6名の外国籍配偶者のうち、大学院の高学歴者1人、中学卒1人、中学校未卒3人、ノ』・学校卒1人だ った。本研究の6人の平均数奇レベルは8.6年だった王安仁(200!句の調査研究では、ベトナム籍配偶 者の平均教育レベルは7.8年である。筆者のインワォーマントは、このデータよりも教育レベルが高いと いえる。真美諏2004)の研究ではベトナム籍とインドネシア籍の配偶者の教育レベルはやや副\教育
レベルの高いものは学習にも積極的な態度で、学習の効果も顕著であるという。カンボジアでの平均の 教育レベルは3年で、ベトナム箱やインドネシア籍配偶者よりも台湾の生活や家族に1貫れやすい。社会 や人間関係も展開し易い。特に、夫のフレンドシップも重要で、外国籍配偶者が台湾に来て社会に適応
できるかどうか、最も影響力を持つ存在である。
表2、インタビュー調査した外国纈己偶者の学歴差 200φ舳一現在
名前 一学歴 夫の学歴
琴さん 中学卒 高校卒.
円さん 中学校2回生 障害高校
心さん ノ』・学校卒 .高校卒
金さん 中学校2回生 高校卒
恵さん 大学院卒 大学院卒
鷲さん 中学校1回生 高校卒
出所:筆者が実施したインタビュー調査から
四、台湾に滞在した期間
インタビュー調査の結果により、台湾に来てからの滞在歴は、3〜4年間1人5〜9年4人、10年以 上1人である。心さん、金さん、恵さん、鷲さん4人ともに、台湾での滞在期間が5年〜10年あり、登 録証も取得している。言葉も流暢で、台湾のお嫁さんらしい様子で会話をしていた私が簡単な言葉で インタビュー調査をやっているとき、皆はすぐ話を理解し、そして、たくさんのことを説明してくれた。
家、職場そして学校にいるときの人間関係も良くできていているのだそうだ琴さんと円さんは、台湾 滞在時間3〜5年だ琴さんはあまり社交場が好きではない。琴さんの夫の屋台のお仕事の関係で、よく お客さんと接触しているが、お仕事が終わったら、家に帰って、ほとんど夫の家族と」緒にいる。台湾 での生活や飲食や衣装などには1貫れたが、あまり友人がいなくて、心配事は夫と家族にも言えないから、
心がちょっと穣いて主いる。
表3、インタビュー調査した外国籍配偶者の学歴差 滞住期間
琴さん 3,4年 円さん 今8年 心さん 6−8年 金さん 5.6年 恵さん 12年 鷺さん
8年
出所=筆者が実施したインタビュー調査から 2009舳現在
円さんは最初の1,2年間の態度は良かったが、だんだん悪い友達ができて、家に帰って来なくなる。
円さんの夫が鰭を持っているので、妻について詳しく分かっていな/・よ悦円さんはほとんど家に 帰らない。外にいるとき自国人や台湾人に関係なく、性格的に人と親しくなりやすいタイプであり二台 湾の事についてもよく分かっている。本研究により、台湾に来て、滞在する同摘が長くなればなるほど、
生活に贋れやすいし、適応の問題も少なくなり、人間関係もよく発展できると考えられる。
五、人格、性格
インタビュー調査した外国籍配偶者の性格は明朗、積極的、好学などの性格の人が3人であった」
人が大学院卒の恵さん、【 ?w校2年の円さん、もう一人ゆ』・学校卒の心さんである。恵さんはベトナム で高い学歴を取得して、現在、台湾の警察署で通訳の仕事をしている。性格が明るく、勉強もよくでき る。鷲さんはイージタビューの際、常に頬で話をする。翔坤轍しかないが、.台湾に来て顛目に 中国語を勉強している。夫と一緒に豆腐屋をやっているので、毎日お客さんと接触しており、親切な方 だと思う。円さんの夫の家族は鉄工場だが、夫が生まれつきの脚轄者で、両親も心酒己で、誰か息子の 面倒を見てくれないかと願っセいる。しかレ円さんは交際の範囲が広く、両親や夫もあまり詳しく知
らないようだよく行方不明だと夫の家族が話していた。
他の3人は、インタビュー調査していたとき感じたのは、性格がちょっと暗く、恥ずかしがり屋で、
友達が少ない。夫や家族を頼りするタイプである。
インタビュー調査の会析からは、性格が楽観的で、明るく、積極的な外国籍配偶者は、他の外国籍配 偶者よりもよい人間関係を築いており、生活にも適応しやすいと指摘できる。
六、会話レベル
