境に囲まれたまちとなりました。しかし、海辺に残された貴重な三番瀬は多様な生き物を育 み、街中には公園や街路樹などの緑も育ちつつあります。また、漁師町の面影を伝える街並 みや社寺などの歴史資源が元町地域に残る一 方で、デザインされた道路や建物が特徴的なア ーバンリゾートゾーンが形成されています。
長い時間をかけて積み上げてきた水辺や緑 ・景観は、まちの資産であり、さらに豊かなも のとして時代へと引き継いでいくことが大切です。そのために、自然を身近に感じられる水 辺空間や、市民の目に映る緑を増やしていくとともに、歴史・文化を感じられる景観を守り、
育て、水や緑とふれあえ、潤いと安らぎのあるふるさとのまちをつくります。
小学生中学年の部 最優秀賞 程野 瑞さん
小学生中学年の部 優秀賞 村石 麗奈さん
水や緑とふれあえ、潤いと安らぎのある、ふるさとのまちをつくる
1.身近で親しみやすい豊かな水辺 空間の創出
本市は、東京湾に張り出すような地形から市域の三方を海と河川に囲まれた「水際(すいさ い)」の都市であり、海岸線は一般公共海岸区域となっています。
現在は、市民生活を守るために防護・治水を優先した水際線の整備が進められており、市民 が海や河川を身近に感じることが難しくなっている状況です。この防護・治水機能を維持しつ つ、浦安の貴重な自然を活かしたまちづくりを進めるため、千葉県や関係機関等と連携しなが ら水際線整備や活用に取り組んできました。
日常生活の中で市民が豊かな水際線を身近に感じることができるよう、関係機関との協議を 踏まえ、河川・海岸沿いの緑道や、管理用通路などの公共空間を活用した歩行空間ネットワー クを形成するとともに、境川では、老朽護岸の改修など、護岸機能の向上を図り水際線のコミ ュティ空間の形成を図ります。
また、東京湾に残された貴重な干潟・浅海域である三番瀬については、国や県、関係市など と協力して自然環境を保全するとともに、東日本大震災からの干潟の状況を考慮しながら、市 民が集い、環境を学ぶ場として活用を推進します。
項目 指標 平成
26
年度 平成24
年度 指標の 評価A B C 【参考】 D
水辺・三番瀬に関する講座・
イベントの参加者数
基準年(平成
24
年度 の数値より増443
人171
人 ○郷 土 博 物 館 境 川 乗 船 体験など
50
人 野 鳥 観 察 会 、 街 路 樹観察会
43
人三 番 瀬 ク リ ー ン ア ッ プ
大作戦
350
人参 考 指 標 ( 市 民 に 親 し み や す い 指 標 )
施 策 の 方 向
① 豊かな水辺環境の創造
【魅力ある水際線の創出】
河川や海の魅力を身近に感じられるよう、関係機関との協議を行いながら、誰もが水際線 の魅力に安全かつ気軽に接することができる歩行空間のネットワークを形成するため、舞浜 地区では、高潮対策として実施している護岸改修事業に併せて、散策やジョギングなどが楽 しめる緑道が、千葉県により整備されました。
また、旧江戸川においては、当代島地区における緩傾斜護岸改修工事が完了し、今後は、
富士見地区の修景整備について着手していきます。
市では、千葉県との共同事業として、境川水辺空間整備事業を進めており、境川Cゾーン
(江川橋から東水門まで)の約
1,200m
両岸延長の区間において親水性の高いテラス護岸の整 備を進めています。また、境川Bゾーン(新橋から江川橋まで)の整備が平成18
年度から始 まり、早期完成に向け、県と協議を進めています。■水際線歩行ネットワークの形成(出所:「浦安市水際線の望ましい整備・活用に向けて」)
出所:「浦安市水際線整備構想」
環 境 の 現 状
舞浜地区海岸1.身 近で親しみやすい豊かな水辺空間の創出
【浦安絆の森整備】
緑道については、水と緑のネットワーク化の推進を図るため、県により、海岸に沿って緑 道整備が進められているほか、平成
25
年度より東日本大震災後、沿岸部の海からの潮風を和 らげ、高潮被害の軽減など減災効果が期待される「絆の森」を市民団体等との協働事業にて 整備しています。平成26
年度は、日の出三番瀬沿い緑道において、6,700
本の植樹を行いま した。■ 浦安絆の森整備計画
A.千鳥地区
L=820
m B.港地区緑道L=730
mC.高洲海岸沿い緑道
L=485
mD.総合公園
L=760
mE.日の出海岸沿い緑道
L=580m
F.日の出三番瀬沿い緑道