研究所に入る資金は大別して二種類ある.一つは文部科学省より配分される運営費交付金等であり,も う一つは外部資金である.
運営費交付金については,2004 年度の国立大学法人化後,前年度予算額に対して大学改革促進係数が 掛けられる等,年々削減されてきている.物件費については,配分額の約 2 割が大学全体の運営経費とな り,残りの約 8 割が研究所に配分される.さらに,研究所は配分された予算の中から,筑紫キャンパスに おける共通経費を分担するための支出を行っている.
一方,外部資金( 122 ページ参照)については,科学研究費補助金・科学技術振興調整費・新エネルギー 産業技術総合開発機構の大型プロジェクト経費等を獲得するために活発な活動を行った結果,研究所に係 わる 2013 年度の総予算 996 百万円(人件費を除く)のうち約 61%を外部資金が占めるようになってき ている.
8.1 校費等
8.2 学外資金
学外資金としては科学研究費,受託研究費,奨学寄付金などがある.それらの年度別推移を次に示す.
科学研究費
費 目 特別推進研究 特定領域研究 基盤研究(S)
基盤研究(A)
基盤研究(B)
基盤研究(C)
萌芽研究 若手研究(A)
若手研究(B)
奨励研究 研究活動スタート支援
― 1,000,000 62,900,000 38,200,000 31,900,000 3,400,000 3,400,000 11,100,000 5,500,000 1,380,000
―
―
― 25,100,000 27,200,000 43,200,000 2,900,000 4,100,000 16,400,000 3,300,000 570,000 1,170,000
―
― 25,100,000 40,700,000 32,600,000 4,000,000 9,200,000 8,900,000 6,800,000
― 1,000,000
―
― 64,300,000 32,500,000 44,000,000 1,800,000 7,800,000 2,200,000 6,800,000 400,000
―
―
― 170,900,000 28,400,000 23,200,000 7,000,000 8,600,000
― 3,400,000 300,000 1,000,000
― 1 1 4 9 4 2 2 4 2
―
―
― 1 3 10 4 3 3 4 1 1
―
― 1 5 11 4 6 2 5
― 1
―
― 2 3 11 2 7 1 7 1
―
―
― 3 3 9 4 9
― 5 1 1 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 金 額
(円)
金 額
(円)
件
数 件
数 件
数 件
数 件
数 金 額
(円)
金 額
(円)
金 額
(円)
金額(百万円)
研究活動スタート支援 奨励研究
若手研究(B)
若手研究(A)
萌芽研究 基盤研究(C)
基盤研究(B)
基盤研究(A)
基盤研究(S)
特定領域研究 特別推進研究 260
240 220 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20
0
2012 2011
2010
2009 2013 年度
科学研究費
159
124 128
160
243
(金額は直接経費のみを示し,間接経費は含まない)
その他の外部資金
民間等との共同研究費,受託研究,公募等による助成金等
注記)2013 年度の主な民間等との共同研究,受託研究等の委託機関
①核融合科学研究所,②(独)日本原子力研究開発機構,③ ㈱ 環境 GIS 研究所,④ ㈱ 日立製作所,⑤ ㈱ 東芝,
⑥三井造船㈱,⑦(独)宇宙航空研究開発機構,⑧(独)海洋研究開発機構 他 費 目
民間等との共同研究 受託研究
公募等による助成金等 寄附金
27 17 1 14
42 16 2 17
34 20 2 14
35 15 4 11
41 15 5 12 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度
金 額
(円)
金 額
(円)
件
数 件
数 件
数 件
数 件
数 金 額
(円)
金 額
(円)
金 額
(円)
金額(百万円)
寄附金
公募等による助成金等 受託研究
民間等との共同研究 600
500
400
300
200
100
0
2012 2011
2010
2009 2013 年度
その他の外部資金
341
489
544
481
364 245,595,523
77,764,071 2,750,000 15,150,000
212,646,787 254,344,356 2,295,248 19,249,000
206,025,222 290,808,527 34,500,000 12,450,000
191,534,000 228,366,651 49,167,900 12,000,000
201,643,749 98,722,854 50,780,492 12,630,000
9.1 研究活動等の公表
応用力学研究所で行われてきた研究活動の成果は,迅速に種々の方法により公開されている.代表的な 成果は,内外のレフェリー付の学術論文である.その他に,国際会議のプロシーデイングス(レフェリー の有無を含む)が上げられる.また,研究所の活動をより広い分野の方に知ってもらうために,研究所発 行の所報(Reports of Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu University)に掲載され る場合もある.
広く研究,教育,社会貢献などに関する情報を公表する場として,九州大学のホームページ (http://
www.kyushu-u.ac.jp/) からアクセスできる「教員の研究教育活動等報告書データベース」がある.これ には,主要発表論文,科学研究費取得歴,産学連携歴,学会の役員歴,などを含め,研究者の個人データ が掲載されている.
応用力学研究所のホームページ(http://www.riam.kyushu-u.ac.jp/)によっても,個々の研究者の研
究活動にかかわる情報が公開されている.9.2 自己点検
研究所の活動一般についての点検評価は自己点検評価と外部評価から構成されている.自己点検評価を 目的として,研究所に自己点検評価委員会が常設されている.メンバーは全専任教授で,委員長は所長が 兼ねている.課題によっては専門委員会(ワーキンググループ・WG)が設置される.WG には,通常准 教授も構成員として参加する.これまでに,本要覧の作成は,研究所の自己点検を兼ねて行われてきており,
要覧の見出しに「 10 年間の研究活動状況のまとめ」というサブタイトルが付いているのもそのためである.
したがって,研究所が自己点検評価の対象とする事項は,ほぼこの要覧の各章に取り上げられている事項 である.
この委員会の役割は次のとおりである.
⑴ 研究所独自の判断により,研究所の自己点検評価にあたる.
⑵ 全額の自己点検評価組織の下部組織としての機能も持ち,全学的に統一されてフォーマットに基づい て研究所の自己点検評価を行う.
⑶ 上述の独自の点検評価活動の中には,次節で述べる外部評価の際の事務局的な作業も含まれる.
以上は,研究所の評価であるが,2004 年4月より,応用力学研究所は6年の任期制を導入したが,
2004 年度の大学の法人化に伴って,5年任期制に修正された.自己点検評価報告書は2年ごとに提出す ることになり,第1回目が 2003 年度末,第2回目が 2005 年度末,第3回目が 2007 年度末,第4回が 2009 年度末,第 5 回が 2011 年度末に,第 6 回が 2013 年度末に実施された.