5.1 総 説
5.1.9 安全対策
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るほか、排水対策を講じる。浄水場内に雨水の遊水池を設けたり、排水ポンプを設置することも ある。
3)強風時の対策 4)塩害対策 5)雪害対策 2. 事故、火災対策
1)水質事故対策
原水に起因する水質事故の対策としては、その原水を浄水場内に取り入れないようにしておく ことが重要である。そのための施設として、遮断用のゲート、弁を着水井以前に設置する。油類 に対しては、取水口や水路にオイルフェンスなどを設置しておく。
水質事故は、早期に発見できると対策がとりやすい。取水施設の上流に、水質監視装置を設け たり、同一水系間の浄水場や河川管理者との連絡通信網を整備しておくことが望ましい。
2)停電対策
自然災害や事故、火災及び送配電回線や機器の補修作業等による停電の発生に備えて、最低限 の電力を確保しておく必要がある。その方法としては、無停電電源装置や非常用自家発電設備の 設置及び受電の二回線化がある。これらのうちどの対策をどの程度(設備容量)実施するかにつ いては、浄水場の立地条件や施設の規模及び重要度などを総合的に考えて、停電時に予想される 被害と対策案について比較検討の上で判断する。
3)機器の故障、事故対策
浄水施設で用いられる機器のうち、一般に故障や事故の多いものは、薬品関係の機器、水質計 器、電子制御機器、水没機器の摩耗部分等である。これらの故障・事故を防止するには、機器自 体の信頼性の高いものを選ぶことは当然であるが、できるだけ機構の簡単な、かつ維持管理の容 易なものを選ぶようにする。
4)薬品の漏洩事故対策
浄水場で使用する薬品のうち、漏洩事故で特に注意を払う必要のあるものは、塩素剤、酸・ア ルカリ剤及び酸化剤であり、万一の漏洩事故に備えて、薬品の種類に応じた漏洩検知設備や除害 設備、保安用具等を整備しておく。
5)火災対策
浄水場では可燃性のものとして、自家発電用などの燃料油、可燃性の薬品、暖房などに使用す る灯油及びガス、トランスオイル、ケーブルの被覆材、建築材料等がある。
施設の規模、構造などに応じて、必要な消防設備(火災感知機、スプリンクラー、二酸化炭素
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6)労働安全対策
浄水場は衛生上の安全性の他、日常的な維持管理作業を行う上での安全の確実性を期す必要が ある。このため、「労働安全衛生法」など関連法令にしたがい、高所からの転落防止用の手摺や柵、
照明、換気設備、排水設備等必要な設備を設ける。
7)テロ等不法行為の対策
「水道法施行規則」第 17 条では水道施設に人畜等が容易に侵入できないよう取水場、浄水場な どの施設にはかぎを掛け、柵を設けるなどの措置を行うこととされている。
3. システムとしての安全対策
浄水場は着水井から浄水池に至るまでの各単位処理から構成されているが、それらの施設全体 が相互にバランスのとれた一つの水処理施設として、適正に稼働する必要がある。
このため、水量、水質等の条件変化があっても極端な能力低下をきたさないよう、設計上、余 裕のあるシステムとしておく。また、機器のある程度の故障は不可避であり、機器の操作も必ず しも正しく行われるとは限らないことから、機器の一部の故障や操作の誤りが、全体に影響を及 ぼさないようにしておかなければならない。
したがって、浄水施設の複数系列化、重要設備の二重化、予備設備の設置、機器の誤操作に対 する安全装置の設置等に配慮する。
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