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○ 広報・啓発活動の推進により、障がいや障がいのある人に対する市民の理解 促進し、障がいのある人もない人も、お互いに人格と個性を尊重し、共に支えあ い住み慣れた地域で暮らせる社会を目指します。
①障がい特性に対する理解促進
◆ 障がい特性についてのリーフレット等により理解 促進 努
障がいのある人やその家族、関係団体などで構成する千歳市障がい者地域自 立支援協議会 通 障 いや障 い あ 人 対 理解 促進 努 ます。
②広報・啓発活動の充実
◆ 広報ちとせや市のホームページ、千歳学出前講座
*
など多様な媒体を活用し た広報・啓発活動を推進し、障がいに対する理解促進 図
③福祉教育の推進
◆ 小中学校における「総合的な学習の時間」などにおいて、視覚障がいの疑似 体験や、障がいのある人を講師に招き、障がいについて学ぶ福祉教育の推進 に努めます。
④交流教育の推進
◆ 特別支援学級と通常学級の児童生徒との交流及 共同学習 児童生徒 状 況に合わせて、学校行事や教科 時間 居住地校交流 通 実施 相互理解 促進や社会性 醸成 図
*
千歳学出前講座… 市民と市民、市民と学校・企業、市民と市職員が顔を合わせて、お互いに学び合 うものであり、情報共有や人のネットワークづくりを図り、市民と行政 協働 生 涯学習のまちづくりを進めることを目的としています。
今後の方向性
主要施策
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2.差別の解消及び権利擁護の推進
○ 平成 2 8年 月 障害者差別解消法 施行 障害者差別解消法 趣旨としては、障がいを理由 差別的取扱いや権利侵害 い い
社会的障壁を取り除くための合理的 配慮 挙 本市
同法に対応するため、千歳市障がい者地域自立支援協議会 差別解消・虐待防 止専門部会」を設置し、関係機関の連携体制の構築を図るとともに、リーフレッ トを作成し同法の周知に努めています。
○ アンケート調査では、当事者の障害者差別解消法の認知度 約 割 ていることから、今後も市民に広く周知・啓発を図る必要があります。
○ 障がいのある人の権利擁護 関 地域住民や障害福祉 ービ 事業者 関係機関等の連携による虐待の防止に努めるとともに、障がいのある人に対して 虐待があった場合の早期発見や被害者 一時避難場所 確保 虐待防止体制 の整備を図ってきました。今後も虐待防止の地域のネットワークづくりを進める とともに、成年後見制度及 日常生活自立支援事業 周知 利用促進 努 い く必要があります。
≪当事者アンケート調査結果から≫
・ 障害者差別解消法の認知度 い 知 い ざごげ6% 知
い」(5 7 . 2 %)となっており、「知っている」割合は、約2割になっています。
≪関係団体ヒアリング結果から≫
・ 障害者差別解消法の対応について、福祉部局の職員だけではなく、全職員 に周知の徹底を図ってほしい。
現状と課題
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○ 障害者差別解消法のさらなる周知を図るとともに、障がいを理由 差別 解消に向けた取組を推進します。権利擁護 障害者虐待防止法 広報・
啓発を進めるともに、虐待防止及び養護者に対する支援を行 い 成年後見制度や日常生活自立支援事業 周知 利用促進 図
①障がいを理由とす 差別の解消の推進
◆ 千歳市障がい者地域自立支援協議会内 差別解消・虐待防止専門部会
おいて、情報共有や事例研究 行う ー 等 周知
徹底に努めます。
また、障がい者支援課内に相談窓口を設置しており、引き続き、障がいを
理由 不当 差別 解消 努 い 障害者差別解消法
の趣旨を踏まえ、外見 配慮 必要 い 分 い人 意思 表示を支援するため、ヘルプマーク及びヘルプカード
*
の普及に努めます。
◆ 障がいを理由 差別 解消 推進 広 市民 対 障害者差 別解消法の周知啓発に努めるとともに、民間事業者などにおける合理的配慮* の提供促進に向けた支援方策を検討します。
②障がい者の虐待防止体制の充実・強化
◆ 障害者虐待防止法及び「北海道障 い者条例 周知 努 虐待防止 いての啓発を行い
*
ヘルプマーク・ヘルプカード・・・ヘルプマークとは、内部障がいなど外見 分 援助や 配慮を必要としている人が援助を得やすくなることを目的とするマークのことで、ヘ ルプカードは障がいのある人などが困ったときに助けを求めるためのものです。
*
合理的配慮・・・障 い あ 人 日常生活や社会生活 受 制限 原因 る社会的障壁を取り除くために、障がいのある人に対し、個別の状況に応じて行わ 配慮をいいます。
今後の方向性
主要施策
