答 (29人 )
T: 他 にない ?
沈黙
忠誠 を誓わせて将軍 を守る。
T:農
民つて、たばこやお酒 を飲んでよかつたんやつけ ?c:い
いんちや う?T:あ
れ?習つてない?C13:詳 しくは習つてない。
T:さ
らつと流れていつた ?C14:参 勤交代がでてきた、それだけ〜
C15:ち やん とノー トにも書いたつて。
FIGUⅢ
23 象徴事例2‑(a)6)の
教授場面での児童の反応この様子から児童は、「参勤交代」についての知識がほとんどな いことがわかる。参観授 業では、「参勤交代」 について「幕府の政権準持」のためとしか学習して いないので児童に
はそれほど印象に残らなかつたのではないかと考える。
象徴事例 2‑(0の 教授場面
不.和勲lllお美夕行羽│だけで
3000メ
、やで。それが一番大きい行列 としても、他に20 T:和
歌山の大名行列だけで00人
とか1000人 の大名行列 とか、ほかに300も
の藩が大名行列 してる。みん な各地の宿場町に泊まる。そ うすると各地の宿場町が繁栄する。儲かるつて こと。C16:さ らに儲かるなあ
この発言か ら、「児童は、宿場町は大名行列が泊まることによ り、繁栄していた」とい うこ とを理解できたと思われる。
C■
7:あ
つ!農民達が作ってるのを買いに行 く?C18:売 るつて言つてた し。
T:黒
板の図見て。大名行列があるから、五街道が整備されたやろ、街道沿いに茶店がで き、宿場町が繁栄 して、商人が儲かつて、1農民もお金を稼 ぐことができた。で、農民 も稼いだお金で豊かに暮 らしていた。参勤交代があつたか ら日本の経済が発展 した。わかる?
FIGU駆 24
象徴事例2‑(0の
教授場面での児童の反応民」のつなが りを理解す るとともに、 日本の経済が発展 した ことを理解 できたのではな いか と考 える。
[3]研
究授業による児童の認識の変化ここでは、事後調査の結果 とその考察を行 う。
1江戸時代の武±、町人、農民に対す る「不十分な認識」によるイメー ジ (問
1)や
、参 勤交代制度における「不十分な認識」によるイメージ (問 2)、 江戸時代の社会の構造につ いて(問 3)、 歴史学習に対す る興味に関す るアンケー ト(間4)の結果 とその分析 を示す。問題 と目的の項で示 した 日標 が達成 されたか どうかを測定す るために、事後課題調査を用 意 した。事前 0事 後調査を受けた
29名
の結果 とその考察を行 う。なお、児童に配蒲 した事後調査資料は、本論文のⅥ資料の項にお さめてある。
1。 「不十分 な認識」についての事後調査課題 について
(「
不十分な認識」によるイメージの事後調査の結果とその分析〉
江戸時代の武士、町人、農民に対す る「不十分な認識」によるイメージ (問
1)や
、参 勤交代制度における「不十分な認識」によるイメー ジ (問2)が
、授業の事前 と事後で どのように変化 したかを調査 した結果 とその考察を示す。
問
1.江
戸時代の武士、町人、農民に対す る「不十分な認識」によるイメージ調査(武士のイメージ)
まず、江戸時代の武士のイメー ジに当てはまる語旬に○を付 ける調査 (複数回答
)に
ついて、事前 と事後の結果をまとめたものをTABLE 25に示す。Π
GURE 25は
、その結果 をイメー ジの項 目ごとの棒グラフに表 した ものである。また設間の項 目を、プラスイメー ジ (賛沢・豪華、裕福、豊か、 自由)と
マイナスイ メージ (辛い、苦 しい、貧 しい、不 自 由)に分け、その回答数の割合 を表 したものがFIGURE 26で
ある。Π
GIIRE 26より武士に対するイメージは、事前調査では、プラスイメ ージが93%、 マ イナスイメージが 7%で あつたが、事後調査では、プラスイメージが
82%、マイナスイ メージは 18%で あつた。プフスイメージが大半を占めることに変わ りは見られないが、
