[環境設定]ウインドウの[プロテクション]タブでは、ファイルの感染からコンピュータを 保護するアンチウイルス機能についての設定を行います。機能を有効にすることにより、
コンピュータの起動時から終了時まで、ファイルをリアルタイムで監視し、コンピュータ 上のすべてのドライブのファイルにユーザがアクセスするたびに、あらかじめ設定された スキャンモードに従って、スキャンを実行します。また、[プロテクション]タブでは、ウイ ルスが検知された場合の処理方法についても設定できます。
お知らせ ヘルプについて
ウインドウ上の (ヘルプ)ボタンをクリックすると、該当する項目のヘルプが表示されます。
ファイルアンチウイルス機能を有効・無効に設定する
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. メインウインドウのて、[プロテクション]タブをクリックします。 [環境設定]をクリックし2
. [全般] の[ファイルアンチウイルスを有効にす る]にチェックを付けます。3
. (閉じる)をクリックします。ファイルアンチウイルス機能が有効になり、リア ル タ イ ム で 操 作 対 象 の フ ァ イ ル の ウ イ ル ス
チェックを行い、ファイルのウイルス感染からコンピュータを保護します。
セキュリティレベルを設定する
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. メインウインドウのて、[プロテクション]タブをクリックします。 [環境設定]をクリックし2
. [セキュリティレベル]スライダーのバーを移動 して、レベルを設定します。通常は、[デフォルト]をクリックして、既定値の
[推奨設定]に設定します。
6 設定を変 更する
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設定を変更する·
安全性重視:最も安全性の高いレベルです。コンピュータのすべてのハードディスクドライブ、ネッ トワークドライブ、リムーバブルドライブ、複合ファイルを含むすべてのファイルタイ プがスキャンされます。感染する危険性が高い環境でご使用になる場合におすすめし ます。
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推奨設定:コンピュータのすべてのハードディスクドライブ、ネットワークドライブ、リムーバブ ルドライブで、ファイル形式を判定し、新規ファイルおよび変更ファイルのみスキャン されます。複合ファイルの一部はスキャンされません。安全性と速度のバランスのと れたレベルです。一般的な環境でご使用になる場合におすすめします。
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パフォーマンス重視:最も速い速度でスキャンされます。コンピュータのすべてのハードディスクドライブ、
リムーバブルドライブ、ネットワークドライブにある特定の拡張子のファイルのみが スキャンされます。複合ファイルについては、サイズの小さな圧縮ファイルのみがス キャンされます。ネットワーク保護が確立された環境でのご使用をおすすめします。
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カスタム設定:[設定]をクリックして表示されるウインドウ で、スキャンするファイル形式、複合ファイル、
スキャン範囲、スキャンモード、パフォーマン ス、一時停止などを設定できます。詳しい設 定方法はヘルプをご覧ください。設定後、[OK] をクリックします。セキュリティレベルに[カ スタム設定]と表示されます。
複合ファイルについて
圧縮ファイル、インストールパッケージなど、外見上は1 つのファイルに圧縮された、複数のファイ ルが含まれているファイルのことです。カスペルスキーアンチウイルスは、複合ファイルに含ま れているファイルをスキャンすることができます。
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. (閉じる)をクリックします。ファイルアンチウイルスを一時停止するには
[セキュリティレベル]の[設定]ー[モードとスケジュール]ー[スキャンの一時停止]で一時停 止する時刻を設定します。
[スケジュール時]にチェックを付け、[スケジュール]をクリックして表示される[スケジュール]ウ インドウで、スキャンの一時停止時刻と再開時刻を設定します。
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設定を変更するウイルスが検知された場合の処理方法を設定する
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. メインウインドウの [環境設定]をクリックして、[プロテクション]タブをクリック します。2
. [処理]で処理方法を設定します。·
処理を確認する:ウイルスが検知されると、通知ウインドウが表示 されます。通知ウインドウにはウイルスの情報、
感染または感染の疑いがあるファイル名、処理方 法の選択肢が表示されます。検知されたオブジェ クトごとに処理方法を指定できます。
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アクセスをブロックする:感染したオブジェクトや、感染の可能性があるオブジェクトへのアクセスが遮断され ます。処理方法にチェックを付けます。通知ウインドウは表示せず、指示に従って処 理を行います。
駆除
駆除できない場合、削除
検知されたオブジェクトはすぐに駆除されます。駆除で きない場合は、オブジェクトごと削除されます。
駆除
□駆除できない場合、削除
検知されたオブジェクトはすぐに駆除されます。駆除で きない場合は、隔離フォルダに移動されます。レポート ウインドウの[検知]で駆除することができます。
□駆除
削除
検知されたオブジェクトは、すぐにオブジェクトごと削 除されます。
□駆除
□削除
検知されたオブジェクトへのアクセスが禁止されます。
レポートウインドウの[検知]で駆除することができます。
処理が行われなかった場合(オブジェクトのアクセスを解除する方法)
設定した処理方法によっては、駆除も削除も実行されず、オブジェクトへのアクセスだけがブロッ クされてしまう場合があります。レポートウインドウの[検知]で[すべて駆除]を選ぶと、ウイルス が駆除され、オブジェクトにアクセスできるようになります。
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. (閉じる)をクリックします。お知らせ オブジェクトのバックアップと復元
検知されたオブジェクトが駆除または削除される前に、バックアップが作成され、バックアップ 保存先フォルダに保存されます。安全なファイルと分かった場合、復元して使用できます。