ll ラる)に一一で,以下のl11似
一一(1包1)(α㌣、1、、)(1包1)一
一夫(1包1)(α㌣、㌦)(l11)
4.三角関数の値が有理数となる角度の無理数性
49
上式を利用すると以下のことがわかる。
(z二)一(一ヅ(1)
一芸(∵)(㍗ぴ、∴乞、)(1−1)(1)
一芸(㍗㍍二㌫ゾ1)(1)
一芸(}ダ㍍}1}1川(1)
よって,上式より,α。斗1,われ十ユは以下のようになる。
1…一α
^Σ〃一1)㌦れ一2島/2+l/Σ^・(一1)島1η一2叩十1/2た≦れ 2為十1≦皿
1仲・一α{Σ一q・・1(一・)㌦n12叩十1/・・/Σ・叶・)后αn−2%2胎/
2為→一工≦帆 2ゐ≦れ
ここで,定理(4.L1)より,
αρ■1≡伊凹ユ…1 modρ
また,o<ゴ<ρのとき,ρ0k≡O modρであるから,
α、。。…αρ十ユー(一1)(・一1)仰十ユ 三α2一(一ユ)(・山1)/2わ2
…α2mOdρ
6、。1≡α(一1)(PL工〕/仰十αρわ ≡(一1)(ρ…1)/262+α6
≡62mOdρ
これは,{αれ},{われ}は,modρで,周期(ρ一1)の数列であることを意味している。ゆえに,
α仲。一・≡α几,わ帆。ρ一・≡6.m・dρ
が成立する。最後に,全てのnに対して,αれ,わ。≠O modρを示す。ここで,α。斗1≡O modρ (η<ρ)となるηが存在するとすれば,
α九十1=αα。一ろ6。≡O 肋れ。ユ=ろ2α。十α肋帆 ≡わ2α。十α2αれ ≡O modρ
となる。従って,以下のことが成立する。
胱≠O modρ より,6η十ユ≡O
よって,(4.1.1)より,以下のことが成立する。
α。斗1…αη十・……≡α針1≡O
これはαp+1≡α2≠O modρより矛盾である。また,ろ、も同様のことがいえるため,やは り矛盾である』ゆえに,すべてのηに対して,α。,われ≠Oであり,tan(ηα)=ろれ/αれを得る。
ここで,tanαのαが90の倍数ならばtanηαは必ず1となる。これは,αが90の倍数でな いことを意味するため,αは無理数であることがわかる。 .口
次に,高校生レベルの知識で証明できる方法で具体的なものを紹介する。
3
定理4.1.5tanα=一のとき,αは無理数度である。
4 証明
まず,αユ=4,61=3として数列{α。}{6几}を次のように定める。
α。十ユ=4α。一36η,6れ十。=3α。十4b几,η≧1 このとき5を法として計算すると,以下のように表せる。
α1=4,61=3
α2=4×4−3×3=7≡2,62:3×4+4×3=24≡4 mod5 α3=4×2_3×4=_4…1,63=3×2+4×4=22≡2
α4=4×1_3×2=_2…3,わ4:3×!+4×2=11≡1 α5=4×3_3×1=9…4,ろ5=3×3+4×1:13≡3
このように,表していくと,α6≡2,α7≡1,α8≡3,αg≡4となり,αが4,2,1,3という数が 循環していることに気づく。また,6においても,66≡4,67…2,b8≡1,6g≡3というよう に,3,4,2,1という数が循環していることに気づく。以上より,α.6を一般的に表すと以下の ようになる。
α4九十ユ…4,わ4れ十1≡3,α4糾2≡2,わ4帆十2…4 mod5 α4れ十3…!,64れ十3…2,α4。十4≡3,64帆十4≡1
よって,すべてのηに対してαれ,6。≠Oを得る。次に肌に関する帰納法によりηαが90 の倍数でないこと,及びtan[ηα]:α帆/ろηを示す。肌=1のときは明らかに成立する。次
4.三角関数の値が有理数となる角度の無理数性 51
に,η:んのとき成立すると仮定すると,η=ん十1のとき,以下のように計算できる。
cos[(ん十1)α]:cosαcos[んα]一sinαsin[んα]二。osαcos[んα](1−tanαta.n[んα])
一一ψ十豊)一一ψ㌢
叫十1
:…α…[んα1一≠0 4αk
sin[(ん十1)α]:sinαcostんα]十。osαsin峰α]=cosαcos[たα](tanα十ta.n[たα])
一一ψ1 i1・去)一一ψ1∵
ろk+1
=…α…[んα1一≠0
4α為よって,(た十1)αは90の倍数ではなく,tanl(ん十1)αト6糾1/α馬十ユが導かれ,η=ん十1のと
きも成立する。ゆえにαが無理数であることが得られる。 口
4.2 正弦,余弦関数の場合
この節では,有理数度θに対して。osθ=O,土1/2,±1でないとき。osθは無理数であるこ とを証明する。そのため,中にはこの章のタイトルとは別のことを証明しているように思 われる方がいると思われる(筆者がそうだった)が,この対偶をとると「三角関数の値が 有理数ならば,その角度は無理数」となり,この章のタイトルとなんら変わらないことを事 前に説明しておく。
今回の節では,最初に示す命題を証明する(正確には,そこから派生する系を用いる)こと で,特定の場合を除いた正弦,余弦(おまけで正接)の解が無理数となることを証明する。
(参考文献:柳原弘志著「初等整数論」)では,まず以下のような命題を証明する。
命題4.2.1整係数方程式である
・几〆十・兀一。 帆■ユ十…十・。∬十・。:0,(・、≠O) (4.2。ユ)
が有理数解α/わ(α,わば共に整数であり,互いに素である。また,6≠O)をもてば,以下のこ とが成立する。
αはCOの約数(もしくは,αはCOを割り切る)
