操作手順
1. [ストレージシステム]ツリーの[レプリケーション]-[ローカルレプリケーション]をクリッ クします。
2. [予約ボリューム]タブで[予約ボリューム追加]をクリックします。
[予約ボリューム追加]画面が表示されます。
3. LDEV を選択します。
◦ 画面左側の[利用可能な LDEV]テーブルから予約ボリュームにしたい LDEV を選択して、[追 加]をクリックします。選択された LDEV が、画面右側の[選択した LDEV]テーブルに表示 されます。
◦ [選択した LDEV]テーブルから LDEV を削除したい場合は、削除したい LDEV を選択して、[削 除]をクリックします。削除した LDEV は[利用可能な LDEV]テーブルに表示されます。
4. [完了]をクリックします。
5. タスク名を入力して[適用]をクリックします。
4.4 Host I/O Performance オプションを設定する
このオプションを使用することで、Host I/O のレスポンスをチューニングできます。このオプショ ンを使用すると、ストレージシステムは ShadowImage のコピー速度を遅くすることで Host I/O 処 理を優先させて動作します。
ShadowImage と ShadowImage for Mainframe の両方のペアがある場合には、ShadowImage と ShadowImage for Mainframe 両方の Host I/O Performance オプションを有効にすることを推奨し ます。ShadowImage と ShadowImage for Mainframe の両方のペアがある場合に、ShadowImage または ShadowImage for Mainframe のどちらか一方の Host I/O Performance オプションだけを有効にし ていると、ホスト I/O のレスポンスは、向上しないことがあります。
前提条件
• ストレージ管理者(ローカルバックアップ管理)ロールがあるユーザで操作します。
関連情報
• A.15 ローカルレプリカオプション編集ウィザード
操作手順
1. [ストレージシステム]ツリーの[レプリケーション]-[ローカルレプリケーション]をクリッ クします。
2. [ローカルレプリカオプション編集]をクリックします。
[ローカルレプリカオプション編集]画面が表示されます。
3. 変更したいシステムオプションの[システムタイプ]を選択します。
4. [システムオプション]リストから Host I/O Performance オプションを選択し、[有効]をク リックします。
5. [完了]をクリックします。
6. タスク名を入力して[適用]をクリックします。
4.5 ペア操作に関する注意事項
4.5.1 ペア作成時の注意事項
• ペアの作成がホストのパフォーマンスに影響を与えるため、次のことに注意してください。
◦ I/O 負荷の軽い時にペアを作成してください。
◦ 同時に作成するペアの数を制限してください。
• セカンダリボリュームとして使用する LDEV に割り当てたプロセッサブレードは、ShadowImage ペアを作成することで、プライマリボリュームに割り当てたプロセッサブレードが割り当てられ ます。
• ShadowImage ペアを作成すると、プライマリボリュームのデータがセカンダリボリュームのデー タにすべて上書きされます。そのため、ShadowImage ペアを作成する前に、万一に備えてセカン ダリボリュームのバックアップデータを用意することをお勧めします。
• L2 ペアを作成する場合、L1 ペアの状態によって操作が失敗する場合があります。L2 ペアに対す る操作については、「6.2.1.2 L1、 L2 ペアに対して実行できる操作」を参照してください。
• L1 ペアと L2 ペアを同時に作成する場合、[分割タイプ]に Non Split 以外を指定すると、L1 ペ アが PSUS 状態になる前に L2 ペアの分割が開始されてしまうため、操作が失敗することがありま す。L2 ペアに対する操作については、「6.2.1.2 L1、 L2 ペアに対して実行できる操作」を参照 してください。
4.5.2 Storage Navigator(メイン画面)でのペアの作成
Storage Navigator のメイン画面から ShadowImage ペアを作成する場合、次のステップで作成しま す。
