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セミナー、シンポジウム等の開催

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2009 (ページ 101-137)

国内外から講師を招へいして、GLOCOLセミナーを16回実施した。また、他機関と協力して国際シンポジ ウム、一般市民向けシンポジウムなどを開催した。

1. GLOCOL セミナー

●第34回 GLOCOLセミナー

The Democratic Republic of Congo (DRC): The World’s Deadliest Conflict Ignored コンゴ民主共和国:無視され続ける世界最大の紛争

[講演者(所属・職)]

久野武志(ドキュメンタリーカメラマン)

ヴァージル・ホーキンス(GLOCOL特任助教)

[開催日・場所]

2009年4月17日、大阪大学21世紀懐徳堂 多目的スタジオ [言語] 日本語

[プログラム]

トーク・イベント 2009年4月17日

司会:和栗百恵(GLOCOL特任助教)

開会挨拶:栗本英世(GLOCOLセンター長)

ビデオメッセージ(米国NPO、Friend of the Congo)

話題提供(プレゼンテーション)

ヴァージル・ホーキンス

「DRC紛争はどのような紛争か?なぜ無視されているのか?」

久野武志

「DRC紛争の現場から」

トーク(対談)

「その沈黙に、一石を投じようじゃないか」(ホーキンス×久野)

フロアとの対話 閉会

写真展

2009年4月13日~17日、20日 [概要]

なぜ世界に伝わらないのか。周辺8 カ国を巻き込み、540万人とも言われる死者を出したアフリカ・コン ゴ民主共和国の紛争。しかし私たちはそれをどれだけ知っているのだろうか。現場を歩いたカメラマン(久

した。同時開催の写真展(4月13日~20日)では、紛争現場の写真約20点や、紛争を説明したパネルを 展示した。

[講師紹介]

久野武志

1974年生まれ、愛知県出身。テレビ番組制作会社に勤務後、惨状が続きながら声の届かないアフリカの現

状に向かい合うべく、フリーのドキュメンタリーカメラマンとして活動を開始する。コンゴ民主共和国、

リベリア、シエラレオネ、ソマリア、ケニア、エチオピアなどを取材。2007年上野彦馬・日本写真芸術学 会奨励賞を受賞。

ヴァージル・ホーキンス

1974年生まれ、オーストラリア出身。大阪大学国際公共政策研究科で博士号を取得し、NGOの職員とし

てアジア(主にカンボジア)とアフリカ(主にザンビア)でのべ5年間、社会開発の事業に携わった経験 をもつ。「ステルス紛争」(人びとの意識のレーダーに現れない紛争)について研究、教育活動を行う。

GLOCOL特任助教。

[備考]

協賛:コミュニケーションデザイン・センター(CSCD) Friends of the Congo (米国NPO)

●第35回 GLOCOLセミナー

国際機関への就職:グローバルな舞台で活躍したいあなたへ

[講演者(所属・職)]

増尾秀樹(外務省国際機関人事センター課長補佐)

[開催日・場所]

2009年7月2日、大阪大学コンベンションセンター2階会議室3 [言語] 日本語

[プログラム]

「国際公務員になるには」

増尾秀樹(外務省国際機関人事センター課長補佐)

「国際機関勤務の体験談」

蓮生郁代(国際公共政策研究科准教授)

上田晶子(GLOCOL特任准教授)

質疑応答

[概要]

増尾秀樹氏をお招きし、国連事務局、UNDP、UNICEF、WHO、UNEP、UNHCR といった国連機関、

また、OECDなどの国際機関やこれら国際機関への日本人の就職状況、具体的な就職に向けての道筋につ いて、お話をいただいた。また、蓮生郁代准教授と上田晶子特任准教授から、国際公務員としての勤務経 験をご報告いただた。セミナー終了後には、学生に対する個別の相談を行った。

[備考]

