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第4 章  障害者計画の各論

4   住みよい環境の充実

4−1  住居の確保・改善への支援 

◆   現状と課題  ◆  

障害者が地域で自立した生活を営むためには、その基盤となる住宅の確 保・充実が重要です。 

既存住宅の改造にあたっては、現在、住宅改造費助成制度や生活福祉資 金貸付制度による援助がありますが、これらの制度の周知徹底を図ってい く必要があります。 

市営住宅(特定目的住宅)については、障害者や高齢者などへの優先入 居枠を設定し、障害者や高齢者に配慮した住宅を供給しています。 

また、施設等に入所している障害者が地域生活に円滑に移行できるよう にするためには、グループホーム等の確保が必要となっています。 

 

◆   施策展開  ◆  

(1)住居の確保・改善    【施策の方向】 

障害者が地域で自立した生活を送れるよう、障害者の住まいの確保、バ リアフリーに対応した暮らしやすい住まいの普及・改善を推進します。 

  【主な取り組み内容】 

①  住宅改修・住宅改造の推進 

在宅の身体障害者を対象に、住宅の床段差の解消や手すりの設置など 既存住宅の改修・改造に要する費用の一部を助成し、障害者が安心して 快適に暮らせる住居の整備を促進します。 

②  市営住宅への優先入居 

住宅に困窮している障害者世帯に対し、市営住宅の空き住宅のうち、

一部を優先入居枠として設定し、住まいの確保を図ります。 

③  生活福祉資金(住宅資金)の貸付 

徳島県社会福祉協議会が実施主体として、徳島市社会福祉協議会が窓 口となって、身体障害者、知的障害者、精神障害者の属する世帯等に対 し、住宅の増改築、補修等に際し、生活福祉資金貸付制度の申し込み手 続きに関する業務を行っています。 

     

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(2)居住支援サービスの充実    【施策の方向】 

施設等へ入所している障害者が、安心して地域生活へ移行できるよう、

グループホーム・福祉ホーム等への利用を推進します。 

  【主な取り組み内容】 

①  グループホーム・福祉ホーム等の利用推進(指標掲載) 

施設等へ入所している障害者が、安心して地域生活へ移行できるよう、

単身生活以外の選択肢として、グループホーム・福祉ホーム等への利用 を推進します。 

   

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4−2  生活環境のユニバーサルデザイン化の推進 

◆   現状と課題  ◆  

障害者が地域で暮らしていくためには、障害者だけでなくすべての人が 暮らしやすいユニバーサルな生活環境づくりが求められます。 

本市においては、これまでも公共施設等のバリアフリー化に取り組んで きていますが、十分でないのが現状です。 

このため、今後も、障害者の円滑な利用に配慮した施設整備を推進して いく必要があります。 

 

◆   施策展開  ◆  

(1)住宅・建築物のバリアフリー化の推進    【施策の方向】 

ユニバーサルデザインの考え方に基づき、住宅・建築物のバリアフリー 化を推進します。 

  【主な取り組み内容】 

①  市営住宅の整備 

障害者、高齢者等の利用に配慮した段差解消等のバリアフリー化を推 進し、だれもが安心して快適に暮らせる市営住宅の整備に計画的に取り 組みます。 

②  公共施設の整備 

既存の本市の公共施設については、だれもが安全で安心して利用でき るよう施設のバリアフリー化を推進します。また、新築・大規模改修等 を行う場合には、ユニバーサルデザインの考え方に配慮します。 

③  建築物等の整備 

一定規模以上の特定生活関連施設(社会福祉施設・医療施設・娯楽施 設・宿泊施設等)では、ユニバーサルデザインの整備基準に適合してい る事業者に対して、適合証を交付するなど、ユニバーサルデザインによ るまちづくりを推進します。 

 

(2)歩行空間・公共交通機関のバリアフリー化の推進    【施策の方向】 

障害者や高齢者の移動の連続性、円滑性を高めるため、公共交通機関、

歩行空間等のバリアフリー化を推進します。 

   

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  【主な取り組み内容】 

①  道路のバリアフリー化事業 

これまで重点的にバリアフリー化を実施した箇所に接続する道路を中 心として、歩道のバリアフリー基準を満たさない箇所の段差解消などに 取り組み、バリアフリーに配慮した歩行空間の整備を行います。 

②  ノンステップバスの導入 

障害者や高齢者が利用しやすいようにするために、市バス車両につい てノンステップバスの導入を推進します。 

 

 

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4−3  安全安心の確保 

◆   現状と課題  ◆  

障害者は、障害の態様や程度によって、交通弱者や災害時要援護者とし てとらえられますが、その対策についてはまだまだ十分ではないのが現状 です。 

このため、障害者が安全かつ安心して社会参加することができる交通環 境 づ く り を 推 進 し て い く と と も に 、 障 害 の 特 性 に 応 じ た き め 細 や か な 防 災・防犯対策を推進していく必要があります。 

