第9章 社会への対応
第 2 部 教員の研究・教育・社会活動
専任教員の自己点検・評価項目フォーマット
Ⅰ 研究活動
Ⅰ−1 現在の研究テーマと最近の活動
Ⅰ−2 最近5年間(2007年4月〜2012年3月)の研究成果
(1)公表された著作
①著 書
②論 文
③その他
(2)学会報告・講演等
(3)共同プロジェクトへの参加(国内研究プロジェクト、国際学会、研究集会等)
Ⅱ 教育活動(最近2年間)
Ⅱ−1 法科大学院
Ⅱ−2 法 学 部
Ⅱ−3 そ の 他
Ⅲ 学外活動(最近2年間)
Ⅲ−1 他大学非常勤講師・兼任教授等
Ⅲ−2 各種学外委員
Ⅲ−3 所属学会及び学会役員等
Ⅲ−4 受賞の状況
Ⅳ 今後の研究計画と展望
飯田 俊二 <教授> 実務家 IIDA Shunji
Ⅰ 実務活動
Ⅰ−1 現在の実務テーマと最近の活動
民事訴訟事件多数 主に損害賠償請求事件 保険金請求事件
Ⅰ−2 最近5年間( 2007 年 4 月〜 2012 年 3 月)の研究成果
(1)公表された著作 な し
(2)学会報告・講演等 な し
(3)共同プロジェクトへの参加(国内研究プロジェクト、国際学会、研究集会等)
な し
Ⅱ 教育活動(最近2年間)
Ⅱ−1 法科大学院
実務家専任教授として法曹倫理、特別演習(損害賠償責任法)、民事弁護演習を担当。
Ⅱ−2 法学部
な し
Ⅱ−3 その他
法科大学院特別授業
<前期>
(1) 民法判例百選輪読会
(2) 行政法・会社法判例百選輪読会
(3) 商法・手形・民事訴訟法判例百選輪読会
<後期>
(1) 即日起案、講評・ディスカッション
(2) 民法判例百選輪読会
(3) 行政法・会社法判例百選輪読会
Ⅲ 学外活動(最近2年間)
Ⅲ−1 他大学非常勤講師・兼任教授等
な し
Ⅲ−2 各種学外委員
な し
Ⅲ−3 所属学会及び学会役員等
な し
Ⅲ−4 受賞の状況
な し
Ⅳ 今後の研究計画と展望
上田 健介 <教授> 憲法 UEDA Kensuke
Ⅰ 研究活動
Ⅰ−1 現在の研究テーマと最近の活動
第1は、内閣と行政権についてである。このテーマについては、大学院以来「制度」
に着目した考察を行ってきたが、近年は内閣の「権限」に着目して、断片的な研究にと どまっているものの、数本の論文を公表した。現在は、不充分なものではあるが今まで の成果を論文集に纏めるための作業に着手している。
第2は、イギリス憲法についてである。この研究は、もともと第1のテーマでイギリ ス内閣制度との比較研究を行ったところに端を発しているが、学会や研究会でのさまざ まなテーマでの報告を契機に何本か論文を公表して研究を進めている。
第3は、人権と司法審査についてである。漠然としているが、法科大学院の授業や判 例解説、各種教材の執筆を通じて、裁判所による人権保障のあり方について考える機会 が増えてきている。
なお、2011年9月から2012年8月までイギリス・グラスゴー大学で在外研究中であ り、3テーマについて研究を深め拡げる活動を行っている。
Ⅰ−2 最近5年間( 2007 年 4 月〜 2012 年 3 月)の研究成果
(1)公表された著作
① 著 書
* 『憲法 Cases and Materials 憲法訴訟)』(有斐閣、2007年)共著
* 『判例憲法』(有斐閣、2009年)共著
② 論 文
* 「ドイツにおける資金助成に対する憲法的統制の可能性」近畿大学法学 55 巻 4 号(2008年)147-195頁
* 「イギリスの宗教団体税制」奈良法学会雑誌 20 巻3=4号(2008年)1-23頁
* 「行政組織編成権について−憲法学の観点から−」佐藤幸治先生古稀記念
『国民主権と法の支配(上巻)』(成文堂、2008 年)329‑355 頁
* 「内閣と公務員の人事権」 近畿大学法科大学院論集 5 号(2009年)135-190 頁