マイナスイメージをあげる割合が事前調査よりも増カロした。
また項 目別にみてみると
KFIGURE 2め
、プラスイメージのなかでは「豊か」、「自由」の 回答数は減少 し、マイナスイメージのなかでは「辛い」の回答数が増加 した。45
TABLE 26「不十分な認識Jにおける調査課題 (武士について)比較
FIGURE 25「不十分 な認識 」にお け る武 士のイ メー ジ (比較)
80% 10%
ロプラスイメージ
(贅沢・豪華、裕福、豊か、自由) Nマイナスイメージ
(辛い、苦しい、貧しい、不自由)
<考察
>
「「江戸時代」つて どんな時代だつたのだろ う?」 の授業において、「武士は、年貢を取 り 立てた年貢米を売つて優雅に生活 していたのではなく、藩か ら給料 をもらつて生活 してい たことや、アルバイ トをしていた武士 もいた ことな ど、具体例 を学んだことにより、武士 の実際の生活が認識できるようになつた結果が現れていると考えられる。しか し、依然、「武 ているとい うイメージは、
・8
・6
・4
・2
・0 8 6 4 2 0
〆 総 ザ ダ がが ざ ノ が
Π
GUШ
】26「不 十分 な認識 」 に よる武士 のイ メー ジ分 け (比較)ごとの棒 グラフに表 したものである。また設間の項 目を、プラスイメージ (贅沢・豪華、
裕福、豊か、 自由
)と
マイナスイメージ (辛い、苦 しい、貧 しい、不 自由)に
分け、その 回答数の割合 を表 したものが ΠGURE 28である。FIGURE 28よ
り町人に対す るイメージ は、事前調査では、プラスイメージが75%、 マイナスイメー ジが25%であつた。事後 調査では、プラスイメージが87%、 マイナスイ メージは13%であつた。プラスイメー ジが大半を占めることに変わ りは見 られないが、プラスイメー ジをあげる割合が事前調査 よりもさらに増加 した。また Π
GURE 27に
おいて項 目別にみてみると、プラスイメー ジのなかでは「裕福」、「自 由」の回答数は増加 した。一方、マイナスイメー ジのなかでは「貧 しい」、「不 自由」の回 答数は減少 し、事後調査においては「貧 しい」、「不 自由」の回答数は0となつた。TABLE 27「不十分な認識」における調査課題 (町人について)比較
贅 沢・ 豪 薔 裕 福 豊 か 自 由 幸 い 苦 しい 會 しい 不 自 由 そ の 他
前田奎 3 5 1 5
事 後 ■ 査 1 16 1 9 2 C 0
FIGl田E27「不十分な認識」における町人のイメージ (比較)
ロプラスイメージ
(贅沢・豪幸、裕福、豊か、自由)
●マイナスイメージ
(辛い、苦しい、貧しい、不自由)
FIGURE 28「不十分な認識」による町人のイメージ分け (比較)
・8
・6
・4
・2
8 6 4 2 0
〆 争ジ がががだが
口事前 観 壺 国事 後調査
47
<考察
>
「『江戸時代」つて どんな時代だつたのだろ う?」 の授業において、町人や商人は、大名行 列が宿場町な どに宿泊す ることによりお金 を稼いでいた とい うことを理解 した ことか ら、
貧 しい とい う回答が
0人
になつたもの と考 えられ る。教科書記述において も、町人は、そ れほ ど武士か らの支配が強い とい う記述 もな く、町人 も税金を払つていた ことにも触れ ら れていないので、事前調査でもプラスイメー ジが大半を占めているので、事後調査におい てもそれほど変化はなかつた と考えられ る。(農民のイメージ)
江戸時代の農民のイメージに当てはまる語句に○を付ける調査 (複数回答
)に
ついて、事前 と事後の結果をTABLE 28に示す。
FIGURE 29は
、その結果 をイメー ジの項 目ごと の棒 グラフに表 したものである。また設間の項 目を、プラスイメージ (贅沢 b豪 華、裕福 、 豊か、 自由)と
