• 検索結果がありません。

実践支援活動

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2009 (ページ 79-86)

1.JICA 連携事業

昨年度に引き続き、主にJICAとの連携協定にもとづいた事業を推進した。大阪大学は2007年2月にJICA との間で以下の連携協力協定を結んだ。GLOCOLはこの連携協力協定の内容を具体化する役割を担っている。

1)JICAとの連携協力協定

大阪大学と独立行政法人国際協力機構(JICA)は、日本と開発途上地域の人びとの平和で豊かな世界の 実現を目ざし、開発途上地域への国際協力にかかわる事業の推進に向けて、大阪大学の全学的研究・教育 の成果とJICAの現実実践を生かした連携を、相互に可能な分野において行うため、2007年2月に連携協 力協定を締結した。

◇連携目的

(1)国際協力に関する研究の推進 (2)国際協力に資する人材の育成

(3)その他国際協力にかかわる事業の実施

◇連携協力

(1)国際協力にかかわる研究の推進と成果の公開 (2)国際協力にかかわる啓発的事業の実施

(3)講師の相互派遣その他大阪大学とJICA間の人的交流

(4)国際協力のための専門家及び調査団の派遣 (5)国際協力のための研修プログラムの実施 (6)学生の青年海外協力隊等への参加に対する支援

(7)学生のJICAインターンシップへの参加に対する支援

(8)国際協力に携わる要員の教育・訓練に対する支援 (9)施設の相互有効利用

(10)その他、双方が合意する連携プログラム

2)JICAとの連携事業

●第40回 GLOCOLセミナー 阪大教員が語るJICA事業

[講演者(所属・職)]

酒井利文(JICA大阪所長)

竹中 浩(法学研究科教授)

生田和良(微生物病研究所教授)

[開催日・場所]

2009年9月28日、大阪大学コンベンションセンター 2階会議室3 [言語] 日本語

[プログラム]

司会:宮本和久(GLOCOL特任教授)

開会のあいさつ:栗本英世(GLOCOLセンター長)

「大阪大学とJICA大阪の連携」

酒井利文(JICA大阪所長)

「『JST-JICA地球規模課題』問題点と展望」

生田和良(微生物病研究所教授)

「地方分権改革支援と日本の経験」

竹中 浩(法学研究科教授)

全体討論

まとめと閉会挨拶

酒井利文(JICA大阪所長)

[概要]

大阪大学と国際協力機構(JICA)は、日本と開発途上国の人びとの平和で豊かな社会の実現を目ざし、大 阪大学の全学的な研究・教育の成果とJICAの現場実践を生かした連携を推進するため、2007年に連携協 力協定を締結した。この協定にもとづき、2009年2月に第1回目のJICA事業説明会(国際協力情報交換 会)を開催し、大阪大学とJICA双方のリソースを公開し、今後の連携強化につなげる目的で連携事業の紹 介をポスターセッション形式で行った。今回はこれに引き続き第2弾として、実際にJICA事業に関わる 大阪大学の教員にご報告いただき、JICA事業に関わるメリットや課題についてJICA職員を交えて率直な 意見交換を行った。また、報告・討論を通して、大学とODAの連携でどんな可能性が膨らむのか、そのイ メージを共有した。

[備考]

主催:JICA大阪

グローバルコラボレーションセンター

3)JICA地域別研修

「持続的な人間の安全保障とキャパシティ・ディベロップメント」セミナー

GLOCOLでは、大阪大学と国際協力機構(JICA)との連携協定に基づき、平成19年度および平成20年度に

JICA 研修事業「持続的な人間の安全保障とキャパシティ・ディベロップメントセミナー」を受託し、研修の企 画と実施に携わってきた。平成19年度はアジア諸国を対象に、また平成20年度はアフリカ諸国を対象として研 修を実施した。平成21年度は、中南米諸国を対象として同セミナーを実施する予定であったが、平成20年度中 にJICAが対象国政府への要望調査を実施した結果、受講希望がなかったため、平成21年度の同セミナーは実 施に至らなかった。

JICAとの協議の結果、平成22年度以降の研修企画に際しては、GLOCOLが実施した「持続的な人間の安全 保障とキャパシティ・ディベロップメントセミナー」と、お茶の水女子大学の内海成治教授(元大阪大学人間科 学研究科教授)がコースリーダーとなって実施してきた「アフリカ地域紛争後復興期における教育開発コース」

のふたつを統合し、新たな研修コースを策定することとなった。そのためGLOCOLでは、次年度以降のセミナ ーの企画を効果的なものとするために、平成21年度の「アフリカ地域紛争後復興期における教育開発コース」

フォローアップセミナー(平成21年12月1日から4日に南部スーダン・ジュバで実施)の企画・運営に参画す ることとなった。具体的には、GLOCOL がファシリテーターおよびコメンテーターを提供するとともに、カリ キュラム作成と運営の面で協力することとなり、栗本センター長とスタッフ2名(ホーキンス特任助教と三田特 任研究員)が参加した。

フォローアップセミナーは、各研修員のアクションプランの進捗状況の報告、南部スーダンの教育復興に関す るセッション、南部スーダンの教育機関の視察で構成されていた。その目的は次の5つであった。1)アフリカ

(南部スーダン)における教育復興の事例から、実践的な知識を得る、2)それぞれのアクションプランの進捗 状況について報告し、他国の参加者からフィードバックを得る、3)帰国研修員以外の関係者と情報を共有し、

