2. 住 所:Самарская обл., Красноярский район, с.Красный Яр,ул.Промысловая, д.50 3. 電話・メール等:8(84657)2-12-28, 2-16-64
1968 年 に 設 立。 園 児 147 人、 教 職 員 30 人。 名 称 の「комбинированного вида II
категории」はインクルーシブ教育をやっていることと関連している。
民族衣装を着た子どもたちに迎えられ、パンと塩の歓迎の儀式。まず、外で「ロシア村」と 交通ルールを教えるスペースなどを見せてもらった。クラスヌィ・ヤール地区が入っている教 育管区の長も着てくれた。地区には、19 の普通教育学校、15 の就学前教育機関、1つの職業 教育機関、3 つの補充教育機関。管区全体は、44 の普通教育学校。振付け、音楽、絵画、体 育など、様々な活動があるが、有料の教育サービスはやっていない。振り付け、音楽、造形芸 術、体育、遊び場などを作るときは、お金は行政に出してもらったが、親が作業を手伝ってく れたという。
中に入ると、まず幼稚園博物館を見せてもらった。主にロシア文化の紹介。ブリヌィなどを 食べながら、子どもたちによるコン
サートを観賞。踊りの先生は園長先 生の娘で、この幼稚園の卒園生。ま だ学生(20 歳)。週 1 日勤務。音楽 の先生(男)は 25 年間。毎日勤務。
本 幼 稚 園 の 訓 育 の 目 標 の 一 つ は 、д у х о в н о-н р а в с т в е н н о е воспитаниеである。年齢別に活動 内容は違う。パトリオティズムは何 から始まるのか。2 歳までは、一番 身近なものしか分からない。子守唄、
母への愛、家族への愛。3 − 4 歳児は外に出て、自分の居場所を少しずつ広げていく。園内の ミクロ社会(スタッフの人たちと触れる)。5 − 6 歳は、幼稚園の外に出て、村の中の施設を 見学することができる。郷土愛。この年齢は、お互いの違い(エスニシティ)に気づく。6 − 7 歳は、それぞれの民族文化のイベントを行う。ロシアという「大きな祖国」に対する意識。
国歌を歌って、ロシアへの誇りを覚える。ロシア大統領、サマーラ州知事、区(район)や村 のトップの人の名前を覚える。行政のところに見学に行く。
年間行事。9 月 1 日(知識の日)。11 月 30 日(母の日)。お正月。クリスマス(1 月 7 日)。
洗礼の日(1 月 19 日)。祖国防衛者の日(2 月 23 日)。国際夫人デー(3 月 8 日)。4 − 5 月 に民族文化の日。戦勝記念日(5 月 9 日)。こどもの日(6 月 1 日)。7 月に、イワン・クパー ラの日(夏至祭)と「家族と愛と貞操の日」
⑫乗馬スポーツ学校
Конно-спортивный комплекс МОУ дополнительного образования детей детского оздоровительно-образовательного центра «СОК»
1.対応者:校長先生
2.住 所:Красноярский район, с. Красный Яр., ул. Дорожная, 1 3.電話・メール等
校外教育施設。無償。放課後になると子どもが集まってくる。毎日来ている子どももいる。
15 分しか見学できなかった。屋根のあるところで、調教師が乗馬している様子しかできなかっ た。調教師が生徒数 142 人。教員 5 人、調教師 7 人、飼育係 12 人。馬は 70 頭。地区がお金 を出している。他に教育校外施設があるが、乗馬スポーツ学校はお金がかかるため、サマーラ 州で 1 校しかない。
⑬トリヤッチ市第 59 番中等普通教育学校
1.対応者 : Бакулина Татьяна Николаевна校長、
Подоляко Татьяна Николаевна第 49 番学校校長、
トリヤッチ市議員その他
2.住所:Самарская обл., пр-т Ст. Разина, 65 3.メール・電話等:[email protected]
トリヤッチ市の人口は 70 万人で、ウリヤノフスクよりも多い。第 59 番学校は、1960 年 代にできた有名な自動車工場АвтоВАЗのある自動車工場地区に位置している。1971 年に設立。
スケジュールがずれ込み、大幅に遅刻した。塩とパンの歓迎をしてくれた子どもたちや大勢 の記者がずっと待っていたという。テレビ記者など。7 年生のГраждановедение の授業の様 子やЯ-гражданин Россииの全国コンクールで高い評価を受けた子どもたちによるプロジェク
ト活動のプレゼンを見せてもらっ た。
ラウンドテーブル。ここ 11 年 で、トリヤッチの市立の教育機関 の 94%がГражданинのプロジェ クトに参加。新しいスタンダード で地方の要素がなくなっても、続 ける意欲はあるという。
< 10 月 12 日(水)> ウリヤノフスクへ移動 (ワゴン車)
ウリヤノフスク市(旧シンビルスク市)レーニンの故郷
< 10 月 13 日(木)>
⑭第 116 番幼稚園
1.対応者 : Ларина Татьяна Викторовна園長、
Майданкина Наталья Юрьевнаウリヤノフスク教員研修所教育部長 2.住 所:г. Ульяновск, ул. Локомотивная, 112А.
