Ò~ 、 o -~
CI
J 1 0 1
( t ' /
一一一一→
o ハ
Y o
Organic acid58)
Humic compound
︑ ︑ . ︐ ︐
噌EEA
︐ ︐
E︑
CO → 0 3 c l n
. (2)い
‑ L ‑ C側 → R‑CNリ ーCHO60) ,....ぜ62) . (3)
6:3 )
H2N ‑CH2‑COOH
→
CI HN‑CH2‑COOH+
C¥2 N‑CH2‑COOH( 4 )
。 川 一
COOH→ る
CH2‑WO仙 6cH2‑CN6〉HO~OH
〕 二 止
→ C 川-Cω~ + C CI3‑COOHR
, . . . . .
γ R 3 R265) 66) ー (7)
Scheme. Chlorination products of chemicals.
‑9 4 ‑
塩 素 に よ る 有 害 物 質 の 処 理 と し て は , シ ア ン 化 合 物 に つ い て 塩 素 の 酸 化 カ を 利用 したアルカ リ塩素化法が用いられているが, 0 P Eに 対 し て は あ ま り 効 果 はなく,
TPP
,TCP
に つ い て は 塩 素 化 物 を 生 成 し , ま た , 共 存 す る 有 機 物 質からも有 害物質を生 成する可 能 性が強く,好ましくない。[註 10] .Total Organic Halide:不揮 発 性の有機ハ ロゲン化合物。
5 . 4
総 括工 場 排 水 や 生 活 排 水 が
OPE
の汚染源であることが明らかになり, 工 場や下 水 処 理 場 な ど で 行 な わ れ る 廃 水 処 理 に お け るOP E
の 挙 動 に つ い て は 関 心 が持 たれる。また,OP E
に 汚 染 さ れ た 河 川 水 や 湖 沼 水 を上水 道 原 水 と し て 用 い る 場 合 , 従 来 の 浄 水 処 理 法 がOPE
に 対 し て 十 分 な 除 去 能 力 を 有 す る か否かは不 明 確 で あ る 。 そ こ で , 現 在一般 の 有 機 汚 濁 物 質 処 理 を主な 目 的 と し て 行 な わ れ て い る 各 種 の 水 処 理 法 や二, 三 の 高 度 処 理 工 程 に お け るOP E
の挙動について 検 討 を 行 な い , 以 下 の よ う に そ の 動 態 を 明 ら か に し た 。1 )
活 性 汚 泥 に よ る 初 期 生 分 解 性 実 験 で は , ア リ ー ル 型 のTPP
,TCP
及 ぴ ア ル キ ル 型 のTOP
が減少割合が大きく (48時 間 後 で 40,‑...;60%),つ ぎ に , ア ル キ ル 型 の TB P (35児) , 塩 化 ア ル キ ル 型 のCR P (15%)のJ
I債 で あ っ た 。 塩 化 ア ル キ ル 型 の
TCPP
,TCEP
は 変 化 し な か っ た 。 モ デ ル 下 水 で3
週間JaJ!r養した場合,TBP
,TCPP
,TPP
,TCP
に思rI 養 効 果 が 認 め ら れ た 。 オ ク タ ノ ー ル / 水 分 配 係 数 が 大 き い , す な わ ち , 細 胞 室 内 容 物 と 親 和 性 の 強 いOPE
ほど減少割合が大きい傾向を示した。2 )
酸 及 び ア ル カ リ に よ る 分 解 実 験 で は , ア ル カ リ 領 域 でTBP
,TCPP
以 外 の
OPE
が分解し, pH 13では,T P P
が 10分後,T C P
が 30 分後に 100,先 1時 間 後 にCRP
が 95,児T C E P
が 80%減少し,T 0 P
の 減 少 割 合 は 小 さ か っ た 。 塩 酸 酸 性 及 び 中 性 領 域 で は 2週 間 後 も 変 化 し な
﹁h
υ
nHU
かった。
3 )
硫酸アルミニウム, 塩化第二鉄,PAC
を用 い た 精 製 水 及 び 河 川 水 の 凝 集 沈 澱 処 理実験では,T
0P
(最大除去 率 90"‑'95児),TPP
(20"‑'25% )
, T C P (80"‑'85出)に除去効果があ った。 硫酸アルミニウムではp H
5"‑'6で最大除去率を示した。
4) 活性炭による吸着実験では,
TC E P
,T OP
が粉末 活 性 炭 量 0.1g/L, その他のOPE
が 0.05 g/Lで 90%以 上 吸 着 さ れ た 。 吸着 平衡はF r e u n d 1
ic h
式 で 表 さ れ , ア リ ー ル 型 のTPP
,TCP
は吸着 量が大きく,濃 度 変 化 に よ る 吸 着 量 変 化 も 大 き い 。 水 溶 解 度 の 小 さ い
OP E
ほど吸着 が大きい。5) アリール型の
TPP
,TCP
