J1
コネクタについて外 部 コ ン ト ロ
┃
外部電圧( Vext )を使用する際の注意
外部電圧(Vext)で出力をコントロールする場合の注意点を示します。
A COM 端子
Vext
が接続されるJ1
コネクタのA COM(J1
コネクタの10
番ピン、19番ピンと23
番ピ ン)電位は、リモートセンシングの使用によって変わります。•
リモートセンシング未使用時: −(負)出力端子と同電位
•
リモートセンシング使用時: センシング入力の負極(-S)と同電位
フローティング
シールド線を使用する場合
シールド線を使用して接続する場合は、シールドを
Vext
またはPWX
シリーズのどちらか一 方に接続してください。下図はシールドをVext
のシャシ端子へ接続した例です。注意
外部コントロールを使用したシステムでは、Vext の出力は接地しないで浮かせて(フロー ティング)ください。PWX
シリーズの出力が短絡されて制御線を焼損する恐れがありま す。+
+ –
+ –
–
Vext PWX
A COM Vextはフローティング J1
出力端子の 接地は任意
注意
シールドをVext
とPWX
シリーズ双方に接続しないでください。PWXシリーズの出力が 短絡されて制御線を焼損する恐れがあります。+ – + –
Vext PWX
J1 2芯シールド線
A COM
+
外部電圧(Vext)を使用する際の注意
外 部 コ ン ト ロ
┃ ル
3
複数の Vext で複数の PWX シリーズを制御するシステム
各
Vext
のGND(−端子)間を接続(①)すると、各 PWX
シリーズのA COM
間が接続される経路が形成されます。さらに各
PWX
シリーズの−(負)出力端子間を接続(②)する と、下図に示す意図しない電流ループが形成されます。この電流ループは、システムの誤動 作や機器の故障の原因となります。下図にような複数の
Vext
で複数のPWX
シリーズを制御するシステムでは、接続①と②は接 続しないことをお勧めします。システム上、接続が必要な場合は、接続①または②のどちら かのみを採用してください。1 つの Vext で並列接続された PWX シリーズを制御するシステム
下図のような
1
つのVext
で並列接続されたPWX
シリーズを制御するシステムでは、Vext と制御線で直接接続できるPWX
シリーズは1
台のみです。他のPWX
シリーズは絶縁信号 変換器(アイソレータ)を介して接続してください。注意
各Vext
のGND(−端子)間を接続した場合は、各 PWX
シリーズの−(負)出力端子間は接続しないでください。システムの誤動作や機器の故障の恐れがあります。
Vext1
負荷
(被試験物)
負荷
(被試験物)
PWX(A)
PWX(B)
Vext2 ②
①
+ –
+ –
+ – +
–
A COM J1
A COM J1
被試験物側で接地 されている場合で も、②の接続と同 様に接地電位での 経路が形成される ため、注意が必要 です。
意図しない 電流ループ
注意 Vext
と制御線で直接接続するPWX
シリーズは1
台のみにしてください。システムの誤動 作や機器の故障の恐れがあります。絶縁信号変換器
(アイソレータ)
Vext PWX(A)
+ –
+ – A COM J1
PWX(B)
+ – A COM J1
負荷
(被試験物)
シーケンサなどを使用した外部接点で出力をコントロールする場合においても、直接接続
出力電圧のコントロール
外部電圧(Vext)、または約
10 kΩ
の可変抵抗(Rext)で出力電圧を制御する方法について 説明します。無負荷状態では、出力電圧の立下りに時間がかかります。
外部電圧( Vext)によるコントロール
p. 46 外部電圧(Vext)による出力電圧のコントロールを行うには、コンフィグ設定で外部電圧/
外部抵抗による
CV
コントロール設定を「外部電圧コントロール」(CF06 : on)にします。外部電圧(Vext)0 V〜
5 V(CF07 : Lo)、または 0 V
〜10 V(CF07 : Hi)で出力電圧(Eo)
