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債権管理の在り方

ドキュメント内 高知県公報号外第 28 号 2 (ページ 107-110)

3 債権管理の在り方

(1)債権管理の在り方について

債権の管理に関する事務は、法令の定めるところに従い、債権の発生原因及び内容に応じて、

財政上最も県の利益に適合するように処理しなければならない(高知県財産規則第113条)。 また、債権の発生から始まって、債務の弁済や免除等により債権が消滅したり、あるいは債権 を放棄するまでの全過程を適切に処理し、管理していかねばならない。

高知県財産規則で定める帳票や債権管理簿などの整備は、債権管理の最も基本的な事務であり、

適切な事務の実施を徹底していく必要がある。

また、債権の種別により、返済が滞り、未収債権が多くなる債権については、その管理の方法、

事業の在り方等を検討し、未収債権を減少させる取組が必要である。

(2)債権にかかる情報管理について

適切に債権を管理するためには、高知県財産規則による様式や、債権の種別によっては債権管 理台帳等を整備し、債権に関する情報を管理する必要がある。

また、債権管理事務を取り扱う過程では債務者の氏名等の個人情報も多く存在することから、

情報管理に当たっては特に以下の事項に留意し、その職務に当たる必要がある。

債権にかかる情報管理の留意点

1 債権管理台帳等に記載された個人情報については、「高知県個人情報保護条例」等に基づき適 正に取り扱うこと。

2 徴収履歴(徴収時の状況等)は、債権の経過を知る重要な情報となるため、必ず歳入金債権 整理票等に記載すること。

3 税外未収金回収に必要な情報を本人以外の者から収集することに関しては、個人情報保護条 例第8条第4項第7号により可能であること。(次ページ答申H22.8.4参照)

4 個人情報保護条例第9条(利用の制限)及び第10条(提供の制限)に関しては、税務課(税 外未収金対策担当)が当該情報について利用し又は提供を受けることは、当該事務の目的の範 囲内であるから可能であること。

関 係 法 令 等

【高知県個人情報保護条例第8条】(収集の制限)

実施機関は、個人情報を収集するときは、あらかじめ個人情報取扱事務の目的を明確にし、当該個人情報取扱事 務の目的を達成するために必要な範囲内で収集しなければならない。ただし、公安委員会等が個人の生命、身体若 しくは財産の保護又は犯罪の予防、鎮圧若しくは捜査、被疑者の逮捕、交通の取締りその他公共の安全と秩序の維 持を目的として収集するときは、この限りでない。

2 実施機関は、個人情報を収集するときは、適法かつ公正な手段により収集しなければならない。

債 権の 種 類 

分分分分①強制徴収できる公法上の債権②強制徴収できない公法上の債権③ 私法上の債権 のののの 県税担金加入金放置違反金 路法、漁港法、港湾法規定による使用料、 占用料等地方自治法第231条の3第項に 定める入)

手数料以外使用料(学校使用 施設使用、公有財産目的外使用許可収入 など負担金・補助金、扶助費等の返還

県営住宅使用料、資金貸付収入、普 財産貸付収入など 収手法収手法収手法収手法 ななな具体具体具体具体 未収金未収金未収金未収金

県税(務課) ・個人県民税 ・自動車 ・不動産取得税など 児童措置費負担金(害保健福祉課など) 過料(安委員会) 道路・川占用料(路課、河川課など

高等学校使用料【授業料】(高等学校課) 生活保護返還金(福祉指導課) 児童扶養手当返納金(児童家庭課)など

県営住宅使用料【家賃住宅課) 教育委員会奨学資金貸付金入(人権教育課 母子寡婦福祉資金貸付収入(児童家庭課) 農業改良資金貸付金入(協同組合指導課) 設備導入資金入(経営支援課) 高度化資金貸付収入(経営支援課)など

公法上債権 方自治法等の法律徴収根拠がある債権 滅時効原則5年・用不要 (時効期間が過→不納欠損処理)

私法上債権 ○私法上契約収入根拠がある債権 ○消滅時効原則10年(各債権により期間なる ものがあ)・援用必要 時効期間が経過しても、債務者の援用の申がなければ不納欠損処 理不可 ①納入通知書等発行➝ ②督促状交付➝ ③債務 滞納処分 滞納処分の手続を経て強制的に徴収 可能 拠:地方税法国税徴収法 行機関 続:督促⇒財産調査(捜索差押 産の換価⇒換価代金の配当

