ダイアグラムが第 2 正規形であり、かつ非キー属性に依存する非キー属性が存在しない状態である。
5. 新規エンティティ[E/5]に適切な名前を付けます。この場合は、製品情報を登録するエンティテ ィですから、「顧客」と入力します。
導出属性の登録
データベース設計では、データの依存関係を明らかにし、冗長性を排除する正規化作業は必ず必要です。
しかし、実際のシステム構築においては、データベースやクライアント アプリケーションのプラット フォーム環境、マシンのスペック、データ件数などのさまざまな要因を考慮して、アプリケーションの パフォーマンスを向上させる必要があります。現実の開発においては、パフォーマンスの向上のために 故意にデータベース上に冗長データや導出属性を持たせることがあります。
導出属性とは:
導出属性とは、属性のデータを加減乗除または統計演算することにより導き出すデータを格 納する属性です。
[注文明細]エンティティの非キーに「小計」という属性を入力してください。データタイプは、
NUMBER
にします。この属性は、受注製品の単価と数量を掛け算して、製品ごとの受注金額を導き出
した値を登録する属性です。
ここまでの操作で以下のような
ER図が作成されたことを確認してください。
ここで論理設計は終了します。ここまで作成してきた
ER図をファイルに保存します。
1.
[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックして[名前を付けて保存]ダイアログ ボ ックスを開きます。
2.
[ファイルの種類]ボックスで[ERwin(*.er1)]が選択されていることを確認し、ファイルを 保存するディレクトリを選択します。次に、[ファイル名]ボックスに「
MYMODEL」と入力し ます。
3.
[
OK]をクリックして[名前をつけて保存]ダイアログ ボックスを閉じます。
☆
MEMO☆
物理設計(物理名の設定)
ここでは、ERwinのダイアグラム オブジェクトに物理名を設定する方法について学習します。物 理名とは、データベースに実装するオブジェクト名を表します。
説明
ERwin
は、ダイアグラム オブジェクトの名前を論理と物理で別々に登録できます。これまでの
Lessonでは、オブジェクトはすべて論理名で登録してきました。
概念設計および論理設計フェーズでは、オブジェクト名に業務に沿った名前を使用します。このように 作成した
ER図は、データ構造を理解しやすいので
ER図の討論や実際の業務担当者へのプレゼンテー ションに役立ちます。ここで使用しているオブジェクト名(論理名)に対して実際のデータベースに実 装する名前を「物理名」と呼びます。
論理名と物理名を別々に登録できるので、ダブルバイトのオブジェクトを作成できないデータベースを お使いの方でも、ダブルバイトを使用したデータベース設計図を書くことができます。たとえば、論理 名は実際の帳票で使用している日本語の項目名を使用し、物理名はシングル バイトのアルファベット を使用することもできます(例:論理名は「会社」、物理名は「KAISHA」)。
論理名と物理名を別々に登録できるオブジェクト タイプには以下の
3種類があります。
論理名 物理名
エンティティ名 テーブル名
属性名 カラム名
親から子への動詞句 外部キー制約名
論理モデルから物理モデルへの切り替え
1.
[
ERwin標準ツールバー]の[論理/物理モデル] ボックスの一覧の[物理]
をクリックします。
ドキュメント内
AllFusion ERwin Data Modeler Tutorial
(ページ 38-41)