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ヒートアイランド対策の推進

○ ヒートアイランド現状は、都市部特有の複合的な要因により発生することから、道路整 備や建築物の建設などにおいて地表面被覆の改善及び都市形態の改善など都市構造の変 革を図るとともに、人工排熱の低減、ライフスタイルの改善など、市民、事業者の取り 組みを推進していきます。

また、これに加え、人の健康への影響等を軽減する適応策として、熱中症予防や集中 豪雨への道路冠水対策など、起こりうる影響を未然に防止する対策を進めていきます。

課題と今後の方向性

1.大気の 環境改善

2.海と川の水質改善

本市は、東京湾に張り出すような地形から市域の三方を海と河川に囲まれた「水際(すいさ い)」の都市で、市内にも猫実川・堀江川・境川・見明川の4つの河川が流れています。

昭和

39 年から始まった公有海面埋め立て事業により市域は約4倍に拡大しましたが、

埋め

立ての経緯から地形は、中町・新町の地盤が高く、元町地域が最も低くなっています。このた め、本市を流れる河川は、市民の生命、財産を守るため、防護・治水を優先した整備が進めら れてきており、水門などで川の流量が管理され、特に猫実川と堀江川は、定常的な水源がなく、

流量が少ない閉鎖的な水域となっています。

本市の公共下水道は、汚水は「汚水管」で、雨水は「雨水管(水路など)」で別々に流す「分 流式下水道」で整備しています。都市化の進展とともに下水道普及率も高く、生活排水などの 河川への流出は少ない状況ですが、下水道未接続世帯からの生活排水の流出や、降雨により道 路面に付着した汚れや大気汚染物質などが、雨水と共に河川等に流され、汚濁物質が蓄積する ことも考えられます。

河川や沿岸海域の水質汚濁は、周辺への悪臭や、赤潮・青潮の発生の原因となり魚類や他の 生物の生態系を崩すなど、地球環境へ悪影響を与える恐れがあることから、市では市内4河川 の水質調査により状況を監視しています。

平成

26

年度の旧江戸川における水質の状況は、人の健康の保護に関する環境基準(健康項 目)及び生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)のすべてを達成しています。

また、市内4河川は、千葉県より類型指定されておらず、環境基準の適用外ですが、本市の 河川の状況を鑑み、水質状況を把握するため、河川の有機汚濁を測る代表的な指標である生物 化学的酸素要求量(BOD)の環境目標値を市で独自に設定し、水質監視を実施しています。

平成

26

年度の測定では、境川の2地点を除きBODの環境目標値を達成しています。境川 は、元町地域の治水対策のため東西の水門により流量が管理されており、時期によって汚濁物 質が堆積しやすいことが環境目標値超過の原因と考えられます。

さらに、東京湾(浦安沿岸)では、化学的酸素要求量(COD)について環境基準を達成で きませんでした。東京湾の内湾部においては、都市化の進行による人口の集中や生活様式の変 化に伴う生活排水の増加が、水質汚濁の主要な原因となっており、東京湾のいずれの地点でも 濃度が高い傾向にあります。

今後も、市では、千葉県、東京都、近隣都市区等と連携し公共用水域の水質監視を継続して いくとともに、市内を流れる河川の水質調査を独自で行い、状況を監視し、河川管理者である 千葉県と協力し水質改善に取り組んでいきます。

施 策 の 方 向

項目 指標 平成

26

年度 平成

24

年度 指標の

評価

A B C 【参考】 評価D

河川 の 環境 基準

旧江戸川

(河川

B

類型)

水素イオン濃度指数

(pH)

6.5以上8.5以下

7.6 7.6

生物化学的酸素要求量

(BOD)

3mg/L以下

1.8mg/L 2.3mg/L

浮遊物質量

(SS)

25mg/L

以下

11mg/L 15mg/L

溶存酸素量

(DO)

mg/L

以上

9.2mg/L 8.5mg/L

大腸菌群数 5,000MNP/100ml 以下

1,700MNP/100ml

人の健康の保護に関す る環境基準(27項目)

各項目の

環境基準 全項目達成 全項目達成 ○

市内 河川 の 環境 目標 値

猫実川

(河川E類型相当)

生物化学的 酸素要求量

(BOD)

10mg/L

以下

4.2mg/L 5.8mg/L

堀江川

(河川E類型相当)

10mg/L

以下

3.6mg/L 5.5mg/L

境川(

A

地点)

(河川C類型相当)

5mg/L

以下

5.1mg/L 2.1mg/L ×

境川(B地点)

(河川C類型相当)

5mg/L

以下

7.8mg/L 3.1mg/L ×

見明川

(河川C類型相当)

5mg/L

以下

3.8mg/L 2.3mg/L

海域 の 環境 基準

東京湾

(海域B類型・

海域Ⅳ類型)

水素イオン濃度指数

(pH)

7.8以上8.3以下

8.2 8.3

化学的酸素要求量

(COD)

mg/L

以下

3.2mg/L 5.4mg/L ×

溶存酸素量

(DO) 5mg/L以上

8.2mg/L 8.5mg/L

○ 全窒素

(

T-N

)

mg/L

以下

0.74mg/L 0.97mg/L

全りん

(

T-P

) 0.09mg/L

以下

0.067mg/L 0.083mg/L

人の健康の保護に関す

る環境基準(27項目)

各項目の 環境基準

全項目達成 全項目達成 ○

pH、SS、DO、全窒素(T-N)、全りん(T-P)は、日間平均値の年平均値で環境基準の達成状況を 評価した。

BODとCODは75%水質値により、環境基準と環境目標値の達成状況を評価した。

項目 指標 平成

26

年度 平成

24

年度 指標の評価

A B C 【参考】

水質に関する 公害苦情件数

基準年(平成

24

年度)より減少 1件

0

×

河川の水の

透明度

<川のきれいさを継続的把握するため の参考指標>

境川A地点

29.2

境川A地点

30.0

平均水温 <水質や河川の生態系に影響を与える水温の変 化を継続的に把握するための参考指標>

境川A地点

19.7

境川A地点

19.8

環 境 指 標

参 考 指 標 ( 市 民 に 親 し み や す い 指 標)

2.海と川 の水質改善