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2.

プロフェッショナル人材の育成

3.

高次元のワーク・ライフ・バランスの実現 ワーク・ライフ・バランスの推進

仕事と生活の調和を図り、健康で豊かな生活を実現す ることは、社員のモチベーションやロイヤルティの向上、

ひいては優秀な人材の維持・確保につながり、当社グルー

プの持続的な発展のためにも不可欠であるとの考えか ら、当社グループではワーク・ライフ・バランスを推進 しています。

推進体制 大和証券グループ本社に、CEO自らCWOChief Work-life-balance Officer)として委員長を務める

「ワーク・ライフ・バランス推進委員会」を設置しています。また方針を具現化するため、同社人事部内に

「ワーク・ライフ・バランス推進課」を設置しています。

例 E19時前退社の励行・年次有給休暇取得の促進

大和証券グループ本社と大和証券では2007年から、大和証券キャピタル・マーケッツでは2008年から 19時前退社を励行、また、これら3社では2008年から年次有給休暇の取得を促進しています。

E家族の職場訪問の実施

2008年より、社員の家族に日頃の感謝の意を表すとともに、家族の仕事への理解や社員相互のワーク・

ライフ・バランスへの理解を深めることを目的に、社員の家族を職場に招待しています。2009年は、約 4,200名が参加しました。

Eワーク・ライフ・バランスセミナーの実施

200811月から、ワーク・ライフ・バランスの理念と当社グループの取組み、およびその趣旨への理解 促進と浸透のため、社内セミナーを実施しています。これまで30回開催し、約2,600名が参加しました。

E仕事と育児・介護の両立支援の拡充

仕事と育児・介護の両立支援のため、制度の拡充・浸透・利用しやすい環境整備に取り組んでいます。

2009年度には育児・介護サポートデスクの開設や復職支援拡充など、20104月には小学校3年生修了 までの子どもをもつ社員を対象とした「短時間勤務制度」の新設や休暇制度の拡充などを実施しました。

主催者 名称

厚生労働省

平成21年度「均等・両立推進企業 表彰」

均等推進企業部門 

「厚生労働大臣優良賞」

「次世代のための民間運動〜

ワーク・ライフ・バランス推進会議

〜」(財団法人日本生産性本部)

2009年第3

「ワーク・ライフ・バランス大賞」

優秀賞(組織活動部門)

日本経済新聞社 2009年にっけい子育て支援大賞」

東洋経済新報社 3回「ダイバーシティ経営大賞」

ワークライフバランス部門賞

メンタルヘルスケアの充実

大和証券グループ本社に「メンタルヘルスサポート室」

を設置しており、臨床心理士も駐在しています。社員の 心の悩み・不調・不安・ストレスなどについての相談に 親身に応じるとともに、心の健康づくりをサポートして います。

連帯感醸成のための取組み

当社グループでは、役職員が余暇活動を通して親睦を 深め連帯感を醸成する機会を増やし、また、ワーク・ラ イフ・バランスを実現して充実した社会生活を送ること を支援しています。

2007

年度には、「クラブ活動支援制 度」および「社内イベント支援制度」を導入しました。「ク ラブ活動支援制度」では、現在

21

のクラブが活動してい ます。

ベテラン層の活躍に対する支援

当社グループでは、年齢にかかわらず意欲と能力の高 い人材の活躍を積極的に支援するため、定年退職者の再 雇用制度として改正高年齢者雇用対策法に対応した「大 和マスター制度」を導入しています。今後もベテラン層 の積極的な活動支援を進めていきます。

女性活躍の推進

当社グループでは、従前より積極的に女性の活躍を支 援・推進するほか、女性の活躍に期待して積極的に採用 を行なってきており、その人数は毎年増加しています。

さらに、入社後も女性社員を積極的に管理職へ登用して おり、

2009

年度には、グループ全体で女性役員が

4

名誕 生しています。

2009年度の受賞

<文系男子>

週刊ダイヤモンド(2010123日号)

就職人気企業ランキング(銀行・証券会社上位抜粋)

<文系女子>

総合順位 企業名

2 三菱東京UFJ銀行

4 三井住友銀行 8 大和証券グループ

9 野村證券

10 三菱UFJ信託銀行

総合順位 企業名

2 三菱東京UFJ銀行

4 三井住友銀行

15 三菱UFJ信託銀行

18 大和証券グループ

21 みずほフィナンシャルグループ

厚生労働省認定の「くるみんマーク」

CSR への取組み

大和証券グループの

CSR

重要課題 

大和証券グループは持続可能な社会の実現に向けて、

より実効性の高い

CSR

の実現を目指し、これまでに寄せ られたステークホルダーの声、要請などをもとに取り組 むべき

CSR

重要課題として以下の

2

つを掲げています。

1 .

