第 3 章 導入
3.6 ホワイトリストの作成
「ホワイトリスト」とは、機器管理画面の承認ステータスが「許可」となっている機器の一覧 です。承認ステータスが「未承認(検出)」の機器を、「許可」または「拒否」に設定して、承 認ステータスを確定することでホワイトリストを作成します。
マネージャーの導入が完了し、各ネットワークセグメントにセンサーが設置できたら、運用に 入る前にホワイトリストを作成します。ホワイトリストは、セグメントグループ単位で作成で きます。
ホワイトリストを作成するには、以下の方法があります。
• 一定期間接続される機器の情報をセンサーで収集した後、その間に接続された機器を管 理者が「許可」「拒否」を判断する方法
•
第3章 導入
注意
• セグメントグループを作成して運用する場合は、セグメントグループの作成・設定を 行った後にホワイトリストを作成してください。
以下に、それぞれのホワイトリスト作成手順を説明します。
3.6.1 接続機器の情報収集による作成
機器管理画面で一定期間接続された機器情報に対して、承認ステータスを設定し、ホワイトリ ストを作成できます。機器の承認ステータスは、セグメントグループ単位に設定できます。
セグメントグループにグループ管理者のロールが設定されたユーザーが割り当てられている場 合、そのグループ管理者がセグメントグループでの機器に対する承認ステータスを設定できま す。
ヒント
• iNetSec Patrol Cubeのセンサーが管理するセグメントは、「デフォルト」セグメントグ ループに属します。
[操作]
1. 各ネットワークセグメントにセンサーを設置します。
センサーが各ネットワークセグメントに接続された機器を検出し、マネージャーに通知 します。一定期間、接続された機器の情報がマネージャーに収集されるのを待ちます。
ヒント
• センサーは毎日12:00にセグメント内の全IPアドレスに対して1秒間隔でARP
requestを送信することで、自らARPを送信しないプリンターやWebカメラな
どの機器も検出します。ただし、この機能はセンサー設置セグメントのネットマ スクが16ビット(255.255.0.0)以上の場合のみ有効になります。
2. 機器管理画面で、収集した機器の情報を確認します。
機器管理画面の表示方法については、"4.2 接続機器の管理"を参照してください。セン サーで収集した機器は、ネットワークへの接続を許可するかどうかを表す以下の「承認 ステータス」を持っています。
− 未承認(検出)
システム管理者またはグループ管理者による承認が行われていない状態を示します。
センサーが新規に機器を検出した場合は、この状態になります。
− 許可
システム管理者またはグループ管理者が「ネットワークへの接続が許可された機器」
であると判断した状態を示します。
− 拒否
システム管理者またはグループ管理者が「ネットワークへの接続が許可されていな い機器」であると判断した状態を示します。
第3章 導入
ヒント
• どの機器種別の承認ステータスを種別判定時に「許可」とするかは、システム設定 画面の「新規接続機器の自動許可」で指定できます。システム設定画面については、
"4.7 マネージャーのシステム設定"を参照してください。デフォルトでは、「プリン
ター」、「ネットワークスキャナ」 、「IP電話 」、「情報Kiosk端末」の機器種別は、
「許可」とする設定になります。
ただし、以下の機器は例外機器として、設定によらず自動で「許可」となります。
− マネージャー
− センサーに設定したゲートウェイ
− 外部利用申請サーバ
− 検疫サーバ
− 治癒サーバ
− 遮断除外サーバ
• 購入時の初期設定では、収集した機器の承認ステータスは、判定された機器種別に よって、以下の状態になります。
注意
• ホワイトリスト作成時には、スイッチ、ルータ、無線アクセスポイント、認証ス イッチなどの機器の承認ステータスを「許可」にしてください。「許可」以外の状態 で、センサーを遮断モードに変更すると、以下の問題が発生する場合があります。
− 機器保守時にその機器への接続(telnetなど)が遮断される
− 運用管理システム導入時にその機器の監視がエラーとなる
− 認証ネットワークで、認証スイッチのリダイレクト処理が誤動作する
3. 承認ステータスが「未承認(検出)」となっている機器に対して、承認ステータスを
「許可」(接続が許可された機器)または「拒否」(接続が許可されていない機器)に変 更します。
各ネットワークセグメントに設置されたセンサーは、承認ステータスを変更すること で、各機器のネットワーク接続を以下のように制御します。
承認ステータスを変更する方法については、"4.2 接続機器の管理"を参照してくださ
機器種別 承認ステータス
「Mac」、「Linux/UNIX」、「ルータ/スイッチ」、「NAS」、「携帯端末」、
「他のネットワーク機器」、「不明」
未承認(検出)
「プリンター」、「ネットワークスキャナ」、「IP電話」、「情報Kiosk端末」 許可
承認ステータス センサーの動作
許可 対象の機器がセグメントグループに属するネットワークに接続することを許 可します。
拒否 その機器がセグメントグループに属するネットワークに接続することを拒否 し、遮断します。
第3章 導入
ここで設定したホワイトリストの情報は、CSVファイルにエクスポートすることができ ます。エクスポートしたCSVファイルをメンテナンスし、インポートすることで機器 管理画面の機器情報に反映することもできます。エクスポートとインポートについては
"4.2.5 機器情報のファイル入力(インポート)"、"4.2.6 機器情報のファイル出力(エ クスポート)"を参照してください。
3.6.2 機器情報のインポートによる作成
すでに接続が許可された機器を把握している場合は、機器情報が記載された「機器情報ファイ ル」の「承認ステータス」を設定し、設定した機器情報ファイルをマネージャーにインポート することもできます。機器情報ファイルの形式については、"A.1 機器情報ファイルの形式"を 参照してください。
また、機器情報をインポートする方法については、"4.2.5 機器情報のファイル入力(インポー ト)"を参照してください。機器を「許可」するセグメントグループを指定した機器情報をイ ンポートすることで、特定のセグメントグループのホワイトリストを作成できます。