が
0
から定格出力電圧(Ertg)の間で変化します。外部電圧(Vext)の接続
Vext
にはノイズが少なく安定した電圧 源を使用してください。Vextのノイズ は本製品の増幅度倍されて出力に現れ ます。このため、出力リップルノイズ が本製品の仕様を満足しない場合があ ります。警告
感電の恐れがあります。• VextまたはRextと接続用の電線に対する絶縁は、本製品の対接地電圧(±250 Vmax)
以上にしてください。
• 接続にシールド線を使用する場合には、むき出しになるシールド部分を、本製品の対接 地電圧より高い耐電圧の絶縁チューブで保護してください。
参照
外部電圧(Vext)0 V〜5 V(CF07 : Lo) 外部電圧(Vext)0 V〜10 V(CF07 : Hi)
Eo = Ertg×Vext /5 [V]
Vext = 5×Eo /Ertg [V]
Eo = Ertg×Vext /10 [V]
Vext = 10×Eo /Ertg [V]
注意 •
信号線を焼損する恐れがあります。Vextの出力は接地しないで浮かせてください(フ ローティング)。損傷することがあります。
• Vext
の極性に注意してください。•
外部電圧コントロール用のピン間には、10.5 V以上の電圧および逆電圧を加えないでく ださい。•
絶縁アナログインターフェース(オプション)を使用する場合には、J1コネクタの22
番 ピン(VPGM
)に何も接続しないでください。2芯シールドまたは ツイストペア線
Vext
+
J1 22 23
PWX
出力電圧のコントロール
外 部 コ ン ト ロ
┃ ル
3
p. 64 シールド線を使用する場合には、シールドは−(負)出力端子へ接続してください。シール
ドを
Vext
側へ接続する必要がある場合には、「外部電圧(Vext)を使用する際の注意」を参 照してください。J1
コネクタの22
番ピンと23
番ピンを使用します。外部抵抗(Rext)によるコントロール
p. 46 外部抵抗(Rext)で基準電圧の分圧比を替えることによって、出力電圧(Eo)が
0
から定格出力電圧(Ertg)の
105 %
の間で変化します。外部抵抗(Rext)による出力電圧のコントロールを行うには、コンフィグ設定で外部電圧/
外部抵抗による
CV
コントロール設定を「外部電圧コントロール」(CF06 : on)にします。外部電圧(Vext)
0 V
〜5 V(CF07 : Lo)、または 0 V
〜10 V
(CF07 : Hi)で出力電圧(Eo)が
0
から定格出力電圧(Ertg)の間で変化します。外部抵抗(Rext)の接続
外部抵抗(
Rext
)には、約10 kΩ
で1/
2 W
以上の金属皮膜抵抗器や巻線抵抗 器など温度係数、経時変化の少ないも のを使用してください。ノイズによる出力への影響を軽減する ために、Rext間の接続には
2
芯シール ド線またはツイストペア線を使用し て、できるだけ短く接続してください。配線が長くなるとノイズの影響を受け
やすくなって、ノイズ対策を施した電線を使用しても、正常に動作しないことがあります。
シールド線を使用する場合には、シールドは−(負)出力端子へ接続してください。
J1
コネクタの20
番ピン、22番ピンと23
番ピンを使用します。参照
参照
外部電圧(Vext)0 V〜5 V(CF07 : Lo) 外部電圧(Vext)0 V〜10 V(CF07 : Hi)
Eo = Ertg×Vext /5 [V]
Vext = 5×Eo /Ertg [V]
Eo = Ertg×Vext /10 [V]
Vext = 10×Eo /Ertg [V]
2芯シールドまたは ツイストペア線 摺動子
(ワイパ)
出力端子 J1 20 22 23
PWX
Rext Vext
出力電流のコントロール
外部電圧(Vext)、または約
10 kΩ
の可変抵抗(Rext)で出力電流をコントロールする方法 について説明します。外部電圧(Vext)によるコントロール
p. 45 、p. 46 外部電圧(Vext)による出力電流のコントロールを行うには、コンフィグ設定で外部電圧/