共催:OSIPP国連政策研究センター

●第36回 GLOCOLセミナー

移行期正義の現状と課題:国連旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY) とスレブレニツァ事件を事例に

[講演者(所属・職)]

長 有紀枝(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)

[開催日・場所]

2009年7月9日、大阪大学人間科学研究科東館1階 105教室 [言語] 日本語

[概要]

紛争後社会の平和構築の現場では、移行期の正義が大きな課題となってい る。戦争犯罪人の処罰と政治的安定、あるいは「正義」と「和解」はどち らも重要事項でありながら、さまざまな矛盾や緊張関係をはらむことが指 摘されて久しい。ジェノサイドなど大規模な人権侵害の真相の究明(ある いは歴史認識・歴史的事実の構築)と、正義(法の裁き)も必ずしも一致

しないことが明らかになっている。本報告では、「第二次世界大戦以来欧州で最悪の虐殺」と称され、また ICISS(介入および国家主権に関する国際委員会)の「保護する責任」論誕生の背景のひとつともなったス レブレニツァ・ジェノサイドを事例に、移行期正義の現状と課題について論じた。さらに、スレブレニツ ァをダルフールやルワンダと比較し、ジェノサイドの予防の方策について議論を行った。

[講師紹介]

ジャパン・プラットフォーム共同代表理事。早稲田大学政治経済学部卒。同大学院政治学研究科修士課程 修了後、外資系企業勤務を経て、1991 年に難民を助ける会に参加。2003 年まで同会職員として、ボスニ ア、チェチェン、アフガニスタン、ミャンマー、カンボジアなどの緊急人道支援、障害者支援、地雷対策 とその廃絶活動に携わる。2004 年から東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム博士課程在籍。2007 年6月に博士号取得。著書に『スレブレニツァ:あるジェノサイドをめぐる考察』(東信堂、2009年)ほ か。

[備考]

グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」第32回「コンフリクトの人文学 セミナー」

共催:大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」

●第37回 GLOCOLセミナー

環礁という象徴:グローバリゼーションとマーシャル人の創造力

[講演者(所属・職)]

グレッグ・ドボルザーク(東京大学大学院情報学環 学術振興会特別研究 員)

[開催日・場所]

2009年7月14日、大阪大学銀杏会館3階大会議室 [言語] 日本語

[概要]

マーシャル人は他の島の人やマーシャルの外の人たちとの関係性を保ちながらも、自分たちのコミュニテ ィ精神を強くもつ。彼らが住む環礁の島々が珊瑚礁で強く結びついているように、人と人の「輪」も強く 結びついている。マーシャル人は歴史的な経験においてグローバルとローカルのバランスをとり、現代で はグローバルな課題も乗り越えていく可能性を自ら創造している。マーシャル人自身はグローバリゼーシ ョンの「被害者」ではなく、「主体者」であり、一種の「ヒーロー」と位置づけられるのかもしれない。こ のセミナーでは、写真や映像を交えながら、マーシャル人の歩みと現代の問題から「環礁」という概念を 通じ、ローカルとグローバルな関係性についての新しいアプローチと視座を提供した。

[講師紹介]

1973年生まれ、米国出身。世界最大の環礁であるマーシャル諸島共和国クワジェリン(旧日本名=ケゼリ ン)にある米軍迎撃ミサイル実験基地で、父の仕事の関係で小学校時代まで過ごした。アメリカの高校卒 業後、宮崎県小林高校や早稲田大学に留学し、1996年にニュージャージー州立ラトガーズ大学東アジア地 域学部を卒業。宮崎県南郷町や2000年九州沖縄サミット事務局に4年間、東京の広告代理店に2年間勤め てから、ハワイ大学大学院太平洋島嶼研究所に進み、2004 年に課題を修了し、2008 年にオーストラリア 国立大学から学際クロス・カルチュラル研究(歴史・文化人類学・地域研究・映像)で博士号を取得。現 在、学術振興会特別研究員として東京大学大学院情報学環に所属しながらドキュメンタリー映画や本も制 作中。