金融機能を活用して持続可能な社会に貢献する

2 .

健全な金融・資本市場を発展させ次の世代につなげる

1.

金融機能を活用して持続可能な社会に貢献する 気候変動や生物多様性の喪失などに代表される地球環 境問題のみならず、グローバル経済のもとで貧富の差が 拡大するなど、私たちは持続可能性を脅かす社会的課題 に直面しています。この問題に対して、金融は側面から の解決手段を提供することができると考えています。

大和証券グループは、 CSR (企業の社会的責任)とは本業そのものを通じて行う「社会」

への貢献であり、役職員一人ひとりが日常業務のなかで常に「社会」の一員という意識に もとづいて活動することがもっとも大切であると考えています。こうした役職員の意識 に根づいた CSR を浸透させる一方、社会に対してはさまざまなステークホルダーとの積 極的なコミュニケーションを通じて、当社グループの企業価値向上に取り組みます。

具体的にはワクチン債やマイクロファイナンス・ボンド などのインパクト・インベストメント商品―その社会的意 義が投資家にも明らかな金融商品―を投資家に提供するこ とで、社会的課題の解決につながるお金の流れを促す活動 をしています。

株主

適切な情報開示を通じて信頼 の獲得に努め、持続的な価値 創造を通じて期待に応えます。

大和証券グループのステークホルダー

投資家

個人投資家や機関投資家、今後 投資を検討している潜在投資 家の方々のニーズにあった商 品・サービスを提供し、お客様 満足度の向上に取り組みます。

発行体

株式や債券などの発行を通じ て企業や公共法人などの資金 調達をサポートします。

取引先

すべてのビジネスパートナー と公正な関係を保ち、持続可 能な社会の実現に向けて協働 していきます。

インパクト・インベストメント債券 年度別発行額推移

2007 2008 2009 2010

21.3

43.5

65.2

101.7 100

0 ( 十億円 )

50

( 年度 ) (6月末現在 )

インパクト・インベストメント債券大和証券販売シェア

71 %

出所:大和証券調べ ※個人向け債のみ(20106月末現在)

インパクト・インベストメント債券の販売実績

商品名 発行日 発行額(概算)

ワクチン債

2008 319 21.3 2009 220 40.8 2010 324 30.9 ワールドクールボンド 2008 626 2.7

マイクロファイナンス・ボンド 2009 1120 24.6 2010 615 8.7 グリーン世銀債 2010 2 3 9.7 ウォーター・ボンド 2010 416 60.4 エコロジー・ボンド 2010 521 32.6

(十億円)

証券市場

すべての証券市場関係者と協 働し、健全で信頼できる証券 市場の発展に尽くします。

2.

健全な金融・資本市場を発展させ次の世代につなげる 金融・資本市場は、近代社会を支える不可欠な社会イン フラです。当社グループでは健全で持続可能な社会構築 のためには、透明で公正な金融・資本市場を持続的に発 展させることこそが金融機関の重要な社会的使命と考え ています。

そのひとつが質の高い金融情報の提供です。日本で唯 一の証券専門チャンネルであるダイワ・証券情報

TV*

では、質の高い情報を広く発信するために、金融・資本 市場に関するアナリスト情報のみならず、ビジネス全般 やくらしに役立つ経済情報を発信しています。

また、健全な金融・資本市場育成のためには、特に青少 年の金融に対する理解度を高めることがきわめて重要との 認識から、青少年への経済教育活動を展開する世界最大の 非営利法人「ジュニア・アチーブメント」との協働や、企業 研修の受け入れ、産学連携も継続して行なっています。

