(4・67)より,
n12 2n
1 1
< <云
q2 したがって,
n‑2 n‑b
‑< ‑
2n nq
が成り立てばよいが,これは仮定2<q<2+(4‑2b)/(n12)より満たされる.
ゆえに,次の関係が成立するような自然数Ⅳが存在する:
J11xrb/q(v‑A
‑V‑I)lILq(.xl≦R, <言(mk,
ml ≧N)・これらのことから,
Il(xJ b/q(v‑k
‑V‑l)JJLq(Rn)
‑
fllxI‑b/q(v‑A
‑V‑l)lILq(Ix15R). IJIxf‑b/q(v‑k
‑V‑l)IILq(lxI,R)
≦
[JIxl‑b/q(v‑A
‑V‑l)JJLq'Ix15R'. HlxIJ/qv‑krlLq(.xl,R,. Illxl‑b/qv‑lllLq(lxl,R,
E E E
<豆+亘+亘=E (mk,ml≧N)A
Eは任意の正数であるので,この不等式は列(Ix「b/qvmh)がLq(Rn)でのコ‑シー列であることを 示している・ゆえに,完備性により列(Ix「b/qvmk)はLq(Rn)における収束列である. □
注意4・14・補題4・13で得られた部分列(vmk)に対して,さらに次のことが成り立っ
ている:
vmk ‑」v inL,q2(Rn) (mk→∞)
‑⇒ Jxl‑b/qvmk‑ lx「的v in L,q(Rn) (mk →∞).
ただし, q2は補題4・13の証明の中に現れるq2である.
実際に,
lxILb/qvmk→w inL,q(Rn) (mk→∞) とすれば,任意のp∈ Cow(Rn)に対して,
/Rn
lxr‑b/qv‑kPゐ‑/Rn
WPdx・一方,条件
1 1
のもとで‑ルダーの不等式を用いて,
/Rn
lxrb/qv‑kPdx ‑/Rn
lx[‑b/qvpdx/Rn
lx「b/q(vmk‑ V)pdx≦llv‑A‑
VIILq2(Rn)JIJxl‑b/qpllLqら(Rn)
ここで,補題4.13の証明より
1 b I
‑+‑<‑
q2 nq q
であったから, qの仮定より,
1 b
‑+‑<1
q2 nq
となることに注意すれば,次の不等式
‑=qh11,‑I
すなわち,
b 1 1
石̀有=1"
q2は常に満たされる.したがって,
/Rn
lxl‑b/qv‑kゆ‑/Rn
lxl‑b/qvpdx (‑k ‑ ‑)I極限の一意性から,
/Rn
WPdx ‑/Rn
lxl‑b/qvpdxゆえに,
w‑lxl b/qv a.e.x∈Rn.
定在波解の存在を変分法的手法で示すために,ふたたび3章で考えた最小化問題(3.20),すな わち(3・21)を用いる・ただし, Swの定義式は(4.61)であり, Etま方程式(4.58)のエネルギー汎関
数である.
まず,方程式(4.59)の解の存在を示すために必要な補題を準備する.
補題4・15・n≧3, 0<b<2, 1<p<1+(412b)/nとする・正数αに対して, H,1(Rn)の列 (um)は,
lim llumHL2(Rn)‑ v6
mうoo
を満たすものと仮定する.このとき,
1iminfE(um) ≧cα
m‑+00
が成立する.
