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従業員アンケート調査結果の分析

ドキュメント内 報告書 (ページ 30-50)

1.回答者の属性 

―勤続年数の平均は 20.5 年だが勤続年数 33 年以下が7割を超える― 

男女別の割合をみると、男性が 71.1%、女性が 28.5%となっている(図表3−1−1)。 

図表3−1−1  男女別構成比

男性 71.1%

女性 28.5%

不明 0.4%

n=1140

また生まれた年別の割合は、本調査で定義している「団塊の世代」である3ヵ年それぞ れが3割程度となっている(図表3−1−2)。 

図表3−1−2  生年別構成比

不明 1.8%

昭和24年

(1949年)

31.5%

昭和23年

(1948年)

30.2%

昭和22年

(1947年)

36.5%

n=1140

※各集計における構成比(%)の合計は、四捨五入の関係で 100%にならない場合がある。 

そして勤続年数をみると、平均は 20.5 年であるが、1〜5年と 34〜35 年との2つの山が ある。既に2番目以降の職場となっている可能性が高い、勤続年数 33 年以下は 71.5%に 達している(図表3−1−3)。 

図表3−1−3  勤続年数の分布

0 10 20 30 40 50 60 70

1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43

(年)

(件)

 

現在担当している仕事をみると、「管理の仕事」が最も多く(33.7%)、次いで「事務の 仕事」(20.3%)、「専門・技術の仕事」(13.6%)となっている(図表3−1−4)。 

 

図表3−1−4  現在担当している仕事

33.7 20.3

4.1 5.2 0.8 0.3

4.1

13.6

7.0

0% 10% 20% 30% 40%

専門・技術の仕事 管理の仕事 事務の仕事 販売の仕事 サービスの仕事 保安の仕事 農林漁業の仕事 運輸・通信の仕事 生産工程・労務の仕事

2.勤務先の属性

―従業員規模 300 人未満の企業が8割弱― 

現在の勤務先の従業員規模については、「50〜100 人未満」が最も多く(27.1%)、次い で「100〜300 人未満」(26.5%)、「30〜50 人未満」(16.8%)となっており、300 人未満の 企業に勤務している割合が 77.5%となっている(図表3−2−1)。 

 

図表3−2−1  勤務先の従業員規模

16.8

27.1 26.5 5.1

7.0 8.7 0.4

7.1

1.3

0% 10% 20% 30%

30人未満 30〜50人未満 50〜100人未満 100〜300人未満 300〜500人未満 500〜1,000人未満 1,000人以上 わからない

不明 n=1140

 

また業種は「製造業」が 22.5%、「サービス業」が 21.1%と、この両者で4割強を占め ている(図表3−2−2)。 

 

図表3−2−2  勤務先の業種

21.1 9.3

8.7 3.8

3.7 2.3 1.6 1.1 0.5

23.0 1.3

22.5

1.1

0% 10% 20% 30%

製造業 サービス業 建設業 運輸業 小売業・飲食店 卸売業 金融・保険業 農林水産業・鉱業 不動産業 電気・ガス・水道・熱供給業 通信業 その他

不明 n=1140

そして 96.6%が定年退職制のある企業に勤務しており、その年齢の平均は 60.5 歳(最 大:70 歳、最小:50 歳)となっている(図表3−2−3)。 

 

図表3−2−3  定年退職制の有無と定年の年齢

0.9

85.6 3.3

8.9 0.0 0.2 0.8 0.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

55歳未満 55歳以上 60歳未満 60歳 61歳以上 65歳未満 65歳 66歳以上 70歳未満 70歳

無回答 n=1101

不明 定年退職 0.7%

制はない 2.7%

定年退職 制がある 96.6%

n=1140

3.定年退職後の働き方について

(1)就労意向の有無

―定年退職後も企業に雇用されることを希望する者は 76.2%で、このうち6割は現在の勤 務先での就労を希望― 

定年退職後に「正社員(もしくは非正社員)としてフルタイムで働きたい」とする者は 46.8%、「正社員(もしくは非正社員)として短時間勤務で働きたい」とする者が 29.4%

と、企業に雇われる形での就労を希望する者が 76.2%となっている。その一方で、19.5%

が「働きたいとは思わない」としている(図表3−3−1)。 

 

図表3−3−1  定年退職後の就労意向の有無 

正社員(も しくは非正 社員)とし てフルタイ ムで働きた

い 46.8%

正社員(も しくは非正 社員)とし て短時間 勤務で働 きたい

29.4%

独立開業 したい

3.2%

働きたいと 思わない

19.5%

不明 1.2%

n=1140    

 

なお、「正社員(もしくは非正社員)として短時間勤務で働きたい」とする者が希望する 勤務日数・時間数をみると、1 週間当たり 3.8 日、1 日当たり 6.2 時間となっている(図表 3−3−2)。 

 

図表3−3−2  短時間勤務を希望する際の希望勤務日数(週)と希望勤務時間数(日) 

