<成果>
地区運営推進協議会を開き,研究1年次と2年次の担当者が情報交換をする機会をもった。これに より,研究と運営,両面での成果の引き継ぎができた。特に,2年次から1年次への運営面での情報 提供が研究を円滑に進める上で重要である。
地区内各郡市において,郡市単位,学校単位,研究推進組織単位など様々な場で学び合いやFTに ついての研修が開催され,学び合いの浸透を図る機会が増えている。
<課題>
2年間の指定研究終了時に研究推進に関わる記録や資料が会場校に留まり,次の指定研究に十分に 生かされていない実態がある。研究終了時に1括して郡市事務局や地区事務局に集約するなど,次に 繋ぎやすい方策を考える必要がある。
<次年度の取組(方向性)>
12月に開催した地区運営推進協議会は,研究の成果を次年度に繋げる意味で効果が大きい。この 会議を来年度も継続して開催するとともに,内容をさらに工夫していきたい。
「学び合う授業」に関する様々な取組が各教科領域において進められている。今年度から発刊され た「Class」を活用するなどして成果を共有し,相互に学び合っていきたい。
中越地区中学校教育研究会 研究活動の概要
中越地区中学校教育研究会 会⻑ ⼤⽮ 慎1 1 地区中教研の活動
(1) 第1回郡市会長会 4月 22 日(水) アトリウム長岡 ① 平成 27 年度中越地区中学校教育研究会 正・副会長の選出について
② 平成 27 年度研究指定について(会場校・開催期日・会のもち方の確認) ③ 平成 28 年以降の研究指定について(指定郡市・会場校の確認)
④ 情報交換(平成 27 年度郡市中教研活動について,地区運営推進委員会のもち方等)
(2) 第2回郡市会長会 12 月8日(火) アトリウム長岡 ① 平成 27,28 年度 指定研究の成果と課題について
② 平成 29 年度以降の研究指定について
③ 情報交換(平成 27 年度の郡市中教研活動状況等)
(3) 平成 27 年度中越地区運営推進委員会 12 月8日(火) アトリウム長岡 ① 平成 27 年度発表校の成果と課題について
② 平成 28 年度発表校の進捗状況と課題について
③ 「学習効果を高めるファシリテーションを活用した授業づくり」「研究会を実施するにあ たって運営面での成果と課題」
【H27 研究指定の成果発表、及び H28 研究指定の経過発表】
【4グループに分かれて、協議題についてファシリテーションを行い、話し合ったことを全体で共有した。】
2 県中教研指定研究等事業による研究会
教科/領域 期 日 学 校 名 参加者人数
国語 10月29日(木) 長岡市立太田中学校 88 数学 11月13日(金) 湯沢町立湯沢中学校 73 道徳 11月17日(火) 三条市立大島中学校 74 技術家庭 11月19日(木) 長岡市立越路中学校 96 特別活動 11月10日(火) 魚沼市立湯之谷中学校 109 440名
3 地区中教研の成果と課題,次年度の取組(⽅向性)
<成果>
・研究発表では,学び合いの手段として,生徒自身がファシリテーションを実施する学習が定 番となっている。
・ファシリテーションもマトリックスを活用したり,ワールドカフェを行うなど,その効果の 特性を理解し,意見の拡散や収束を意識した実践が見られた。
・授業検討会では,すべての発表会でファシリテーションやワールドカフェを実施し,時間が 足りないほど,活発な話し合いが行われた。
・他地区の発表会に参加して,ファシリテーションの道具や話合いの方法など,新しい情報が 得られ,大変有意義であった。
<課題>
・複数教室で公開授業を行った場合,全体会の協議や御指導等で,見ていない授業の内容にな ると分からなくなる。工夫が必要である。
・研究会後,授業者と1問1答のように質問をする時間がほしかったと言う意見があり,いま だに,ファシリテーションの良さが浸透し切れていない。
<次年度の取組(方向性)>
・複数教室公開授業研究発表会の全体会の持ち方。
・「学び合いの授業」推進のために,ファシリテーションの意義や良さの啓発。
新潟地区中学校教育研究会 研究活動の概要
新潟地区中学校教育研究会 会⻑ 澁⾕ 雅秀 1 地区中教研の活動
(1)第1回地区校長会 1月14日(木) 関屋中学校 ①県・地区及び郡市の研究活動の成果と課題
②指定研究の運営上の課題の検討
(2)新潟地区指定研究推進会議 1月14日(木) 関屋中学校 ①本年度(H27)研究発表教科・領域部長から成果と課題
②次年度(H28)指定教科・領域の研究の方向性についての協議 ③研究推進・運営推進等の質疑・検討
※ ①〜③について,ファシリテーションにより検討した。
2 県中教研指定研究等事業による研究会
<成果>
「かかわり」に関して,昨年度に引き続き,さらに意識的な取り組みが行われた。新潟地区中教研 として,県中教研から示された「学び合い10」と「FT」を活用して研修を重ねてきた。
佐渡市中教研では,「学び合い10」の視点から佐渡市の生徒の実態を分析した。生徒の問題発見能 力や論理的思考能力の不足を,主体的学習の阻害要因と捉え,主体的な学習活動を促すべく,ワール ドカフェ方式によるグループ学習を活用し,その取り組みを蓄積してきた。その後,話し合い活動が 活発に行われるようになったという。