証明・
lLmj&fE(um)
‑+∞のときは明らかに成立するので, 1iminfE(um) < +∞として背理法mうoo
で示す・もし,補題4・15が成立しないとすると,ある正定数Eoと列(um)の部分列(umk)を適当 に選ぶことにより,任意のmkに対して,
E(umk) ≦cα ‑eo となるようにできる(補題3.18の証明参照).ここで,
u51k‑(1+A)umk,A‑
IlumhllL2(Rn)ヽ応 ‑1(4.68)
とおけば,
鵬kll2L2(Rn)
‑ αとなり, uたk∈Kαであることに注意する・一方,重み付きハ‑ディ‑型の不等式を用いて,
ll
lxl‑b/(p'1)u‑AllpL:il(Rn)
≦C[lu‑Alltq;nl)(n12)p‑2b)/21l∇umk Ill:((pR‑nl))'2b)/2
が成り立っことから,
E(u‑A)
‑喜H∇u‑h
I[2L2(Rn)‑
pT7711l叶b/'p'1'u‑A
1llpL:il(Rn,
・吉Il∇u‑kEli2(Rn)
‑Cllumk‖綜,'n‑2'p‑2b''21l∇umh‖iy(pRTnl,'+2b}/2
(4・69)pの仮定から(n(p‑ 1)+2b)/2 < 2となるので, (4・68)と(4・69)より列(lI∇umkIIL2(Rn))は有界 となることがわかる・よって,列(umk)はH,1(Rn)で有界である.ゆえに,
1lumk‑
u5tkIIHl(Rn)
‑ llumkllHl(Rn)‑う0 (mkう∞) を得る・したがって,自然数Ⅳを適当に選べば, (4.68)より,E(uたk)≦E(u‑A)・吉Eo≦cα一言Eo
(‑k≧N)・1
これは, cαの定義式に矛盾する.したがって補題4.15が証明された.
補題4・16・ n≧3, 0<b<2, 1<p<1+(4‑2b)/nとする.任意のα>0に対して, c。は有限 な負の値をとると仮定する・さらに,正定数αとH,1(Rn)の列(um)に対して,次が満たされて
いるとする:
llumIIL2(Rn)‑→vG (m→∞), E(um)‑1cα (mヰ∞).
このとき,列(um)のある部分列(umk)とHrl(Rn)の元wが存在して,次が成立する:
umk‑」w inHl(Rn) (mk→∞),
cα‑E(w), IIwllL2(Rn)‑J&・
さらに,あるLJ>0に対して,関数wは方程式(4.59)の弱解となっている.
証明.証明を4つのステップに分ける.
(ステップ1)列(IIumIIL2(Rn))は有界であり,pの仮定より(n(p‑1)+2b)/2 <2であること と(4・69)から,列(um)はH,1(Rn)における有界列であることがわかる.ゆえに,補題4.13と注
意4.14より,
](umk) ⊂ (um), ]w ∈H,i(Rn);
umk ‑w weakly in H,1(Rn),
IxI‑b/(p'1)umk‑」 lx「b/(p'1)w in LP'1(Rn).
が成り立つ・ (4.70)と(4.71)より,次も成立する:
llwLIL2(Rn)≦1iminfl[umhIIL2(a‑)‑ ヽ応,
mkう(X)
ll∇umkflL2(Rn)→β (β≧0)・
ここで, w≠0であることを背理法によって示す・もしw‑0とすると, (4.71)と(4.73)より, E(u‑A)
‑去‖∇u‑A l(i2(Rn'‑ pT77Jllxl‑b/'p'1)u‑A
1IIpL:il(Rn,
一芸β2
‑p771I Ixrb/'p'1'wIIpL:il(Rn)
1
‑去β2
(‑k→∞)・一方, (umk)⊂(um)であるから,仮定より,
E(umk)→cα (mkう∞). (4.74)
したがって,
cα‑妄β2≧o
でなければならない・これは, cαが負の値をとるという仮定に矛盾する.したがって, w≠0が
示せた.
(ステップ2)
7‑llwIIま2(Rn)とおくと,
(4・72)より7≦αである・このステップでは,7‑αかつumkうw inL2(Rn)であることを示す・まず, 7‑αを背理法によって示す. 7<αと仮定
する.このとき,
umk =umh ‑W
とおくと, (4・70)と(4.71)より,
滋mk →O weakly in Hl(Rn), lx「b/(p+1)滋mh‑うO in LP+1(Rn).
