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学内連携事業

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2009 (ページ 86-93)

1.兼任教員会議

●第3回

第3回兼任教員会議は、兼任教員への事前アンケートにおいて特に関心の高かった「分野横断型教育」をテー マとして、GLOCOL教職員を含めて30名の参加を得て開催された。宮原准教授とヴァージル・ホーキンス特任 助教が、それぞれ大学院レベルと学部レベルにおけるGLOCOLの分野横断型教育プログラムについて報告した。

引き続いて、GLOCOL 兼任教員である高部英明教授(レーザーエネルギー学研究センター)より「文部科学省 国際化拠点事業『グローバル30』と我が国の国際化」についての報告があった。これらの報告を踏まえて、活発 な討論が行われた。

[開催日・場所]

2009年9月28日、コンベンションセンター2階会議室3 [報告]

1.分野横断型教育プログラムの開発について

(1) 宮原暁(GLOCOL准教授)「分野横断型教育プログラムの開発:大学院プログラムにおける課題と

工夫点」

(2) ヴァージル・ホーキンス(GLOCOL特任助教)「初年次教育におけるイシューとGLOCOLの工夫」

(3)高部英明(レーザーエネルギー学研究センター教授)「文部科学省国際化拠点事業『グローバル30』

と我が国の国際化」

(4)中川理(GLOCOL特任講師)「総合コメント」

2.その他

●第4回

[開催日・場所]

2010年3月16日、銀杏会館3階会議室B [報告] 司会:宮本和久(GLOCOL特任教授)

1.2009年度活動報告(栗本英世GLOCOLセンター長)

2.学内連携事業:2010年度GLOCOL概算要求(宮原曉GLOCOL副センター長)

「海外体験型教育サポートオフィス」

「新規大学院高度副プログラム」:「グローバル健康環境教育プログラム」「国連システムにおける実践的 政策エキスパート養成教育プログラム」

3.学内連携事業:薬学研究科との共同申請(平田收正薬学研究科教授)

大学院教育GP「組織的な大学院教育改革推進プログラム:健康環境リスクマネージメント専門家育成」

4.JSPSベトナムとの共同研究(兼任教員との共同申請)(住村欣範准教授)

「ベトナムにおける家畜由来の薬剤耐性菌の食品健康影響リスクに関する複合的共同研究」

5.文理融合型学内共同研究(三宅 淳 基礎工学研究科教授)

JST/JICA 連携事業:「地球規模課題対応国際科学技術協力事業」「インドネシアにおけるバイオマス利

用電力自給技術の共同開発」

[討議] 議長:栗本英世(GLOCOLセンター長)

1.学内連携の推進について 2.その他

2.GLOCOL 高度副プログラム

GLOCOL の高度副プログラムは、他部局との緊密な関係にもとづいて運営されている(高度副プログラムの

内容については、pp.10-19 を参照)。とりわけ、それぞれの副プログラムを構成する科目については、多くの部 局からの数多くの提供によって成り立っている。

グローバル共生では36の科目、人間の安全保障・社会開発では39の科目、司法通訳翻訳論では20の科目が、

他部局からの提供によっている(部局ごとの内訳は下のグラフを参照のこと)。また、これらの科目のうち、延べ

24科目がGLOCOLの兼任教員による科目である(副プログラムごとの内訳は下の表を参照のこと)。

プログラム名 兼任担当科目数

グローバル共生 15 人間の安全保障・社会開発 8

司法通訳翻訳論 2

24

グローバル共生

人間の安全保障・社会開発

3.2010 年度新規事業における学内連携

GLOCOLでは、2010年度からの新規事業として、①海外体験型教育サポートオフィスの設置、および②ふた

つの新規大学院高度副プログラムの開発を、学内の他部局との連携によって行うこととなった。これらの事業は、

設立以来築いてきたGLOCOLをハブとする多部局連携にもとづき、包括的な海外体験型教育支援体制の構築と、

大阪大学の海外体験型教育のモデルとなるプログラムの立ち上げを目指すものである。

①海外体験型教育サポートオフィス

大阪大学全体のレベルで、海外体験型教育とフィールドワーク倫理・リスク教育を企画・調整し、各部局の取 り組みと連携しつつ支援する機能を有した「海外体験型教育サポートオフィス」を設置する。

②新規大学院高度副プログラム

ふたつの新規大学院高度副プログラム、「グローバル健康環境」および「国連システムにおける実践的政策エキ スパート養成」を開発する。これらふたつのプログラムには、サポートオフィスで開発した海外体験型教育プロ グラムを組み込み、とくに、理系の大学院生に対しても、海外体験型教育を受けることのできる場を提供する。

