HULFT8およびHULFT Ver.7で改善を行った機能について説明します。
2.1 改善機能一覧 60
2.2 共通改善機能 64
2.3 HULFT for Mainframe固有の改善機能 74
2.4 HULFT for UNI X/ Linux およびHULFT for NSK固有の改善機能 77
2.5 HULFT for Windows固有の改善機能 81
2.6 HULFT for I BMi固有の改善機能 85
2.7 HULFT Manager固有の改善機能 88
2.1 改善機能一覧
2.1 改善機能一覧
HULFT8およびHULFT Ver.7で改善された機能の一覧です。各機能の詳細は、「2.2 共通改善機能」以降を参照し てください。
下位バージョン製品と通信する場合、機能制限があります。機能制限については、「第 8 章 HULFT8の機能制限」
を参照してください。
対象製品欄のアイコンについて
l 改善された機能は、対象となるバージョン以降で利用できます。たとえば、以下のようなアイコンが指 定されている改善機能は、HULFT8以降で利用できます。
HULFT-JPN 8.0.0
HULFT-ENG 8.0.0
l 以下のいずれかの場合は、「-」としています。
o 対象となるバージョンが存在しない場合 o 対象となる機能が存在しない場合
o 言語固有の機能のため、対象外となる場合 共通改善機能
機能 対象製品
ソケットバッファサイズの改善 HULFT
8.0.0 -
ホスト名の出力 HULFT
8.0.0 -
転送設定の自動最適化 HULFT
8.0.0 -
HULFTおよびHULFT 暗号オプションのインストーラ統合 HULFT
8.0.0 -
データ転送方法の選択による転送速度の向上 HULFT-JPN 7.0.0
HULFT-ENG 7.1.1 JIS2004規格で追加された文字のテンプレート提供 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 7.1.1
可変長での外字変換の対応 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 7.1.1
インストーラに表示する情報の拡充 HULFT-JPN
7.3.0
HULFT-ENG 7.3.0
シフトコードが不正なデータへの対応 HULFT-JPN
7.3.0
HULFT-ENG 7.3.0
KEIS全角文字中の半角スペース対応 HULFT-JPN
7.3.0
HULFT-ENG 7.3.0
メッセージ送信機能の履歴出力の改善 HULFT
8.1.0 -
暗号機能の履歴の表示の改善 HULFT
8.1.0 -
EBCDICセットの値の自動採用 HULFT
8.1.0 -
2.1 改善機能一覧
-61 -HULFT for Mainframe固有の改善機能
機能 対象製品
管理情報のIDバイト数の拡張 HULFT
8.1.0 -
転送ブロック長の上限の変更 HULFT
8.1.0 -
詳細ホスト情報リスト出力の詳細情報出力 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 8.1.0
集信管理情報リスト出力のホスト名拡張 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 8.1.0 ジョブ実行時のリターンコードを正常とみなす最大値の指定 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 8.1.0
JCLライブラリのリトライ設定 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 8.1.0
管理情報更新画面の分割 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 8.1.0 HULFT 暗号オプションインストール先の変更 HULFT-JPN
7.1.0
HULFT-ENG 8.1.0 XRSNDGOとXRRCVREQの定義カード記述方法の改善 HULFT-JPN
7.2.1
HULFT-ENG 8.1.0
結合ファイル分解の改善 HULFT-JPN
7.3.0
HULFT-ENG 8.1.0
HULFT for UNI X/ Linux およびHULFT for NSK固有の改善機能
機能 対象製品
オーナー名とグループ名の省略 HULFT
8.0.0 -
パーミッションの初期値変更 HULFT
8.0.0 -
管理情報のIDバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
集信ファイル最大サイズの初期値変更 HULFT
8.0.0 -
パスのバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
トレース出力ファイル名のバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
