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第 4 章 テキスト装飾機能の導入が受講生に与える効果の分析

4.3 実験結果

4.3.2 メッセージの構成の変化

30

31

表 4.6 受講生のメッセージの構成についての集計結果(文字数)

被験者群 メッセージ数 1 メッセージあたりの

平均文字数 標準偏差

前 期

統制群(web デザイン) 前半 135

258 69.81

69.22 38.63

42.43

後半 123 68.57 46.24

実験群(ネットワーク論) 前半 114

223 61.47

62.13 44.19

43.24

後半 109 62.83 42.22

後 期

統制群(ネットワーク論) 前半 123

236 65.68

62.54 24.98

23.01

後半 113 59.141 23.79

実験群(web デザイン入門) 前半 41

75 42.49

45.28 22.92

20.84

後半 34 48.65 22.99

同 一 科 目

統制群(web デザイン入門) 前半 135

258 69.81

69.22 38.63

42.43

後半 123 68.57 46.24

実験群(web デザイン入門) 前半 41

75 42.49

45.28 22.92

20.84

後半 34 48.65 22.99

統制群(ネットワーク論) 前半 123

236 65.68

62.54 24.98

23.01

後半 113 59.141 23.79

実験群(ネットワーク論) 前半 114

223 61.47

62.13 44.19

43.24

後半 109 62.83 42.22

表 4.7 受講生のメッセージの構成についての集計結果(文章数)

被験者群 メッセージ数 1 メッセージあたりの

平均文章数 標準偏差

前 期

統制群(web デザイン) 前半 135

258 2.28

2.47 1.11

1.28

後半 123 2.67 1.44

実験群(ネットワーク論) 前半 114

223 2.47

2.62 1.31

1.44

後半 109 2.77 1.51

後 期

統制群(ネットワーク論) 前半 123

236 2.11

2.10 0.79

0.78

後半 113 2.09 0.76

実験群(web デザイン入門) 前半 41

75 1.56

1.69 0.53

0.52

後半 34 1.85 0.66

同 一 科 目

統制群(web デザイン入門) 前半 135

258 2.28

2.47 1.11

1.28

後半 123 2.67 1.44

実験群(web デザイン入門) 前半 41

75 1.56

1.69 0.53

0.52

後半 34 1.85 0.66

統制群(ネットワーク論) 前半 123

236 2.11

2.10 0.79

0.78

後半 113 2.09 0.76

実験群(ネットワーク論) 前半 114

223 2.47

2.62 1.31

1.44

後半 109 2.77 1.51

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表 4.8 教員のメッセージの構成についての集計結果(文字数)

被験者群 メッセージ数 1 メッセージあたりの

平均文字数 標準偏差

前 期

統制群(web デザイン) 前半 191

294 113.82

95.03 27.46

29.64

後半 103 60.20 28.23

実験群(ネットワーク論) 前半 158

250 110.12

90.2 22.99

20.83

後半 92 56.03 19.08

後 期

統制群(ネットワーク論) 前半 147

240 82.49

78.9 27.94

21.30

後半 93 73.09 22.7

実験群(web デザイン入門) 前半 49

77 73.27

71 19.14

15.25

後半 28 67.04 31.48

同 一 科 目

統制群(web デザイン入門) 前半 191

294 113.82

95.03 27.46

29.64

後半 103 60.20 28.23

実験群(web デザイン入門) 前半 49

77 73.27

71 19.14

15.25

後半 28 67.04 31.48

統制群(ネットワーク論) 前半 147

240 82.49

78.9 27.94

21.30

後半 93 73.09 22.7

実験群(ネットワーク論) 前半 158

250 110.12

90.2 22.99

20.83

後半 92 56.03 19.08

表 4.9 教員のメッセージの構成についての集計結果(文章数)