外部抵抗による
CC
コントロール設定を「外部電圧コントロール」(CF05 : on)にします。外部電圧(Vext)0 V〜
5 V(CF07 : Lo)、または 0 V
〜10 V(CF07 : Hi)で出力電流(Io)
が
0
から定格出力電流(Irtg)の間で変化します。外部電圧源(Vext)の接続
Vextにはノイズが少なく安定な電圧源
を使用してください。Vext
のノイズは 本製品の増幅度倍されて、本製品の出 力に現れます。このため、出力リップ ルノイズが本製品の仕様を満足しな い場合があります。警告
感電の恐れがあります。• VextまたはRextと接続用の電線に対する絶縁は、本製品の対接地電圧(±250 Vmax)
以上にしてください。
• 接続にシールド線を使用する場合には、むき出しになるシールド部分を、本製品の対接 地電圧より高い耐電圧の絶縁チューブで保護してください。
参照
外部電圧(Vext)0 V〜5 V(CF07 : Lo) 外部電圧(Vext)0 V〜10 V(CF07 : Hi)
I
o =I
rtg×Vext /5 [A]Vext = 5×
I
o /I
rtg [A]I
o =I
rtg×Vext /10 [A]Vext = 10×
I
o /I
rtg [A]注意 •
信号線を焼損する恐れがあります。Vextの出力は接地しないで浮かせてください(フ ローティング)。損傷することがあります。
• Vext
の極性に注意してください。•
外部電圧コントロール用のピン間には、10.5 V以上の電圧および逆電圧を加えないでく ださい。•
絶縁アナログインターフェース(オプション)を使用する場合には、J1コネクタの21
番 ピン(IPGM)に何も接続しないでください。2芯シールドまたは ツイストペア線
Vext
+
J1 21 23
PWX
出力電流のコントロール
外 部 コ ン ト ロ
┃ ル
3
p. 64 シールド線を使用する場合には、シールドは−(負)出力端子へ接続してください。シール
ドを
Vext
側へ接続する必要がある場合には、「外部電圧(Vext)を使用する際の注意」を参 照してください。J1
コネクタの21
番ピンと23
番ピンを使用します。外部抵抗(Rext)によるコントロール
p. 45 、p. 46 外部抵抗(Rext)で基準電圧の分圧比を替えることによって、出力電流(Io)が
0
から定格出力電流(Irtg)の
105 %
の間で変化します。外部抵抗(Rext)による出力電流のコントロールを行うには、コンフィグ設定で外部電圧/
外部抵抗による
CC
コントロール設定を「外部電圧コントロール」(CF05 : on)にします。外部電圧(Vext)0 V〜
5 V(CF07 : Lo)、または 0 V
〜10 V(CF07 : Hi)で出力電流(Io)
が
0
から定格出力電流(Irtg)の間で変化します。外部抵抗(Rext)の接続
Rext
には、約10 kΩ
で1/2 W
以上の 金属皮膜抵抗器や巻線抵抗器など温 度係数、経時変化の少ないものを使用 してください。ノイズによる出力への影響を軽減す るために、
Rext
間の接続には2
芯シー ルド線またはツイストペア線を使用 して、できるだけ短く接続してくださ い。配線が長くなるとノイズの影響を 受けやすくなり、ノイズ対策を施した電線を使用しても、正常に動作しないことがあります。
シールド線を使用する場合には、シールドは−(負)出力端子へ接続してください。
J1
コネクタの20
番ピン、21番ピンと23
番ピンを使用します。参照
参照
外部電圧(Vext)0 V〜5 V(CF07 : Lo) 外部電圧(Vext)0 V〜10 V(CF07 : Hi)
I
o =I
rtg×Vext /5 [A]Vext = 5×
I
o /I
rtg [A]I
o =I
rtg×Vext /10 [A]Vext = 10×
I
o /I
rtg [A]2芯シールドまたは ツイストペア線
出力端子 J1 20 21 23
PWX
Rext Vext
摺動子
(ワイパ)