1. ペア構成選択
2. プライマリボリューム選択 3. セカンダリボリューム選択 4. 確認
ここでは、目的のペア構成を作成するために必要な考え方を説明します。
4.5.2.1 ペア構成の考え方
メイン画面でのペア構成は、プライマリボリュームに対するセカンダリボリューム数を基に「図 4-1 : セカンダリボリューム数 9 の場合の構成」のように L1 ペア、L2 ペアに均等にペアを作成す るように構成されます。セカンダリボリュームは 1 から 9 の順に割り当てられます。
図 4-1 : セカンダリボリューム数9の場合の構成
4.5.2.2 ペアトポロジの考え方
L1 のプライマリボリュームに複数のセカンダリボリュームを作成する場合、「様々なペア構成のパ ターンが考えられるため、4.5.2.1 ペア構成の考え方」に記載されているものだけでは、目的のペ ア構成を作成できないケースがあります。
たとえば、図 4-3 : ペアトポロジタイプ 1:1:1 で構成した L1 ペアのような構成を組みたいと考え た場合、セカンダリボリューム数は 2 となりますが、「4.5.2.1 ペア構成の考え方」で示した順に 従い、図 4-2 : ペアトポロジタイプ 1:2 で構成した L1 ペアのように構成されます。このようにセ カンダリボリューム数によって複数の構成が考えられる場合、L1 ペア、L2 ペアの配分を変更するこ とができます。このペアの配分をペアトポロジタイプと呼びます
ペアトポロジタイプは[ペア構成選択]画面で設定します。[ペア構成選択]画面についての詳細 は、「A.7.1 [ペア構成選択]画面」を参照してください。
たとえば、図 4-2 : ペアトポロジタイプ 1:2 で構成した L1 ペアを構成する場合は、ペアトポロジ タイプで 1:2:-を指定します。図 4-3 : ペアトポロジタイプ 1:1:1 で構成した L1 ペアを構成する 場合は、ペアトポロジタイプで 1:1:1 を指定します。
図 4-2 : ペアトポロジタイプ1:2で構成したL1ペア
図 4-3 : ペアトポロジタイプ1:1:1で構成したL1ペア
既存ペアにセカンダリボリュームを追加する場合、ペアトポロジタイプには、既存ペアの構成より も大きな値を指定する必要があります。
たとえば、プライマリボリュームとセカンダリボリュームが 1:1 で構成された既存ペアに対して、
図 4-4 : ペアトポロジタイプ 1:1 のペアに L1 ペアを追加した例のようにペアを追加する場合は、
セカンダリボリューム数を 2、ペアトポロジタイプで 1:2:-を指定します。
図 4-5 : ペアトポロジタイプ 1:1 のペアに L2 ペアを追加した例のようにペアを追加する場合は、
次のどちらかの方法で指定します。
• L1 のプライマリボリュームに対する追加と考える場合、セカンダリボリューム数を 2、ペアトポ ロジタイプで 1:1:1 を指定し、プライマリボリュームに L1 のプライマリボリュームを選択しま す。
• L1 のセカンダリボリュームに対する追加と考える場合、セカンダリボリューム数を 1、ペアトポ ロジタイプで 1:1:-を指定し、プライマリボリュームに L1 のセカンダリボリュームを選択しま す。
図 4-6 : 不均等なペアの作成例のようなペア構成は、セカンダリボリューム数、ペアトポロジタイ プの設定だけでは構成できません。
このような構成を作成したい場合は、次に示すどちらかの方法で作成します。
図 4-6 : 不均等なペアの作成例
• ミラーユニットを編集する
ペア構成選択のステップでセカンダリボリューム数、ペアトポロジタイプを設定した後、セカン ダリボリューム選択のステップで[ミラーユニット編集]操作によりペア構成を変更できます。
例えば、「図 4-6 : 不均等なペアの作成例」の構成を作成する場合、セカンダリボリューム数を 4、ペアトポロジタイプを 1:2:1 とし、「図 4-7 : ペアトポロジタイプ 1:2:1 で構成した L1、L2 ペア」の構成を作成します。その後、4 のペアに対し[ミラーユニット編集]操作で L1 を 0、L2 を 2 に変更することで「図 4-8 : 4.のボリュームを 5.の位置に移動した例」に示すように移動 できます。
図 4-7 : ペアトポロジタイプ1:2:1で構成したL1、L2ペア
図 4-8 : 4.のボリュームを5.の位置に移動した例
• 大きなペアを構成してから余分なペアを削除する