0.0

29.0 0.6

21.2 0.0

16.7

31.3 1.2

0% 10% 20% 30% 40% 50%

2.0時間 2.5時間 3.0時間 3.5時間 4.0時間 4.5時間 5.0時間 不明

n=335 平均  3.8日/週

0.3 6.6 0.3

17.0 0.3

14.0 0.0

0.3

20.0

32.8 7.2

1.2

0% 10% 20% 30% 40% 50%

3.0時間 3.5時間 4.0時間 4.5時間 5.0時間 5.5時間 6.0時間 6.5時間 7.0時間 7.5時間 8.0時間 不明

n=335 平均

 6.2時間/日

 

定年退職後の就労先については、6割以上が「現在の勤務先で働きたい」(64.3%)とす る一方で、2 割弱が「業種はこだわらないが転職して働きたい」(17.5%)としている(図 表3−3−3)。 

図表3−3−3  定年退職後の就労先に関する希望

現在の勤 務先で働 きたい 64.3%

同業他社 に転職し て働きた

い 5.0%

不明 0.3%

他業種に 転職して 働きたい

4.3%

業種はとく にこだわら ないが、転 職して働き

たい 17.5%

わからない 8.6%

n=868

現在の勤務先から定年退職後も働いてほしいと頼まれた場合については、「必ず働きつづ けると思う」は 34.0%に過ぎず、半数近くは「仕事内容や条件次第では働きつづける」

(46.1%)、2割近くは「多分働きつづけないと思う」(18.0%)としている。「仕事内容や 条件次第では働きつづける」とする割合は、特に「正社員(もしくは非正社員)として短時 間勤務で働きたい」とする者において高くなっており、今後、団塊の世代を労働力として 活用していくに当たっては、仕事内容や労働条件等に関するニーズを考慮すること等が必 要であろう(図表3−3−4)。 

 

図表3−3−4  現在の勤務先から定年退職後も働いて欲しいと頼まれた際の就業意欲

34.0 58.2 19.4

46.1

35.1 65.7

47.2 43.2

18.0 4.9 12.8 44.4 53.2 8.3

2.7

1.9 1.9 2.1 0.0 0.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体 正社員(もしくは非正社員)として フルタイムで働きたい       正社員(もしくは非正社員)として 短時間勤務で働きたい       独立開業したい 働きたいと思わない

また、就労意向について希望する勤務先の所在地別にみると、現在東京都内に勤務して おり、定年退職後は千葉県内での勤務を希望する場合は、「短時間勤務で働きたい」が 6 割を超えている(図表3−3−5)。 

 

図表3−3−5  希望する勤務先所在地別にみた雇用形態

61.4 61.0 58.6

62.7 38.9

81.6 86.4

38.6 39.0 41.4

37.3 61.1

18.4 13.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体 千葉→千葉 千葉→東京 千葉→どこでもよい 東京→千葉 東京→東京 東京→どこでもよい

正社員(もしくは非正社員)として フルタイムで働きたい      

正社員(もしくは非正社員)として 短時間勤務で働きたい      

(2)希望する就労条件

①勤務先の所在地・通勤時間

―定年退職後の勤務先の所在地については8割が千葉県内を希望で、2割強が通勤時間の 短縮化を希望― 

就労意向がある者について勤務先の所在に関する希望をみると、現在千葉県内で就労し ている者については 8 割強が千葉県内での就労を希望している。一方、東京都内で就労し ている者については、千葉県内での就労希望が 36.0%、東京都内での就労希望が 38.0%、

勤務先所在に関する希望がない者が 22.0%となっている(図表3−3−6)。 

 

図表3−3−6  定年退職後の勤務先所在地に関する希望

(単位:%)

調 査 数

千 葉 県

東 京 都

ど こ で も よ い

不 明

868 78.7 7.8 10.5 3.0 千葉県 759 84.5 3.8 8.8 2.9 東京都 100 36.0 38.0 22.0 4.0

定年退職後の希望勤務先

全体

現在の勤務先 所在地  

また、希望する勤務地までの通勤時間をみると、「30 分以上 1 時間未満」が 39.1%、「1 時間以上 1 時間半未満」が 37.8%で、この両者で 76.9%を占めている(図表3−3−7)。

全体の 20%強が、通勤時間が短くなることを希望しているが、その傾向は、現在の通勤時 間が 1 時間半を超えている層に強くみられる(図表3−3−8)。 

 

図表3−3−7  定年退職後の通勤時間に関する希望:希望する通勤時間

(単位:%)

調 査 数

3 0 分 未 満

3 0 分 以 上 1 時 間 未 満

1 時 間 以 上 1 時 間 半 未 満

1 時 間 半 以 上 2 時 間 未 満

2 時 間 以 上

不 明

全体 868 11.6 39.1 37.8 4.0 0.5 7.0

30分未満 316 28.5 50.3 12.0 0.3 0.3 8.5 30分以上1時間未満 252 2.4 51.2 39.7 0.8 0.0 6.0 1時間以上1時間半未満 188 0.0 15.4 73.4 6.9 0.0 4.3 1時間半以上2時間未満 72 2.8 19.4 48.6 20.8 1.4 6.9