さらに,
(滋mk,W)‑」(0,w)‑0 (mkう∞),
llumkほ2(R‑)
‑ fl&mk+ wll2L2(Rn)‑
ll&mhlli2(Rn)
+lJwlli2(Rn)
+ 2Re(菰mk,W)→α (mkう∞)
であるから,
H&mkIJ2L2(a‑)‑→α‑7 (mk→∞)
を得る・ここで, 3章(3.30)に対して,次が成立することに注意しておく:
Fl什b/(p'1)u^ lEpL:il(Rn)
‑入叩(p'1)‑n'bLl lxrb/(p'1)ullpL:ll(Rn)・
(4.75)
(4.76)
いま, (3・30)で11‑(2‑b)/(p‑1)とおくと, (3.31)‑(3.32)と(4.76)より,入>0に対して,
llu^I佳2(Rn)
‑AE(u^) ‑A ゆえに, 0<7<αなる7に対して,
41n(p‑1)‑2b
p‑1
n+2‑(n‑2)p‑2b
p‑1
A‑(:)
ullま2(Rn),
F(Ll)
+ 41n(p‑1)‑2b
とおくと,
ffu^lli2'Rn'‑芝‖uJli2'Rn',
E(u^) ‑(三)
であるから, cαの定義式より
c7‑
(三)
n+2‑(n‑2)p‑2t・41n(p‑1)‑2b
が結論される・ここで, 7をα‑7で置き換えると,
Cα‑7 ‑
(竺㌘)
Cα
n+2‑(n‑2)p‑2b 41n(p‑1)‑2b
n+2‑(n12)p12b 41n(p‑1).2b
E(u)
Cα
を得る・もし, q>1ならば, s>oに対してsqは下に凸な関数であるので, Oq+(1‑0)q<1 (0<0<1)
が成立することに注意すると, pの仮定より(n+2‑(n‑2)p‑2b)/(4‑n(p‑1)‑2b)>1で あることと,仮定よりcα<oであることから,
n+2一(n12)p‑2b
C7+cα‑7 = 41n(pll)12b
n+2‑(n‑2)p12b 4‑n(p‑1)12b
cα>cα (0<7<α)・ (4.77)
一方,
E(umk) ‑ E(滋mk +w)
去‖∇&‑klli2(Rn,
I Re(∇滋‑A,∇w)1
・喜l[∇wlli2'R‑'‑ p7TIIIxrb/'p'1'(崩‑k
I
w)llpL:Il(Rn,
‑ E(菰mh)+ E(w) +Re(∇滋mk,∇w)
‑
pL [lllxI‑b/'p'1)(菰‑A
+w)llpL:il(Rn,
‑
lllxl‑b/'p'1)滋‑A llpL:il(Rn,
‑ll
lx1‑b/'p・1)wllpL:Il(Rn)]
と変形して,
E(umk) ‑ E(&mk) +E(w) +A(&mk,W) A(崩mh,W)‑ Re(∇菰mk,∇w)
‑
pL [1IIxl‑b/'p・1)(滋‑A
・w)LIpL:il(a‑,
‑
1Hx[‑a/'p'1'滋‑k IIpL:il(Rn,
‑ll
1叶b/'p'l)wILpL::I(Rn)]
とする・このとき, (∇滋mk,∇w)ー0 (mkう∞)であるから,次が成立する:
A(滋mh,W)→0 (mkう∞)・
(4.78)
この事実,および(4.75)と補題4.15より, (4.78)の両辺において,mk1∞のときの下極限を とると
cα ‑ liminfE(umk)
mk‑チ(X)
≧1iminfE(崩mk)+ E(w) + 1iminfA(滋mh,W)
rnk ‑斗oo mk 1(X)
≧cα17+c7
を得る・これは, (4・77)に矛盾する・したがって,7‑αと結論される・さらに,このことと(4.70)
より,
llumk
‑Wtlま2(Rn)
‑llumklli2(Rn)
‑2Re(umk,W) + ltwll2L2(Rn)‑0 (mk → ‑)・ゆえに,
umk →w inL2(Rn).
(ステップ3)このステップでは,cα‑E(w), umk ‑うw inHl(Rn)であることを示す. (4.70), (4・71),(4.74)から,
cα‑ mh‑+(X)1im E(umh)
1
・土1i‑inf ‖∇u‑A‖2L2(Rn'‑
pT77
mlhii‑Jl
l叶b/'p・1'u‑A
l[pL:Il(Rn)
2mk1∞
1
・喜Il∇wIIま2(Rn)
‑pT7711Ixl‑b/̀p'1'wllpL:il(Rn)
‑E(w).
