テーマ
Ⅲ−3 − 貿易ゲーム −
ねらい 貿易ゲームとは,グループごとに与えられた資源(紙 ,技術(はさみ,のり) など)をもとに製品(紙の鎖)を生産するというものである。そしてその中で
「持てる国」と「持たざる国」の存在や立場に気づかせる。
準 備 グループ毎(今回は6グループ)に,十万円分の紙幣,次の道具(技術 ,紙)
(資源 ,資料2のルールを封筒に入れたものを準備しておく。)
・上質紙1枚,はさみ3丁,のり3本,鉛筆3本,定規3本。
・新聞紙1ページ,はさみ2丁,のり2本,定規1本,鉛筆2本。
・新聞紙1ページ,上質紙1枚,はさみ2丁,のり2本,定規2本。
・新聞紙2ページ,はさみ1丁,鉛筆3本。
・新聞紙5ページ,のり1本,鉛筆1本。
・新聞紙10ページ,上質紙10枚。
【資料1 ・ 資料2】】【
活動例
生徒の活動 指導上の留意点
1 プリントを受け取り,ゲームの内容を聞く。 ・先進国セット,途 作るのはタテ19センチ,ヨコ3センチに切った紙を両端 上国セットをそれ を2センチづつ重ねて輪をつくり,それを5個つなげた ぞれどのグループ 鎖である。できた製品は教室内に設置した「世界銀行」 に与えるかもよく
(今回は担任に依頼)に持っていき,現金と交換する。 考えたい。
買い取り価格は一つ5万円とする。
最も稼いだ国(グループ)が優勝である。
2 開始の合図と共に,袋を開けて鎖を作る。 ・道具類は全て準備
「先生が準備したものだけを使って下さい」と指示があ されたもののみを るので,初めから道具の揃っていたグループは,いち早 使うことを徹底す
く鎖の製造に取りかかる。 る。
3 豊富に道具があるグループもあり,また資本金が準備さ ・必要な道具が足り れていることなどから,道具を国際的な(グループ間) ないことに気づ 取引によって調達すればいいのだ ということに気づく, 。 く。
4 担任からの,次ぎのような指示に対応する。 ・ルールを記したプ
・各グループが製造を始めた後,頃合いを見計らって, リントの「貿易ゲ
「臨時ニュースです。製品がだぶついているので,鎖の ーム」という語を 価格が1個3万円になりました 」と指示がある。。 黙って指差してや
・その後さらに る。
「消費者の高級志向が強まったので,新聞紙の鎖は1万 ・実際の貿易でも起 円,上質紙の鎖は6万円とします 」。 こることをゲーム
「新しい技術が発明されました。それはホチキスです。 の 中 に 取 り 入 れ のりではなくホチキスを使用して作った鎖は新聞紙で る。
万円,上質紙で 万円です。ホチキスは1個 万円。
15 20 30
限定2個のみ販売します 」と指示がある。。
5 ゲームが終了したら,アンケートに回答する。 内容を振り返らせる とともに,自分が獲 得したイメージを言 語化する。
【資料1】
貿易ゲーム振り返りシート
質問事項
1勝因(敗因)は
, 2臨時ニュースは
ゲームにおいて どんな意味を持
。 っていましたか
3現実の国と国の
, 貿易もゲームと 同じだとすると 自分たちのグル ープはどのよう な国ですか。
4日本を含む先進 国と言われてい る国は,どうあ るべきですか。
5このゲームの感 想をまとめて下 さい。
【資料2】
ルール
これから貿易ゲームを行います。
各グループで次の製品を作って,世界銀行(担任)に納入して下さい。
納入する製品はタテ19センチ,ヨコ3センチに切った紙を両端を2センチづつ重ね 輪をつくり,それを5個つなげた鎖(幼稚園などの誕生会で作成したもの)です。
材料と道具はすべて袋の中に入っています。それ以外の道具は使わないこと。
また,袋によっては足りないものがありますが「貿易ゲーム」です。
各グループで工夫して下さい。
優勝グループは一番稼いだグループです。
参考資料
「ユニセフの開発のための教育−地球市民を育てるための実践ガイドブック−」
(日本ユニセフ協会発行)
ここでは取り上げていないが,終了時にゴミを一括して教卓に持ってこさせて,経済活 動を行うと,これだけのゴミがでることを実感させ,実際の世の中でもこうなることを実 感させることもできる。
紙幣作成補助シート
一万円の数字は担当者が手書きで入れてください。200枚程度あれば足ります。