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57金利リスクUFJグループにとっての収益の根幹である資金収益は、市場金利の動向に左右されやすい側面を

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持っています。UFJグループでは、こうした金利変動が各事業部門の収益に及ぼす影響を排除す るため、全ての金利リスクを専門部署に移転し、一元的に管理しています。この専門部署では、

許容範囲を超える損失が発生することのないように、金利リスクをコントロールしています。

その際、金利ギャップ分析やバリュー・アット・リスク(Value at Risk)、アーニング・アット・リスク

(Earning at Risk)などさまざまな測定手法を用いた金利リスクの計測や、金利変動の中長期的 な収益への影響なども予測・分析しています。UFJグループでは、市場金利などの金融・経済 環境の変化だけでなく、金融商品会計などの制度変更による影響を織り込むなど、さまざまな 角度から収益に与える影響を分析しています。

資金流動性リスクは、資金繰りがつかずに支払義務を果たせない可能性や、市場の混乱などに より適正な価格でタイムリーな資金調達が困難になる可能性をいいます。こうした不測の事態 に備えて、UFJグループでは、つねに、円滑な業務運営に必要な水準の流動性を維持することを 基本的な考え方として、専門部署が日々流動性をモニタリングし、リスクをコントロールしてい ます。また、資産・負債の期日管理やシナリオ分析などの手法を用い、中長期的な観点から資金 流動性リスクを計測しています。こうした分析の結果は、日々の限度枠管理だけでなく、資金 調達計画などにも反映されています。

UFJグループの資金流動性は、グループ各社のお客さまからお預かりした預金などの運用商品 から構成されており、さらに即時換金可能な高格付の有価証券ポートフォリオにより補完されて います。加えて、資金調達環境の悪化に備えた危機時対応計画(コンティンジェンシー・プラン)

を策定しています。

ALM (資産・負債の総合管理)について

A L M

(Asset and Liability Management)とは、財務の安定性の維持と収益の増加を図るために、預金・貸出から生じる金利リスク および資金流動性リスクを能動的に管理することをいいます。UFJグループでは、急激な金融・経済環境の変化に際しても、

安定的な財務運営を維持することにALMの主眼を置いています。

UFJグループの ALM

方針は、経営会議において審議・策定されます。経営会議では、金融・経済環境の将来見通しや、収益・

資金計画、ヘッジ方針など、

ALM

に関わる全ての事項を審議・決定しています。日々のALM運営は担当部署によって行われ、

リスク管理部署がこれをモニタリングしています。そして、突発的な市場の動きに迅速に対応するために、モニタリングの 結果は、日々経営陣に報告されています。また、

ALM

の運営状況は、毎月

1

回経営レベルで精査され、必要に応じて方針の 見直しが行われています。

資金流動性リスク

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2004年3月末のUFJ銀行、UFJ信託銀行合計の国内個人預金残高は、2003年3月末と比べ1,719 億円増加し、26兆7,543億円となりました。このうち、流動性預金は、5,869億円増加し14兆 7,650億円、定期性預金は、5,487億円減少し、11兆4,832億円となりました。これは個人の お客さまが、定期預金から、年金保険や投資信託などの運用商品や、全額保護の対象である 普通預金などに移し替えたことが要因と考えられます。

今後は、預金者の皆さまが、金融機関の安全性をご自身で判断し、取引金融機関や金融商品を 選ぶことが必要になりました。一方、金融機関もお客さまから選んでいただくために、財務体質 の強化に取り組んでいくとともに、経営内容をわかりやすく開示していくことが重要となって います。UFJグループでは、不良債権問題を2005年3月末までに解決するべく、さまざまな 取り組みを行っていくとともに、収益力の強化や経営の効率化のための施策を確実に実行して いきます。また、そうした取り組みについて、本ディスクロージャー誌やホームページを活用し、

お客さまにお知らせしていきます。

UFJ グループの 預金の増減状況

UFJ グループの対応

金融機関が破綻した場合に預金者を保護するしくみとして、「預金保険制度」があります。これ は、預金者の皆さまが、預金保険制度に加入している金融機関に保険の対象となる預金をする と、その預金に自動的に保険がかかる制度です。金融機関が破綻した場合でも、預金保険制度 により、1金融機関ごとに預金者一人あたり元本1,000万円とその利息額までが保護されます