* 「イギリスにおける選挙制度と政党」比較憲法学研究22号(2010年)35-62 頁
* 「イギリスの会計検査院」初宿正典先生還暦記念『各国憲法の差異と接点』
(成文堂、2010年)163-185頁
③ その他
* 「行政手続とデュー・プロセス」「議院内閣制」小山剛=山本龍彦=新井誠 編『憲法のレシピ』(尚学社、2007年)135-141, 263-269頁
* (判例解説)「緊急逮捕」高橋和之=長谷部恭男=石川健治編『憲法判例百 選Ⅱ(第5版)』(有斐閣、2007年)258-9頁
* (報告書)「イギリス」文化庁編『海外の宗教事情に関する調査報告書』(2008 年)(共著)
* 「衆議院解散権の根拠と限界」大石眞=石川健治編『憲法の争点』(有斐閣、
2008年)242-3頁
* (項目執筆)『確認憲法用語300』(成文堂、2008年)
* 「古都の風土を守る」法学セミナー656号(2009年)78-81頁
* (報告書)文化庁編『海外の宗教事情に関する調査報告書 資料編1 イ ギリス宗教関係法令集』(2010年)(共著)
* (判例解説)「参議院議員定数配分規定の合憲性」『平成21年度重要判例解 説』(ジュリスト1398号〔2010年〕)8-9頁
* (判例解説)「成田新法事件」など8判例・佐藤幸治=土井真一編『判例講 義憲法Ⅰ』(悠々社、2010年)
* (判例解説)「徳島市公安条例事件」など8判例・佐藤幸治=土井真一編『判 例講義憲法Ⅱ』(悠々社、2010年)
* (判例評論)「堀越事件控訴審判決」近畿大学法科大学院論集 7 号(2011 年)135-160頁
* 「古都の風土を守る」新井誠=小谷順子=横大道聡編『地域に学ぶ憲法演 習』(日本評論社、2011年)82-91頁
* ( 判 例 解 説 )「 議 会 代 読 拒 否 事 件 損 害 賠 償 請 求 事 件 」『 判 例 セ レ ク ト 2011[Ⅰ]』所収
(2)学会報告・講演等
* 「イギリスの会計検査院」関西憲法判例研究会報告(2009年3月21日)
* 「イギリスにおける選挙制度と政党」比較憲法学会報告(2009年10月12 日)
* 「イギリスの私人間効力論」京都大学学術創生研究費・社会秩序形成部会 研究会報告(2010年3月19日)
(3)共同プロジェクトへの参加(国内研究プロジェクト、国際学会、研究集会等)
* 平成19年度〜21年度文部科学省科学研究費基盤研究(B)「イギリスに おける行政サービス提供主体の多様化と行政法の変容に関する研究」(研究 代表・榊原秀訓南山大学大学院法務研究科教授)研究分担者
* 平成22年度〜24年度文部科学省科学研究費基盤研究(B)「イギリスに おける実効的で効率的な『行政的正義』実現に向けた構造転換に関する研 究」(研究代表・榊原秀訓南山大学大学院法務研究科教授)研究分担者
Ⅱ 教育活動(最近2年間)
Ⅱ−1 法科大学院
* 2010 年度
憲法A(統治の基本構造)(2単位・前期)
憲法演習A(基本的人権)(2単位×2クラス・前期)
公法総合(2単位・後期)
* 2011 年度
憲法B(基本的人権の基礎)(2単位・前期)
憲法演習A(基本的人権)(2単位×2クラス・前期)
法学基礎(憲法)(1 単位・前期)
リーガルクリニック(2単位・前期)
Ⅱ−2 法学部
* 2010 年度
憲法A(統治)(2単位・前期)
憲法B(人権)(2単位・後期)
* 2011 年度
情報法(2単位・前期)
アドバンスト憲法A(2単位・前期)
Ⅱ−3 その他
* な し
Ⅲ 学外活動(最近2年間)
Ⅲ−1 他大学非常勤講師・兼任教授等
な し
Ⅲ−2 各種学外委員
* 大阪市情報公開審査会委員(2010 年 4 月〜2011 年 3 月)
