x
マニュアルフォーカスで撮影するときのピント
x 静止画ライブビュー撮影の設定
Gボタンを押して、撮影メニューで[静止画ライブビュー撮影]を選 ぶと、静止画ライブビュー中(047)のシャッターのきり方を設定でき ます。
M
静音静止画ライブビュー中はミラーアップしたまま撮影するため、
シャッター音はしますが、通常のファインダー撮影時に比べて 静かに撮影できます。
•別売のスピードライトを使って撮影するときは、撮影するた びにミラーダウンするため静音撮影にはなりません。
L
無音静止画ライブビュー中にシャッターを開いたまま撮影するた め、シャッター音を出さずに、[静音]設定時よりも静かに撮 影できます。また、シャッターボタンを全押ししている間、レ リーズモードがCLの場合は約12コマ/秒、CHの場合は約24コ マ/秒の高速連続撮影を最大5秒間行えます(その他のレリーズ モードの場合は、シャッターボタンを全押しするたびに1コマ ずつ撮影します)。
•液晶モニターにLが表示されます。
•無音撮影時は、実際に撮影される静止画の露出(明るさ)を 液晶モニターで確認できます。Jボタンを押すと、露出イン ジケーター(0131)が表示され、自分で設定した露出値と、
カメラが測光した露出値との差を確認できます。もう一度J ボタンを押すと、露出インジケーターが消えます。
•記録可能コマ数の表示部分に、連続撮影できる残り時間が表 示されます。
•画質モードがJPEG FINEの静止画になります。また、画像サ イズ(ピクセル)は、撮影メニュー[画像サイズ]の設定に かかわらず、各撮像範囲(085)で次のようになります。
-FX (36 × 24) 1.0×:1920×1280ピクセル -1.2× (30 × 20) 1.2×:1600×1064ピクセル -DX (24 × 16) 1.5×:1280×848ピクセル -5:4 (30 × 24):1600×1280ピクセル
•露出モードがhの場合、ISO感度(0117)をISO 200〜Hi 4 の間で設定できます。その他の露出モードでは、ISO感度を カメラが自動で設定します。
x
A
[無音]撮影について•完全に無音にはなりません。静止画ライブビュー開始時と終了時には、ミラーアッ プ/ミラーダウンの音とシャッター音がします。
•無音撮影時に各露出モードで設定できる機能は次の通りです。
•別売のスピードライトは発光しません。
•Jボタンを押しても露出プレビューには切り替わりません。
•測光モードはマルチパターン測光に固定されます。
•次の機能は使用できません。
- アクティブD-ライティング(0181) - HDR(ハイダイナミックレンジ)(0183) - ヴィネットコントロール(0299) - 自動ゆがみ補正(0300) - 多重露出撮影(0210) - 高感度ノイズ低減(0301)
D
露出プレビューの制限について•露出プレビュー時の露出補正(0138)は、通常と同じ±5段まで設定できますが、
液晶モニターで確認できるのは±3段までになります。
•シャッタースピードがAの場合、露出プレビュー画面には切り替わりません。
また、次の場合は、露出プレビューの表示が実際に撮影される画像と異なります。
- 別売スピードライト装着時
-[アクティブD-ライティング](0181)または[HDR(ハイダイナミックレンジ)]
(0183)を設定した場合
- ピクチャーコントロールの[コントラスト]が[A](オート)の場合(0173) - シャッタースピードを に設定した場合
- オートブラケティング撮影時
•被写体が極端に明るい場合や暗い場合には、画像の明るさを正しく表示できないこ とがあります(露出インジケーターが点滅します)。
A
ライブビュー撮影時の露出についてファインダー撮影時とライブビュー撮影時では、シーンによっては、露出が異なる場 合があります。ライブビュー撮影時は、ライブビュー表示に適した測光を行うため、液 晶モニターに表示された明るさに近い露出で撮影されます。
絞り値 シャッタースピード ISO感度
e、 f ー ー ー
g ○ ー ー
h ○ ○ ○
x D
ライブビュー撮影時のご注意•撮影メニューの[静止画ライブビュー撮影](057)を[静音]に設定している場 合、静止画ライブビュー中は、液晶モニターの表示に次のような現象が発生するこ とがありますが、実際に記録される画像に影響はありません。
- 電車や自動車など、高速で画面を横切る被写体が歪んで表示される - カメラを左右に動かした場合、画面全体が歪んで見える
- ジャギー、偽色、モアレ、輝点が発生する
- 周囲でスピードライトやフラッシュなどが発光されたり、イルミネーションなど の点滅する光源がある場合、画面の一部が明るくなったり、明るい横帯が発生する