ところで,ステップ2よりIIwIIL2(Rn)‑v6であるので, c。の定義式より, cα‑E(w)
でなければならない・これより,ふたたび(4.71)と(4.74)から次を得る:
mlki,‑Jl∇u‑A lLi2(Rn'‑ 2忠[E(u‑k,
・pLll
lxl‑a/'p・1)u‑AllpL:il(Rn,]
‑ 2
(cα.
pLLllx[‑b/'p・1'w[[PL:il(Rn))
‑ 2
(E(‑)
IpLllLxl‑b/'p・1'wllpL:ll(Rn,)
‑
ll∇wIIま2(Rn)・
したがって, (4.70)から,
ll∇umk‑ ∇wll2L2(Rn)‑
ll∇umkllま2(Rn)
‑ 2Re(∇umk,∇w) +lI∇wllま2(Rn)
→0 (mkう∞).
よって・ステップ2で得たIlumk‑Wll2L2(Rn)→0 (mk→∞)と合わせて
umk →w inHl(Rn) が結論される.
(ステップ4)あるLJ>0に対して,関数wが方程式(4.59)の弱解となっていることを示す.そ
のために,
T(u)‑Hullま2(Rn),
u∈Hl(Rn), K‑(v∈Hl(Rn); T(v)‑α)とおけば,これまでの議論から, w ∈Hl(Rn)は, w ∈KでEのK上の極値点であり,
11wllま2(Rn)
‑α≠0である・したがって,定理3.ll(ii)を適用すると,
awE(w)v‑入awT(w)v ‑0, v ∈Hl(Rn),
入= Re[awE(w)w]
Re[awT(w)w]
したがって,次を得る:
(∇v,∇w)‑(v,fxl blwlp11w)
‑2入(v,w) ‑0, v ∈Hl(Rn),
2入=
ll∇wfli2(Rn)
‑IIIxrb/(p'1)w)lpL:il(Rn) lfwllま2(a‑)
ところで,
o , cα ‑ E(w)
‑喜‖∇wH2L2(Rn,
‑pT771Ifxrb/'p'1)wllpL:il(Rn)
1
であるから,
‖∇w‖ま2'Rn)
‑lllxl‑b/'p'1'wllpL:Il(Rn,
<pBllxrb/'p'1)wllpL:il(Rn)
< 0・
よって,入<0でなければならない.そこで,
LJ‑‑2入とおくと,関数wは方程式
(∇v,∇w)+LJ(v,W)‑ (v,Ix「blwlp11w)‑o, v ∈Hl(Rn) を満たす.これで,補題4.16の証明はすべて完結した.
それでは,いよいよ補題4.16を使って定在波解の存在を証明しよう.
定理4・17・n≧3,0<b<2,1<p<1+(4‑2b)/nとする.任意のα>0に対して,
0>cα>‑∞であり,
cαを達成するw∈KanH,1(Rn)が存在する.この関数wは,あるLJ>0 に対して方程式(4.59)の弱解となっている.
証明・最初に, cαが有限な負の値となることを示す・ u∈Kaであるようにuを選び, (3.30)で rl‑n/2とおくと, (3・31)‑(3.32)と(4.76)から,任意の入>0に対して,
E(u^) ‑
^2[;llVulli2(Rn,
‑1lu入Ilま2(Rn)
‑llulIま2(Rn)
‑ αA;(p‑1)12+b
p+I
を得る・仮定より,
p<1+(4‑2b)/nであるので,入を
0<入<
l[Ix[‑b/'p'1'uFIpL:il(Rn,]
,xf‑b/(p'1)u
llpL:il(Rn)
fl∇ullま2(Rn) )
i/(2‑b‑;(pll)) ととれば, u入∈KckかつE(u入)<0となる.したがって, cα<0である.一方, p<1+(4‑2b)/n,すなわち(nb‑1)+2b)/2<2であることと(4.69)から,次の関 係が結論される:
o , cα ≧
sigf.[;s2
‑cα{n・2‑'n12)p‑2b'/4
s{n'p‑1'・2b'/2]
, ‑‑・ゆえに, cαは有限な負の値となる.
次に,後半の主張を示す・ cαの定義式より, K。の元の列(um)で, E(um)→cα (mう∞), cα≦E(um) (m≧1)
を満たすものがとれる・列(um)の各元の対称減少再配分u㌫を考えると,補題3.12より, llu㌫l】L2(Rn)‑ llumHL2(Rn)‑ J&
であるから,
(u㌫)⊂ Kα n H,1(Rn).