* 臨場感あふれるマーケット情報を中心に金融・経済の基礎まで、スカ パー!ch766および一部ケーブルテレビにて毎日7時~26時に好評放 送中。詳しくはhttp://daiwa766.jp/

企業市民としての取組み

当社グループは企業市民として、経済・金融教育、研 究分野での支援、文化・芸術への協賛活動、財団・

NPO

を通じた地域社会・国際社会への助成活動など、さまざ まな取組みを行なっています。

たとえば、「ダイワ・エコ・ファンド」の販売・運用によっ て得られた収益にもとづいた寄付をもとに、

NPO

のジャ パン・フォー・サステナビリティ(

JFS

)とのパートナー シップによる学生向けの連続寄付講座を開催していま す。「大和日英基金」は、英国と日本の相互理解を促進す る活動への助成を行うとともに、毎年英国から奨学生

(大和スコラー)を日本に招聘しています。

「大和証券ヘルス財団」は、生活習慣病の予防や治療に 関する調査・研究、健康保持・増進に関する啓発活動へ の助成を、「大和証券福祉財団」は、福祉・医療分野にお けるボランティア活動への助成を行なっています。

また、その他の助成活動や災害復興支援にあたっては、

専門性の高い

NPO

などとの協働を行なっています。

CSR

社外推進活動 

持続可能な社会の実現に向けて、国や国際機関だけでな く企業も積極的にその役割を果たしていく必要があります。

当社グループは、

2010

1

月に日本の証券会社として 初めて「国連グローバル・コンパクト」

*

1に署名しました。

このほかにも

2004

3

月「カーボン・ディスクロー ジャー・プロジェクト」(

CDP

*

2に署名、

2004

11

「国連環境計画・金融イニシアティブ」(

UNEP FI

*

3に加 盟、「責任投資原則」(

PRI

*

4には

2006

年の発足時から署 名するなど、従前より国際的な

CSR

の動向を踏まえた活 動を続けております。

*1 国連グローバル・コンパクト

20007月に発足。持続可能性と責任あるビジネスを約 束する企業の政策形成のためのプラットフォーム。加盟 企業はビジネス活動に、人権・労働・環境・腐敗防止に関 する原則の組み入れが求められる。

*2 カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(Carbon Disclosure Project 気候変動問題に関心をもつ機関投資家が連携し、企業経営者に環境問題 に対する姿勢や取組みに関する情報開示を求めるプロジェクト。

*3 国連環境計画・金融イニシアティブ(United Nations Environment Programme Finance Initiative

UNEP FIは、国連環境計画(UNEP)と、世界各国金融機関のパートナー

シップのもとで、環境と持続可能性(サステナビリティ)に配慮したもっ とも望ましい事業のあり方を追求し、これを普及・促進することを目的 として1992年より活動している。

*4 責任投資原則(Principles for Responsible Investment

20064月、UNEP FIと国連グローバル・コンパクトが発表した、機関 投資家が投資の意思決定プロセスにおいて環境・社会・企業統治(ESG の側面を組み込むための投資原則。

SRI

インデックスへの採用

大和証券グループ本社は、ダウ・ジョーンズ社(米国)

と企業の持続可能性評価を行う

SAM

リサーチ社(スイス)

による

SRI

株価指数「

Dow Jones Sustainability World Index

DJSI World

)の構成銘柄に

11

年連続で採用されています。

また、

2006

9

月より、世界的な投資インデックスの開発 およびデータ提供を行う

FTSE

の提供する責任投資指数

FTSE 4 GoodIndex

」の構成銘柄として採用されています。

NPONGO

経済・金融教育や被災支援な どで協働し、積極的な対話を 通じて社会の価値観を経営に 反映します。

地域社会

大和証券の支店や海外拠点が 属する地域社会の一員とし て、地域に根ざした取組みを 進めます。

社員・社員の家族

すべてのステークホルダーへの付加 価値を生み出す社員が、働きがいを 実感でき、能力や意欲を発揮できる 環境づくりを進めます。社員の家族 もまた重要なステークホルダーです。

政府

納税義務を果たすとともに、

よ り よ い 社 会 の 実 現 に 向 け て、政策提言などを行なって いきます。

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