* 宇治市情報公開審査会委員(〜2011 年 8 月)
* 大和高田市個人情報保護運営審議会委員(〜2011 年 3 月)
* 大阪府後期高齢者医療広域連合情報公開審査会・個人情報保護審議会委員
* 奈良県個人情報保護審議会委員(2010 年 4 月〜2011 年 8 月)
* 八尾市人権教育・啓発プラン中間見直し検討会議委員(2010 年 8 月〜2011 年 3 月)
Ⅲ−3 所属学会及び学会役員等
* 日本公法学会
* 比較憲法学会
* 関西アメリカ公法学会
Ⅲ−4 受賞の状況
な し
Ⅳ 今後の研究計画と展望
第1に、内閣と行政権に関して、首相の権限に関するこれまでの研究を論文集に纏めた い。また、明治期に日本の内閣制度が形成されてきた過程を振り返り、当時の「準拠国」
であったと思われるドイツ、イギリスの制度と比較する中で、当時の(そしておそらくは 現在まで続く)日本の内閣制度の特徴を浮かび上がらせる作業も続けたい。さらに、内閣 制度の運用においては、議会との関係も重要である。政策の形成と立法や予算等を通じた その実現という政治過程において、内閣と議会との役割分担はどうあるべきなのかという 点についても、実際の政治状況と向き合いつつ、考察対象を広げてゆきたいと考えている。
第2に、人権と司法審査に関して、日本の裁判所における憲法判断の方法や論じ方には まだまだ展開の余地が広いように思われる。従来の学説が主張してきた違憲審査基準論と の乖離も大きい。このような状況の中で、判例をどのように形成していくのか、それに対 して学説はどのように寄与できるのか、という点に関心を持つに至っている。いまだ漠と した問題意識ではあるが、特定の人権領域に拘らず、憲法訴訟論の視点から研究を進めて みることで、この分野でも成果を挙げることができればと思っている。
第3に、比較憲法の対象国として、その重要性に比して研究の蓄積が少ないと思われる イギリスについて、比較憲法のテキストの分担執筆及びイギリスでの在外研究を契機とし て、引き続き考察を行いたい。
奥田 香子 <教授> 労働法 OKUDA Kaoko
Ⅰ 研究活動
Ⅰ−1 現在の研究テーマと最近の活動
現在の研究テーマは、主につぎの2つである。
第1に、フランスの団体交渉・労働協約法制の史的展開に関する研究で、集団的労働 関係法における労使自治の意義、個人と集団の関係等を軸に分析を行っている。
第 2 に、有期労働契約に関する研究で、フランス法を比較法の対象としつつ、日本の 判例分析、労働契約法の解釈論的及び立法論的検討を行っている。
Ⅰ−2 最近5年間( 2007 年 4 月〜 2012 年 3 月)の研究成果
(1)公表された著作
① 著 書
* 『ケースブック労働法〔第3版〕』(有斐閣、2011年)〔共著〕(共著者:荒 木尚志、奥田香子、島田陽一、土田道夫、中窪裕也、水町勇一郎、村中孝 史、森戸英幸)
* 浜村彰・唐津博・青野覚・奥田香子『ベーシック労働法〔第3版〕』(有斐 閣、2008年)〔共著〕
* 浜村彰・唐津博・青野覚・奥田香子『ベーシック労働法〔第4版〕』(有斐 閣、2011年)〔共著〕
② 論 文
* 「フランスの最賃制度の現状と課題」世界の労働57巻11 号(2007年)
pp.36-41.
* 「最近の労働法における立法学的問題」〔共著〕ジュリスト1369号(2008 年)pp.80-85.
* 「EC 指令の国内法化によるフランス労働法制への影響」日本労働研究雑 誌590号(2009年)pp.55-61.
* 「『雇用』の保障と労働法――フランス労働法からの示唆」法律時報81巻 12号(2009年11月)pp.34-38.
* 「雇用・就業形態による賃金格差の違法性――京都市女性協会事件につい て」労働法律旬報1713号(2010年2月)pp.12-19.