6はC。の約数(もしくは,6はC帆を割り切る)
証明まず,(4.2.1)式の解がα/6であることより,
川∵(1ジ・・・…(1)・軌一・
(4.2.2)
が成り立つ。ここで,上式(4.2.2)の両辺にろnI1をかけると,
αn
・。一十・れ一。αn−1+…十・1αbn■2+・。うれ一ユ:0 6
となる。ここで,α,わ及び。為(O≦ん≦.η_1における全ての自然数)は整数であるた め,C。一1α帆■1+_十C1αグ2+C06帆一1も整数となる。よって,
αれ
。れ一は整数 う
となる。ここで,α,6は互いに素であるので,C几/6は整数となる。つまり,6はC帆の約数(も しくは,わばCηを割り切る)ということが成り立つ。
次に,(4.2−2)式に6n/αをかけると,
炉
・。αn■1+・η一ユαれ■26+…十・1わη…1+・。一=O
α
となる。ここで,α,6及び。k(O≦ん≦η_1における全ての自然数)は整数であるため,c仰α卜1+
C。一1α卜2わ十。..十Cユ6帆01も竿数となる。よって,
炉
CO一は整数 α
となる。ここで,α,6は互いに素であるので,CO/αは整数となる。つまり,αはCOの約数(も しくは,αはCoを割り切る)ということが成り立つ。 □
この定理を利用した具体例を挙げておく。
側4.2.24 ㌧8 3−9 2+24 一9=0の解を求めよ
このような問題では,⑦にあてはまる数を考えてそこから,1つずつ因数分解していくの が通例である。ここで,仮に が有理数解を持つとすると,さきほどの命題(4.2.1)を利用
でき,
9の約数 一=
4の約数
が の解である可能性がある。つまり,土1,一二1/2,土1/4,土3,±3/2,土3/4,±1/4,±3/4,±9/4
が解の候補となる。ちなみに,この の有理数解は1/2,3/2であり,残りの解は であ る。よって,命題(4.2.1)がわかると,高校数学で出てくる多項式の解が見つけやすくなる と筆者は考える。
さて,話を戻す。さきほどの命題(4.2.1)より,以下の系が成立する。
4.三角関数の値が有理数となる角度の無理数性
53
系4.2.3命題(4.2.1)における式(4.2−1)において,c。=1とすると,その有理数解は。oを 書1」り切る整数である。
この系を用いで,メインの定理を証明する。
定理4.2.4θ=m(rは有理数)とすると,cosθ,及び,sinθの値は,
1 1
cosθ;O,土1,土一,sinθ=O,±1,一・一 2 . 2
を除いて全て無理数である。
証明まずは,自然数ηに対して,最高次の係数が1である整係数多項式ん( )で,
2…ηθ=∫。(2…θ),d・g(∫η(z))二η (4・2・3)
を満たすものが存在することをηについての帰納法を用いて証明する。
まず,η=1のとき,
プ。( )=π
と,おけばよい。また,倍角の公式を用い,
…2θ=2(…θ)2−1 が成り立っため,
!。(・)=・2−2
とおくと,η=2に対して(4.2.3)式が成立する。
次に,η=ん(た≧2)とするとき,
2…(た十1)θ=(2…θ)(2…んθ)一2…(ト1)θ が成り立っため,
九十1( ): ∫烏( )一点_1( )
とおけば,η=んに対しても(4.2.3)が成立することがわかる。
次に,自然数ηをηrが整数となるようにとると,
∫れ(2・o・θ)=2co・ηθ=2…η・π=土2
となる。従って,2cosθは!帆( )土2=Oの解となる。よって,系(4・2・3)より,2cosθは,も し有理数なら整数である。l cosθ1≦1であるから,明らかに,
1
cosθ=O,±1,一=一 2
を得る。
次に,sinθの値について考える。ここで,θがπの有理数倍なので,π/2一θもπの有理数倍で あること,及び,sinθ=cos(π/2一θ)が成り立つことから,sinθの倍も,やはり,O,±1,±1/2
以外は無理数である。 □
上の定理の証明で扱っている多項式∫帆( )は実際は,次のようなチェビシェフの多項 式η( )を用いて表される。
∫れ( )=2η(π/2)
几ノ2
叫)一Σ(一1)mη0…刊■2m(1一・2)m m=0
次に,この定理を用いてtanについても同様なことが言える。
系4.2.5上記の定理(412.4)と同様の記号を用いる。このとき,tanθが定義され,O,一。1以 外の値をとるならその値は無理数である。
証明まず,加法定理より,cosθ≠0だとすると,
cos2θ二。os2θ_sin2θ 1一・i・2θ/…2θ 1/…2θ
1_tan2θ 1+tan2θ
上式,及び定理(4.2.4)より,cos2θ:O,土1,±1/2という有理数のときだけ,tanθは有理数 となりえる。よって,この場合のみを考えればよい。
cos2θ=0のとき,
1_tan2θ O=
1+tan2θ tanθ=±1 cos2θ=1のとき,
1_tan2θ 1=
1+tan2θ ta.nθ二上O cos2θ二一1のとき,
1_tan2θ 一1=
1+tan2θ tanθの解なし
4.三角関数の値が有理数となる角度の無理数性 55
cos2θ二1/2のとき,
1 1−tan2θ 2 1+tan2θ 1 tanθ=±一 ψ cos2θ=一1/2のとき,
! 1−ta.n2θ 2 1+tan2θ t・・θ一
以上より, は無理数のため,tanθの有理数の値は0,±1で,これ以外は無理数である。