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『
唯 信 鈔
』
に つ
い
て
( 松
)本 一 聲
に
決 定
し ぬ
と、
こ
」
ろ
の そ こ よ り
員 實
に、
う ら ノ
\ 一と 念 も 疑 心一
Komazawa University
Kom 三1z三1w三1 Umversrty
即 ち
、
こ こ に は
、
「
仏 智
」
を
”
了 ら ず
”
、
「
仏 智
」
に
対
し て
「
疑 惑
心
」
「
疑 惑 不
信
」
を も ち、
し か
も
「
罪 福
」
を 信 じ る
者 と
、
「
仏
智
」
を
「
明 信
」
す
る
者 と が、
「
胎 生
」
と
「
化
生
」
と し て
区 別 さ れ
て
い
る が
、
『
三
機
分 別』
の
「
疑 心
」
が、
こ の
経
文
で
言 わ れ た
「
仏 智
」 、
つ
ま り、
「
仏
の
知 見
」
に 対 す る
「
疑 惑
心
」
を 指
し て
い
る こ と は、 明 ら か
で
あ
ろ う
。
〔 44)
ま た
、
こ の
『
無 量 寿 経
』
の
経 文 が、 親 鸞
の
教 説、
特
に
次
の よ
う な
『
教 行
信 証
』
の
”
三
願 転 入
”
の
教 説
に
決
定
的 な 影
響
を
与
え た
こ
と も、 明 ら か
で
あ ろ う
。
凡 大 小 聖 人、
一 切 善 人、 以
二
本 願 嘉 號一 爲
二
己 善 根一 故、
不
〆
能
レ
生
レ
信、
不
レ
了
二
佛一 智、
不 能
四
了
三
知 建
二
立
彼 一因
、
故 无
〆
一入
報
.土 也
。
是 以 愚 禿 釋 鸞 仰
二
論 主
解 義・
、 依一 宗 師
勸
化一 久 出
二
萬 行 諸 善 之 假 門} 永 離
二
雙 樹 林 下 之 往 生一
、
回
入
善 本 徳 本 眞 門一 偏 發
二
難 思 往 生 之
心
。 然 今 特 出
・
方 便 眞 門
轉
一入 選 擇 願 海一
、
速 離一 難 思 往 生 心 「 欲
レ
遂
二
難 思 議 往 生一
、 果 遂 之 誓 良 有
レ
由 哉
。
爰 久 入
願 海一 深 知
二
佛 恩・
、 為
三
報
二
謝
至
徳一
、 撩
二
眞 宗 簡 要一 恒 常 稱・ 念
不 可 思 議 徳 海 一
。
彌 喜
二
愛 一斯
、
特 頂・・ 戴 斯一 也、
(
『
真 聖 全
』
二、 一
六 五
1
=
ハ
六
頁
)
即 ち
、
こ こ に
「
不 了 仏
智
」
に
あ る
の
は
、
『
無 量 寿 経
』
の
「
不
了 仏 智
」
を 承 け
て
、
「
仏 智
」
に
対 す
る
「
疑 惑 不 信
」
の
立 場
『
唯 信 鈔
』
に
つ い
て
( 松 本
)
を.
示
し
て い る
の で
あ り、 ま た
、
こ こ に
「
善 本 徳 本
真 門
」
と あ る
「
善 本
」
も、
の
「
善 本
」
を 承 け
、
や
は り
、
「
仏 智
」
に
対 す
る
「
疑 惑
不 信
」
の
立 場 を 示 し て い
る
。
ま た
、
「
善
本 徳 本 真 門」
の
「
徳 本
」
が
、
「
無 量 寿 経
』
の
設 我
レ
得 佛、 十
方 衆 生
、
聞
我 名 號一
、 係一 念 我 國 植一 諸 徳 本一
、
至
匡
心 迴 向 欲
匡
生 我 國一
、
不
=
果 遂一 者、 不
〆
取・ 正 覽一
。
(
『
真 聖 全
』
一
、 一
〇 頁
)
と
い
う 第
二
十 願
の
「
徳 本
」
を 承 け
て い
る こ と は
言 う ま で
も な
い
。
か
く
し て、
『
三
機
分 別
』
が
、
親 鸞
に よ
っ
て
重
視
さ れ た
『
無 量
寿 経
』
の
経 文
を
ベ イ ス に し て
所 説 を 展
開
し て
い
る
こ
と は
、
確 実 だ と 思 わ れ る..