3.メール・電話等:[email protected], (8422) 78-60-55, 78-68-73, 78-62-20 (HPによる)
株式会社「ロシア鉄道」の附属幼稚園。ほとんどの園児が鉄道職員の子ども。ソ連時代から継 続(1960 年に設立)。今の園長先生は 1984 年から。2 歳から 7 歳の園児を受け入れている。
5 つのグループ。教育活動に「日本文化」を取り入れている(自分たちの発送で、特に日本と の交流はなし)。プール(7m x 12 m)や室内のミニ動物園など、設備が充実している。設備 面では、全国に 200 ぐらいある「ロシア鉄道」の幼稚園で平均レベルという。もっとリッチ な幼稚園もあるという。パトリオティズム教育→スクヴォルツォフさんの「郷土」や「大地」
についての話し。
⑮第 69 番学校
1.対応者 : Аряпова Галина Михайловна (Гельсиня Мубаракшевна) 校長先生 2.住所:г. Ульяновск, бул. Фестивальный, 18
3.メール・電話等:
1986 年 に 設 立。 教 員 27 人。 モ ル ド ヴ ィ ン 文 化 と ロ シ ア 文 化 の 紹 介、
Гражданско-патриотический関係のコンクールで優勝したプロジェクトのプレゼン(大祖国戦争の記憶に
ついて)などを見せてもらった。校長先生はタタール人。
⑯第 94 番幼稚園
1.対応者:Орехова Юлия Владимировна 校長先生 2.住所:г. Ульяновск, проспект Авиастроителей, д. 27 3.メール・電話等:20-97-59, [email protected]
ここもプールや体育館など、鉄道幼稚園にはやや劣るものの、設備が充実。休息および余暇 の権利(право на отдых)をテーマにした遊びや芝居などを見せてもらった。一人の先生によ るマスタークラス。周辺の幼稚園の先生を交えた短いディスカッション。
< 10 月 14 日(金)>
⑰ウリヤノフスク教員研修所 シティズンシップ教育センター
Центр гражданского образования при УИПКПРО ラウンド・テーブル
1.対応者:Скворцова Ирина Викторовнаセンター長 Данилов Сергей Вячеславович副所長 2.住 所:Ульяновск, ул. 12 сентября, 81
3.メール・電話等:[email protected], [email protected]
所長、副所長などと懇談した後、研修 所の建物内のシティズンシップ教育セン ターにおいて、ラウンド・テーブルに参 加した。参加者はシティズンシップ教育 関係の州の教員であり、各学校からの実 践報告がなされた。やはり女性が多かっ た。ここでは、ウリヤノフスク州のシティ ズンシップ教育の概要を報告する。
ウリヤノフスク州のシティズンシップ教育
目 的;90 年代初期:民主的法治国家の建設が開始され、制度的変革が実施されていた。教 育もそうであった。
Гражданское образованиеの目的は、市民の育成であり、社会生活に積極的に参加したいと いう内的欲求をもつ人間の育成である。
ウリヤノフスク州では 1992 年から、「市民性概論Граждановедение」を実験的コースとし て導入した。特徴はインタアクティブな方法で実施される点であり、「周りの世界」に何が起こっ ているかを理解する方法として重要であった。最初は実験的にいくつかの学校において導入さ れたが、そのうち、若者の社会化の重要な手段としてこの教育の必要性が認識されるようにな り、学校構成要素として取り入れられるようになった。
1998 年から、州の教育局の命令приказによって、普通教育学校基本教科課程の地域構成 要素として、二つの科目が必修コースとして導入された。
「市民性概論」週 1 時間、
「歴史・郷土学習」週 1 時間
次第にこの二つを核として、授業以外の訓育活動が膨らんでいった。
①「クラスの時間」は、倫理と法教育に使うようになった。
②学校規定устав школы が改正されたが、この過程に生徒と親が参加した。生徒の立法 活動が発達し学校自治、学校共和国の実践につながっていった。
