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接触抵抗を測定する 4 端子測定法

第 6 章 結論

A.3 接触抵抗を測定する 4 端子測定法

A.1: Mag

dB

の関係

Mag dB

70% -3 50% -6 30% -10 10% -20 3% -30 1% -40

これらを図

(A.2)

に表現する.

S

パラメータの振幅の公式を以下に示す.

M ag(S ij ) = M ag(porti

からの出力信号

)

M ag(portj

からの出力信号

) (A.2)

dB

を用いて

S

パラメータの振幅を表現する,変換公式を以下に示す.

dB(S ij ) = 20log 10 [M ag (S ij )] (A.3)

(A.2),(A.3)

を用い,表

(A.1)

Mag

dB

の関係を得ることが出来る.

伝送損失は

0dB

(理想)〜

-3dB

が伝送状態が良い.

電気回路において,リンギングとは電圧もしくは電流の望まない振動のことで ある.電気パルスが回路内の寄生容量と寄生インダクタンス(すなわち設計の一 部ではなく,回路を構成する材料の副産物)をそれらの特性周波数で共振させる ときに,これが起きる.リンギングのアーティファクトは矩形波でも現れる.

リターンロスは-6dB〜-

dB(理想)が許容範囲である.リターンロス

-20dB

ならば,

VSRW

1.2

(理想は

1

)になり,実用可能なことが分かる

(

実際 では

-10dB

でも優秀なモノである).この時の電力損失は

1/100

以下となる.

” Ͷ

” ͵

” ʹ

” ͳ

͵ Ͷ

ͳ ʹ

” ʹ

” ͳ

ͳ ʹ

A.3: 4

端子測定法(左)と

2

端子測定法(右)

抵抗値が比較的低い場合や,超伝導体のような電気抵抗が限りなく

0

に近くなる 場合に有効であり,今回測定する接触抵抗は低いことが予想されるため本測定法 を採用した.4端子測定法では,被測定物に対して電源(電流計)と電圧計それぞ れ

2

つずつ計

4

つの端子を接触させ,被測定物に流れる電流と印加される電圧の比 から電気抵抗値を求める.

4

つの端子を接触させることから,測定リードの抵抗や 被測定物との接触抵抗の影響を受けにくいため,一般的なテスターやマルチメー ター等で用いられる

2

端子法に比べ,高精度である.に

2

端子測定法の概要を に

4

端子測定法の概要をそれぞれ示す.

キルヒホッフの電流則より

i = i S + i V = I (A.4)

電源から流れる電流

i

は,測定される電流値

I

と等しく,被測定物へ流れる

i S

と 電圧計へ流れる

i V

の和とも等しい.

また,キルヒホッフの電圧則(緑破線)より

‹

‹

‹

”

Ͷ

”

͵

”

ʹ

”

ͳ

͵ Ͷ ͳ ʹ

A.4: 4

端子測定法

R S · i S = (r 2 + R 2 ) · i V + R V · i V + (r 3 + R 3 ) · i V (A.5)

R V · i V = V (A.6)

測定される電圧

V

は電圧計に流れる電流

i V

電圧計の内部インピーダンス

R V

の 積である.

(A.5)

を変形して

R V · i V = R S · i S

(r 2 +R 2 ) · i V

(r 3 +R 3 ) · i V = R S · i S

(r 2 +R 2 +r 3 +R 3 ) · i V (A.7)

測定される電流と電圧の比から電気抵抗を求めると

V

I = R V · i V

i S + i V = R S · i S

(r 2 + R 2 + r 3 + R 3 ) · i V i S + i V

= R S · i S + R S · i V

R S · i V

i S + i V

(r 2 + R 2 + r 3 + R 3 ) · i V I

= R S · (i V + i S )

i S + i V

i S · i V

I

(r 2 + R 2 + r 3 + R 3 ) · i V I

(A.8)

V

I = R S

(r 2 + R 2 + r 3 + R 3 + R S ) · i V

I (A.9)

1

項が求めたい電気抵抗だが,第

2

項の誤差により本来の値との乖離が生じ る.

(A.9)

を変形して

R V · i V

I = R S

(r 2 + R 2 + r 3 + R 3 + R S ) · i V I i V

I · (1 + r 2 + R 2 + r 3 + R 3 + R S

R V ) = R S

R V i V

I = R S

r 2 + R 2 + r 3 + R 3 + R S + R V (A.10)

(A.10)

より,被測定物の抵抗値

R S

に比べ十分に大きな内部インピーダンス

R V

をもつ電圧計を用いれば,誤差項が小さくなり,測定誤差が減少する.