ペア構成選択のステップでセカンダリボリューム数、ペアトポロジタイプを指定した後、セカン ダリボリューム選択のステップで[削除]操作によりペア構成を削除することができます。
たとえば、「図 4-6 : 不均等なペアの作成例」の構成を作成する場合、セカンダリボリューム数 を 6、ペアトポロジタイプを 1:2:2 とし、「図 4-9 : ペアトポロジタイプ 1:2:2 で構成した L1、
L2 ペア」の構成を作成します。その後、4 と 6 を選択し[削除]操作を行うことで「図 4-10 : 4.と 6.のボリュームを削除する例」に示すようにペアを削除できます。
図 4-9 : ペアトポロジタイプ1:2:2で構成したL1、L2ペア
図 4-10 : 4.と6.のボリュームを削除する例
4.5.5 ぺアの状態が PSUS に変わる契機について
システムオプションモード 459 の値(ON または OFF、デフォルトの値は OFF)と、セカンダリボリュー ムまたはセカンダリボリュームに関連付けられたプール内のボリュームが外部ボリュームか内部ボ リュームかによって、PSUS(SP)/PSUS 状態または COPY(SP)/COPY 状態での動作に違いがあります。
システムオプショ ンモード459
セカンダリボ
リュームの種類* PSUS(SP)/PSUS状態またはCOPY(SP)/COPY状態での動作 OFF 内部ボリューム すべての差分データをストレージシステム内のキャッシュにコ
ピーしたあと、ペア状態を PSUS 状態に変更します。
外部ボリューム
ON 内部ボリューム
外部ボリューム すべての差分データをストレージシステム内のキャッシュにコ ピーし、外部ストレージシステムへデステージングしたあと、ペ ア状態を PSUS 状態に変更します。
*セカンダリボリュームが Dynamic Provisioning のボリュームのときは、セカンダリボリュームに関連付け られたプール内のボリュームを指します。
4.5.6 ペア分割時の注意事項
• プライマリボリュームとセカンダリボリュームのデータは、ペアの状態が COPY(SP)/COPY または PSUS(SP)/PSUS から PSUS に変更されたときに同期します。ShadowImage の更新コピーは非同期 に実行されるため、ペアの状態が変更されるまでには多少の時間がかかります。
分割後にプライマリボリュームとセカンダリボリュームのデータを確実に一致させておきたい 場合は、あらかじめホストサーバからプライマリボリュームに対する Write 操作を停止してくだ さい。プライマリボリュームに対する Write 操作を停止することによって、分割の処理中にプラ イマリボリュームが更新されなくなり、確実にプライマリボリュームとセカンダリボリュームの 同期が保てます。
• 既存のペアを分割するとき、操作の前にプライマリボリュームに対するホストからのアクセスを 停止することで操作は早く完了します。
• L2 ペアが存在する場合の L1 ペア、および L2 ペアの分割については「6.2.1.2 L1、 L2 ペアに対 して実行できる操作」を参照してください。
4.5.7 ペア再同期の種類
• 正方向の再同期(プライマリボリュームからセカンダリボリューム)、および逆方向の再同期(セ カンダリボリュームからプライマリボリューム)ができます。
◦ Normal Copy または Quick Resync を正方向と逆方向に実行できます。
◦ プライマリボリュームは、Normal Copy 操作中、Read/Write の両操作でホストからアクセス できます。 セカンダリボリュームは、Normal Copy 操作中にホストからアクセスできなくな ります。
◦ プライマリボリュームは、Reverse Copy 操作中、アクセスできません。
注意 コピー中にホストからプライマリボリュームへの書き込みがなかった場合も、プライマリボリューム のデータとセカンダリボリュームのデータが一致しないことがあります。プライマリボリュームとセカン ダリボリュームのデータを確実に一致させるためには、ペアを分割して PSUS 状態にする必要があります。
• プライマリボリュームからセカンダリボリュームへの正方向の Quick Resync では、 セカンダリ ボリュームのデータを再同期しないで、ペアの状態を PAIR に変更します。 差分データは、更新 コピーを実行するとき、セカンダリボリュームにコピーされます。