また,
HIxrb/qu*lILq(Rn)
‑(llxl‑b/qullLq(Rn)
(1≦q < ∞)が成立していることに注意すれば,
cα ≦E(u㌫)
〒妄‖∇舶2(Rn'‑ p7了Iflxl‑b/'p・1'u訓
1
・去lI∇u‑Fli2'Rn'‑ p7illl叶b/'p・1'u‑ll
l
‑ E(um)
p+1 Lp+1 (Rn)
p+i LP+1 (Rn)
であるから,
E(u㌫)→cα (mう∞).
ゆえに・列(u㌫)は補題4・16の仮定をすべて満たすので,補題4・16より,列(u㌫)の部分列(u㌫ん)
とw ∈H,1(Rn)が存在して次が成立するようにできる:
u㌫h‑w inHl(Rn) (mk→∞), cα‑E(w), HwJIL2(Rn)‑〜応・
すなわち, c。を達成するw ∈KanH,i(Rn)が存在する.さらに,補題4.16の後半より,ある LJ>0に対して,関数w ∈H,1(Rn)は方程式(4.59)の弱解となる. 口
4・7 定在波解の存在と不安定性(1+(412b)/n<p< 1+(4‑2b)/(n‑2)の場合)
本節では,
n≧3,0<b<2, 1+竺二空<p<1+生二空n
n‑2
のときの,定在波解の存在を示す・なお,その不安定性は,初期値間題の一意可解性の仮定から,
n≧3,0<b<竺,1+竺二空<p<1+n n
4‑2b n12
のときに示されることになる.
まず,定在波解の存在証明から始めるために, Hl(Rn)上の汎関数Tを次のように定める:
T(u) ‑
2I[∇u"i2(Rn)
‑ n(p‑1)+2bp+1xL‑b/(p'1)ullpL:Il(Rn),
u ∈ Hl(Rn)・これは,本章の(4.56)における右辺の時間積分の中に,被積分関数として現れるものであること
に注意しておく. w>0に対して,次のような最小化問題を考える:
cu =
uiEnL
Sw(u)・ (4.79)
ただし,
K‑(u∈Hl(Rn); u≠0, T(u)‑0)
とする.このとき,この最小化問題を考えることは,次の最小化問題を考えることと同じである:
cw =
uiEnL
Jw(u), JLJ(u)‑ n(p‑1)+2b‑4
n(p‑I)+2b
∇叫lま2(R‑)
+LJI[ulLi2(Rn)・
(4.80)
いまp> 1+(4‑2b)/nを仮定しているので, JLJ(u)の定義式における右辺の第1項の係数は正
となる.したがって, cwは有限な非負の値をとる.
定理4.18.n≧3, 0<b<2, 1+(4‑2b)/n<p<1+(4‑2b)/(n‑2), LJ>0とする・この とき, CLJ >0であり, cLJを達成する最小化問題(4.80)(あるいは(4.79))の解w∈KnH,1(Rn) が存在する・また,関数wは方程式(4.59)の弱解となっている.
証明. 2つのステップに分けて進める.
(ステップ1) cLJを達成する(4.80)の解w∈KnH,1(Rn)の存在を示す・
cLJの定義よりm∈Nに対して,次が成り立つ:
](um)⊂K; Jw(um) →cLJ (mう∞).
このとき,汎関数Jwの定義より,列(um)はHl(Rn)の有界列となる・そこで,列(um)の各元 の対称減少再配分u㌫を考えると,補題3.12より,次を満たすようなH,1(Rn)の有界列(u㌫)が
とれる:
‖umq'Rn)‑‖u‑‖Lq(Rn,,
2≦q<2+話芸,
Illxl‑b/qu芸北q(Rn)
‑(IIxl‑b/qu‑IILq(Rn),
2 ≦q< 2+lL∇u訓L2(Rn)≦ll∇umllL2(Rn)・
T(u㌫)≦T(um)‑0 (m≧1)
4‑2b n‑2'
したがって,
となる・もしT(u㌫)‑0であるときはvm‑u㌫とおく・もしT(u㌫)<0ならば T(入u㌫)‑
2入21l∇u㌫lli2(Rn)一入P'1
n(pll)+2bp+ 1 ‖lwlxl‑b/(p+1)uiwmllLp+1(Rn)llぞナチ =0 となるような入(0<入<1)を選び, vm‑入u㌫とおく.実際, p+1>2であることから,この
ようなpはただ一つ存在する・こうして得られた列(vm)に対しては,
γm∈∬ (m≧1).
