2 教育・保育の一体的提供の推進
施策推進の背景と課題
長野市には、幼保連携型認定こども園が6園(私立)、幼稚園型認定こども園が1園(私立)、保育所 型認定こども園が1園(公立)あります。
認定こども園は、幼稚園と保育所の機能や特長を併せ持ち、保護者の働いている状況に関わりなく、
教育・保育を一体的に受けられ、また、就労状況が変わった場合も、通いなれた園を継続して利用で きる施設であることから、今後も施設・事業者等の意向を尊重しつつ、利用者のニーズに応じて、設 置を促進していく必要があります。
乳幼児期の子どもの発達は、連続性を有するものであることを踏まえると、特に満3歳到達前後及 び教育・保育施設から小学校への入学の接続期において、子どもの発達状況等を十分把握した上で 一人一人の子どもの状況に応じた教育・養育支援につなげていくことが求められます。
長野市では、「幼保小連携会議」を設置し、小学校への接続を見通した連携体制の強化やカリキュ ラム14の作成に取り組んでおり、引き続き、発達の連続性を踏まえた教育・保育の一体的な提供に向 けて推進を図る必要があります。
施策の展開
1-2-1 認定こども園の整備促進
【個別事業】
1211 認定こども園整備促進【新規】【保育・幼稚園課】
・ 就学前の子どもに関する教育・保育や地域の子育て支援を総合的に提供する機能を備えた認定こ ども園の設置が促進されるよう支援します。
○市内の幼稚園又は保育所を運営する事業者に対し、認定こども園への移行に関する各種制度等 の情報提供を行うとともに、移行に伴い必要となる施設整備の財政的支援を行います。
○幼保連携型認定こども園については、教育・保育提供区域における量の見込みを踏まえ、条例 に定める基準に適合する施設について認可を行います。
指 標 基準年度 基準値 平成 31 年度 目標値
幼保連携型認定こども園数 平成 26 年度 6園 10 園
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第 5 章
1-2-2 発達の連続性を踏まえた関係機関の連携促進
【個別事業】
1221 幼保小連携会議【学校教育課、保育・幼稚園課】
・幼稚園、保育所及び認定こども園並びに長野市立小学校が相互に連携を図りながら協力すること により、幼児期の教育と小学校における教育の円滑な接続を図ります。
・小学校との円滑な接続の機会拡充のための人員体制の確保を図ります。
1222 こども広場運営【保育・幼稚園課】
・気軽に親子の交流や子育て相談ができるこども広場において、教育・保育施設、地域の子育て支 援事業等の情報提供及び必要に応じた相談・助言を行うとともに、関係機関との連絡調整等を図 ります。
○幼稚園、保育所及び認定こども園並びに長野市立小学校の連携した取組を推進するための体制 強化を図ります。
○幼児期の教育及び小学校教育の接続の在り方を明確にし、全ての幼稚園、保育所及び認定こど も園並びに長野市立小学校で共通した考え方に基づいた実践活動を行います。
○教育・保育施設又は地域型保育事業を利用しない家庭も含めた全ての子どもと保護者に対する 支援について、関係機関と幼稚園、保育所、小学校等との連携した取組を促進します (0~2 歳に係る取組と3~5歳に係る取組の連携)。
指 標 基準年度 基準値 平成 31 年度 目標値
幼保小連携接続カリキュラム 実施小学校数
実施幼稚園、保育所数 平成 25 年度 7校
7施設 54 校
70 施設
指 標 基準年度 基準値 平成 31 年度 目標値
こども広場の数 平成 25 年度 2施設 2施設
第5章第6章第7章第8章資料
基本目標❶
幼児期の教育・保育の充実
第5章
1223 地域子育て支援センター運営【保育・幼稚園課】
・複数の保育所に併設されている地域子育て支援センターにおいて、教育・保育施設、地域の子育 て支援事業等の情報提供及び必要に応じた相談・助言を行うとともに、関係機関との連絡調整等 を図ります。
1224 おひさま広場運営【保育・幼稚園課】
・園開放や講演会・講習等を通じて、幼稚園教諭・保育士や在園児との交流を深めるとともに、
地域の教育・保育及び子育て支援サービスの情報提供を行います。
指 標 基準年度 基準値 平成 31 年度 目標値
実施か所数 「センター型」
「小規模型」
「相談・交流型」
平成 25 年度 6か所 6か所3か所
18 か所
指 標 基準年度 基準値 平成 31 年度 目標値
おひさま広場実施園数 平成 25 年度 92 園 114 園 (全園)