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精神保健福祉士 3章 国家試験受験資格3節
①入学・進級時に、 1 年間の履修科目を決める(履修登録)。
②「演習」「実習指導」「実習」の受講条件達成を中心とする履修の流れを把握する。
③①②を基に、年次ごとに学習計画を立てる。
<①履修登録:履修科目を決める>
1 年次入学者
・p.110の履修モデルを参考にしてください。
・入学時、進級時の履修登録では、各配当年次の指定科目(p.106参照)を必ず履修登録 し、その上で、まずは授業料の範囲で履修登録可能な40単位以内で卒業要件に必要な単 位を開設授業科目([別冊]p. 2 ~ 5 参照)の中から選択するとよいでしょう。
2 ・ 3 年次編入学者
・最短での国家試験受験資格取得を目指す場合は、p.111~113の履修モデルを参考に、入 学時、進級時の履修登録をしてください。
<②履修の流れを把握する>
本学で精神保健福祉士国家試験受験資格を取得するためには、「演習」「実習指導」
「実習」科目に設定された「受講条件」を達成しながら学習を進めていくことが重要で すので、学習開始前までに履修の流れを把握しましょう。
受講条件を達成できない場合は、最短での国家試験受験資格取得はできませんので、
ご注意ください。
履修の流れ 実習免除者→p.114、116参照 実習受講者→p.115、117参照 <③学習計画を立てる>
②の受講条件達成のために必要なのが、「年間の学習計画を立てること」です。言い 換えれば、年間で履修登録した科目ごとに、具体的な単位修得計画を立てることです。
学習計画とは
●履修登録した科目について、どの履修方法(p.14参照)で単位修得を目指すのかを決める。
●単位修得のために、いつまでにレポートの提出、科目修了試験の受験、スクーリングの 受講をするのかを整理する。
学習計画を立てないことは、ゴールの分からないマラソンをすることと同じです。 1 年間の見通しを立てた上で学習を進めて、もし、計画通りにいかなかった場合は、軌道 修正を図りながらゴールを目指しましょう。
①~③のポイントを押さえたら、さっそく学習開始です。
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下表は、国家試験受験資格取得に必要な精神保健福祉士指定科目を含めた履修モデルの 一例です。年度ごとに卒業に必要な単位を履修登録することが、学習開始までの重要なス テップになります。
下表および注記を参考に履修登録しましたら、登録した科目について、単位修得のため の学習計画を立ててみましょう。その際、卒業要件のスクーリング単位※(30単位分)修 得のために、スクーリング受講計画もセットで考えてください。
※履修方法「SR」または「S」で単位修得した際に、科目単位とは別に得られる単位。
(入学 1 年目)1 年次 2 年次
(入学 2 年目) 3 年次
(入学 3 年目) 4 年次
(入学 4 年目) 卒業要件 単位(※4)
共通基礎科目
禅のこころ 社会福祉学入門 ボランティア論 データ分析とプレゼ ンテーション技法 法の基礎他、任意の10単位分を履修
11 22
102
18
(124)133 専門必修
科目 指定科目
(※1)
福祉心理学
社会学と社会システム 2 2 医学概論
社会福祉原論A 社会福祉原論B ソーシャルワークの 基盤と専門職 権利擁護を支える法制度
22 22
2
社会保障論Ⅰ 2
16
専門選択 科目
指定科目
(※1)
障害者福祉 2 社会福祉調査の基礎 ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ ソーシャルワークの理論と方法Ⅱ 地域福祉と包括的支援体制A 地域福祉と包括的支援体制B 刑事司法と福祉 現代の精神保健の課題と支援Ⅰ 現代の精神保健の課題と支援Ⅱ 精神保健福祉の原理Ⅰ 精神保健福祉の原理Ⅱ 精神障害リハビリテーション論 精神保健福祉制度論 ソーシャルワーク演習
22 22 22 22 22 22 2
