動画ライブビュー中は、Rボタンを押すたびに、次のように画面の表示 が切り替わります。
A
動画ライブビューの静止画撮影について•カスタムメニューg4[シャッターボタンの機能](0345)が[静止画撮影]の場 合、動画ライブビュー中にシャッターがきれるまでシャッターボタンを全押しし続 けると、動画と同じ撮像範囲の静止画(069)を撮影します。動画撮影中の場合、
動画撮影は終了し、そこまでの動画を記録します。
•動画ライブビュー中に静止画撮影を行う場合、露出補正(0138)は、通常と同じ
±5段まで設定できますが、液晶モニターで確認できるのは±3段までになります。
•動画ライブビュー中の静止画撮影の露出は液晶モニターでは確認できません。露出 モードe、f、gでの撮影をおすすめします。露出モードhで撮影する場合は、静止 画ライブビュー(047)で適正露出に合わせたあと静止画ライブビューを終了し、
動画ライブビューを開始して撮像範囲を確認してから撮影してください。
A
[画像サイズ/フレームレート]のクロップについて撮影メニュー[動画の設定]の[画像サイズ/フレームレート](074)を[1920× 1080 30fps クロップ]、[1920×1080 25fps クロップ]または[1920×1080 24fps クロップ]に設定して静止画を撮影するときは、測光範囲やホワイトバランス の[オート]で色温度を測定する範囲が、実際に記録される範囲と異なるため、露出 やホワイトバランスが適正に撮影できないことがあります。試し撮りをして、画像を 再生して確認することをおすすめします。
情報表示 情報表示なし 格子線表示
ヒストグラム 水準器表示(0361)
y 動画ライブビュー時の撮像範囲
動画ライブビューで撮影する動画や静止画のアスペクト比(縦横比)は、
16:9になります(撮影メニュー[動画の設定]の[画像サイズ/フレー ムレート](074)が[640× 424 30fps]または[640× 424 25fps] の場合、アスペクト比は3:2になります(070))。
•DXレンズを装着して撮影メニュー[撮像範囲](085)の[DX自動切 り換え]を[する]に設定するか、[撮像範囲設定]を[DX (24×16) 1.5×]にして撮影する場合、動画ライブビューでの撮像範囲はDXベー スの(動画)フォーマットになります(aが表示されます)。
•その他の撮像範囲に設定して撮影する場合は、動画ライブビューでの撮 像範囲はFXベースの(動画)フォーマットになります。
•ファインダー撮影時や静止画ライブビュー時の撮像範囲(086)と動 画ライブビュー時の撮像範囲は、次の図のように異なります。
•動画ライブビュー時の撮像範囲のサイズは次の通りです。
- FXベースの(動画)フォーマットでアスペクト比が16:9の場合:
約35.0 × 19.7 mm
- DXベースの(動画)フォーマットでアスペクト比が16:9の場合:
約22.4 × 12.6 mm
- FXベースの(動画)フォーマットでアスペクト比が3:2の場合:
約35.0 × 23.4 mm
動画ライブビューでアスペクト比が 16:9の場合の撮像範囲
ファインダー撮影時および静止画 ライブビュー時の撮像範囲
ファインダー撮影時および静止画 ライブビュー時の撮像範囲 動画ライブビューでアスペクト比が 3:2の場合の撮像範囲
y
A
動画ライブビュー時に撮影できる静止画の画像サイズと画質モード についてカスタムメニューg4[シャッターボタンの機能](0345)が[静止画撮影]の場合 に、動画ライブビュー時に撮影できる静止画の画像サイズは、次の通りです。
•撮影メニュー[動画の設定]の[画像サイズ/フレームレート](074)が[640× 424 30fps]または[640× 424 25fps]以外の場合は、アスペクト比(縦横比)
が16:9の静止画を撮影します。
※ピクセル数÷出力解像度(dpi)×2.54 cmで計算しています。
•[画像サイズ/フレームレート]が[640 × 424 30fps]または[640× 424 25fps] の場合は、アスペクト比(縦横比)が3:2の静止画を撮影します。