な お、
『
三
機 分 別
』
に は
「
本 願
に よ
っ
て
往 生 す
べ
き 道 理 お ば あ
お い で
」
と
い
う 語 が あ
る が
、
「
あ お
ぐ
」
「
あ
ふ
ぐ
」
「
仰
〔 45) ぐ
」
は
、
親 鸞
の
愛 用 し た
語 だ と 思
わ
れ
る
。
例 え ぽ
、
『
教 行 信
証
』
化 身 土 巻
の
所 謂
「
後
序
」
に は
、
慶 哉、
樹
二
心
弘 誓 佛 地一
、 流
二
念 難 思 法 海一
。
深 知一 如 來 矜 哀「
、 良 仰
二
師 教 恩
「厚
。
慶 喜 彌 至、 至 孝 彌 重
。
因
レ
茲、 鈔
二
眞 宗 詮
、 蹠・
浄 土 要・
。 唯
念
佛 恩 深一
、
不
/
恥一 人 倫 嘲「
。
若 見一
蘭
斯 書一 者、 信 一 六 九
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『
唯 信 鈔
』
に
つ い て
( 松 本) 順 為
区
因、 疑 謗 為
ノ
縁、 信 楽 彰
レ
於
二
願 一力
、 妙 果 顯
ノ
於・
「 安 養「 矣
…
… 爾 者、 末 代 道 俗、 可 仰 信 敬一 也
。
可
レ
知
。
(
『
真 聖 全
』
二、
二
〇
三
)頁 と
述
べ
ら れ
て い る の で
あ
る
。
ま た
『
浄 土 文 類 聚 鈔
』
に
も
、
一 七
〇
「
念 仏
」
を 意
味
し て お
り、 彼
等
が
、
そ
の よ
う
に 呼 ば れ る の は
、
彼 等
は
、
「
決 定
心
」
〔
信 心) を
得
た
後
で、
「
念 仏
」
と
い
う
”
行
”
に
“
精
進”
す
る と さ れ
る か
ら で
あ
る
。
こ
れ
に
対
し て
「
信 心
」
を
得
た
後
で
、
「
念 仏
」
に は
げ ま な
い
人
々
も
い
る
。
彼
等
は
、
次
の よ
う
に
説 明 さ れ
る
。
次 に
懈 怠
の
機
(
)
と
い ふ は、 決 定 心 を え て の
E
に よ ろ こ
び
て、 佛 恩 を 報 ぜ む が た め に
、
常 念 佛
せ む と お
も
へ
ど も、 あ る
い
は
世 業 衆 務
に
も
さ え ら れ、
ま た 地
躰 懈 怠
の
も
の
な る が ゆ
へ
に、
お ほ か た
念 佛
の せ ら れ
ぬ 也
。
こ の
行 者 一は
向 信 心 を は
げ む
べ
き
也
。
は げ む 機
に
つ
き
て
、
ま た 精 進 懈 怠
の
も
の
あ る べ し。
(
同 右
、
一
六 四
)頁
N工 工一Eleotronlo Llbrary Servloe
慶 哉、
愚 禿 仰 惟、 樹
=
心 弘 誓 佛 地一
、 流・・ 情 難 思 法 海
。
嘆
ノ
所
/
聞 慶
〆
所
レ
獲、
採
集
員 一言 鈔
二
出 師 釋一
、
専 念
二
无 上
尊・ 特 報
二
廣 大 恩}、
(
『
真 聖 全
』
⇒
、
四 四 七
頁) 然 則 執 持 名 号 之 眞 説、 一 心 不 乱
之 誠 言、 必
可
〆
歸
レ
之、 特 可
レ
仰
/
之。
( 同 右、
四 五 三
)頁 と
あ
り
、
ま た、 前 掲
の. や
『
後 世 物 語
』
に
も、
「
仰
」
「
あ
お
ぐ
」
の
語 が あ
っ
た
の で
あ
る
。
さ
て
、
『
三
機 分 別
』
で
以 上 説 明 さ れ た
の 二
機
は、
や
精 進
の 二
類
の
機
か く
の ご と し
。
こ
れ
お
ぽ 第
二 の
信 行 な ら
べ
る
行 相
の
機 と し る
べ
し
。
〔
『
真 聖 全
』
四
、
、
六 四 頁) と
い
う よ う
に、
「
精 進
」
の
機
と か、
「
信 行 な ら
べ
る
行 相
の
機
」
と
呼 ば れ る が、
こ こ で
「
精 進
」
と か
「
行
」
は
、
具 体 的
に は
、
こ の
機
の
人
々
( ) は、
「
決 定
心
」
( 信 心) を
得
た
後
で、 仏 恩 を 報 じ る た め に
念
仏
し よ
う と 思
っ
て
も、
で
き な
い
者 を 指
し て い
る
。
つ
ま り、
「
念 仏
」
と
い
う
「
精 進
」
を 欠
い て い
る た め に
、
「
懈 怠
」
と さ れ る
の
で
あ
る
。
こ の よ う な 人
々
に
対
し て は
、
一「
向 信 心 を は
げ む
べ
き な
り
」
と
勧
め て い
る が、
こ
れ は、
”
信 心
だ
け を は
げ む
べ
き
で
あ
る
”
と
い
う 意 味
で
あ ろ う
。
で は、
「
信 心
」
を は
げ
め
ぽ、
”
仏 恩 報 謝
”
の
「
念 仏
」
が な さ れ る よ う
に
な る の で
あ ろ う
か
。
い
ず れ
に せ よ
、
ま た
こ の
“
信
心 を は げ む