2時間以上 25 0.0 12.0 64.0 12.0 8.0 4.0

現 在 の 通 勤 時 間

定年退職後に希望する通勤時間        

図表3−3−8  定年退職後の通勤時間に関する希望:通勤時間短縮に関する希望

(単位:%)

調 査 数

現 在 よ り 短 く し た い

現 在 と 同 じ で よ い

現 在 よ り 長 く なっ て も よ い

不 明

全体 868 22.5 28.9 40.4 8.2

30分未満 316 0.9 21.5 69.0 8.5

30分以上1時間未満 252 14.3 33.3 46.4 6.0 1時間以上1時間半未満 188 42.6 45.2 8.0 4.3 1時間半以上2時間未満 72 75.0 16.7 1.4 6.9

2時間以上 25 88.0 8.0 0.0 4.0

現 在 の 通 勤 時 間

通勤時間の長さに関する希望

②仕事内容

―6〜8割が定年退職後も現在と同じ仕事を希望― 

就労意向がある者について仕事内容に関する希望をみると、ほとんどが現在の仕事と同 じ仕事を希望しており、「管理の仕事」以外では、同じ仕事を希望する割合が6割を超えて いる。もっとも、現在「管理の仕事」に従事している者の定年退職後の希望をみると、「管 理の仕事」(45.2%)に次いで「事務の仕事」(28.9%)となっており、この両者をあわせ ると 74.1%と、他の仕事と同程度になる(図表3−3−9)。 

しかしその一方で、団塊の世代の従業員が定年退職後に就きたいと考えている仕事と、

企業が今後3年間で不足すると考えている仕事とを比べると、従業員の 25.2%が希望して いる「事務の仕事」は、企業のうち 7.8%しか必要としておらず、逆に、33.9%の企業が 必要としている「専門・技術の仕事」については、従業員の希望は 18.8%にとどまってい るなど、いくつかの仕事内容において、両者の希望に乖離がみられる。企業側の比率は、

必要とする人数を表しているわけではないが、両者に乖離があることは、従業員において は、何らかの能力開発をしなければ、ミスマッチが解消しない可能性を示唆していると考 えられる(図表3−3−10)。 

 

図表3−3−9  定年退職後の仕事内容に関する希望(複数回答)

      (単位:%)

調 査 数

専 門

・ 技 術 の 仕 事

管 理 の 仕 事

事 務 の 仕 事

販 売 の 仕 事

サー ビ ス の 仕 事

保 安 の 仕 事

農 林 漁 業 の 仕 事

運 輸

・ 通 信 の 仕 事

生 産 工 程

・ 労 務 の 仕 事

そ の 他

不 明

868 18.8 16.7 25.2 6.9 20.3 2.8 4.4 5.6 10.0 8.9 5.6 専門・技術の仕事 123 86.2 3.3 2.4 1.6 6.5 1.6 2.4 0.8 2.4 1.6 5.7 管理の仕事 294 11.2 45.2 28.9 7.8 14.3 2.4 6.5 2.4 5.8 5.4 4.4 事務の仕事 154 3.2 0.6 75.3 3.9 22.7 1.9 2.6 1.3 3.9 6.5 5.2 販売の仕事 40 10.0 7.5 10.0 60.0 27.5 5.0 10.0 2.5 2.5 2.5 2.5 サービスの仕事 52 7.7 0.0 0.0 0.0 86.5 1.9 1.9 0.0 0.0 7.7 7.7 保安の仕事 5 0.0 0.0 0.0 0.0 20.0 100.0 0.0 20.0 0.0 0.0 0.0 農林漁業の仕事 1 0.0 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 100.0 0.0 0.0 運輸・通信の仕事 41 0.0 0.0 0.0 0.0 9.8 0.0 0.0 78.0 4.9 9.8 7.3 生産工程・労務の仕事 65 4.6 0.0 1.5 1.5 18.5 3.1 4.6 1.5 73.8 3.1 3.1 その他 88 9.1 4.5 9.1 3.4 19.3 2.3 4.5 4.5 10.2 42.0 10.2 現

在 従 事 し て い る 仕 事 全体

定年退職後に希望する仕事(複数回答)

図表3−3−10  定年退職後の仕事内容に関する希望:企業側の意向との比較(複数回答) 

      (単位:%)

調 査 数

専 門

・ 技 術 の 仕 事

管 理 の 仕 事

事 務 の 仕 事

販 売 の 仕 事

サー ビ ス の 仕 事

保 安 の 仕 事

農 林 漁 業 の 仕 事

運 輸

・ 通 信 の 仕 事

生 産 工 程

・ 労 務 の 仕 事

そ の 他

不 明

868 18.8 16.7 25.2 6.9 20.3 2.8 4.4 5.6 10.0 8.9 5.6

384 33.9 11.5 7.8 15.9 12.2 0.3 0.5 13.0 17.4 8.3 3.4 団塊の世代の従業員が「定年退

職後に就きたい」と考えている仕 事(複数回答)

企業が「今後3年間に不足する」

と考えている仕事(複数回答)

ドキュメント内 報告書 (ページ 30-50)