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-77-アスベスト処理と 廃棄物処理法

東京弁護士会 公害・環境委員会 アスベスト部会

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アスベストと廃棄物処理法との関係

Q.廃棄物処理法は何を規制しているか アスベスト含有廃棄物の

排出時から最終処分(埋立処分)まで

-82-アスベスト

廃棄物処理法における分類

★ア 石綿含有一般廃棄物

レベル3(令3条1号ホ 用語集 14

工作物の新築、改築又は除去に伴って生じた一般廃棄物であって、石綿をその 重量の0.1%を超えて含有するもの

★イ 石綿含有産業廃棄物

レベル3(令6条1項1号ロ 用語集 15)

工作物の新築、改築又は除去に伴って生じた廃石綿等以外の産業廃棄物であって、

石綿をその重量の0.1%を超えて含有するもの

★ウ 廃石綿等(特定有害産業廃棄物)

(2条の4第5項へ)

①廃石綿及び石綿が含まれ、若しくは不動産付着している産業廃棄物のうち,

②石綿建材除去作業、別表3の1の項( 用語集 17)に掲げる施設において生じたものであって、

③飛散するおそれのあるものとして環境省令で定めるもの( 用語集 18

産業 廃棄

用語集 16

5

レベル1・2

用語集 10

用語集 10

用語集 11

一般廃棄物の処理フロー

<最終処分>

(管理型)

埋立処分

排出 収集

運搬 焼却

(清掃センター)

( 用語集 19~226

廃石綿等の処理フロー1

<最終処分>

排出 収集

運搬

(管理型)

埋立処分

固定化/飛散防止

飛散防止措置をとること 廃石綿であることの表示を行うこと

他の廃棄物と区別して収集運搬、

積替え保管を行うこと

用語集 23~27

溶融処理

無害化処理

1500℃以上

廃石綿等の処理フロー2(溶融・無害化処理の推奨)

<中間処理> <最終処分>

飛散防止措置をとること

他の廃棄物と区別して収集運搬、

積替え保管を行うこと

最上クリーンセンターより 廃石綿であることの表示を行うこと

-83-石綿含有産業廃棄物の処理フロー1

<最終処分>

排出 収集

運搬 埋立処分

(管理型・安定型)

* 最終処分場の残余容量がひっ迫していることに鑑み、

溶融処理又は無害化処理を行って再生を行うことが望ましい。

一定の場所で、分散しないように 埋め立て覆土すること

飛散防止措置をとること

他の廃棄物と区別して収集運搬、

積替え保管を行うこと

用語集 23~27

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石綿含有産業廃棄物の処理フロー

排出 収集

運搬 溶融・

無害化処理 再生・

埋立処分

* 最終処分場の残余容量がひっ迫していることに鑑み、溶融処理又は無害化処理を行うことが望ましい 1500度以上

最上クリーンセンターより 溶融処理

無害化処理

1500℃以上 飛散防止措置をとること

他の廃棄物と区別して収集運搬、

積替え保管を行うこと

(用語集 36~38)

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Q.処理基準に違反した場合はどうなる?

事業停止命令の対象となる

(法 14 条の 3 第 1 号、法 14 条 12 項)

事業停止命令に違反した場合

5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金、

1 最終処分場「廃止」の届出を行う(法9条5項、施行規則5条の5の2)

2 最終処分場跡地について「指定区域」として指定する(法15条の17) 3 都道府県知事は、指定区域の台帳(指定区域台帳)を調製し、

保管する(法15条の18)(→用語集№43・44)

4 指定区域内において土地の形質の変更を行うには、都道府県知事 への届出が必要(法15条の19)(届出義務違反について罰則あり 6月以下の懲役又は50万円以下の罰金:法29条16号)( 用語集 51

5 都道府県知事は、指定区域の土地の形質の変更が環境省令で定める基準

(施行規則12条の40)に適合しないときは、計画の変更を命じることが

Q.最終処分場に埋め立てた後はどうなる?

-84-アスベストと廃棄物処理法

法令・用語集

1

建築基準法 28 条の2

建築物は、石綿その他の物質の建築材料からの飛散又は発散による衛 生上の支障がないよう、次に掲げる基準に適合するものとしなければな らない。

一 建築材料に石綿その他の著しく衛生上有害なものとして政令で定 める物質(次号及び第三号において「石綿等」という。)を添加しな いこと。

二 石綿等をあらかじめ添加した建築材料(石綿等を飛散又は発散さ せるおそれがないものとして国土交通大臣が定めたもの又は国土交通 大臣の認定を受けたものを除く。)を使用しないこと。

三 居室を有する建築物にあっては、前二号に定めるもののほか、石 綿等以外の物質でその居室内において衛生上の支障を生ずるおそれが あるものとして政令で定める物質の区分に応じ、建築材料及び換気設 備について政令で定める技術的基準に適合すること。

2

建設リサイクル法の目的(第1条)

この法律は、特定の建設資材について、

① その分別解体等及び再資源化等を促進するための措置を講ずる とともに、

② 解体工事業者について登録制度を実施すること等により、

ア 再生資源の十分な利用及び廃棄物の減量等を通じて、

イ 資源の有効な利用の確保及び廃棄物の適正な処理を図り、

もって

3

建設リサイクル法9条2項

1 特定建設資材を用いた建築物等に係る解体工事又はその施工に特 定建設資材を使用する新築工事等であって、その規模が第3項又は第 3項の建設工事の規模に関する基準以上のもの(以下「対象建設工 事」という。)の受注者(当該対象建設工事の全部又は一部について 下請契約が締結されている場合における各下請負人を含む。以下「対 象建設工事受注者」という。)又はこれを請負契約によらないで自ら 施工する者(以下単に「自主施工者」という。)は、正当な理由があ る場合を除き、分別解体等をしなければならない。

2 前項の分別解体等は、特定建設資材廃棄物をその種類ごとに分別 することを確保するための適切な施工方法に関する基準として主務省 4

-85-建設リサイクル法施行規則2条

法第9条第2項の主務省令で定める基準は、次のとおりとする。

①対象建設工事に係る建築物等(以下「対象建築物等」という。)及びその周辺 の状況に関する調査、②分別解体等をするために必要な作業を行う場所(以下「作業 場所」という。)に関する調査、③対象建設工事の現場からの当該対象建設工事によ り生じた特定建設資材廃棄物その他の物の搬出の経路(以下「搬出経路」という。)

に関する調査、④残存物品(解体する建築物の敷地内に存する物品で、当該建築物に 用いられた建設資材に係る建設資材廃棄物以外のものをいう。以下同じ。)の有無の 調査、⑤吹付け石綿その他の対象建築物等に用いられた特定建設資材に付着したもの

(以下「付着物」という。)の有無の調査⑥その他対象建築物等に関する調査を行う こと。

前号の調査に基づき、分別解体等の計画を作成すること。

前号の分別解体等の計画に従い、作業場所及び搬出経路の確保並びに残存物品の 搬出の確認を行うとともに、付着物の除去その他の工事着手前における特定建設資材 に係る分別解体等の適正な実施を確保するための措置を講ずること。

第2号の分別解体等の計画に従い、工事を施工すること。

5

この法律において「特定粉じん」とは、

粉じんのうち、石綿その他の人の健康に係る

被害を生ずるおそれがある物質で