”
こ
と
に
関 し て
、
さ ら
に
「
精
進」
(
) と
「
懈
怠
」
(
)
が
Komazawa University
Kom 三1z三1w三1 Unlverslty
分
け ら れ
る と
い
う
の で
あ
る
。
こ の
う
ち、
の
機
は、 次
の
よ う
に
説 明 さ れ る
。
精 進
〔 )
と い ふ は、 常
に
本 願
の
縁
ぜ ら る べ
き 也
。
縁
ず れ ぽ ま
た 自 然
に い
さ
ぎ
よ
き 念
佛 も 申
さ る
べ し
。
こ の
念 佛
は
最
上
の
念 佛
な り
。
( 同 右
、
=ハ
四
頁
)
こ こ に、
「
常
に
本 願
の
縁 ぜ ら る
べ
き な
り
」
と あ
り
、
こ
れ が
“
稀
に
本 願
を
縁
ずる
”
と
い
う
の
「
懈
怠」
の
機
に
対 し て
も
つ
、
こ の
「
精
進」
の
機
の
特 徴 と さ れ
て い
る
。
「
本 願
の
縁 ぜ ら る
」
と か、
「
本 願 を 縁 ず
る
」
と
い
う 語
は
、
分 り
に
く
い
が、
”
本 願 を 縁 じ る
”
と は
、
”
本 願 を 縁
(
肩
p身
餌 緒
ゆ
)
と す
る
”
、
ま た は、
”
本 願 を 所 縁
(
巴
ゆ
日
ぴ
讐
p)
と す
る
”
と
い
う 意
味
で
あ ろ
う
。
し か
る に、
. ぜ
茜
身塁
卑.. も.. 巴9D ヨσ
雪
鴨 も、
い
ず れ も
、
依 り 所
(
所 依・
基
)体 を 意 味 す る か
ら、
「
本 願 を 縁 ず
る
」
と は
、
“
本
願 を 対 象 と する
”
と か
”
本 願
に
依
存
する
”
”
本 願
に
頼
る
”
“
本 願
を
頼 む
”
と
い
う 意 味 な
の で
あ
ろ う
。
し か
る
に
、
こ の
「
本 願 を 縁 ず
る
」
”
本 願
を
頼
む
”
と は、 記
述
と
の
連 絡 を 考 え れ ば、
「
信 心
」
の こ
と を 言
っ
て い る
筈
で
あ
る
。
と
い
う
の
も
、
で、
「
信 心
」
を
「
は
げ む 機
」
に
つ
い て
、
「
精 進
」
と
「
懈 怠
」
が 分 け ら れ た か ら で あ る
。
し か
も
、
『
唯 信 鈔
』
に は、 次
の よ
う
に、
「
本 願 を
た の
む 信
」
と
い
う 語 が 出 て
い
る
の で
、
『
唯 信 鈔
』
に
つ
い て
(
松 本
)
「
本 願 を
縁
ずる
」
も
の
が
「
信 心
」
を
意 味 す る
こ
と は
、
だ と 思 わ れ る
。
明 ら か
つ
ぎ
に こ の
念 佛 往 生
の
門
に つ
き
て
專 修
・
雜 修
の 二
行 わ
か
れ た
り
。
専 修
と い ふ は
極 樂 を ね が
ふ ご 丶
ろ を お
こ し、 本 願 を
た の
む 信 を お こ
す よ り、
た
ゴ
念 佛
の一 行
を
つ
と め て
、
ま た く 余 行 を ま
じ え ざ る な り。 他
の
經 咒
お も た
も
た
ず
、
餘
の
佛 菩 薩
お
も 念
ぜ ず
、
た
ゴ
彌 陀
の
名 號 を と な え、
ひ と
へ
に
彌 陀一 佛
を 念 ず
る こ
れ
を
專 修 と な つ く
。
雜 修
と い ふ は
、
念 佛 を む ね と す る と
い
え ど
も
、
ま た 餘
の
行
お も な ら
べ
他
の
善
お も か ね た る な り
。
こ の ふ た
つ
の
中 に は
專 修
を す ぐ れ た り と す
。
(
『
真
聖 全
』
二、 七 四 三
ー 七
四 四
頁)
な お、
こ の
『
唯
信 鈔』
の
記 述
に お い て、 注
意
し
て お く
べ
き は
、
こ こ で
「
専
修
」
と
「
雑
修
」
は、 単
に
「
余
行
」
を ま じ え
る か
ま じ え な
い か に よ
っ
て 分 け ら れ
て い
る
の で
は な
い
と
い
う
こ
と
で
あ
る
。
即 ち、 両 者
は、
“
信
”
と
“
不
信
”
の
立 場 と し て 区 別
さ
れ
て い
る
こ
と
に
注 意 す る 必 要
が あ る
。
つ
ま り、
で は
、
「
専 修
」
の
説 明
に
、
「
本 願 を た
の
む 信 を お
こ
す よ り、 た だ 念 仏 一の
行 を
つ
と め て
」
と あ
る が、
こ の
文 章
は
『
唯
信 鈔』
で
「
正 義
」
と さ れ る 一「
念 決 定
し
ぬ と 信 じ て、
し か 一も 生 お こ た り な
く ま
ふ
す
べ
き な
り
」
と
い
う
テ
r
ゼ
と 正 確
に
対 応
し て い
る と
→ 七一
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『
唯