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交渉

ドキュメント内 高知県公報号外第 28 号 2 (ページ 114-118)

8 交渉

(1)交渉のポイント

納期限後、時間が経過するほど債権の回収は困難になるため、納期限経過後は早急に催告交渉 する。(※滞納後3箇月以内の取組が大切と言われている。)

主債務者との交渉時は、支払が遅れれば遅延損害金等が増加すること、法的措置に着手する可 能性があること、連帯保証人に催告すること等を話し、早期納付を伝える。

連帯保証人との交渉時は、主債務者の支払がないこと、支払が遅れれば遅延損害金等が増加す ること、法的措置に着手する可能性があること、連帯保証人は催告の抗弁権も検索の抗弁権もな いこと等を話し、早期納付を伝える。

(2)交渉の手順

督促状の送付や各種催告の結果、債務者と交渉できた場合は、下記のとおり行う。

① 交渉に当たっては、住所、氏名を聴取し、債務者本人かを確認する。

② 債務の存在の有無、滞納額を確認する(確認した旨を記録に残す。)。

③ 指定期限までに納付又は納入するよう交渉する。

④ 指定期限までの納付又は納入が困難な場合には、納付できない理由を必ず聞き、今後の納 付計画をたてる。

⑤ 今後の連絡方法(携帯電話、勤務先など)を確認する。

⑥ 交渉経過を必ず歳入金債権整理票等に記録する。

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■9分割納付、免除(私債権・非強制徴収公債権)

(3)証拠資料の提出

分割納付を認めるかどうかの判断材料として、資力又は資産の状況が分かる資料を提出しても らう。この資料は、分割納付の履行に対する圧力となる。必要な資料は、源泉徴収票、給与明細 書、税申告書、決算資料、課税証明書、借入金資料、調査同意書等である。

(4)債務承認及び分納誓約書

分割納付を認めた場合は、債務承認を兼ねた分納誓約書(様式5)を徴することとし、併せて、

高知県財産規則別記第26号様式による履行延期承認通知書を作成して債務者に送付する。

債務承認及び分納誓約書の文面には、分割納付が2回以上不履行になった場合は、期限の利益 を喪失し、強制執行等の法的措置を受けても異議はないことを約束させる文面とし、債務者に承 認させる。

なお、債務承認書を徴取することで、消滅時効の中断事由である民法第147条の承認となり、

消滅時効の中断を図る効果もある。

関 係 法 令 等

【民法第 147 条】(時効の中断事由)

時効は、次に掲げる事由によって中断する。

1.請求

2.差押え、仮差押え又は仮処分 3.承認

(5)延納利息

履行延期の特約等をする場合においては、高知県財産規則第150条第1項の各号に該当する場 合を除き、当該債権について年5.0パーセントの延納利息を徴しなければならない。

関 係 法 令 等

【高知県財産規則第150条】 (履行延期の特約等に係る延納利息)

債権管理者は、強制徴収債権以外の債権について、履行延期の特約等をする場合においては、次に掲げる場合を 除き、当該債権について延納利息を徴しなければならない。

(1) 履行延期の特約等をする債権が政令第171条の61項第1号に掲げる場合に該当する場合

(2) 履行延期の特約等をする債権が貸付金に係る債権その他の債権で既に利息を付することとなっているものである場

(3) 履行延期等をする債権が利息、延滞金その他法令又は契約の定めるところにより一定期間に応じて付する加算金 に係る債権である場合

(4) 履行延期の特約等をする債権が1,000円未満である場合

(5) 延納利息を付することとして計算した場合において、当該延納利息の額の合計額が100円未満である場合

■9分割納付、免除(私債権・非強制徴収公債権)

第三者に対する貸付金の回収が著しく困難であるため、当該債務者がその債務の全部を一時に履行することが困難 であるとき。

2 普通地方公共団体の長は、履行期限後においても、前項の規定により履行期限を延長する特約又は処分をする ことができる。この場合においては、既に発生した履行の遅滞に係る損害賠償金その他の徴収金(次条において「損害 賠償金等」という。)に係る債権は、徴収すべきものとする。

【高知県財産規則第142条~第144条】

(履行延期の特約等の手続)

142条 債権管理者は、強制徴収債権以外の債権について、政令第171条の6の規定に基づき履行期限を延長 する特約又は処分(以下「履行延期の特約等」という。)を行う場合においては、債務者から別記第25号様式による 履行延期申請書を提出させて行うものとする。

2 債権管理者は、前項の申請書を受理した場合においては、その内容を審査し、政令第171条の61項各号のい

ずれかに該当するときは、直ちに履行延期の特約等をするものとする。

3 債権管理者は、履行延期の特約等をする場合においては、直ちに別記第26号様式による履行延期承認通知書を

作成して債務者に送付しなければならない。この場合において、当該通知書には、必要に応じ、債権管理者が指定す る期限までに担保の提供、債務名義の取得のために必要な行為又は債務証書の提出がなかったときはその承認を取 り消すことがある旨付記するものとする。履行延期を承認しない場合においては、債務者に対し承認できない理由を付 してその旨通知しなければならない。

(履行延期の期間)