また,
Jw(vm)‑入2Jw(u㌫) (0<入≦1), JLJ(u㌫)≦Jw(um)
であるから,
cw ≦JLJ(vm)≦Jw(u㌫)≦Ju(um) (m≧ 1) が満たされている・したがって,列(vm)はH,1(Rn)の有界列であり,
Jw(vm)‑CLJ (mう∞) が成立する.さらに,補題4.13と注意4.14を用いれば,次が成立する:
∃(vmh)⊂ (vm), ]w ∈ H,1(Rn);
vmk →w weakly inH,i(Rn),
lxl‑b/(p'1)vmk→ lx「b/(p+1)w in LP'1(Rn).
次に, w∈Kかつcu‑Jw(w)であることを示す.まず(4.81)より,
cLJ ‑ 1im JLJ(vmh)
mk1(X)
> n(pll)+2b14 n(pll)+2b n(pll)+2b‑4 n(p‑1)+2b
一方, T(vmk)‑0であるから,
T(w) ‑
21l∇wJIま2(Rn)
‑liminf ll∇vmkll2L2(Rn)+ LJ liminf llvmk
llま2(Rn)
mkう∝) mkう(X)
F∇wllま2(Rn)
+LJIIwlli2(Rn)
‑ Ju(w)・n(p‑i)+2b
p+1
≦21iminfmkうoo
fI∇vmhlIま2(Rn)
‑= 1iminf
mkう00
=0
xr‑b/(p'1)w
llpL:Il(Rn)
n(p‑1)+2b
p+1
21I∇vmhJli2(Rn)
‑mlki.mJl
lxl b/(p'1)v‑A
IIpL:il(Rn)
n(p‑1)+2b
p+1 lxI b/(p'1)vmkp+1
Lp+1(Rn)
(4・83)
を得る・ここで, T(w)‑0であることを背理法で示す・もし, T(w)<0とすると, 2II∇wll2L2(Rn)<
であるから, w≠0となる.よって,
n(p‑1)+2b
p+1
T(入w)‑ 2入2Ll∇w[L2L2(Rn)一入P'1
xl‑a/(p'1)wIIpL:Il(Rn)
n(p‑i)+2b
p+I
wIIpL:Il(Rn)
‑ 0となるように入(0<入<1)を選べば,入w∈Kであり, 0<入<1と(4.83)より, Jw(入w)ニス2Jw(w)< JLJ(w)≦CLJ
となる・これは, cLJの定義式に矛盾する.したがって, T(w)‑0でなければならない. w∈Kで あることをいうためには,あとw≠oであることを示せばよい・そこで, vmh∈Kであることと 重み付きハ‑ディ型の不等式を用いて,
ll∇vmkll2L2(Rn)‑ n(p‑1)+2b
2(p+1) lllw'x[‑b/(p'1)vmkumkLILp'1(Rn)
HpL:i
≦cllvmk
ll指ニ)(n
1l∇vmh雌((pR‑nl))+2b)/2 2)p‑2b)/2
いま, vmk
≠0であるので,上の不等式の両辺をIl∇vmkllま2(Rn)で割ると,
1 ≦
Cllv‑k雌芯)(n12)p
1l∇vmkLliq((pR‑nl))+2b‑4)/2 2b)/2
ただし,右辺の定数Cはmkにはよらない.もし, w‑0とすると(4.82)より,
ll∇vmkllま2(Rn)
‑ n(p‑1)+2b→
2(p+1) Ill n(p‑i)+2b
2(p+1)
:r ‑b/(p'1)v‑A
llpL:il(Rn) xl‑b/(p'1)wIIpL:il(Rn)
(4.84)
‑0 (mkう∞)
となる・列(vmk)はH,1(Rn)での有界列であるので,列帥mkllL2(Rn))は有界となる・ここで, pの仮定から(n(p‑1)+2b‑4)/2>0であることに注意して,不等式(4.84)の両辺において
mk1∞のときの極限を考えると,右辺う0となり矛盾が生じる.したがって, w≠0が示され た・以上より, w∈Kが結論される・さらに, (4.83)とcuの定義より,
cLJ ‑ JLJ(w)> 0 を得る.
