第4 章 障害者計画の各論
5 心豊かな生活の充実
5−1 社会参加の促進
◆ 現状と課題 ◆
障害者が社会参加し、自己実現を図ることができてはじめて、地域の一 員として、その人らしく、豊かさを感じられる生活を送ることができると いえます。そのためには、障害者が芸術・文化・余暇活動、学習活動、地 域活動などの場に自由に参加し、活動できる必要がありますが、依然とし て制約がみられます。
このため、障害者が自己の選択に基づいて、積極的に芸術・文化・余暇 活動、学習活動、地域活動などの社会参加活動に参加できるよう、活動の 場の拡大などに努めていく必要があります。
◆ 施策展開 ◆
(1)芸術・文化・余暇活動の振興 【施策の方向】
障害者の芸術・文化・余暇活動を促進していくため、活動や発表の場の 拡大に努めます。
【主な取り組み内容】
① 活動・発表の場の拡大(指標掲載)
より多くの障害者が参加できるよう、福祉展の充実に努めるとともに、
障害者及び障害者団体の芸術・文化活動の振興に努めます。
② 余暇活動への支援
障害者に対するレクリエーション事業の開催や各種施設使用料の減免 など余暇活動への支援を行います。
(2)生涯学習の推進 【施策の方向】
障害者が、学びたいことを見つけ、自主的に学習を続けていくことがで きる、きっかけとなる講座の充実や図書サービス等の充実を図ります。
また、障害者に対する正しい認識、理解を得られるよう、市民に対する 生涯学習の推進に努めます。
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【主な取り組み内容】
① 各種講座の充実
在宅の障害者を対象に開催するパソコン教室などの講座の充実に努め ます。
② 点字図書、音声・映像ライブラリー等の充実
障害者が利用しやすいように、点字図書、音声・映像ライブラリー等 の質的、量的な充実に努めます。
③ 図書館利用支援の充実
身体が不自由で図書館に来られない人や文字を読むことが困難な人に 対して、図書に親しむ機会を拡大するため、移動図書館での巡回、在宅 送本及び対面朗読を行うとともに、障害者等のための図書館利用支援の 周知に努めます。
④ 市民に対する生涯学習の推進
市民に対し、各種講座等を通じて、障害者に対する正しい認識、理解 を得られるよう生涯学習の推進に努めます。
(3)参加手段の確保と参加機会の拡大 【施策の方向】
障害者の社会参加のために妨げとなっている移動等の問題を緩和又は解 消し、社会参加の促進を図ります。
【主な取り組み内容】
① 移動支援事業の推進
屋外での移動が困難な障害者に対して、社会生活上必要不可欠な外出 及び余暇活動等の社会参加のための外出の際の移動を支援し、地域にお ける自立生活及び社会参加を促進します。
② 自動車運転免許取得費・自動車改造費への助成
重度障害者本人が就労等に伴い、自動車運転免許を取得する場合に、
その経費の一部を助成します。また、自動車の改造に要する経費の一部 を助成し、障害者の活動範囲を拡大し、社会参加につなげます。
③ 市バス無料乗車証等の交付
障害者の移動手段を確保するため、市バスの無料乗車証(市バスの未 導入地域の人に対しては、徳島バスの特定回数乗車券)を交付し、社会 参加を促進します。
④ 福祉タクシー利用券の交付
重度の身体障害者及び知的障害者に対して福祉タクシー券を交付する ことで、生活圏の拡大を図り、障害者の社会参加の促進につなげます。
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⑤ 身体障害者補助犬法の普及・啓発
身体障害者補助犬法の普及・啓発に努め、市民の理解を深めるととも に、身体障害者補助犬の利用を促進し、身体障害者の移動手段の確保や 社会参加を支援します。
⑥ 郵便等による不在者投票制度の周知・啓発
重度の身体障害があり、公職選挙法で郵便等による不在者投票が認め られている対象者に対し、対象となる障害の程度、郵便等投票証明書の 交付申請や投票手続きなどの周知・啓発を行い、障害者の社会参加の促 進を図ります。
(4)情報提供の充実 【施策の方向】
現代社会において、情報へのアクセスは基本的な権利のひとつであり、
障害者の社会参加を促進するためにも、必要な情報を障害の特性に応じた 適切な方法で伝えることが大切です。