●第38回 GLOCOLセミナー War and Intervention in Afghanistan アフガニスタンにおける戦争と介入

[講演者(所属・職)]

Mustapha Kamal Pasha

(Collaborative Professor, GLOCOL / Professor, University of Aberdeen) [開催日・場所]

2009年7月23日、大阪大学ICホール 4階会議室 [言語] 英語

[概要]

帝国主義的な戦争は、一直線に終了するものではない。莫大なコスト、疲労、むなしさなどが戦争を終わ らせるという期待は、実現しそうもない。野蛮を文明化させるという戦争には終わりはない。アフガニス タンで展開される戦争は、正当な聖戦だといわれているが、その言い回しに見落とされていることは、「正 当」な戦争の真実と、それが隠す実態である。知られざるアフガニスタンの悲劇は抵抗に現れている。

●第39回 GLOCOLセミナー 人間の安全保障:感染症と国際防疫

[講演者(所属・職)]

山崎伸二(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科教授)

[開催日・場所]

2009年7月30日、大阪大学コンベンションセンター 1階研修室 [言語] 日本語

[プログラム]

司会:宮本和久(GLOCOL特任教授)

開会あいさつ:栗本英世(GLOCOLセンター長)

山崎伸二(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科教授)

「人間の安全保障:感染症と国際防疫」

質疑応答 [概要]

ヒトが安全に暮らすためには、さまざまな脅威から身を守らねばならない。なかでも、安全な水と食糧は ヒトが安全に暮らすために最低限必要なものである。しかしながら地球上の全ての人びとに安全な水と食 糧が平等に与えられているわけでなく、それぞれの国の経済力や衛生環境、すなわち貧富の差が大きく影 響している。開発途上国では安全な水が飲めないために、小児を中心に多くのヒトの命が奪われている。

また、先進国でさえ水や食品を介した感染症での死亡例が報告されており、安全な水と食の供給は、最低 限の人間の安全保障に繋がるグローバルな課題である。本講演では、水や食品を介する感染症を中心に、

その現状と問題点について紹介した。

●第40回 GLOCOLセミナー 阪大教員が語るJICA事業

[講演者(所属・職)]

酒井利文(JICA大阪所長)

竹中 浩(法学研究科教授)

生田和良(微生物病研究所教授)

[開催日・場所]

2009年9月28日、大阪大学コンベンションセンター 2階会議室3 [言語] 日本語

[プログラム]

司会:宮本和久(GLOCOL特任教授)

開会のあいさつ:栗本英世(GLOCOLセンター長)

「大阪大学とJICA大阪の連携」

酒井利文(JICA大阪所長)

「『JST-JICA地球規模課題』問題点と展望」

生田和良(微生物病研究所教授)

「地方分権改革支援と日本の経験」

竹中 浩(法学研究科教授)

全体討論

まとめと閉会挨拶

酒井利文(JICA大阪所長)

[概要]

大阪大学と国際協力機構(JICA)は、日本と開発途上国の人びとの平和で豊かな社会の実現を目ざし、大 阪大学の全学的な研究・教育の成果とJICAの現場実践を生かした連携を推進するため、2007年に連携協 力協定を締結した。この協定にもとづき、2009年2月に第1回目のJICA事業説明会(国際協力情報交換 会)を開催し、大阪大学とJICA双方のリソースを公開し、今後の連携強化につなげる目的で連携事業の紹 介をポスターセッション形式で行った。今回はこれに引き続き第2弾として、実際にJICA事業に関わる 大阪大学の教員にご報告いただき、JICA事業に関わるメリットや課題についてJICA職員を交えて率直な 意見交換を行った。また、報告・討論を通して、大学とODAの連携でどんな可能性が膨らむのか、そのイ メージを共有した。

[備考]

主催:JICA大阪

グローバルコラボレーションセンター

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2009 (ページ 101-137)

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