(それを超える部分は、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われることになります)。

2002年3月末までは、特例措置として預金は全額保護されていましたが、2002年4月1日から は、全額保護の特例は流動性預金(当座預金、普通預金、別段預金)のみに適用され、その他の 定期預金などの保証額は元本1,000万円とその利息に限定されています。流動性預金について は、当初、2003年4月1日に全額保護の特例が適用されなくなる予定でしたが、決済機能の 安定確保を目的に、2005年3月末までは全額保護されることになりました。また2005年4月 以降も、利息がつかないなどの一定の条件を充たす預金**については、全額保護されます

(2004年7月1日現在)。

預金保険制度の概要

持株会社傘下にある銀行の場合で あっても、それぞれが日本国内に 本店がある、銀行免許を受けた銀行 であれば、別々の金融機関として 扱われます。たとえば、UFJホール ディングス傘下にあるUFJ銀行と UFJ信託銀行は、それぞれ別の金融 機関として扱われます。

**1.要求払いであること、

2.決済サービスを提供できること、

3.金利をつけないこと、

の3つの条件を充たす預金です。

預金保険制度について

〜2005年3月 2005年4月〜

当座預金 利息がつかないなどの条件を充たす預金1

普通預金 全額保護 全額保護

預金保険の対象 別段預金

定期預金 合算して元本1,000万円2までとその利息など3を保護

定期積金 1,000万円を超える場合は破綻金融機関の財産の状況に応じて

ビッグ、ワイドなど 支払われます(一部カットされることがあります)。

外貨預金 保護対象外

預金保険の対象外 譲渡性預金 破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われます ヒットなど (一部カットされることがあります)。

1.決済用預金といいます。「無利息、要求払い、決済サービスを提供できること」という3条件を充たすものです。

2.金融機関が2003年4月以降に合併を行ったり、営業(事業)の全てを譲り受けた場合には、その後1年間に限り、

当該保護金額が1,000万円の代わりに、「1,000万円×合併等に関わる金融機関の数」による金額になります

(たとえば、2行合併の場合は、2,000万円)。

3.定期積金の給付補てん金、金銭信託における収益の分配のうち一定の要件を満たすものなども利息と同様保護 されます。

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UFJ

銀行・UFJ信託銀行の損益の状況について(単体合算)

銀行の収益の大きさを表す「業務粗利益」は、前期比91億円減少し、1兆3,623億円となり ました。このうち、資金運用収益と資金調達費用の差である「資金利益」は、112億円減少し、

7,802億円となりました。これは主に、資金需要の低迷および不良債権の最終処理の進展により

貸出金残高が減少したことに加えて、高金利時に実行した貸出の剥落や住宅ローン金利競争 激化により貸出金利回りが低下したことから、預貸金利益が減少したことによるものです。

「信託報酬(償却前)」は、日本マスタートラスト信託銀行(株)への資産管理業務の移管、貸付 信託の減少などにより、108億円減少して666億円となりました。「役務取引等利益」は2,204億 円と、531億円の増益となりました。決済、投資銀行業務から上がる手数料収入が飛躍的に向上 したことが主な要因です。「特定取引利益」は、デリバティブ商品販売増加の影響により487億円 増加の1,466億円となりました。「その他業務利益」は、890億円減少の1,484億円となりました。

上期を中心として1,213億円の債券関係損益を計上したものの、前期と比較して756億円減少し たことが主な要因です。

「経費」は5,677億円と、248億円減少しました。「人件費」が人員削減の継続、実力主義に基づく 人事処遇制度の徹底などにより129億円減少したことに加えて、「物件費」も前期までに実施 した店舗統廃合の効果や本部経費、事務コストの削減などにより108億円減少したことが主な 要因です。

その結果、銀行本来の収益力を表す「実質業務純益」(一般貸倒引当金繰入前、信託勘定償却前の 業務純益)は7,946億円と、156億円の増益となりました。実質業務純益から一般貸倒引当金 繰入額を差し引いた「業務純益」(一般貸倒引当金繰入後、信託勘定償却前)は、前期比746億円 減少の4,522億円となりました。

UFJ グループ 20043 月期の業績について

損益の状況

8,000

4,000 0

04/3 03/3

業務粗利益 

(単位:億円) 

12,000

資金利益  信託報酬(償却前) 

役務取引等利益  特定取引利益  その他業務利益 

4,000

2,000 0

04/3 03/3

経費(臨時処理分を除く) 

(単位:億円) 

6,000

人件費  物件費  税金 

UFJ銀行の分離子会社UFJストラテ ジックパートナー、UFJエクイティ インベストメンツの計数およびUFJ 信託銀行の分離子会社UFJトラスト エクイティの計数を含みます。

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