マイナスイメー ジ (辛い、苦 しい、貧 しい、不 自由)に
分け、その回答数,の割合を表 したものが ΠGURE 30である。
FIGURE 29、
FIGURE 30よ
りわかるように、農民に対するイメージは、授業の事前・ 事 後で大 きく変イヒした。事前調査で│キ、農民│1対 してプラスイメージをあげる回答は全 く見られなかったが、事後調査では、プラスイメージが 56%、 マイナスイメーイが 44%と
プラスイメージが過半数を超 える結果 となつた。
特に、「豊か」 、「裕福」というプラスイメージの回答数が顕著に増加した。 マイナスイメ ージのなかでは「苦しい」 、「不自由」の回答数は著しく減少し、 「貧しい」の項目も減少が みられ、江戸時代の農民に対するイメージが授業により明ら かに転換したことが伺える。
自由記述でも事後調査では「農民もたばこやお酒を飲んでいることに驚いた」「休 日があり、
休みは、自由に過 ごしていたことを初めて知つた)」 など事前調査ではみられなからた回答 が多 く確認できた。
自 由 JE:.ヽ ヨFl´Lヽ ■,1̲l.ヽ 不 自 由 そ の 他 贅沢・豪幸 総 福 豊 か
自 前 田 査
自 後 ■ 奎 1
TABLE 28「不十分な認識」における調査課題 (農民について)比較
FIGURE 29「不十分な認識」における農民のイメージ (比較)
国プラスイメージ
(贅沢。豪華、裕福、豊か、自由) ロマイナスイメージ
(幸い、苦しい、貧しい、不自由)
FIGURE 30「 不十分な認識」による農民のイメージ分け (比較)
<考
察>
「江戸時代」つて どんな時代だつたのだろう?」 の授業において、画一的なイメージ しか 持たれていなかつた農民の実生活の一端が具体的に認識 された結果 と考えられる。実際に 江戸時代の農民の絵 (資料)を 目にす ることによ り、農民の「辛い、苦 しい、貧 しい」とい
うイメージが一新 されたと考えられ る。
2︒
■8
・6
・4
・2
・0
8
6
4
2
0
〆シプ ががざだが
口事前調査 回事後調査
49
ΠGURE 31に、事前・事後調査の各項 目ごとに回答者数を、武士・町人・農民あわせて ま とめた結果を示す。
授業の事前 と事後を比較す ると、全体 として「苦 しい」、「貧 しい」「不 自由」 といつたマイ ナスイメージの項 目の回答数が減少 し、「裕福」、「豊か」 といつたプラスイメージの項 目の 回答数が増加 した。 この変イヒは農民に対す るイメージの変化によるところが大 きい。
「豊か」のイメージは、事前調査では武士、町人に対 してあげられていたが、授業後の 調査では武士、町人の回答数は減少 し農民に対す るイメージとしてあげられ るようになつ た。対す る 「貧 しい」イメー ジは、事前調査では町人、農民に対 して持たれていたが、事 後調査では農民のイメージで減少 した回答数の結果 となつた。武士、町人は豊かではない と捉 えられて も貧 しい とはな らず、農民は貧 しくはな く豊かだ とい う認識に変化している ことが見受け られ る。「自由」と「不 自由」のイメージについても、同様の傾向がみ られ る。
「辛い」イメージの項 目では、武士の回答数が増加 し、町人、農民の回答数が減少する 結果 となつた。
プラスイメー ジが大多数を占めていた武士は、事後調査ではマイナスイメー ジが増加 し、
マイナスイメージの回答 しかなかつた農民は、事後調査では多 くのプラスイメージが持た れ るようになつた。「不十分な認識」により偏つたイメージを持たれていた武士や農民に対
して、それぞれ逆の視点か らの認識 も加 えられ るようになった と判断できる。
Z農民 口町人 S武士
4︒
35
3︒
25
2︒
15
・0
5
0
継掛
0
5
・0
・5
20
25 3︒
ぶ 椰
そ の 他 不 自 由 貧 し い 苦 し 辛 い い 自 由 豊 か 裕 福 贅 沢
・豪 摯