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◆ 「千歳市高齢者・障がい者虐待防止ネットワーク会議」や「差別解消・虐待 防止専門部会」において、地域住民や障害福祉サービス事業者、関係機関等 との連携により、障がいのある人への虐待防止に努めるとともに、虐待が生 じた場合の早期発見 被害者 一時避難施設や居場所 確保 虐待 防止体制の充実・強化を図ります。
◆ 障がい者支援課内に「千歳市障がい者虐待防止センター」を設置しており、
虐待の防止及び虐待を受けた障がいのある人の保護を行う 相談 指導 助言などの対応に努めます。
③成年後見制度等の利用促進
◆ 成年後見制度*の利用 希望 知的障 いや精神障 い あ 人 家庭 裁判所への申立費用 捻出 困難 人 対 そ 費用 助成 成年後見制度 利用 支援
◆ 市民後見 担い手 養成及 活動 場 成年後見支援 ン ー 設置 し、障がいのある人の権利擁護 体制 充実 努
④日常生活における自立のための支援
◆ 市と千歳市社会福祉協議会との連携により日常生活自立支援事業 活用 促進し、日常の金銭管理や財産管理 行う 自立 地域生活 実現を支援します。また、年々増加 保健福祉 ービ 利用 関 ニー ズに対応するため、生活支援員の確保などに努めます。
⑤福祉オンブズマン制度の推進
◆ 保健福祉サービスに関する市民の苦情を迅速に処理 違法又 不当 取 扱いを行う事業者 改善 求 福祉 ン ン制度 推進 障害 福祉サービスの質の向上を図ります。
*
成年後見制度…障 い あ 判断能力 不十分 人 対 財産管理や福祉 ービ スの利用等 契約 結 遺産分割 協議 難 い場合 不 当な扱いを受けることがないように保護する制度
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3.情報・コミュニケーション支援の充実
○ 平成 3 0年 施行 予定 い 千歳市手話言語条例 基 手話 言語
であるとの認識 手話 理解 広 地域 支え合い 安心
て共に生きることができるまち千歳を目指し、手話普及等に関する各種施策の推 進に取り組みます。
○ アンケート調査では、意思疎通支援事業の現在の利用者 名 回答 あ したが、今後の利用意向 あ 人数 さ9 名 い 点字図書室・
録音スタジオの点訳・音訳についても、現在の利用者 じ 名 回答 あ
が、今後の利用意向 あ 人数 さ、 名 い う 潜在的 ニ ーズがあることがうかがえます。こうしたニーズを踏まえて、情報・コミュニケ ーションの体制整備を進めていく必要があります。
≪当事者アンケート調査結果から≫
・ 福祉サービスの利用状況:意思疎通支援事業 名 点字図書室・録音 ジオの点訳・音訳4名、
・ 福祉サービスの今後の利用意向:意思疎通支援事業 さ9 名 点字図書室・録 音スタジオの点訳・音訳 1 7 名
≪関係団体ヒアリング結果から≫
・ 点字や拡大文字・音声コード等の支援が少ないです。
・ 行政 文書 視覚障 い者 わ う 何 印 工夫をしてほしいです。
・ 小さな催しには、意思疎通支援者がなく、障がいのある人への配慮を求め ます。
現状と課題
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○ すべての障がいのある人が円滑 情報 取得 意思表示や意思疎通 行う とができるように、情報提供、意思疎通支援の充実を図ります。また、これらの 支援においては支援者の協力 不可欠 人材育成 進 い
○ 手話言語条例 理念 市民や事業者 広 手話 関 施策 積 極的に推進し、市民がお互いに支え合い、安心して共に生きることができる地域 社会の実現に努めます。
①意思疎通支援体制の充実
◆ 聴覚障がいがあって意思疎通が困難な人に、手話通訳者・要約筆記
*
者を派遣 し、円滑 コ ニ ー ン 支援
◆ 手話奉仕員や要約筆記者を継続的に養成し、登録者の拡充を図るなど意思疎 通支援体制の充実を図ります。
◆ 市が主催する講演会などでは、率先 手話通訳者・要約筆記者 活用 とともに、市内で開催される様々なイベント等での利用促進 努
②障がい特性に配慮した情報提供の充実
◆ ファクシミリなどの「情報・意思疎通支援用具」の給付等により、障がいの ある人の情報環境の充実を図ります。
◆ 視覚障がいのある人に配慮し、市役所からの通知文への音声コードの添付に 努めるとともに、点訳・音訳サービス等の情報提供拠点である千歳市総合福祉 センター点字図書室を中心に点訳・音訳図書等の充実を図ります。
◆ 印刷物(市広報紙など)、市のホ−ムページ、会議・講演会・選挙等での配 慮など、障がいのある人に対応した情報・サービスのバリアフリー化の推進に 努めます。
*
要約筆記… … … 聴覚に障がいのある人のために、話している相手の内容をその場で文字にして伝え る筆記による通訳のことです。
今後の方向性
主要施策