西蒲・燕市中教研では,「学び合い」を深めることや,定着を図るために,議論の切り返しや,思 考やアイディアを収束させる技能を,より高めることを意識して取り組んできた。結果,グループ学 習の質の高さが成果となって現れてきている。
新潟市中教研においては,「学び合い10」を活用した授業の取り組みを行ってきた。また,各研修 教科・領域 地 区 期 日 会場校 授業学級数 参加人数
国語 新 潟 11 月5日(木) 東石山中学校 2クラス 119 数学 西蒲・燕 10 月 27 日(火) 燕中学校 1クラス 91 技術・家庭 新 潟 11 月5日(木) 寄居中学校 2クラス 80
道徳 新 潟 11 月 30 日 (月 ) 赤塚中学校 3クラス 88 学級活動 新 潟 11 月 12 日(木) 黒埼中学校 3クラス 98
において,FTを導入し,密度の濃い議論を行っている。FTを取り入れることによって,各教科・
領域の人数が多いというデメリットを克服している。
<課題>
FTの手法は,今後も教育現場に浸透していくと思われるが,まだ敷居が高いと感じている教 員も少なくない。司会のマニュアルや傾聴の技法,思考ツールの開発など,教師が学ばねばなら ないことは多いが,得られる情報量や効率の面でも組織や集団で研修することのメリットは大き い。新潟地区中教研の活動として,FTがより身近な手法になるよう研修を推進していく必要が ある。
3 地区中教研の成果と課題,次年度の取組(⽅向性)
<成果>
新潟地区は,新潟市,佐渡市,西蒲・燕市の3地区の郡市で構成されている。新潟市のように,
会員数の多いところでは,切磋琢磨できる協議会を設定したり,1教科を2~4のブロックに分け て研修を行ったりして,より深い研修ができるよう工夫をしている。佐渡市,西蒲・燕市では,会 員数の少ない点をプラスに考え,緊密な情報交換がとれるよう組織運営に工夫を行ってきた。
<課題>
郡市間連携については,さらに深い連携がとれるよう,他郡市の研究会への参加要請や情報交換 を進めていきたい。
<次年度の取組(方向性)>
他郡市の取組についての連携や情報交換の機会をより増やすことで,互いに刺激しあい,研修を 深めていきたい。
下越地区中学校教育研究会 研究活動の概要
下越地区中学校教育研究会 会⻑ 阿部 雅俊 1 地区中教研の活動
(1) 第1回郡市会長会 7月14日(火) 猿橋中学校
① 平成27年度下越地区中教研の組織の確認 正・副会長等
② 平成27・28年度県中教研指定研究の日時・会場の確認及び県中教研理事会・評議員会の報告
③ 協議「学び合う授業を推進していく上での課題及び対策について」
(2) 第2回郡市会長会 12月7日(月) 猿橋中学校
① 平成28・29年度研究指定校の確認
② 各郡市の秋の1斉研修会の日時の確認
③ 平成27年度指定研究に係る申し合わせ事項の確認
(3) 指定研究報告会 12月7日(月) 猿橋中学校
① これまでの県中教研の取組についての確認
② ファシリテーション
「県中教研指定研究の成果と課題~「学び合う授業」の質的向上を目指して~」
③ 平成28・29年度の指定研究の日時の調整
【12月7日(月)指定研究報告会の様子から】
※ 参加人数は来賓,指導者,1般参加者の合計人数。会場校の職員数は除いた人数。合計人数が3 14名で昨年度と比べて,約100名増えた。特に道徳の参加人数が増えたことがその要因である。
教科領域 期 日 会場校 参加人数
国 語 11月13日(金) 新発田市立猿橋中学校 49名
数 学 11月14日 ( 水 ) 聖籠町立聖籠中学校 43 名
技術・家庭 11月14日 ( 水 ) 五泉市立五泉中学校 43 名
道 徳 11月10日(火) 五泉市立川東中学校 130名
特別活動 10月28日(水) 胎内市立中条中学校 49名
3 地区中教研の成果と課題,次年度の取組(⽅向性)
<成果>
各郡市とも指定研究会を中心に,県中教研の目指すべき方向を踏まえた取組が推進できた。職員 は協議会や検討会でファシリテーション(以下 FT と表記)を取り入れることで,FT が話し合い の手段として定着し,成果や課題を明確にするために大変有効であるということを認識できた。生 徒もFTを通して,「コミュニケーション能力」,「対人スキル」そして「論理的批判的能力」などの 向上が見られた。
<課題>
FT を効果的に進めていくためには人間関係づくりや役割分担が基盤となる。そのために全教育 活動を通して学び合う集団づくりを形成していく必要がある。また,FT をより効果的に進めるた めに有効に働く単元や場面を考えることやファシリテーターの育成を図っていく必要がある。FT はあくまでもねらい達成のための手段であり,FT がねらいになってはいけないことを再認識し,
FTを通した学びの向上が学力向上につながるように考えていく必要がある。
<次年度の取組(方向性)>
多くの教科や授業で FT を行い,ファシリテーターを育成するなど,FT の取組をより全校体制 で推していく認識をもつ必要がある。
また,組織的な取組を推進するため,地区の研究体制づくりを早めに行い(5月くらいに推進委 員を選出する),ねらいや考え方のすりあわせを十分に行うとともに,内容によっては2年間連続 で授業を行ったり,モデル授業を見て実践したりする実践を進めていく。各学校では全校体制で推 進していくための職員研修の充実を図っていく。