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営業線のまくらぎ支持状態の実態把握

ドキュメント内 楠田, 将之 (ページ 34-37)

第 3 章 バラスト軌道の支持状態の把握手法

3.5 営業線のまくらぎ支持状態の実態把握

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33 ょうが介在している箇所であった.

図3-14に,まくらぎ間隔別に連続浮きまくらぎの範囲「まくらぎ間隔×(連続浮き本数+1)」 とその発生率の関係を整理した.なお,ここでは,踏切や無道床橋りょう等,通常のPCまくらぎ 軌道とは異なる特異箇所の近傍箇所を除く11,578本を対象としている.結果,連続浮きまくらぎ となっている範囲は,まくらぎ間隔によらず,最大で5m程度であることがわかった.

0.60 0.65 0.70 0.75 0.80 0.85 0.90 0.95 1.00

0 1 2 3 4 5 6 7 8

存在率 累積和

浮き範囲(m)

581mm 641mm

735mm 900mm

0 200 400 600 800 1000 1200

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

該当するまくらぎ本数

連続浮きまくらぎ本数

図3-13 連続浮きまくらぎの本数内訳

図3-14 まくらぎ間隔と連続浮きまくらぎの関係

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3.5.3 高低変位と浮きまくらぎの関係

浮きまくらぎの発生状況と,軌道の保守状態との関係を明らかにするため,一般に線路保守に 用いられる 100 mを1 ロットとした高低変位の全測点の標準偏差(以下,同様に算出した100m ロット単位の高低変位の標準偏差を「ロット高低σ」という.)と浮きまくらぎの関係をまくらぎ 間隔別に整理した.ここで,踏切や無道床橋りょう等,通常のPCまくらぎ軌道とは異なる特異箇 所が介在するロットについては整理対象から除外した.図3-15にロット別のロット高低σと浮き まくらぎ発生率(浮きまくらぎ本数÷まくらぎ全数)との関係を示す.また,図3-16にロット高 低σとロット内に存在する最多の連続浮きまくらぎ本数の関係を示す.なお,図3-15および図 3-16の凡例の数値はまくらぎ間隔を示している.

これらの結果について考察すると以下のとおりとなる.

・浮きまくらぎの発生率は 0.12~0.49であり,ロット高低σが大きいほど,すなわち,高低変位 の整備状態が悪い区間ほど高くなる傾向が見られる.

・上記の傾向はまくらぎ間隔によらず同様であるが,特にまくらぎ間隔に依存する傾向は見られ ない.

・連続浮きまくらぎ本数についても,ロット高低σが大きいほど多くなる傾向が見られる.

・上記の傾向はまくらぎ間隔によらず同様であるが,加えて,まくらぎ間隔が小さいほど連続浮 きまくらぎ本数が多くなる傾向が見られる.この理由として,回帰結果の決定係数R2は0.31~ 0.61でありばらつきが大きいものの,図3-14に示したとおり,連続浮きまくらぎとなっている 範囲はまくらぎ間隔にあまり依存しないことから,同一範囲の連続浮きまくらぎ区間に存在す るまくらぎ本数は,まくらぎ間隔が小さいほど多くなるためであると考えられる.

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6

0 1 2 3 4 5

浮きまくらぎ発生率

ロット高低σ(mm)

581mm 641mm 735mm 900mm

図3-15 ロット高低σと浮きまくらぎ発生率

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