③学校の実践では、社会・経済ゲーム「新しい文明」が実施され、新しい社会組織が成立 してきた。
Гражданское образованиеの基礎には法教育がある。この分野の活動も発達し、法律に関す るオリンピックの実施、人権オンブズマンの組織もつくられた。「討論の場」がつくられて、
社会の問題を議論するようになった。
Гражданское образованиеの活動は、学校の外に広がっていき、市全体、州全体で調整を必 要とするようになった。
そこで、教育省と教員研修所がコーディネーターを務めることとなった。
2005 年にГражданское образованиеのセンターが設置された。
現在、州のレベルで実施している活動
①連邦プログラム「私はロシアの市民」への参加。
州での名称は「故郷に私は願う」。すでに 10 年参加しており、来年 3 月は 11 回目の参 加となる。
②「子ども創造センター」に、「青年法アカデミー」を設置した。法の知識をもっと学びた いものはここで深く学ぶことができる。
③州プログラムとして「選挙文化」、「家族の市民性」を開発した。
前者は選挙文化の形成をめざすコンクールであり、後者は家族の市民性の育成をめざし、
家族も参加するコンクールである。
おととい(2011 年 10 月 12 日)、第 1 回州レベルのフォ−ラム「社会的に積極的な学校」
を開催した。
④市および州レベルの青少年議会
青少年の様々な問題が青少年議会で検討され、解決されている。
「市民性概論Граждановедение」の担当教員の養成
2006 年 10 月のモスクワ郊外でのセミナーに学び、「市民性概論Граждановедение」を担当 する資格を取得できる特別コースを、国立ウリヤノフスク教育大学の歴史学部に、「第二の専 門дополнительная. профессия」として開設した。
すでに、6 年間の実績がある。
しかし、州の教育戦略が変化し、このコースは、新たに導入された「宗教文化と倫理の基礎」
にとって代わられることになった。現在は徐々に後退している。
これは大変残念ことである。
現在は①「市民とパトリオットの育成」、②「暴力と痛みと涙なしの世界」(ユネスコ・スクー ルのプロジェクト)に取り組んでいる。
昼食をはさんで、午後は上記、「市民性概論」の担当教員養成の授業に参加し、学生たちと 質疑応答を行った。授業の冒頭、学部長が次のように私たちを紹介した。
「今日は日本からのゲストがあります。彼らは、私たちが忘れ去ろうとしているレーニンの博 物館の見学を希望しています。閉館時間の関係で本日の授業は通常より早めに終了します。」
とユーモアたっぷりに学部長が話した。真意はいかに・・・。
センター職員の削減
Гражданское образованиеセンターの職員が削減されている。以前は6人スタッフがいたが、
現在はフルタイムで専任はセンター長一人のみ、パートのスタッフが2名(専任かどうかは不 明)いるのみである。Гражданское образованиеは、最近警戒されている。プロジェクトの内 容の選択も難しくなってきており、学校自治、学校共和国といった取り組みは警戒される。
ロシアの教師は、全国統一試験(エゲ)の成績が良くなるように強いられている。これによっ て教師の評価がなされるからである。もちろん給料にも連動している。昨日、10 月 12 日(木)
に開催したセミナーに参加した教師からは、社会的プロジェクトを実施すると、統一試験の成 績にマイナスの影響があるのではないかと懸念する発言があった。(パホーマフが、統一試験 C分類の試験は口述なので、プロジェクトを実施していたほうが高得点をとれる、と教師に 説明していると語っていたのを思い出した)。生徒の人数に応じて学校予算が配分される仕組 みなので、学校選択制のもとで、親の意向は無視できず、統一試験で高得点を取れることはこ の意味でも重要である。
ウリヤノフスク教育大学・学部長が説明するパトリオティズム:このようなГражданское
образованиеが現在置かれている状況を念頭におくと、13 日(木)朝に訪問した鉄道幼稚園
でのパトリオティズムの説明が、理解できる部分がある。かれは人間の育成、そのためには道