アクションプランの実施を促進する、4)活発な情報交換を通じ帰国研修員のネットワークを強化する、5)今 後の本分野に関する研修ニーズを聴取する。

研修員からは、日本で行った研修に参加したときに作成したアクションプランの進捗状況と成果の発表があり、

他の研修員とリソースパーソンからのフィードバックを得た。参加した研修員4名のアクションプランは次のと おりである。

Mr. Eugene W. Jappah (リベリア)

教育カリキュラムに平和教育の導入の構想 Mr. Adolph Yambayamba (コンゴ民主共和国)

キンシャサ市医療従事者向け産婦人科研修計画 Ms. Josephine Bangurambona (ブルンジ)

民間伝承の教材化計画

Ms. Christine Nduwimana (ブルンジ)

初等・中等教育の留年問題に関するワークショップの実施

南部スーダンの教育復興に関するセッションでは、南部スーダン政府教育科学技術省の職員らから、教育分野 復興の取り組みの概要、カリキュラム開発、教員研修、情報管理システム、高等教育機関についての現状と課題

ッションでは、ドナー(ジョイント・ドナー・チーム、JICA、UNHCR)の取り組みについてのプレゼンテー ションが行われた。さらに、実際の教育現場(初等教育機関、中等教育機関、高等教育機関(大学)、教員研修所

(建設中))を訪問・視察し、南部スーダンの教育復興の実情を把握した。

本セミナーにGLOCOLが参画したことにより、以下の効果があったと考えられる。

1. 南部スーダンをフィールドとして長年研究をしてきた栗本センター長がコメンテーターとして参加し たことにより、活発な議論を引き起こし、参加者の理解をより深めることができた。

2. GLOCOL教員が専任のファシリテーター役を担ったことにより、各講義や発表を研修の目的に合うよ

うに導くことができた。

3. GLOCOL教員がセミナーのカリキュラム作成およびセミナー運営に携わり、より効果的なセミナーを

デザインし実施することができた。

4)青年海外協力隊特別募集説明会

JICAとの連携協力協定にもとづき、大阪大学の学生に対して青年海外協力隊募集説明会を実施した。7月11 日は箕面キャンパスで行われた阪大夏祭りにJICAブースを出展し、協力隊OBによる体験談のコーナーやパネ ル展示などで、広報につとめた。7月13日ではGLOCOL協力科目である全学共通教育科目「世界は今」を公開 授業とし、その後、協力隊経験者の体験談を交えた応募説明会を実施した。11月19日は第1部に第44回GLOCOL セミナー「いいことがいいことでなくなる時:国際協力のジレンマを楽しむ」を開催し、第2部で応募説明会を 実施した。

●2009年7月11日 [場所]

大阪大学箕面キャンパス [プログラム]

JICAブース出展

途上国からの研修員と話してみよう!@おしゃべりコーナー 途上国の民芸品を買おう!@ネパール店

JICAの仕事って?@パネル展

「世界に広がる宝物:JICAボランティアの活動あしあと」展 JICAと一緒に国際協力しませんか?@JICAサポーター募集

●2009年7月13日 [場所]

大阪大学文系総合研究等402号室(豊中キャンパス)

[プログラム]

阪大OB・在籍学生が語る!JICA・青年海外協力隊体験談& 協力隊応募説明会

「『世界』にかかわっていくこと:青年海外協力隊員としての活動から」

ゲスト:藤丸健太郎(人間科学研究科グローバル人間学専攻M2)

大学院を休学、ブルキナファソで青少年活動に携わる。

佐々木正大(微生物病研究所、日本・タイ共同研究センター特任研究員)

薬学を学び、ブータンで感染症対策に携わる。

●2009年11月19日 [場所]

大阪大学箕面キャンパスD棟106号 [プログラム]

国際協力をしよう!「JICAボランティア募集説明会」

プログラム説明、配付資料説明 JICAボランティア活動紹介ビデオ JICAボランティア事業概要説明

平間亮太(外国語学部国際文化学科開発環境専攻4年)

「青年海外協力隊体験談」

質疑応答

JICAサポーター、JICA大阪インターンシッププログラムについてのお知らせ

5)JICA大阪夏期インターンシップ実習事業

大阪大学とJICAの連携協定にもとづき、国際協力に関心をもつ大学生・大 学院生を対象に、JICA大阪国際センター(JICA大阪)にインターン実習生を 派遣する事業を実施した。本事業の目的は、学生に実務経験の場を提供し、国 際協力に携わる人材を育成することである。

インターン実習生の公募は、GLOCOL が大阪大学での窓口となって行われ た。応募資格をもつ対象者は、大阪大学の学部または大学院に在学中の者で、

国際協力や開発援助に深い関心があり、将来的に国際協力に関連した仕事に携 わる意志をもった者とした。

2009年度に本プログラムにより派遣されたインターン実習生は、人間科学研 究部3年学生1名、法学部3年学生1名、経済学部3年学生1名の合計3名で

あり、JICA 大阪国際センターにおいて研修員受入事業の業務補助および開発教育支援事業、広報事業の業務補 助などに携わった。実習期間は、2009年8月10日~9月30日、9月14日~30日、8月10日~28日であった。

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2009 (ページ 79-86)

関連したドキュメント