流暢な会言講カは外国籍配偶者にとって人間関係を開拓する一番基本的な条件とされる。外国籍酉粥 者たちは流暢な中国語の会話で主人の家族や友達とコミュニケーションする。6人の外国鰯粥者をイ ンタビュー調査するとき、ほとんど中国語で話をしたが、偶然にも綺麗な台湾語が口から飛び出してき た。な世台湾語ができるかと尋ねると、夫の家族とは主に台湾語で会話しているからだという。台湾人 の中高年者の中国語まあまり流暢ではなく、むしろ台湾語で会話するのが普通である。心さんの夫は心 さんの台湾語を上達させるため、常に台湾語で話しているが、心さんはほとんど中国語で言い返すので、
かえって夫の台湾語だけがうまくなって、心さんは何も変わらず、夫は困っているようだ鷲さんと琴 さんは毎日夜2日摘をかけて、学校で外国籍配偶者たちと一緒に中国語を勉強している。長く続けるう ちに、2人とも少しずつ漢字を覚えるようになった現在、鷺さんも毎日小学生の娘に宿題を教えてい る。琴さんの未の焼きそばの仕事の関係で、毎日お客さんと触れ合うことで、台湾語も聞き取れるよう になったが、話すときはやはりまだ言化りがある。恵さんのような外国籍配偶者は少数である。恵さんは ベトナムで大学院を卒業したこともあって、元々の勉強意欲が強く、学習レベルも高い。従って、台湾
に来て12年経った現在、台湾語や中国語が流暢なことは意外なことではない。現在警察署でベトナム語 と中国語の通訳を担当している。
皆はやはり、自分の言書礎力が流暢かどうかを気にしている。台湾に来る前にも勉強したが、実際に 来てから人々とコミュニケーションがうまくいけば、.受け入れ社会に1貫れやナいと指摘されている。生 活の適応と人間関係にも大きく影響する要素である。
七、台湾に来る動機
インタビュ]調査によると、インワォーマント5人の来合の動機は、送り出し家庭の環境が貧困だっ たため、台湾人との国際結婚を通じて、自分の環境や実家の家族の暮らしの向上にあった夏麗歓1997 年)、静召娼(2㎝年)の東南アジア外国纈己偶者の急増に関する研究では、・大多数の外国籍配偶者は送り 出す家庭の生活条件が良くなかったため、国際結婚を切っ掛けとして、送り出す家庭の経済剰牛を改善
しようと考えているという。
一方、恵さんは、送り一出す家庭の環境は良く、自分の家の情況を変えるために来たのではなく、13歳 年上の夫とベトナムで出会って好きになったからだという。しかし、筆者は、外国籍配偶者の送り出す 家庭の庸況が良くないから台湾に来ると考える。台湾に来た場合、やはり、送り出す家庭よりは実質的 に生活条件がよいため、台湾での生活は暮らしやすいと言う。
八、家庭の構造
6人の外国籍配偶者の中で、祖父母、親、子供三代と一緒に暮らしているのは3人、核家族2人であ る。インタビューした核家族の恵さんの家族を見ると、夫あ両親が亡くならて、夫婦と子供はr緒に暮 らしている。夫が政府のトップの官僚で、恵さんもベトナム語と中国語の通訳をしており、夫の両親が いないので、子供の面倒は自分で見るしかない。夫も恵さんのことに感巳・している。家事も育児も、そ
して、仕事もちやんとできて、台湾人のお嫁として偉いと思っている。
鷲さんの夫が家で豆腐に関する商品を販売しており、両親と一緒に住んでいる。両親も年を取ってお り、鷲さんは家業の関係で、毎日4時半ごろ起きる。娘を学校に送ったり、迎いに行ったりする。また、
夫の両親の面倒を見たりもする。夫も鷺さんをサポートしたり、台湾の習噴や、識字などを教えたりす るので、鷲さんはそれほど慣れないこともなく、夫の両親も鷲さんのことに気を配っている。この例は いわゆる家族再生産領域のこと、家事、育児、介護のことを指している。
外国籍配偶者は夫と一緒に生活するか、または舅姑と住む場合も多い。大家族であれば、親戚と付き 合うチャンスがあって、お互いに気を使う。外国籍醐禺者の社会サポートシステムが弱い。いい家族に 嫁いできたならぱ、いい道に導かれて、いろいろ教えてもらえて、人間関係の発展にとっても助けとな る。しかし、良くない家1庭環境であれば、叱る、責めるなど、悪い方向に行ってしまうこともある。イ ンタビュー調査の分析からは、核家族の規模は、大家族よりも、外国籍酉彌者にとっては、よりよい生 活適応や人間関係の発展を提供するものと考えられる。