また、こうした取り組みに加えて、市民への「心のバリアフリー」を普 及していく必要があります。 

 

◆   施策展開  ◆  

(1)外出時の安全確保    【施策の方向】 

障害者が安全かつ安心して社会参加できるように、障害者に対して、交 通安全意識の啓発を行うとともに、地域のバリアフリー思想の普及を図り ます。 

  【主な取り組み内容】 

①  交通安全教室の充実 

特別支援学校・障害者福祉施設等への交通安全教室を積極的に開催し、

交通安全意識の啓発や交通マナーの向上など、交通安全に対する指導・

啓発の充実を図ります。 

②  放置自転車対策の推進 

徳島駅前周辺を自転車放置禁止区域に指定し、駅前地下自転車駐車場 利用の促進、中学生・高校生等への啓発・周知を徹底し、防災活動や障 害者などの通行機能の円滑化を図ります。 

③  「心のバリアフリー」の普及 

路上駐車や自転車の放置、歩道への商品陳列や立看板など、歩行の妨 げとなる行為や危険な行為をやめるなど、障害者等に配慮する「心のバ リアフリー」の市民への普及を図ります。 

 

(2)防災・防犯対策の推進    【施策の方向】 

障害者を災害と犯罪から守るため、防災・防犯体制の整備、充実を推進 し、障害者の地域生活の安全安心の確保を図ります。 

 

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  【主な取り組み内容】 

①  災害時要援護者避難支援プランの策定 

徳島市津波避難計画の見直しにあわせて、東日本大震災を教訓とした 災害時要援護者避難支援プラン( 全体計画) を策定します。 

また、支援を必要とする災害時要援護者の状況把握等に努めるととも に、地区別津波避難計画の作成作業と連携し、災害時要援護者避難支援 プラン( 個別計画) の策定を進め、防災訓練等を通じて避難支援者からの 情報伝達や避難支援の有効性・安全性を検証します。 

②  災害時要援護者台帳の整備 

災害時に自力避難が困難と予想される障害者に対し、安否確認や避難 誘導が円滑に行われるよう、災害時要援護者台帳登録者の拡大に努める とともに、災害時要援護者台帳システムを導入し、関係部署間でのデー タ共有と効率的なデータ更新が可能な環境を整備し、災害時の効果的な 要援護者支援につなげます。 

③  家具転倒防止対策の推進 

地域と協働して、高齢者及び障害者世帯に対して、家具等転倒防止器 具を取り付け、家具等を固定することにより、地震に伴う家具等の転倒 による被害を防止又は軽減します。 

④  災害時ボランティアコーディネーターの確保 

大規模な災害発生時に、効果的な救援活動を行うためのボランティア コーディネーターを現場に配置できるよう、徳島市社会福祉協議会と連 携を図り、災害時ボランティアコーディネーターの育成と確保に努めま す。 

⑤  福祉避難所の体制整備 

災害時に、一般の避難所では要援護者に対する配慮を行うことが難し い場合が考えられることから、施設設備や物資、機材、人材等に関して、

障害者等が安心して避難ができる福祉避難所の体制を整備します。 

⑥  災害時要援護者の防火対策事業 

障害者、障害者福祉施設及び関係団体に対して、災害時に適切な行動 がとれるよう、防火・防災教室や研修会を開催し、防火・防災に関する 知識・技術の普及啓発を図ります。 

⑦  高機能消防指令センターの整備 

火災・救急・救助等の通報時に場所の特定が的確にできるよう、消防 機関がいち早く通報された電話機の設置場所を知ることができる発信地 表示システムの導入や聴覚障害者等からのメールによる通報を受信でき る災害メール受診システムなどを備えた高機能消防指令センターの整備 に向け、調査・検討を行います。 

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⑧  防災・防犯知識の普及 

災 害 時 及 び 緊 急 時 に お け る 対 応 能 力 を 高 め る た め 、 障 害 者 に 対 し 防 災・防犯知識の普及・啓発活動を行うとともに、聴覚障害者や発語障害 者等を対象として、緊急時の通報手段として「ファックス119番」や

「ファックス110番」、「メール110番」の周知を図ります。 

⑨  障害者見守りネットワークの構築 

障害者が住み慣れた地域において安心した暮らしを続けられるために、

本市と民生委員、協力事業所等が連携して、地域全体で見守りや訪問等 を行い、日常的に安否を確認するとともに、異常等を発見したときには 迅速に対応できる体制を整備することにより、障害者見守りネットワー クを構築します。