1.騒音
施設の稼働に伴う騒音及び廃棄物等運搬車両による騒音が周辺地域の環境に及ぼす影響につい て予測計算を行い検討した。
騒音については施設稼働に伴う騒音について予測を行った。
1)施設の稼働に伴う騒音
(1)予測対象時期
予測時期は施設の供用開始である平成 25 年とする。
(2)予測項目
施設騒音レベルとする。
(3)予測方法
① 発生源及び予測点の位置
騒音発生源施設の位置及び予測地点(予測地点①:最も施設からの騒音が高い建設予 定地敷地境界地点 予測地点②:至近民家方向の建設予定地敷地境界地点)の位置は図 5- 2- 1に示すとおりである。
② 予測手法の概要
予測は、『廃棄物処理施設生活環境影響調査指針』に示されている方法である半自由空 間における無指向性点音源の距離減衰式を用い、施設敷地境界線における騒音レベルを 予測した。
SPLn=PWL- 20l ogR- 8
ただし
SPLn:音源から Rm離れた地点での距離減衰による騒音レベル(dB(A)) PWL :音源パワーレベル(dB(A))
R :音源の受音点との距離(m)
SPL=10l og(10SPL1/ 10+10SPL2/ 10+・・・・+10SPLn/ 10)
ただし
SPL :合成騒音レベル(dB(A))
SPL1, 2. . . n :各音源による騒音レベル(dB(A))
③ 予測条件
騒音発生源施設について予測地点に対する影響が大きいと思われる騒音発生源を選 定し、表5- 2- 9に示した。
表5- 2- 9 騒音発生源施設の概要
番号 名 称 パワーレベル(騒音レベル)(dB)
① 破砕機 103(95)
② 鉄・アルミプレス機 93(85)
③ 残渣搬出装置 93(85)
④ ペットボトル圧縮梱包機 93(85)
⑤ プラスチック製容器包装圧縮梱包機 93(85)
⑥ 排風機 103(95)
⑦ 雑用空気圧縮機 73(65)
⑧ ダスト払落し用空気圧縮機 73(65)
5-33
(4)予測結果
寄与騒音予測結果は、表5- 2- 10 に示すとおりである。
表5- 2- 10(1) 予測地点①での騒音予測結果
番号 名 称
予測地点まで の距離(m)
建屋の減衰
(dB(A))
予測地点での 騒音(dB(A))
① 破砕機 42. 0 37. 0 25. 5
② 鉄・アルミプレス機 26. 4 37. 0 19. 6
③ 残渣搬出装置 20. 0 37. 0 22. 0
④ ペットボトル圧縮梱包機 34. 6 37. 0 17. 2
⑤ プラスチック製容器包装圧縮梱包機 47. 6 37. 0 14. 4
⑥ 排風機 28. 4 37. 0 28. 9
⑦ 雑用空気圧縮機 23. 2 37. 0 0. 69
⑧ ダスト払落し用空気圧縮機 20. 0 37. 0 2. 0
合 成 騒 音 31. 7
注)※ 建屋の壁の材料はコンクリートブロック 10cm以上を予定していることから建屋の減衰につい ては、『実務的騒音対策指針 日本建築学会』より「ALC ブロックの透過喪失 37dB」を参照し、
設定した。
表5- 2- 10(2) 予測地点②での騒音予測結果
番号 名 称
予測地点まで の距離(m)
建屋の減衰
(dB(A))
予測地点での 騒音(dB(A))
① 破砕機 75. 3 37. 0 20. 5
② 鉄・アルミプレス機 91. 0 37. 0 8. 8
③ 残渣搬出装置 97. 3 37. 0 8. 2
④ ペットボトル圧縮梱包機 83. 0 37. 0 9. 6
⑤ プラスチック製容器包装圧縮梱包機 78. 6 37. 0 10. 0
⑥ 排風機 90. 0 37. 0 18. 9
⑦ 雑用空気圧縮機 97. 0 37. 0 0. 0
⑧ ダスト払落し用空気圧縮機 100. 0 37. 0 0. 0
合 成 騒 音 23. 5
注)※ 建屋の壁の材料はコンクリートブロック 10cm以上を予定していることから建屋の減衰につい ては、『実務的騒音対策指針 日本建築学会』より「ALC ブロックの透過喪失 37dB」を参照し、
設定した。
2)廃棄物等運搬車両による騒音
周辺環境への影響を、将来交通量(現況の交通量+廃棄物等運搬車両の交通量)の予測を行 い、廃棄物等運搬車両による騒音の周辺地域への寄与の度合いを予測する。
(1)予測項目
廃棄物等運搬車両による道路交通騒音レベル(等価騒音レベル)
(2)予測方法
① 走行経路(搬入路)及び予測地点
走行経路(搬入路)及び予測値点は図5- 2- 1に示すとおりであり、予測地点は走行 経路(搬入路)に面する敷地境界とする。
② 予測手法の概要
等価騒音レベル(LAeq)の予測は、『廃棄物処理施設生活環境影響調査指針』に示され て い る よ う に 社 団 法 人 日 本 音 響 学 会 提 案 の 『 道 路 交 通 騒 音 の 予 測 モ デ ル ASJ RTN- Model 2003』を用いた。予測計算においては、対象とする道路上の 1 台の自動車が走 行したときの予測地点における騒音の時間変化(ユニットパターン)及びその時間積分 値を求めることが基本となる予測計算の手順及び基本計算式は以下に示すとおりである。
また、道路交通騒音の予測計算の手順を図5- 2- 2に示した。
計算手順 計算条件
↓
道路構造・沿道条件の設定 ←予測対象道路・沿道の地形・地物等の条件 予測点の設定
↓
計算車線位置の設定 離散音源点の設定(車線別)
↓
音源のパワーレベルの設定
←走行状態(定常、非定常、加速・減速)
走行速度 補正条件
↓
ユニットパターンの計算
(車線別、車種別)
↓
ユニットパターンのエネルギー積分
(車線別、車種別)
↓
LAeq ←車線別・車種別交通量
←高架構造物音による
建物群による減衰 風による影響
↓
全車線によるLAeq