プログラム開発は、企画から科目提供にいたるまで、すべての面において学内他部局との緊密な連携にもとづい て行われる。

4.組織的な大学院教育改革推進プログラム(大学院 GP)

大阪大学大学院薬学研究科「健康環境リスクマネージメント専門家育成」

本事業は、本学薬学研究科における環境薬学に関する教育研究の展開と、グローバルコラボレーションセンタ ー(GLOCOL)の海外での優れた教育研究活動実績を発展的に融合させ、「健康環境リスクマネージメントの高 度専門家」育成を実施するものである。本事業は、薬学研究科とGLOCOLを中心に、学内関連組織や本学の海 外教育研究拠点との連携により、他大学にはない先駆的な大学院教育改革を推進するものであり、食と環境の安 全・安心の確保及び感染症予防に貢献できる高度薬学専門家育成を行う。

2009年度は、GLOCOL主催・薬学研究科大学院GP共催でGLOCOLシンポジウム「ベトナムにおける食の

安全と安心― 現状と専門家の育成」(2009年11月29日)(詳細はp.124)、及び、薬学研究科大学院GP・GLOCOL 共同開催で国際シンポジウム「健康環境リスクマネージメント専門家育成」(2010 年 3 月 17 日)(詳細は pp.124-125)を開催した。

また、薬学研究科とGLOCOLの共同で、講義科目「発展途上国における感染症の現状と対策」および、海外 体験型学習を組み込んだ「応用環境生物学特別講義」を開発した。これらのふたつの科目は、2010 年度から、

GLOCOL高度副プログラム「人間の安全保障と開発」において開講される見込みである。

5.FD懇談会

GLOCOL のミッションのひとつは、グローバルコラボレーション(国際協力)に個別に取り組む部局や組織

を、文系・理系にかかわらず有効に連携させるシステムをつくり、新しい教育・研究・実践の場を実現すること である。新しい国際教育プログラムや国際共同研究を企画立案するためには、まず「学内の協力体制を構築する」

こと、言い換えれば「足もとのコラボレーション(学内の広範な分野にまたがる連携)」を強化しなければならな い。GLOCOL 教員の能力開発を図るため、国際協力分野において研究、教育、実践において豊富な経験をもつ 学内の専門家を招き、FD懇談会を開催した。

●第8 回 研究推進に求められるグローバリティー(国際性と学際性)

について:高部の実体験から

高部英明(レーザーエネルギー学研究センター教授)

2009年4月16日、センター長室

●第9回 大学の国際化と最近の著作権の動向について 亀岡 雄(国際部長)

2009年6月23日、センター長室

●第10回 平和時における経済特需《観光産業学》

林田雅至(CSCD教授)

2009年10月27日、センター長室

6.その他

1)国際共同研究・国際交流に係るアンケート調査の実施

GLOCOL は産学連携推進本部、国際企画推進本部と共同で、教育、研究、実践、産学連携にわたって重層的

に展開されている、大阪大学の個別の国際的取り組みを取りまとめ、さらにこれらを有機的に連携発展させるこ とを目的として、2010年2月に、全学の教員を対象に、国際共同研究・国際交流に係るアンケートを実施した。

アンケートを実施した3組織では、調査の結果を活用し、国際化に関する個別領域の戦略・支援の立案を行う とともに、領域間の具体的な連携をも推進していく見込みである。

2)部局横断型(文理融合型)国際共同研究プロジェクトの立ち上げ

GLOCOLの目標のひとつは「部局を横断する国際研究、国際共同研究」を企画、推進することである。文系、

理系の枠を超えた国際共同研究を実施するために、GLOCOL の兼任教員を中心に研究グループを立ち上げ、提 案公募型の大型研究事業に挑戦することとした。

業)への応募にこぎつけたことである。下記実施体制概念図に示すように、島嶼国であるインドネシアの地域分 散型電源開発を目指して、インドネシア科学院との共同研究を立案した。熱帯諸国に豊富に存在するバイオマス 資源を原料にして、小規模安定な電力供給を可能にするシステムの開発を総合的に行う事業である。単なる技術 開発だけでなく、社会科学的解析、キャパシティ・ディベロップメントを組み入れ、社会的受容・定着可能な方 策を創出することを目標とする、総合大学の特徴を生かしたプロジェクトである。

本プロジェクトは一次審査を通過し、3月15日のヒアリングに向けて、研究グループ内で活発な意見交換、準 備作業を進めている。GLOCOL兼任教員を核とするこの研究グループの活動を発展的に継続すべく、学外にも 呼びかけて研究会を発足させる計画である。

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2009 (ページ 86-93)

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