ジョブ名のバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
一般ユーザでのHULFTの使用 HULFT
8.0.0 -
トレースログ(V8ヘッダ)の出力 HULFT
8.0.0 -
トレースログ(V7ヘッダ)の出力 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 7.1.1 HULFT 暗号オプションインストール先の変更 HULFT-JPN
7.1.2 -
2.1 改善機能一覧
HULFT for Windows固有の改善機能
機能 対象製品
管理情報のIDバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
接続待ち最大数の初期値変更 HULFT
8.0.0 -
パスのバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
メール連携の各項目のバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
パスワードのバイト数の拡張 HULFT
8.0.0 -
ジョブ名のバイト数拡張 HULFT
8.0.0 -
一般ユーザでのHULFTの使用 HULFT
8.0.0 -
アカウント設定の拡張 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 7.1.1
コンソールメッセージの改善 HULFT-JPN
7.3.0
HULFT-ENG 7.3.0
クラスタ対応の強化 HULFT-JPN
7.3.0 -
HULFT for I BMi固有の改善機能
機能 対象製品
管理情報のIDバイト数の拡張 HULFT
8.1.0 -
QSECOFRと同等の権限を持つユーザでのHULFTの起動 HULFT
8.1.0 -
履歴ファイルへのアクセス方法の改善 HULFT
8.1.0 -
マネジャー接続時のタイムアウト改善 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 7.0.2
ログファイルの作成方法の改善 HULFT-JPN
7.0.0
HULFT-ENG 7.0.2
管理情報の英小文字対応 HULFT-JPN
7.3.0
HULFT-ENG 7.3.0 操作ログ受付ジョブ異常終了時のメッセージ送信 HULFT-JPN
7.3.0
HULFT-ENG 7.3.0 管理画面のIBM英小文字拡張環境への対応 HULFT-JPN
7.3.0 -
暗号オプションのインストーラに表示する情報の拡充 CIP-JPN
7.1.1 -
2.1 改善機能一覧
-63 -HULFT Manager固有の改善機能
機能 対象製品
セキュリティ強化 MGR
8.0.0 -
ファイルトリガ情報のCSV出力 MGR
8.0.0 -
HULFT for IBMi接続時の管理情報の英小文字対応 MGR-JPN 7.3.0
MGR-ENG 7.3.0
履歴のローカル日時の表示 MGR
8.1.0 -
2.2 共通改善機能
2.2 共通改善機能
2.2.1 ソケットバッファサイズの改善
HULFT 8.0.0
システム動作環境設定の項目「ソケットバッファサイズ」を改善し、項目を分割しました。これにより、送信と受 信で個別にバッファサイズを設定できるようになりました。
また、従来の「ソケットバッファサイズ」の初期値は“12288”でしたが、「ソケット送信バッファサイズ」および
「ソケット受信バッファサイズ」の初期値は“0”になります。
HULFT8 for UNI X/ Linux の場合
項目名 タグ名 初期値
HULFT8未満 ソケットバッファサイズ socksize 12288
HULFT8以降 ソケット送信バッファサイズ sndsocksize 0
ソケット受信バッファサイズ rcvsocksize 0
表2.1 ソケットバッファサイズの改善(UNIX/Linux)
HULFT8 for Windowsの場合
項目名 タグ名 初期値
HULFT8未満 ソケットバッファサイズ socksize 12288
HULFT8以降 ソケット送信バッファサイズ sndsocksize 0
ソケット受信バッファサイズ rcvsocksize 0
表2.2 ソケットバッファサイズの改善(Windows)
HULFT8 for I BMiの場合
項目名 タグ名 初期値
HULFT8未満 ソケットバッファサイズ SOCKSIZE 12288
HULFT8以降 ソケット送信バッファサイズ SNDSOCKSIZE 0
ソケット受信バッファサイズ RCVSOCKSIZE 0
表2.3 ソケットバッファサイズの改善(IBMi)
HULFT8 for zOSの場合
項目名 タグ名 初期値
HULFT8未満 - - -
HULFT8以降 ソケット送信バッファサイズ SNDSOCKSIZE 0
ソケット受信バッファサイズ RCVSOCKSIZE 0
表2.4 ソケットバッファサイズの改善(zOS)
HULFT for zOSは、HULFT8にて追加された項目です。
