第3章 共同研究活動
第1節 三分野の共同研究関係図
第1項 新エネルギー力学分野
新エネルギー力学分野では、将来の洋上自然エネルギー複合利用(風力、太陽光、波浪、潮流など)の 実現を目指して、新型多目的洋上浮体の研究開発を進めている。そのために、九大、阪大、広島大、大手 造船会社3社、マリンゼネコン、大手設計会社、いくつかの地方都市による産学連携研究を H25 年度来 進めている。この産学連携チームを通して、新型浮体の開発、風車の改良、システムの設計、候補地の選 定などを進めている。毎年、この関連の国際研究集会も応力研で開催されている。
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第2項 地球環境力学分野
地球環境力学分野では、東アジア縁辺海における海洋環境に関する国際的な共通理解を形成する目的 で、韓国公州大学校、韓国海洋研究所(KIOST)、台湾国立成功大学、台湾海洋研究所、中国海洋大学な どと、日中韓台の共同研究体制を構築し、東シナ海とその周辺部の共同観測、国際研究集会の共同開 催、お互いの観測計画の調整とデータのシェアなど、様々な取り組みを行っている。大気環境研究で は、学内に先導的学術研究拠点「大気環境統合センター」を設置して、アジア域のエアロゾル汚染の動 態観測とモデル研究を、中国科学院大気物理研究所とも協力して進めている。
雲とエアロゾルの衛星解析研究では、NASA、JPL、コロラド州立大学、JAXA、気象庁、東京大学、
名古屋大学、東北大学等各研究機関に全球解析データを提供し、雲エアロゾルのモデルの検証と改良を 行っている。またJAXAとESAの初の雲エアロゾル放射共同衛星ミッションであるEarth CARE計画 を、日米欧国際協力体制で推進している。
地球環境力学分野における 共同研究拠点関連機関の広がり
関連学会:
気象学会、海洋学会、大気環境学会、
欧米の気象・海洋学会、その他
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第3項 核融合力学分野
核融合力学部門では、乱流プラズマおよびプラズマと材料、物質の相互作用の理解を目指した研究を進 めている。特に、直線プラズマ装置PANTAと数値直線プラズマを構築し、理論・シミュレーション・実 験研究の有機的な統合研究を行なっている。現在では、直線プラズマ装置に加え、トーラス型プラズマ閉 じ込め装置も製作中であり実験分野の充実を図っている。国際的には、大学間協定や学術交流協定を元に 代表的研究者を招聘して共同研究を行っているほか、日中joint data analysisワークショップを実施し、乱 流プラズマの共同データ解析を行っている。そのほか、フランスCNRS・プロヴァンス大学(現在アクス・
マルセイユ大学)・大阪大学・核融合科学研究所との共同運営により、LIA336プログラム(2015年10月 に終了)を母体として、日仏国際連携研究所が新たに設立されるなど核融合研究の国際拠点としての成果 も上げている。また、ヨーロッパ物理学会での新進気鋭の若者に伊藤賞授与(2018年度7月で14回目と なった)等の国際的な若手研究者育成にも継続して取り組んでいる。また、「極限プラズマ研究連携セン ター」と共同し、学内外・国内外のプラズマ乱流物理学、プラズマ応用科学、実験研究、プラズマ医学や 新規物質創成、関連数理科学研究者との連携研究を進めている。この活動は、学術の大型プロジェクト
「非平衡極限プラズマ全国共同連携ネットワーク研究計画」として同課題はマスタープラン2017の重点 課題としても採択され高い評価を得ている。
高知高専 有明高専
岩手大学
東北大学 さらに
帝京大学 慶應義塾大学 法政大学 名城大学 東海大学
九州大学
琉球大学
東京大学・東京工業大学
核融合科学研究所 中部大学
量研機構・茨城大学 筑波大学 京都大学
富山大学
若狭湾エネルギー 研究センター
島根大学
静岡大学 神戸高専
大学 大阪府立大学
核融合力学分野における 共同研究拠点関連機関の広がり
関連学会 プラズマ・核融合学会 日本物理学会 電気学会 日本原子力学会 米国物理学会 欧州物理学会
学術交流協定締結先
<英国>
ワーウィック大学
<ロシア>
クルチャトフ研究所核融合研究所
<ドイツ>
マックス・プランクプラズマ物理研究所
<インド>
インドプラズマ研究所
<中国>
中国科学院プラズマ物理研究所 原子力工業省西南物理研究所
<アメリカ>
カルフォルニア大学サンディエゴ校 プリンストン大学プラズマ物理研究所
<フランス>
エクスーマルセイユ大学
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高温プラズマ理工学研究センターは、応用力学研究所拠点共同研究に加え、核融合分野における”双方 向型共同研究”を展開している。この共同研究活動は、外部委員がコーディネーターを務める”QUEST実 験推進会議”【構成:2016年 外部委員(11名)、内部委員(6名) 2017年 外部委員(10名)、内部委 員(5名)】によって運営されている。2016年度以降も引き続き、核融合関連6センターの一つである筑 波大学と”センター間連携活動”を展開し、高電力ミリ波発振管システムを用い、QUESTで80 kAを越え る非誘導プラズマ立ち上げに成功した。一方、国際連携活動として、英国研究者を座長とした国際連携集 会を所内で開催した。本集会では、米国、中国等からも参加者を募り、QUESTプロジェクトの成果、今 後の課題を議論し、プロジェクトの方向性見いだす活動を行っている。また日米科学技術協力事業、九大 とプリンストン大学との間の部局間交流協定、双方向型共同研究、応研国際化推進研究などの枠組みを活 用した国際プロジェクト(名称:QUEST-NSTX-U日米共同研究「QUESTにおけるCHIを用いたソレノ イドなしのプラズマ電流立ち上げ」 代表者:ワシントン大学 ラマン博士)を開始し、米国エネルギー省 の予算措置も加わり、精力的に展開している。
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