(ステップ2)ステップ1で求めたw ∈KnH,1(Rn)が方程式(4.59)の弱解になっていること
を示す.
ステップ1で求めた関数w∈KnH,1(Rn)は,最小化問題(4・79)の解であるから, w ∈Kは SwのK上の極値点である・よって定理3.ll(ii)を適用すると次の関係式を得る:
awsLJ(w)v一入awT(w)v‑0, v∈Hl(Rn),
入= Re[awSLJ(w)w]
Re[awT(w)w]
このとき,
auT(u)v ‑ 2(∇v,∇u)‑
である.ここで, w∈Kより,
21lVwl[2L2(Rn)‑
であるので,
n(p‑1)+2b
n(p‑1)+2b
p+1
Re[∂wT(w)w]‑
2II∇wLlま2(Rn)
‑(v,lx「blulp 1u)
叶b/(p'1)wIIpL:il(Rn)
‑ 0n(p‑1)+2b
n(p‑1)(p‑1+普)
2(p+1)
xl‑b/(p'1)w
llpL:Il(Rn) lllxrb/(p'1)wllpL:il(Rn)
< 0・(4.87)
したがって, wはRe[awT(w)w] ≠0となるHl(Rn)の元であり定理3・11(ii)の仮定はすべて満た
されていることに注意しよう.
次に,A‑0であることを示す.関数wに対して, rl‑(2‑a)/(p‑1)とした(3・30)によって 与えられる関数をw入とする・このとき, (3.31卜(3.32)と(4.76)より,
llw入Ili2(Rn)
‑A 4‑n(p‑1)‑2bp‑1
llwllま2(Rn), ll∇w入IIま2(Rn)
‑AIIw入IIpL:Il(Rn)
‑AT(w^) ‑ A
n+21(n12)p12b
p‑1
n+2‑(n12)p12b
p‑1
n+2‑(n‑2)p12b
p‑1
lI∇w恨2(Rn),
lL Ixl‑a/(p'l)w]lpL:il(Rn)・
T(w)‑0, ^>0
よって,
となり,すべての入>0に対して, w入∈Kとなる. wはJwのK上での最小値を達成する関数で あるので,
JLJ(w入)≧JLJ(w), 入>0
でなければならない.したがって,次の関係式を得る:
n+2‑(n‑2)p‑2b
p‑1 n(p‑1)+2b‑4
n(p‑I)+2b
∇wIIi2(Rn)
+An(p‑1)+2b‑4 n+2‑(n‑2)p‑2b n(pll)+2b p‑1
=0.
この関係式と(4.87)より,
LJIIwLIま2(Rn)
‑lI Ix「b/(p'1)wll
4‑n(p‑i)‑2b
p‑1
LJllw11ま2(Rn)
∇w[[ま2(Rn)
+n+2‑(n‑2)p‑2b n(p‑1)+2b
p+1 2(p+ 1)
41n(p‑1)‑2b
p‑1
Vwll2L2(Rn),
Lp'l(Rn) ‑
n(p‑ 1)+2b
∇wllま2(Rn)
LJIIwlli2(Rn)
これらを用いて,
awSLJ(w)w ‑ 0
が示される・したがって, (4.86)から入‑0が結論できる.
入‑0が示せたので, (4.85)から,
awsw(w)v‑o, v∈Hl(Rn)
を得る・これは,関数w∈KnHrl(Rn)が方程式(4.2)の弱解であることを示している. 口
定理4・18で求めた方程式(4.59)の解から,(4.60)によってつくられる方程式(4.58)の定在波解 γが不安定であることを示す.その証明の前に,補題を3つ準備しておく.