障害者が円滑に情報を取得・利用し、その意思を表示し、人と意思疎通 を図ることができるようにするため、情報の利用におけるバリアフリー化 を推進します。
【主な取り組み内容】
① 障害に応じた情報提供の充実
障害者の自立した日常生活や社会生活を支援するため、福祉サービス の内容・利用方法や相談機関などを冊子にとりまとめ、障害の特性に応 じた方法で情報を提供します。
視覚障害者に対する「声の広報」・「声のとくしま市議会だより」及び テレビ広報「マイシティ徳島」における聴覚障害者に対する手話挿入に より、市政に対する理解を深めてもらうとともに、市民参加意欲の啓発 を図ります。
また、本市ホームページへの音声読み上げ機能・ふりがな機能の導入 などアクセシビリティ・ユーザビリティの向上に努めます。
さらに、在宅の視覚障害者には、点字版の家庭ごみ収集日程表の配布 を今後も続けるなど必要な情報の提供に努めます。
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(5)コミュニケーション支援の充実 【施策の方向】
障害者が自立し、社会参加できるよう、必要な情報コミュニケーション 支援体制の充実を図ります。
【主な取り組み内容】
① コミュニケーション支援体制の整備
障害者の意思疎通支援のひとつとして、手話通訳者・要約筆記奉仕員 の派遣事業を推進します。
また、障害福祉課窓口に、手話通訳のできる職員を配置するとともに、
視覚障害者用の情報支援機器を整備するなど、コミュニケーション支援 体制の充実に努めます。
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5−2 活動基盤の強化
◆ 現状と課題 ◆
障害者の自立と社会参加を促進するためには、障害者やその家族が自立 性や積極性を強く持ち、自ら地域へ働きかけていく主体的な活動に取り組 んでいく必要があります。
そのためには、当事者としての障害者団体の支援と障害者団体の自主的 な活動の促進を図るとともに、障害者の社会参加を支援するボランティア 活動の推進を図ることが求められます。
◆ 施策展開 ◆
(1)障害者団体の支援 【施策の方向】
障害者やその家族が運営している各種団体の活動は、自立と社会参加を 進める上で様々な役割を担っています。
障害者の社会参加を促進するため、障害者自らの主体性を尊重しつつ、
これらの団体の活動が活発に行われるよう、各種団体への支援と団体相互 の交流活動を支援します。
【主な取り組み内容】
① 障害者団体の支援
障害者の自立と社会参加を促進するため、障害者団体・家族会等の連 携を密にし、様々な事業展開の支援に努めます。
② 自主グループ等の活動支援
障害者が地域での活動やまちづくり活動など、様々な活動に参加でき るよう積極的に支援します。
(2)ボランティア活動の推進 【施策の方向】
障害者の社会参加を促進するため、様々な機会と手段を利用して、障害 者や障害についての認識や理解をより一層深め、すべての人が共に支えあ い、主体的に地域の活動へ参加できるよう、ボランティア団体によるボラ ンティア活動や、NPO等による市民参加活動などの幅広い取り組みを推 進します。
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【主な取り組み内容】
① ボランティアの育成
障害者に対するボランティア活動は、活動を通じた交流によって障害 者への理解も深められるため、あらゆる機会をとらえてボランティア意 識の高揚を図るとともに徳島市ボランティアセンターの機能の充実・強 化を図り、徳島市社会福祉協議会と連携し、より一層のボランティア活 動の推進とボランティアの育成に努め、ともに支えあう社会の実現を目 指します。
また、障害者の社会参加を支援するため、今後とも、手話・要約筆記 のボランティア講座を開催し、手話・要約筆記奉仕員の養成を図ります。
② ボランティア、NPO等の活動支援
市民が積極的にボランティア、NPO活動を行えるよう、徳島市ボラ ンティアセンター、市民活力開発センターの活用を通じて、情報の提供、
活動の助言や交流の場の提供に努めるとともに、障害者団体、ボランテ ィア団体、NPO等と連携を図り、ネットワークを活用し、様々な角度 から障害者支援への取り組みを効率的かつ効果的に行います。
また、市民の主体的な地域福祉活動を促進するため、活動に関する支 援策についても、積極的に広報を行います。