※ピクセル数÷出力解像度(dpi)×2.54 cmで計算しています。
•画質モードは、[画質モード](091)で設定した内容になります。
撮像範囲 画像サイズ プリント時の大きさ
(出力解像度300dpiの場合)※ FXベースの(動画)
フォーマット
(16:9)
L(4928×2768ピクセル) 約41.7× 23.4 cm M(3696×2072ピクセル) 約31.3× 17.5 cm S(2464×1384ピクセル) 約20.9× 11.7 cm DXベースの(動画)
フォーマット
(16:9)
L(3200×1792ピクセル) 約27.1× 15.2 cm M(2400×1344ピクセル) 約20.3× 11.4 cm S(1600×896ピクセル) 約13.5× 7.6 cm 1920×1080
30fps/25fps/
24fps クロップ
1920×1080 ピクセル 約16.3× 9.1 cm
撮像範囲 画像サイズ プリント時の大きさ
(出力解像度300dpiの場合)※ FXベースの(動画)
フォーマット
(3:2)
L(4928×3280ピクセル) 約41.7× 27.8 cm M(3696×2456ピクセル) 約32.0× 20.8 cm S(2464×1640ピクセル) 約20.9× 13.9 cm DXベースの(動画)
フォーマット
(3:2)
L(3200×2128ピクセル) 約27.1× 18.0 cm M(2400×1592ピクセル) 約20.3× 13.5 cm S(1600×1064ピクセル) 約13.5× 9.0 cm
y A
動画撮影について•使用しているメモリーカードの書き込み速度によっては、最長記録時間(074)に 満たないで撮影が自動的に終了する場合があります。
•動画撮影時は、AFエリアモードが顔認識AFの場合に認識できる人数が少なくなりま す。
•0(動画記録禁止)マーク(066)が表示されているときは、動画撮影できません。
•1つの動画ファイルで記録可能な最大ファイルサイズは4GBです。
•動画撮影中は測光モードがマルチパターン測光に固定されます。
•動画撮影を開始する前に[ピクチャーコントロール](0169)または[色空間]
(0298)を設定すると、設定した内容で動画撮影できます。
•動画ライブビュー時は、別売のスピードライト(0189)は発光しません。
•露出モードe、fで画像が明るくなりすぎたり、暗くなりすぎたりする場合は、ライ ブビューを終了してからもう一度動画ライブビューを開始するか、露出モードをg にして、絞りの調整を行ってください。
•各露出モードで動画ライブビュー時に設定できる機能は、次の通りです。
•動画撮影中にUボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回すと、ホワイト バランスを変更できます(0151)。
A
マニュアル露出での動画撮影について露出モードhで動画撮影する場合、シャッタースピードは1/25〜1/8000秒の範囲で設 定できます(動画のフレームレート(074)によって、低速側の制限が異なります)。
A
リモートコードについて動画撮影時に別売のリモートコード(0400)を使用する場合は、カスタムメニュー g4[シャッターボタンの機能]を[動画撮影]に設定すると、リモートコードのシャッ ターボタンを半押しして動画ライブビューを開始したり、全押しして動画撮影の開始 と終了を行えます(0345)。
絞り値 シャッター
スピード ISO感度 露出補正
e、 f ー ー ー ○
g ○ ー ー ○
h ○ ○ ○ ー
y
D
動画撮影時のご注意•動画撮影中の液晶モニターの表示に、次のような現象が発生する場合があります。
これらの現象は撮影した動画にも記録されます。
- 蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯などの照明下で、画面にちらつきや横縞が発生す る(0350)
- 電車や自動車など、高速で画面を横切る被写体が歪む - カメラを左右に動かした場合、画面全体が歪む - ジャギー、偽色、モアレ、輝点が発生する