•撮影メニューの[静止画ライブビュー撮影](057)を[無音]に設定している場 合、静止画ライブビュー中は、液晶モニターの表示に次のような現象が発生するこ とがあり、これらの現象は静止画にも記録されます。
- 電車や自動車など、高速で画面を横切る被写体が歪む - カメラを左右に動かした場合、画面全体が歪む - ジャギー、偽色、モアレ、輝点が発生する
- 周囲でスピードライトやフラッシュなどが発光されたり、イルミネーションなど の点滅する光源がある場合、画面の一部が明るくなったり、明るい横帯が発生する
•蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯などの照明下で、ライブビュー表示中に画面にちら つきや横縞が生じる「フリッカー現象」は、セットアップメニューの[フリッカー 低減](0350)で低減できますが、設定しているシャッタースピードによっては、
撮影した静止画に記録されることがあります。
•次のような場合は、ライブビュー撮影を終了します。
- ライブビューセレクターを回したとき - Gボタンを押したとき
- レンズを取り外したとき
•長時間ライブビューで撮影すると、カメラ内部の温度が上昇することがあるため、
ノイズ(ざらつき、むら、輝点)が発生する場合があります。撮影時以外は、ライ ブビューを終了してください。
•次のような場合は、高温によるカメラへの損傷を抑えるために、ライブビューの開 始を制限したり自動的に終了したりすることがあります。
- 撮影時の気温が高い場合
- ライブビュー撮影や動画撮影を長時間行った場合 - 連写(連続撮影)を行った直後など
カメラが熱くなってライブビューを開始できない場合は、カメラ内部の温度が下が るまでライブビューを一時休止してください。このとき、カメラボディー表面が熱 くなることがありますが故障ではありません。
x
•適正露出に影響を与える接眼部からの逆入射光を防ぐため、シャッターボタンを押 す前にアイピースシャッターを閉じてください(0115)。
•ライブビュー表示中は、太陽など強い光源にカメラを向けないでください。内部の 部品が破損するおそれがあります。
•静止画ライブビュー時に動画撮影ボタンを押しても動画撮影はできません。動画ラ イブビューに切り換えてください(063)。
D
ライブビュー残り時間のカウントダウンについて•自動的にライブビューを終了する30 秒前から、液晶モニターの左上にカウントダウ ンを表示します(052)。
- カスタムメニューc4[液晶モニターのパワーオフ時間](0316)の設定により 終了する場合は、終了30秒前から黒字で表示し、終了5秒前から赤字で表示しま す。[液晶モニターのパワーオフ時間]を[制限なし]に設定している場合も、カ メラ内部の温度上昇などによりライブビューが終了する場合があります。
- カメラ内部の温度上昇により終了する場合は、終了30秒前から赤字で表示します。
撮影条件によっては、ライブビュー開始後すぐにカウントダウンが始まることが あります。
•画像再生時はカウントダウンを表示しませんが、カウントダウン時間でライブ ビューを自動的に終了します。
x D
ライブビュー撮影時のオートフォーカスについてのご注意•ライブビュー撮影時のオートフォーカスは、通常のオートフォーカスより、ピント 合わせに時間がかかります。また、次の被写体はピントが合わない場合があります ので、ご注意ください。
- 画面の長辺側と平行な線の被写体 - 明暗差の少ない被写体
- フォーカスポイント内の被写体の輝度が著しく異なる場合
- イルミネーション、夜景などの点光源や、ネオンなど明るさが変化する被写体 - 蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯などの照明下で、画面にちらつきや横縞が見える
場合
- クロスフィルターなど、特殊なフィルターを使用した場合 - フォーカスポイントに対して被写体が小さい場合
- 連続した繰り返しパターンの被写体(ビルの窓やブラインドなど)
- 動く被写体
•オートフォーカス作動中は、画面の明るさが変わることがあります。
•フォーカスポイントが緑色に点滅しているとき(オートフォーカス作動中)は、
シャッターはきれません。ただし、赤色に点滅しているとき(ピントがあっていな いとカメラが判断したとき)でもシャッターはきれます。
•ピントが合わなくてもピント表示(緑枠)が点灯する場合があります。
•AF-S以外のレンズやテレコンバーターを使用した撮影では、充分なピント精度が出 ない場合があります。