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ピュー・イニシアチブ・オン・フード・アンド・バイオテクノロジーによる調査

ドキュメント内 <米国の遺伝子組換え農作物・食品の現状> (ページ 50-53)

供することを目的として設立された非営利団体であるピュー・イニシアチブ・オン・フー ド・アンド・バイオテクノロジー(PIFB)は、2001年3月と2003年8月に、遺伝子 組換え作物について、1,000人を対象に電話による調査を行っている。

2001年と2003年の調査結果を比較した結果、PIFBは以下の点を指摘している。

① 米国人の遺伝子組換え食品に関する知識は、依然として低い。

2001 年の調査では、44%の回答者が、遺伝子組換え食品について、「大変」または「あ る程度」聞いたことがあると答えていたが、2003年の調査では34%と10ポイント低下し た。同様に、食品の生産に遺伝子組換え技術が用いられていることについて、2001年の調 査では、45%が「大変」または「ある程度」聞いたことがあると答えていたが、2003年の 調査では36%と9ポイント低下した。2001年の方が認識が高かった理由の一つとして、ス ターリンクの混入事件から間もなかったというタイミングが考えられる。

現在、市場に出回っている食品の70~75%が遺伝子組換え食品を含んでいると推定され ているが、遺伝子組換え食品を食べたことがあると答えた回答者は24%にとどまり、58%

の回答者が食べたことがないと答えている。米国人は、毎日食べる食品の中に遺伝子組換 え食品が含まれていることに相変わらず気付いていない。

② 遺伝子組換え食品に対する反対は和らいだが、安全性に関する意見は依然として分か れている。

2003年の調査では、回答者の25%が遺伝子組換え食品が米国の食品供給の中に入り込む ことを支持し、これは2001年の調査に比べ1ポイントの低下にとどまった。これに対して、

反対するものは58%から48%と10ポイントも低下した。しかし、遺伝子組換え食品の全 体的な安全性に対する評価の点では、前回の調査と基本的に変わりはなく、27%が「基本 的に安全」(2001年の調査では29%)と答え、25%が「基本的に安全でない」(2001年の 調査と同じ)と答えている。米国民の遺伝子組換え食品に関する意見は引き続き分かれた ままである。

また、今回新たに行った質問の結果からは、次の点を指摘している。

③ 米国人は、遺伝子組換え食品の禁止には反対するが、FDAを直接包含する規制プロ セスを強く支持している。

「FDAが安全であると信じても、遺伝子組換え食品の販売は許されるべきではない」

という表現に対して、回答者の64%が反対したが、FDAによる検証なしに販売されるこ とについて合意する者は極めて少数にとどまった。回答者の89%が、「企業はFDAによる 検証のため、安全性に関するデータを提出することを義務づけられるべきであり、FDA が安全であると決定するまでは遺伝子組換え食品の商品化は許されるべきではない」とい う表現に賛成した。

これらのことから、消費者は、遺伝子組換え食品が市場に出てくる前にFDAが関与す ることを望んでいるといえる。

(図Ⅳ-1)各機関の信頼度

56 50

51 54

63 66

68

81 81 81 83

43 43 44 33

29 26 17 16 16 14

41

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

ニュースメディア 宗教的指導者 バイテク企業 食品製造業者 政府機関 環境団体 消費者団体 友人/家族 農業者 科学者/学界 FDA

信頼している 信頼していない

④ 米国人は、動物よりも植物に関する遺伝子組換えにより不安を感じず、特に、健康の 改善に資する遺伝子組換えを支持している。

回答者の過半数(58%)が動物の遺伝子組換えに関する研究に反対した。遺伝子組換え の対象の中でどれが不安が少ないかという問いに対しては、植物、微生物、食用動物、昆 虫、食用以外の動物(馬、猫、犬など)という順番に受け入れられている。遺伝子組換え の目的についての質問に対しては、ほとんどすべての目的について、植物の方が動物より も好ましい理由であるとされている。

(図Ⅳ-2)遺伝子組換えの目的別肯定度

43 49

51 62

64 69

70 71 14 81

21 24

25 28

33 33 35

41 43 41

55 57 58

45

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

魚の スト

より な医

薬品用 -動

肪分 の少

の生

ちす /野

器移植 ベス

ト原 の山

の乳 少な

くて すむ

より な産

業用成 分-植

康的 な植

物油 の開

アレルギーの起き ない

ピーナッ の使

用低減

より な医

薬品用 -植

肯定的 否定的

PIFBでは、これらのことから、次世代の遺伝子組換え作物を消費者が受け入れるか どうかについて、FDAが重要な役割を果たすことになるとしている。

ドキュメント内 <米国の遺伝子組換え農作物・食品の現状> (ページ 50-53)

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