社会保障論Ⅱ 精神医学と精神医療Ⅰ 精神医学と精神医療Ⅱ ソーシャルワークの理論 と方法(精神専門)Ⅰ ソーシャルワークの理論 と方法(精神専門)Ⅱ 精神保健福祉演習Ⅰ 精神保健福祉実習指導Ⅰ
(※ 2 )
精神保健福祉実習Ⅰ
(※ 2 )
22 22
2 22
3
精神保健福祉演習Ⅱ 精神保健福祉実習指導Ⅱ
(※ 2 )
精神保健福祉実習Ⅱ
(※ 2 )
22
2
(90)99
上記以外
高齢者福祉 児童・家庭福祉 福祉ボランティア活動 発達障害者の地域支援 認知症介護論 社会・集団・家族心理学A 社会・集団・家族心理学B 人間関係論 カウンセリングⅠ カウンセリングⅡ
22 11 12 21 11
発達障害者の理解と支援 災害・防災心理学 2
1 ソーシャルワークの 基盤と専門職(専門)
NPO論福祉リスクマネジメント 産業・組織心理学 発達臨床心理学 教育・学校心理学B 感情・人格心理学 司法・犯罪心理学 心理的アセスメントⅠ
2 24 21 22 22
福祉サービスの組織と経営 公的扶助論
保健医療と福祉 ケアマネジメント論 知覚・認知心理学 特講科目(希望科目:任意)
22 24 2
単位履修登録(※3) 38 39 38(33) 18(14)
133(124)
※ 1 精神保健福祉士指定科目は、国家試験受験資格取得のためにはすべて単位修得が必要です。
※ 2 実習免除者は、「精神保健福祉実習指導Ⅰ・Ⅱ」「精神保健福祉実習Ⅰ・Ⅱ」の 4 科目・ 9 単位が履修不要です。
「履修登録単位」および「卒業要件単位」欄の( )内は、上記 4 科目を除いた単位数です。
※ 3 1 年間で履修登録可能な単位は、授業料の範囲で40単位・超過履修10単位の合計50単位が上限となります。
また、授業料の範囲で履修登録可能な単位は、在学中で160単位までとなり、それ以上は超過履修費がかかります。
※ 4 卒業に必要な単位は、合計124単位です。
(注)表は一例です。必修の指定科目を除き、上表に掲載以外の社会福祉学科開設授業科目でも卒業要件単位を満たすことが できます。
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精神保健福祉士 3章 国家試験受験資格3節 下表は、国家試験受験資格取得に必要な精神保健福祉士指定科目を含めた履修モデルの
一例です。年度ごとに卒業に必要な単位を履修登録することが、学習開始までの重要なス テップになります。
下表および注記を参考に履修登録しましたら、登録した科目について、単位修得のため の学習計画を立ててみましょう。その際、卒業要件のスクーリング単位※(22単位分)修 得のために、スクーリング受講計画もセットで考えてください。
※履修方法「SR」または「S」で単位修得した際に、科目単位とは別に得られる単位。
(入学 1 年目)2 年次 3 年次
(入学 2 年目) 4 年次
(入学 3 年目) 卒業要件 単位(※4 )
共通基礎科目 編入学による一括認定(18単位)※履修不要 18
(124)130 専門必修
科目 指定科目
福祉法学社会福祉原論 地域福祉論
24 4
社会保障論
公的扶助論 4
2 16
専門選択 科目
編入学による一括認定(12単位)※履修不要
(90)96 指定科目
医学一般(※ 1 ) 福祉心理学(※ 1 ) 福祉社会学(※ 1 ) 障害者福祉論 精神保健学
精神保健福祉援助技術総論Ⅰ 精神保健福祉援助技術総論Ⅱ 精神保健福祉の理論 精神保健福祉援助技術各論 精神保健福祉のサービス 精神障害者の生活支援システム 精神保健福祉援助演習A
22 44 42 22 22 11
福祉行財政と福祉計画 保健医療サービス論 精神医学精神科リハビリテーション学 精神保健福祉の制度 精神保健福祉援助演習B 精神保健福祉援助実習指導A
(※ 2 )
精神保健福祉援助実習A
(※ 2 )
22 44 22 1 2
精神保健福祉援助演習C 精神保健福祉援助実習指導B
(※ 2 )
精神保健福祉援助実習B
(※ 2 )
21
2
上記以外
発達障害者の地域支援
人間関係論 1
1 社会福祉援助技術論A 社会福祉援助技術論B 社会調査の基礎 更生保護制度論
NPO論社会・集団・家族心理学A カウンセリングⅠ カウンセリングⅡ