- 周囲でスピードライトやフラッシュなどが発光されたり、イルミネーションなど の点滅する光源がある場合、画面の一部が明るくなったり、明るい横帯が発生する
•動画ライブビュー時に、Xボタンで画面を拡大した場合(056)、ノイズ(ざらつ き、むら、すじ)、色の変化が発生しやすくなります。
•次のような場合は、動画撮影は自動的に終了します。
- 最長記録時間に達したとき
- メモリーカードの残量がなくなったとき - ライブビューセレクターを切り換えたとき - レンズを取り外したとき
•Gボタンを押すと、動画ライブビューを終了します。
•長時間ライブビューで撮影すると、カメラ内部の温度が上昇することがあるため、
ノイズ(ざらつき、むら、輝点)が発生する場合があります。撮影時以外は、ライ ブビューを終了してください。
•次のような場合は、高温によるカメラへの損傷を抑えるために、カメラは自動的に 動画撮影を終了することがあります。
- 撮影時の気温が高い場合
- ライブビュー撮影や動画撮影を長時間行った場合 - 連写(連続撮影)を行った直後など
カメラが熱くなってライブビューまたは動画撮影を開始できない場合は、カメラ内 部の温度が下がるまでライブビューおよび動画撮影を一時休止してください。この とき、カメラボディー表面が熱くなることがありますが故障ではありません。
•動画撮影時、太陽など強い光源にカメラを向けないでください。内部の部品が破損 するおそれがあります。
•次のような場合は、レンズの動作音が録音されることがあります。
- オートフォーカス作動中 - 絞り値を変更した場合
- VRレンズ使用時にVR(手ブレ補正)をONにした場合
y D
ライブビュー残り時間のカウントダウンについて•自動的に動画撮影を終了する30 秒前から、液晶モニターの左上にカウントダウンを表 示します(052)。
•撮影条件によっては、動画撮影を開始後すぐにカウントダウンが始まることがあります。
•動画記録中にカウントダウンが始まった場合は、液晶モニターの右上に表示されて いる動画残り記録時間にかかわらず、ライブビュー残り時間のカウントダウン時間 で動画撮影を自動的に終了します。
A
HDMI接続時の撮影について•HDMI 対応機器との接続時には、接続した機 器とカメラのモニターに被写体が表示されま す。
•動画撮影中のHDMI対応機器の表示は右のよ うになります。カメラの液晶モニターでは、音 声レベルインジケーター、水準器、ヒストグ ラムが非表示になります。
•動画撮影中は、Rボタンを使って画面の表示を切り換えることはできません。
A
関連ページ•動画撮影時のオートフォーカスについてのご注意→「ライブビュー撮影時のオート フォーカスについてのご注意」(061)
•レンズのフォーカスリングを使って(マニュアルフォーカスで)ピントを合わせる →
「マニュアルフォーカスで撮影するときのピント合わせ」(056)
•動画の画像サイズや画質、マイク感度、記録先のスロット、ISO感度範囲を設定する → C[動画の設定](074)
•マルチセレクターの中央ボタンを押して、画面中央にフォーカスポイントを移動し たり、拡大表示に切り換えられるようにする
→A f1[中央ボタンの機能](0327)
•動画ライブビュー時のFnボタン、プレビューボタン、サブセレクターの中央ボタ ン、シャッターボタンの機能を設定する→A g1[Fnボタンの機能](0342)、
A g2[プレビューボタンの機能](0343)、A g3[サブセレクター中央押しの 機能](0344)、A g4[シャッターボタンの機能](0345)
•サブセレクターの中央ボタンを押し続けなくてもAEロック状態を維持できるように する→A g3[サブセレクター中央押しの機能](0344)
•シャッターボタンで動画ライブビューの開始や動画撮影の開始と終了ができるよう にしたり、動画撮影しながらシャッターボタンを全押しして静止画を撮影できるよ うにする→ A g4[シャッターボタンの機能](0345)
•ライブビュー表示中や動画撮影時のフリッカー現象を低減する→