2.2 共通改善機能
-65
-2.2.2 ホスト名の出力
HULFT 8.0.0
HULFT8未満では、転送エラーのタイミングによって、集信履歴および要求受付履歴にホスト名が8バイトまでしか 出力されない場合がありました。
HULFT8同士の通信では、正しいホスト名で出力されるようになりました。
2.2.3 転送設定の自動最適化
HULFT 8.0.0
ネットワーク設定から転送データを送出するときのパケットサイズの最適値を、自動的に算出できるようになりま した。
HULFT8未満の場合、配信管理情報ファイルの設定項目「転送ブロック長」および「転送ブロック数」で転送デー タのパケットサイズを手動でチューニングする必要がありました。
HULFT8では、以下の項目に“0”を設定することにより、自動的に最適なパケットサイズを算出します。
配信管理情報ファイル
l 転送ブロック長
l 転送ブロック数
また、今までどおり、手動でチューニングすることもできます。
注意
l 転送設定の自動最適化は、以下を導入している場合に利用できる機能です。
o HULFT8 for UNIX/Linux o HULFT8 for Windows o HULFT8 for IBMi
l 転送設定の自動最適化では運用環境に沿った最適な設定値を求めることができますが、転送速度の向上を 保障するものではありません。
l HULFT for Mainframeでは、「転送ブロック長」および「転送ブロック数」を“0”に設定した場合、パ ケットサイズを64240に固定して転送を行います。
2.2 共通改善機能
2.2.4 HULFTおよびHULFT 暗号オプションのインストーラ統合
HULFT 8.0.0
HULFT8未満では、HULFTと暗号オプション(AES)および暗号オプション(C4S)のインストーラはそれぞれ 別々に提供されていました。このため、HULFTをインストール後、追加で暗号オプションをインストールする必要 がありました。
HULFT8ではこれらを統合しました。インストーラにすべてのモジュールが同梱されており、1回のインストールで 必要なモジュールすべてがインストールされます。
サイレントインストールも統合されます。
また、提供媒体も統合されました。
= 備考 =
l サイレントインストールは、以下の製品の機能です。
o HULFT8 for UNIX/Linux o HULFT8 for Windows
l HULFT for MainframeにはHULFT8 暗号オプション(C4S)は存在しません。
l HULFT for Mainframeにはインストーラは存在しません。提供媒体のみ統合されました。
2.2 共通改善機能
-67
-2.2.5 データ転送方法の選択による転送速度の向上
HULFT-JPN 7.0.0
HULFT-ENG 7.1.1
データ転送方法(電文転送タイプ)に転送速度優先モードを追加しました。転送速度優先モードと従来の転送方法 である異常検知優先モードを、ユーザの環境に合わせて設定できます。転送速度優先モードを選択すると、高速な ネットワーク環境、大容量のデータ転送における転送速度の向上が図れます。
HULFT Ver.7以降を新規にインストールした場合、転送速度優先モードを使用するように設定されます。
転送速度優先モードで転送速度を向上するためには、転送ブロックサイズをHULFT使用環境におけるネットワーク の最適値に設定する必要があります。
注意
ネットワーク環境によっては、異常検知優先モードよりも転送速度優先モードの方が、転送速度が遅くなる場合 があります。
図2.1 データ転送方法
2.2 共通改善機能 転送速度優先モードを使用するには、配信側ホストと集信側ホストのどちらもHULFT Ver.7以降、HULFT-HUBを 利用する場合は経由するHUB-ServerがVer.2.2以降である必要があります。下位バージョンのHULFTを使用した 場合は、異常検知優先モードで転送されます。
注意
l 転送速度優先モードを選択しているにもかかわらず転送速度が改善されない場合は、転送にかかわる設定 を変更する必要があります。詳細は「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
l Ver.7以降にバージョンアップすると、転送速度優先モードを使用するように設定されます。Ver.7未満 の動作を継続したい場合は、「電文転送タイプ」を異常検知優先モードに変更してください。
2.2.6 JIS2004規格で追加された文字のテンプレート提供
HULFT-JPN 7.0.0
HULFT-ENG 7.1.1
JIS2004規格の一部に対応し、新規に追加されたJIS第3水準および第4水準の文字のうち、Shift-JIS/UTF-8で用意 されている2642文字を外字登録のテンプレートとして提供しました。
なお、テンプレートが追加されたのは、以下の場合のみです。
l HULFT for UNIX/Linux
l HULFT for NSK
l HULFT for Windows