5-35
i
max:補正を適用する縦断勾配の最大値(走行速度別)
(ⅲ)指向性に関する補正
自動車はエンジン・タイヤ・マフラー等の複数の音源からなる複合音源であり、
放射指向性をもっている。この指向性に関する補正量⊿L
di rは次式のとおりであり、
高架裏面反射音の計算や道路近傍にある建物の高層階における騒音の予測に適用 する。
⊿L
di r =(a+b・c os ψ +c ・c os 2ψ )c os θ ψ <75 ゚
⊿Ldi r =0 ψ ≧75 ゚
エ.音源−予測点の騒音伝搬計算基本式
道路上を1台の自動車が走行した時、i 番目の音源位置に対して予測点で観測され るA特性音圧レベルL
A, iは、次式のとおりである。
L
A, i=L
WA, i- 8- 20l og
10r
i +⊿L
c or , i
L
A , I :i 番目の音源位置から予測点に伝搬する騒音のA特性音圧レベル(dB)
LWA, i:i 番目の音源位置における自動車走行騒音のA特性音響パワーレベ ル(dB)
r i:i 番目の音源位置から予測点までの直達距離(m)
⊿L
c or , i:i 番目の音源位置から予測点に至る音の伝搬に影響を与える各種の減衰要素
に関する補正量(dB)
⊿L
c or=⊿L
di r +⊿L
gr ad+⊿L
ai r
⊿Ldi r:回折に伴う減衰に関する補正量(dB)
⊿L
gr ad :地表面効果による減衰に関する補正量(dB)
⊿Lai r:空気の音響吸収による減衰に関する補正量(dB)
③ 交通量
交通量は、予測地点付近の現況調査の値を用いた。
④ 車速
車速については、50km/ h(法定速度)とする。
⑤ 路面状況
路面性状は、通常舗装とする。
⑥ 表面の種類
アスファルト舗装とする。
5-37
(3)予測結果
等価騒音レベル(L
Aeq)の予測結果は表5- 2- 12 に示すとおりであり、将来交通量の最大 等価騒音レベルは 63. 5dBと予測された。
表5- 2- 12 等価騒音レベル予測結果
等価騒音レベル(dB(A)) 区分
現況交通量 将来交通量
08: 00〜09: 00 52. 7 59. 5
09: 00〜10: 00 52. 2 62. 2
10: 00〜11: 00 50. 4 63. 2
11: 00〜12: 00 51. 1 63. 5
12: 00〜13: 00 50. 4 59. 8
13: 00〜14: 00 51. 1 60. 1
14: 00〜15: 00 50. 4 63. 0
15: 00〜16: 00 51. 1 62. 6
16: 00〜17: 00 50. 4 62. 7
17: 00〜18: 00 52. 2 60. 8
2.振動
施設の稼働に伴う振動及び廃棄物等運搬車両による振動が周辺地域の環境に及ぼす振動につい て予測計算を行い検討した。
1) 施設の稼働に伴う振動
(1)予測対象時期
予測時期は施設の供用開始である平成 25 年とする。
(2)予測項目
施設振動レベルとする。
(3)予測方法
① 発生源及び予測点の位置
振動発生源施設の位置及び予測地点(予測地点①:最も施設からの振動が高い建設予 定地敷地境界地点 予測地点②:至近民家方向の建設予定地敷地境界地点)の位置は図 5- 2- 1に示すとおりである。
② 予測手法の概要
予測式は、『廃棄物処理施設生活環境影響調査指針』に示されているように次に示す2 地点間の距離減衰式を用いた。
L
p=L
p0- R
1- R
2 (dB(Z))
Lp:受振点の振動レベル(dB(Z)) L
p0:振動源からr
0(m)離れた地点における振動レベル(dB(Z)) R1:距離減衰量(dB(Z))
R
2:地盤による減衰量(dB(Z))
R
1:10l og
10(r / r
0) (dB(Z))
r :振動源から受振点までの距離(m)
R
2=8. 68α (r - r
0)
α :減衰定数(=0. 02)
③ 予測条件
振動発生源となる施設の概要は、表5- 2- 13 に示すとおりである。発生源の振動レベ ルは、メーカー設定値(負荷時最大)を用いた。
表5- 2- 13 振動発生源の概要
番号 名 称 振動レベル(dB)
① 破砕機 75
② 鉄・アルミプレス機 55
③ 残渣搬出装置 55
④ ペットボトル圧縮梱包機 55
⑤ プラスチック製容器包装圧縮梱包機 55
⑥ 排風機 75
⑦ 雑用空気圧縮機 40