強制徴収 の滞納処分の適用不可。一般債権と同様に裁判所の決定行を経 て、強制徴収が可能。 拠:民事執行 行機関:裁判 手続差押、競売、不動産引渡・明渡など

高  知  県  公  報号外第28号平成28年6月7日(火曜日)  108108

■3 債権管理の在り方

(3)債権発生時の留意点

① 貸付審査等の厳格化

貸付金等の債権については、貸付審査時点で、申請者の財務状況や資金の必要性等を厳格に審 査しなければならない。なお、貸付決定に至る過程を第三者が容易に検証できるよう議事録等を 文書化し、完済まで保管すること。

② 連帯保証人等の人的担保の確保

債務者や保証人に対して、「債務不履行となった場合には保証人に対しても請求するとともに、

財産調査を実施し強制執行等の手続きに着手する」ことを書面等により周知徹底すること。

特に連帯保証人については十分説明を行った後で職員の前で署名押印させることが望ましい。

③ 物的担保の確保

適切な担保物件の提供を求め、抵当権を設定すること。

(4)債権管理資料の整備、管理

高知県財産規則では、次のような様式を規定し、記載事項を整理しているが、個々の債権には、

公債権と私債権との違いや制度の違いなどがあり、その内容に応じて、様式や記載事項を整理し ていく必要がある(例えば、貸付金台帳など)。

これらの規定様式や契約書類等の債権管理資料の整理は、債権管理の最も基本的な事項であり、

特に訴訟となった場合には重要な証拠資料となることから、高知県財産規則や当該債権の制度内 容に応じて、確実に記録整備し、管理しなければならない。

※ 高知県財産規則で規定する様式

・ 債務者ごとに整理・・・債権確認書(16号様式)、歳入金債権整理票(20号様式)

・ 帳簿として整理・・・債権差引簿(17号様式)、(繰越)歳入金債権管理簿(18,19号様式)

① 歳入金債権整理票の記録

督促状の納付指定期限までに消滅しない債権については、歳入金債権整理票を作成し、督促、

催告、納付状況、交渉経過等を記録する。歳入金債権整理票は、債権管理の最も基本的な事項で あり、その整備は必要不可欠なものである。

② 契約書等の関係書類の整理

金銭消費貸借契約書などの債権証書と各種変更届、保証書ならびに保証意思確認書類について は、いつでも最新の届出内容を確認できるように債務者ごとに整理しておく。

■3債権管理の在り方

4 実施機関は、個人情報を収集するときは、本人から収集しなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当す るときは、この限りでない。

(1) 本人の同意があるとき。

(2) 法令等の規定に基づき収集するとき。

(3) 出版、報道等により公にされているものから収集するとき。

(4) 個人の生命、身体又は財産の保護のため、緊急かつやむを得ないと認められるとき。

(5) 他の実施機関から提供を受けて収集するとき。

(6) 公安委員会等が個人の生命、身体若しくは財産の保護又は犯罪の予防、鎮圧若しくは捜査、被疑者の逮捕、交 通の取締りその他公共の安全と秩序の維持を目的として収集するとき。

(7) 前各号に掲げる場合のほか、高知県個人情報保護制度委員会の意見を聴いた上で、本人から収集したのでは当 該個人情報に係る個人情報取扱事務の目的の達成に支障が生じ、又はその円滑な実施を困難にするおそれがある と実施機関が認めるときその他本人以外のものから収集することに相当の理由があると実施機関が認めるとき。

【高知県個人情報保護条例第9条】(利用の制限)抜粋

9条 実施機関は、個人情報取扱事務の目的以外の目的のために、個人情報を当該実施機関内において利用し てはならない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。

【高知県個人情報保護条例第10条】(提供の制限)抜粋

10条 実施機関は、個人情報取扱事務の目的以外の目的のために、個人情報を当該実施機関以外のものに提 供してはならない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。

高知県個人情報保護制度委員会答申一覧表(個人情報の本人収集の原則の例外に関する事項)抜粋

No. 答申日付

個人情報取扱事 務の名称

事務担当課

(答申当時)

収集する相手 収集する個人情報

本人以外から収集する理由又 は必要性

備考

101 H22.8.4 税外未収金の徴

収に関する事務 実施機関共通

滞納者の親族

、同業者、利害 関係人その他 の関係者

滞納者等の住所、

電話番号、職業、収 入等

1 各課事務で発生した税外 未収金の滞納債権に係る徴収 事務において、当該本人から 収集したのでは情報の正確性 が確保できない場合に、徴収 事務に必要な範囲内で、滞納 者に関する個人情報を収集す ることが必要であるため。

2 滞納者の所在等が不明で 当該本人から収集できない場 合に、徴収事務の遂行に支障 が生じるおそれがあり、関係 者から任意の協力により情報 を収集することが必要である ため。

ドキュメント内 高知県公報号外第 28 号 2 (ページ 107-110)

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