被験者群 メッセージ数 1 メッセージあたりの

平均文章数 標準偏差

前 期

統制群(web デザイン) 前半 191

294 3.84

3.43 0.63

0.69

後半 103 2.69 0.76

実験群(ネットワーク論) 前半 158

250 3.63

3.20 0.55

0.46

後半 92 2.59 0.50

後 期

統制群(ネットワーク論) 前半 147

240 2.99

2.90 0.66

0.44

後半 93 2.72 0.53

実験群(web デザイン入門) 前半 49

77 2.80

2.77 0.52

0.35

後半 28 2.71 0.22

同 一 科 目

統制群(web デザイン入門) 前半 191

294 3.84

3.43 0.63

0.69

後半 103 2.69 0.76

実験群(web デザイン入門) 前半 49

77 2.80

2.77 0.52

0.35

後半 28 2.71 0.22

統制群(ネットワーク論) 前半 147

240 2.99

2.90 0.66

0.44

後半 93 2.72 0.53

実験群(ネットワーク論) 前半 158

250 3.63

3.20 0.55

0.46

後半 92 2.59 0.50

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(2)メッセージに含まれる感情や気持ちの代替表現

各メッセージを観察すると,自身の感情や気持ちを表現するために,記号を 組み合わせて顔の表情を表現した「(^o^)」や「(T-T)」などの文字絵を用いるこ とや,文章で表現せず「(笑)」や「(泣)」 ,や三点リーダー「…」などメッセー ジに付与することで感情や気持ちを補足した表現が含まれるメッセージ作成さ れていると予想される.これらの利用は文章のみでは感情や気持ちをうまく表 現出来ない場合に用いられる.テキストの装飾機能を導入した場合,これらの 代替としてテキスト装飾機能が用いられ,文字絵の利用件数が減少するという 変化が確認できると予想され,結果的にテキスト装飾機能が感情や気持ちの表 現に寄与したといえる.また,テキスト装飾機能により容易に表現が行えるよ うになるため,文字絵の利用者に比べて多くの受講生が感情や気持ちを表現し たメッセージを教員に送るようになる可能性も考えられる.そこで,どの程度 文字絵や記号などの利用があるのか,また,特定の受講生に利用が偏っている のかについて確認し,装飾機能を導入した場合に変化が起きるのか分析した.

科目毎に受講生と教員が用いた文字絵や記号「(笑)」 , 「(泣)」 , 「♪」, 「…」,

「;」を含んだメッセージを集計した(表 4.10) .まず,受講生が文字絵を利

用することは非常に少なく, 20 メッセージ中 1 メッセージの割合で利用する受

講生いる程度ということがわかる.また,記号などの利用は文字絵に比べ 10

メッセージ中 1 メッセージの割合での利用が確認され比較的利用しやすい表現

ということが予想される.また,文字絵や記号を含んだメッセージは特定の受

講生が作成する傾向があり,受講生中の 4 割程度の受講生が複数回送信してい

るという傾向にあることを確認した.

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表 4.10 受講生と教員の顔文字や記号の利用状況

作成者時期科目名被験者数メッセージ数期間 前 半80.0350.0230.12 後 半290.1160.02230.88 前 半220.1040.02180.08 後 半90.0410.0080.04 前 半90.0420.0370.03 後 半160.0740.02120.08 前 半00.0000.0000.00 後 半20.0300.0020.03 作成者時期科目名被験者数メッセージ数期間 前 半450.15340.12110.04 後 半250.09170.0680.03 前 半370.15350.1420.01 後 半30.0100.0030.01 前 半930.39910.3820.01 後 半670.28650.2720.01 前 半320.42280.3640.36 後 半20.0320.0300.03 0.67 340.44

文字絵や記号を含んだ メッセージ数文字絵や記号を含んだ メッセージの出現割合 700.24 400.16

0.06

文字絵や記号を含んだ メッセージ数文字絵や記号を含んだ メッセージの出現割合 370.14 310.14 250.11 0.17 記号などでの表現を 含んだメッセージの出現割合

0.10 0.12 0.08 0.03 0.05440.02

0.025 77

文字絵を含んだ メッセージ数文字絵を含んだ メッセージの出現割合記号などでの表現を 含んだメッセージの数 51 35 156 30

294 250 240

0.14 0.65 0.39 19 160統制群(ネットワーク論) 実験群(webデザイン入門)

実験群(ネットワーク論)

統制群(webデザイン入門)27 22 24 8 記号などでの表現を 含んだメッセージの出現割合記号などでの表現を 含んだメッセージの数文字絵を含んだ メッセージ数 0.04 0.02

文字絵を含んだ メッセージの出現割合 0.03 0.00

26 26 19 2

258 223 236 75

11 5 6 020.03

統制群(webデザイン入門) 実験群(ネットワーク論) 統制群(ネットワーク論) 実験群(webデザイン入門)

27 22 24 8

後 期 後 期

受 講 生 教 員

前 期 前 期

35

一方,教員の場合,記号の利用は受講生とあまり差はないが,文字絵の利用 が非常に多いことが確認された.特に,後期の統制群であるネットワーク論で は 240 メッセージ中 156 メッセージに文字絵を含んでおり.科目毎に大きな差 があった.156 メッセージと他の科目に比べて利用件数が多い理由としては,

開講前のメッセージや第 1 回目のメッセージは受講生個別に作成したメッセー ジではなく,全体に同じメッセージをコピー&ペーストして送信しており,そ のメッセージに文字絵が含まれていたため,多くの利用を検出した.しかしな がら,そのメッセージは 40 件程度であり,除いても 100 件は個別のメッセージ で文字絵を利用しており, 科目毎に利用件数に差があることが明らかになった.

なお,各科目において,教員が何か意識をしてメッセージを作成したのかなど

の調査は現段階では行なっておらず,なぜ科目毎で利用に大きな差があったの

かについての詳細の調査は今後の課題とする.

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