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かぐや ジャンは、工作のじょうずな、やさしい少年でした。ジャンは、町の小さな家具屋 よわさんの子でした。おかあさんは、もうずっと前になくなり、からだの弱い妹のマリー は、いなかのおじさんのところに行っていて、ジャンはおとうさんとふたりでくらし しゅうかくりょこう ていました。そのマリーが逓、・うちに来るというのです。ジャンは、い蓑修学旅行が すんで、すいとうをポyボソたたきながら、お店へとびこんで来たところです。
「おとうさん、ただいま。マリ帥は?」
でんぼう「マリーは、あしたつくそうだよ。ほら電報だ。」
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ひら ジャン は、ハアハア言いながら、電報を開きました:。
「けスユウガタツ久マリー。』よかった、ぼく気が:気じゃなかったよ。るすちゅう に来ているかと思ってさ。」
かレだ にかい
ジャンは、階段をかけあがり、二階の自分のへやのとびらをバタンとあけました。
つくえ
るすにしていたせいか、いつも使っていた机もいすも、なつかしいくせに、ちょっと
かお でまど
よそゆきの顔で、すましていました。ジャンは、出窓のところまで来て、はっと立ち どまりました。
なら つくえ
おやつ、そこに並べてあったいすがない。机もない。ああ、みんなない。
ぐるぐる見まわしたが、どこにもありません。
いったいどうしたのでしょう。
つくえ
もっともそれは、おもちゃのいすなのです。机なのです。長いいすもありましたし
ぬの つか む つくま まる
布をはったのや、海辺で痩うピンクと青に塗ったのや、そして机だって丸いのや、四
かく
角いのやら、いっぱいありました。それが一つもありません。
つくえ マリーを喜ばしてやろうとジャンは毎日マリーのお入形のために、その小さな机と つくえ
いすを作ったのです。机のひぎだしをあけたり、本箱をひっくりかえしたり、そして とうとう泣き声をだして、下へかけおりました。
つくえ
「おとうさん、ぼくの机といす知らない? ね、おとうさんてば……。」
おと5さんは、困ったようにジャンを見ました。
「おとうさん、いったいどうしたのさ。」
おとうさんは、なだめるように手をふりながら、ジャンに醤うのでした。
おおかね 「ジャンや、おどろいてはいけないよ。おまえの考えひとつで、わたしたちは大金
もち
持になれるんだよ。」
「じゃあ、おとうさんは知っているのね。どこへやったの、ど5したの。」
つくえ「ジャン、そこにある机といすを兇てごらん。」
ジャンは、びっくりしました。
つくま「あっ、ぼくのいす、ぼくの机だ。」
けれどもそれは、もうおもちやでほありません。
つくえ
ちゃんとのた大きな机、おとなのすわるいすなのです。
まほう せ
「おとうさんは、魔法を見つけたんだよ。
ゆうだち
まあ、おきき。ジャン。おまえがるすの臼に、夕:立があったろう。雨があがってか かこわ
らわたしは庭へ出たんだよ。そうしたら、ぴょっこり、ぴょっこり、きのこがはえて るんだ。あんまりおもしろ、.・ので、わたしはそばへ行ってみたんだよ。
えだ
そしたらジャン、そこに大ぎなありがいて、なにか木の枝のようなものを地藤の上で ふると、ぴょこんときのこがはえてきたんだよ。そこで、わたしはきいてみた。『き のこは、そうしてはえるもんですかね認するとありがいうのさ。乳・いえ、みんなと ズだ えだ
いうわけにはまいりません。この木の枝は、ふしぎな枝でね。なんでも大きくしたり
161繍 さき
小さくしたりでぎるんでず。この先に、ちょっと永をつけて、大きくなれ、大きくな たね
れってふると、種があるものなら、ほら、このとおり旙するとまた、ぴょこんとぎ えだ
のこがはえた:んだ。そこでわたしは、ちょいとありをつまんで、木の枝をとりあげて つくえ
のな、それでおまえの机をためしてみたんだよ。『大き くなれ、大きくなれ。』といって ね。そうしたらこのとおり。」
とくい つくえ
おとうさんは、得意そうに机をさしました。
rそれから、あとはどうしたの。」
のこ「それがなあ、とぶよ5に売れるんだよ。これひと組だけ残って、みんな売れてしま ったんだよ。」
』 つくえ かえ
「じゃあ、マリーの机やいすがないじゃないか。あした来るんだから、返してよ。」と さけ ジャンは泣き出していきなり木の枝をとると、花びんにつっこんで水をつけ、叫びま
した。
つくえ
rぼくのいす、ぼくの机、みんなちいさくなれえ。」
ずしん。おばあさんがしりもちをつぎました。ガッチャン、コーヒー茶わんがこわ れました。おじいさんがとんでi裏ました。
rどうしたんだ。どうしたんだ。」
おばあさんは、しりもちをついて、うなっています。
「おじいさん、いすが、いすが一。」
お つピえ き
やっと趨き あがってみると、今まですわっていた、いす も机も消えてしまって、コ ーヒー茶わんがひつくりかえっているだけなのです。
つくえ
「おじいさん、いまね、きのう買ってぎた机にコーヒーをのせて、わたしはいすにこ しかけていたんですよ。そうしたら、いぎなりはねとばされてしまったんですよ。」
つくえ「だって、いすも机もないよ。」
「え、ほんとうですか。」
ふたりは、きょぞ)ぎょろ見まわしました。
「わたしは、こわくなってきましたよ。」
おばあさんは、がたかたふるえました。
「あっ。」
さけ ゆか こゆび つくえ
おじいさんが叫びました。床の上に、かわいい、かわいい、小才旨ほどの机といすが、
ちょこんとあるのです。.
「こりや、いったい、どうしたことだ。」
びっくりしたのは、このおばあさんとおじいさんのふたりだけではありません。東
つくチし サ
の町でも、爾の町でも、ジャンの机といすを買った家では大さわぎでした。そして、
つなえ
手に手におもちゃの小さな机といすを持って、ジャンのお店におしかけて来ました。
さドア
「べんしょうだ。べんしょうだ。」とみんな叫びました。
152
ちょきん
「わたしは、やっとの思いで長年ためた貯金で買ったのだよ。せめて、年とってから ゆっくりしたいすにすわりたいと思って、町じゅうさがして買ったんだよ。」
つくえ「海にはいって、あがってみたら、机もいすもないので、びっくりしましたよ。子ど
すな 。
もが砂の中から見つけて、どうもへんだと患って来てみたんですよ。」
おとうさんは、おろおろしています。
ジャンは、なみだをふいて、立って言いました。
「ごめんなさい。ぼく、みんなのこと忘れていました。」
のこ つくえ
そして、ひと組残った机といすに手をかけて言いました。
のこ
「これ一つ残して大きくなれえ。」
こし みんなが、大さわぎしてひぎあげていったあとで、ジャンは、しょんぼり腰ゑおろ
しているおとうさんに、だきついて鋭いました。
「おとうさん、ぼく、もうすぐ挙校を出るでしょう。そしたら、こんどはほんものの
つくえ えだ
いすや机を作って、うんとお店を大ぎくしましょう。だから、この木の枝は、ありに 返してやりましょうね。」
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藍h商。畝は∴ジャン(兄)です・
<マリー(妹)です。
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いマリー(蛛)です。
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わりの机やいすをもらいにやって来ました。
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いません。
i2.この物語を読んで、ジャンはどういう気持の少年だと思いますか。
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これは新聞閲読度合、新聞理解度と国語能力の基礎に横たわる諸要因を検 討するためのものである。
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