第 3 章 バラスト軌道の支持状態の把握手法
3.6 まとめ
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り個々に異なることから,普通継目部付近に対しては実用に向け更なる検討が必要である.
(3) 木まくらぎ区間のうち,規則的に1/3をPCまくらぎとした部分PCまくらぎ区間で算出の精 度が低下した.この区間では今回用いた復元波長帯域3~50 mでは検出できない短波長の変位 が存在していたことが原因として考えられる.検証のため復元波長帯域6~50 mのもので同様 の検討を行ったところ,3~50 mのものと比較して精度低下が見られた.すなわち,浮きまく らぎ検出手法を適用する場合,復元波長帯域が浮きまくらぎ検出の精度に大きく影響すること がわかった.部分PCまくらぎ区間など,単独で短い波長での浮きまくらぎが発生し,浮きま くらぎの推定精度が低い区間においても,復元波長帯域をさらに短波長側に拡張することがで きれば,推定精度向上を図ることができる可能性があると考えられる.
(4) 営業線のロングレール区間が敷設されている13線区12,883 mを対象に,支持状態の実態を,
浮きまくらぎ検出手法を用いることにより調査した.これらの線区では3割強のまくらぎが浮 きまくらぎとなっており,無道床橋りょうが介在する箇所で最大 10本の連続浮きまくらぎが 認められた.また,無道床橋りょう等,特異箇所を除いた区間において,まくらぎ間隔が連続 浮きまくらぎとなっている範囲は,まくらぎの間隔によらず最大5m程度であった.
(5) 浮きまくらぎの発生率を100mロット単位で集計すると,浮きまくらぎの発生率は0.12~0.49 であり100mロット単位の高低変位標準偏差が大きいほど浮きまくらぎ発生率が高く,連続で 浮きまくらぎとなっている本数が多い傾向が明らかとなった.
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