22 21 22 11
福祉経営論 認知症介護論
発達障害者の理解と支援 リハビリテーション論 社会・集団・家族心理学B 産業・組織心理学 災害・防災心理学 発達臨床心理学 教育・学校心理学B 司法・犯罪心理学
特講科目等(希望科目:任意)
21 22 22 11 22
単位履修登録(※3 ) 40 38(35) 22(19)
100(94)
※ 1 「医学一般」「福祉心理学」「福祉社会学」は、 3 科目中いずれか 1 科目履修(単位修得)で受験資格を取得できますが、
国家試験は演習・実習指導・実習科目以外のすべてから出題されますので、 3 科目すべて履修されることを推奨します。
なお、上記 3 科目以外の精神保健福祉士指定科目は、受験資格取得のためにはすべて単位修得が必要です。
※ 2 実習免除者は、「精神保健福祉援助実習指導A・B」「精神保健福祉援助実習A・B」の 4 科目・ 6 単位が履修不要です。
「履修登録単位」および「卒業要件単位」欄の( )内は、上記 4 科目を除いた単位数です。
※ 3 1 年間で履修登録可能な単位は、授業料の範囲で40単位・超過履修10単位の合計50単位が上限となります。
また、授業料の範囲で履修登録可能な単位は、在学中で120単位までとなり、それ以上は超過履修費がかかります。
※ 4 卒業に必要な単位は、編入学時の一括認定単位を含め、合計124単位です。
(注)表は一例です。必修の指定科目を除き、上表に掲載以外の社会福祉学科開設授業科目でも卒業要件単位を満たすことが できます。
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112
一例です。年度ごとに卒業に必要な単位を履修登録することが、学習開始までの重要なス テップになります。
下表および注記を参考に履修登録しましたら、登録した科目について、単位修得のため の学習計画を立ててみましょう。その際、卒業要件のスクーリング単位※(15単位分)修 得のために、スクーリング受講計画もセットで考えてください。
※履修方法「SR」または「S」で単位修得した際に、科目単位とは別に得られる単位。
(入学 1 年目)3 年次 4 年次
(入学 2 年目) 卒業要件
単位(※3 )
共通基礎科目 編入学による一括認定(18単位)※履修不要 18
124 専門必修
科目 指定科目
福祉法学社会福祉原論 地域福祉論
24 4
社会保障論
公的扶助論 4
2 16
専門選択 科目
編入学による一括認定(44単位)※履修不要
指定 90 科目
福祉心理学(※ 1 ) 障害者福祉論 精神保健学
精神医学精神保健福祉援助技術総論Ⅰ 精神保健福祉援助技術総論Ⅱ 精神保健福祉の理論 精神保健福祉援助技術各論 精神保健福祉のサービス 精神保健福祉の制度
精神障害者の生活支援システム 精神保健福祉援助演習A 精神保健福祉援助演習B
24 44 22 22 22 11 2
医学一般(※ 1 ) 福祉社会学(※ 1 ) 福祉行財政と福祉計画 保健医療サービス論 精神科リハビリテーション学 精神保健福祉援助演習C
24 22 42
上記以外 特講科目(希望科目:任意)
単位履修登録(※2 ) 40 22
62
※ 1 「医学一般」「福祉心理学」「福祉社会学」は、 3 科目中いずれか 1 科目履修(単位修得)で受験資格を取得できますが、
国家試験は演習・実習指導・実習科目以外のすべてから出題されますので、 3 科目すべて履修されることを推奨します。
ただし、上記 3 科目を選択履修した場合は、指定科目以外で卒業要件単位を補う必要がありますので、ご注意ください。
なお、上記 3 科目以外の精神保健福祉士指定科目は、受験資格取得のためにはすべて単位修得が必要です。
※ 2 1 年間で履修登録可能な単位は、授業料の範囲で40単位・超過履修10単位の合計50単位が上限となります。
また、授業料の範囲で履修登録可能な単位は、在学中で80単位までとなり、それ以上は超過履修費がかかります。
※ 3 卒業に必要な単位は、編入学時の一括認定単位を含め、合計124単位です。
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