補題4・19・n≧3, 0<b<2, 1+(4‑2b)/n<p<1+(4‑2b)/(n‑2), LJ>0とし,関数uは, T(u)<0,
Su(u)<cw
を満たすような任意のHl(Rn)の元とする.このとき,次の不等式が成立する:
T(u) ≦SLJ(u)‑ CLJ.
証明.入>0とする・関数uに対して,
17‑n/2とした(3.30)によって与えられる関数をu入とす
る・このとき, (3.31)‑(3.32)と(4.76)より, llu入Il2L2(Rn)‑
llullま2(a‑),
JIVu^112L2(Rn)‑ ^21lVufl2L2(Rn),
ll
lxI‑b/(p'1)u^IIpL:il(R‑)
‑A(n(p‑1)+2b)/2ll lxl‑b/(p'1)ul[pL:il(Rn)
であるから,次が成立する:
T(u^) ‑ ^2
[ 2H∇ullま2(Rn)一入†n(p‑1)'2b14)/2
n(p‑1)+2bp+1
l叶b/'p・1)uIIpL:il(Rn)],
(4・88)sw(u入)
‑入2‖∇u[1i2'Rn'・
wLluII2L2(Rn'一入{n'p11)+2b'/2pTLIIlx[‑b/'p'1)uIIpL:il(a‑)・
(4・89)
仮定より, T(u)<0, n(pll)+2b‑4>0であることと(4.88)から,
0<^*<1, T(u^・)‑0, T(u入)<0 (入*<入≦1) を満たす定数入*がただ1つ存在することがわかる.一方,
孟sw(u入)
‑2入‖∇ulli2(Rn,
‑ n(p‑1)+2bp+1 A(n(p‑1)+2b‑2)/21I IxI‑b/(p+1)uIIpL:ll(Rn),
孟su(u入)
‑2‖∇uIIi2(Rn,
(n(p‑1)+2b)(n(pll)+2b‑2) 2(p+1)
である・ここで, h(A)‑SLJ(u入)とおくと,
A(n(p‑1)+2b‑4)/2
I1 1x[‑b/(p'1)ullpL:il(Rn)
h'(1)‑T(u).
pの仮定から, (n(p‑1)+2b‑2)/2>1であるので,入*≦入≦1のときT(u入)≦0より, h′′(A)≦ n(p‑1)+2b‑2 n(p‑i)+2b
p+1
A(n(p‑1)'2b‑4)/2
ll lxrb/(p'1)uIIpL:il(Rn)
したがって,テイラーの定理より,ある定数β(o<β<1)に対して,次式が成立する:
h(m‑h(1)I("‑i)h'(1)・;("‑1)2h"(1・0(*‑1))・
ゆえに, (4.90)と(4.91)より,
SLJ(u入*)≦SLJ(u)+ (入*‑ 1)T(u).
(4.90)
<0.
(4.91)
u入* ∈Kであるので, cw≦SLJ(u入*)とo<入*<1に注意すると,
・(u)
≦去札(u)
‑Sw(u"))・
i去札(u)
‑cw)≦Sw(u)‑cw が結論される.
補題4・20・n≧3, 0<b<2, 1+(412b)/n<p<1+(4‑2b)/(n‑2), w>0とする.ここで, d<cLJであるような実数dに対して,
Ad‑(u∈Hl(Rn); T(u) <0, Sw(u) ≦d)
とおく・ 0<T≦+∞とし,初期時刻i‑0でuo∈Adを初期値とする方程式(4.58)の解uが時 間区間[0,T)上で存在し,
u E C([0,T);Hl(Rn)) n Lr([0,T);Lq(Rn)),
∇u∈Lr((0,T');Lq(Rn)), 0<Tl<T
を満たすものとする・ただし, qは補題4.3によって得られるqで, rは
;‑n(;‑;)
を満たす定数である.このとき,次が成立する:
u(i)∈Ad, i∈【0,T).
証明は, 3章補題3.27と同じのため省略する.
補題4・21・n≧3, 0<b<2, 1<p<1+(4‑2b)/(n‑2),LJ>0とする.このとき,方程式 (4.59)の球対称な弱解uは,ある正定数aに対して,
eaExlu ∈ L2(Rn)
を満たす.
証明.補題3.15より,
u(rトう0 (r‑lxlう∞)
であるから,
V=u eXP , a,E>0