第 143 条 債権管理者は、強制徴収債権以外の債権について履行延期の特約等をする場合においては、法令又は契 約に特別の定めがある場合を除き履行期限(履行期限後に履行延期の特約等をする場合には、当該履行延期の特 約等をする日)から 5 年(政令第 171 条の 6 第 1 項第 1 号又は第 5 号に掲げる場合に該当する場合には、10 年)以 内においてその延長に係る履行期限を定めなければならない。ただし、更に履行延期の特約等をすることを妨げない。

2 債権管理者は、履行延期の特約等による履行期限が到来する債権については、当該期限前に相当の期間をおいて その旨を債務者に通知しなければならない。

(履行延期の特約等に付する条件)

第 144 条 債権管理者は、強制徴収債権以外の債権について履行延期の特約等をする場合においては、次に掲げる 趣旨の条件を付するものとする。ただし、法令若しくは契約に特別の定めがある場合又は条件を付することが適当でな いと認められる場合においては、この限りでない。

(1) 当該債権の保全上必要があるときは、債務者又は保証人に対し、その業務又は資産の状況に関して、調査し、又 は参考となるべき報告若しくは資料の提出を求めること。

(2) 次の場合には、当該債権の全部又は一部について、当該延長に係る履行期限を繰り上げることができること。

ア 債務者が県の不利益にその財産を隠し、損ない、若しくは処分したとき、若しくはこれらのおそれがあると認められるとき、

又は虚偽に債務を負担する行為をしたとき。

イ 当該債権の金額を分割して履行期限を延長する場合において、債務者が分割された弁済金額について履行を怠っ たとき。

ウ 第 129 条第 1 項各号のいずれかに掲げる事由が生じたとき。

エ 債務者が第 1 号の条件その他の当該履行延期の特約に付された条件に従わないとき。

オ 債務者の資力の状況その他の事情の変化により当該延長に係る履行期限によることが不適当となったと認められると き。

高  知  県  公  報号外第28号平成28年6月7日(火曜日)  116116

■9分割納付、免除(私債権・非強制徴収公債権)

債権管理者は、強制徴収債権以外の債権について、政令第171条の7の規定に基づき債権の免除をしようとする 場合においては、債務者(破産管理人等債務者に代わって債務者の権利義務を行使する者を含む。第154条におい て同じ。)から別記第27号様式による債権免除申請書を提出させて行うものとする。ただし、債権免除申請書を提出 させることのできないやむを得ない事由がある場合においては、この限りでない。

■9分割納付、免除(私債権・非強制徴収公債権)

(6) 前各号に掲げるもののほか、延納利息を付することが適当でないと知事が認めた場合

2 前項の規定による延納利息の率は、年5.0パーセントとする。ただし、特別の事情があるときは、知事の承認を得てこ れと異なる率を定めることができる。

(6)履行監視、履行延期の取消し

分割納付の履行管理は定期的に行い、納付が滞った場合は、直ちに催告等を行う。

また、履行延期を認めた理由が欠けた場合等には、直ちに当該特約等の取消しを行い、その旨 を債務者に通知しなければならない(高知県財産規則第149条)。

関 係 法 令 等

【高知県財産規則第149条】(履行延期の特約等の取消しの措置)

債権管理者は、履行延期の特約等を行った後において、その理由が欠けたとき又は前条の規定による履行延期の特 約等をした場合において、債務者の責めに帰すべき事由によりその指定期限までに担保物等の提供がなされなかった 場合においては、直ちに当該特約等の取消しを行い、その旨を債務者に通知しなければならない。

(7)免除

地方自治法施行令第171条の6第1項第1号に基づき、履行期限を延長する特約又は処分を 行った債権については、当初の履行期限(当初の履行期限後に履行延期の特約又は処分をした場 合は、最初に履行延期の特約又は処分をした日)から10年を経過した後において、なお、債務 者が無資力又はこれに近い状態にあり、かつ、弁済することができる見込みがないと認められる ときは、当該債権及びこれに係る損害賠償金等を免除することができる(地方自治法施行令第1 71条の7第1項及び第3項)。

この場合、債務者(破産管理人等債務者に代わって債務者の権利義務を行使する者を含む。第 154条において同じ。)から高知県財産規則別記第27号様式による債権免除申請書を提出させて 行うものとする。ただし、債権免除申請書を提出させることのできないやむを得ない事由がある 場合においては、この限りでない(高知県財産規則第152条)。

関 係 法 令 等

【地方自治法施行令第171条の7】(抜粋)

普通地方公共団体の長は、前条の規定により債務者が無資力又はこれに近い状態にあるため履行延期の特約又は 処分をした債権について、当初の履行期限(当初の履行期限後に履行延期の特約又は処分をした場合は、最初に 履行延期の特約又は処分をした日)から10年を経過した後において、なお、債務者が無資力又はこれに近い状態に あり、かつ、弁済することができる見込みがないと認められるときは、当該債権及びこれに係る損害賠償金等を免除する ことができる。‥

前2項の免除をする場合については、普通地方公共団体の議会の議決は、これを要しない。

【高知県財産規則第152条】(免除)

ドキュメント内 高知県公報号外第 28 号 2 (ページ 114-118)

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