は , 低 圧 水 銀 灯 で 1時 間 , 高 圧 水 銀 灯 で 20分 間 照 射 後 100児 近 く 減 少 し た 。 つ ぎ に , ア ル キ ル 型 のTBP
,TOP
が 変 化 し や す く , 塩 化 ア ル キ ル 型 の
TCPP
,TCEP
,CRP
の減少速 度は小さかった。6)
T
0P
,T P P
,T C P
は 塩 素 と 反 応 し や す く , 特 に 強 酸 性 領 域 の 減 少 割 合 が 大 き い 。 滅 菌 に 使 用 さ れ る 低 濃 度 域 (3 mg/L)でも反応は進行する。TPP
,TCP
か ら は ベ ン ゼ ン 環 に 塩 素 原 子 が 1"‑'3個置換した化合物を 検出した。下 水 処 理 場 や し 尿 処 理 施 設 な ど の 主 要 な 除 害 処 理 工 程 で あ る 活 性 汚 泥 処 理 で は,
0 P E
に 対 し て 除 去 効 果 が 低 い た め にOPE
はそのまま環境中に放出され,都 市 化 や 工 業 化 が 進 む に 従 い 環 境 中 に 蓄 積 さ れ る 可 能 性 が あ る 。 ま た , 0 P E は 活 性 汚 泥 阻 害 性 を 示 す た め , 高 濃 度 廃 水 の 処 理 場 へ の 流 入 に よ り 一 般 の 有 機 物 処 理 に も 支 障 を き た す 恐 れ が あ る 。 人 体 に 直 接 影 響 が あ る 浄 水 処 理 に お い て
は , 活 性 炭 処 理 で は ど の
OPE
の除去率も高かったが,凝集沈澱処理では,T OP
,TCP
以外はあまり除去効果が認められず,塩素処理では,T P P
とT CP
の塩素化物が検出された。OPE
の 除 去 処 理 法 を 考 え る 場 合 , 活 性 炭 処 理 が 他 の 化 学 物 質 と 同 様 に い ずれの
OPE
に対しでも高い除去効果を示し,従来の操作法が適用可能である。塩 化 ア ル キ ル 型 以 外 の
OPE
については,p p b
濃 度 以 下 で あ れ ば 活 性 汚 泥 処 理 も 可 能 で あ る が 高 濃 度 廃 水 や 塩 化 ア ル キ ル 型OPE
の場合は阻害性を示す。‑96 ‑
T P P, T C P, T C E P, C R Pについては,アルカリ分解処理法が有効で,
高 濃 度 廃 水 に つ い て も 効 果 が あ る 。 こ の 場 合 に は 分 解 後 に 中 和 し て , リ ン 酸 を f
リ ン 酸 カ ル シ ウ ム の 形 で 沈 澱 除 去 し , ま た , 有 機 物 質 を 活 性 炭 処 理 で 除 去 す る 必 要 が あ る 。 紫 外 線 照 射 に よ る 光 化 学 分 解 は す べ て のO P Eに対して有効で,
反応が水中で行なわれるため, 0 P Eは リ ン 酸 , 塩 素 イ オ ン 及 び ヒ ド ロ キ シ 化 合 物 な ど に 変 換 さ れ , ヒ ド ロ キ シ 化 合 物 は さ ら に 生 物 分 解 さ れ 得 る 。 現 在 , 有 機 塩 素 化 合 物 の 処 理 は 燃 焼 法 が 主 流 で あ る が , 燃 焼 に よ っ て ダ イ オ キ シ ン な ど の 有 毒 物 質 が 生 成 し た り , 大 気 中 に 放 出 さ れ た 塩 素 化 合 物 が オ ゾ ン 層 を 破 壊 す る 危 険 性 も あ る 。 ま た , 活 性 炭 に よ っ て も 処 理 後 の 廃 棄 物 が 問 題 と な る 。 紫 外 線 照 射 処 理 は 装 置 が 高 価 な こ と や 消 費 電 力 が 大 き い な ど の 欠 点 は あ る が , 生 物 処 理 や 活 性 炭 処 理 と の 組 合 せ や 酸 化 剤 と の 併 用 を 行 な う な ど 新 し い 処 理 方 法 と
して有望であり,今後検討する必要がある。
可l
nHU
第三 6 主主 来吉 号主.,.d...西岡田
本 論 文 で は 環 境 水 中 に お け るO P Eの動態の解明を目的として, 7種類の代 表 的O P Eに つ い て , 分 析 方 法 の 開 発 (第 2章), 北 九 州 市 域 の 水 環 境 中 の 濃 度 レ ベ ル (第 3章 ) 及 び 発 生 源 の 調 査 (第 4章),各種水処理法におけ
る 化 学 反 応 挙 動 の 研 究 (第 5章)を行ない,その結果をまとめた。
分 析 方 法 の 開 発 に お い て は , ま ず 環 境 試 料 中 か ら のO P Eの抽出分離につい て検討を行ない,水試料に対してはジクロロメタンによる反復抽出が,また,
底 質 試 料 の 場 合 に は ア セ ト ン 抽 出 液 を さ ら に 水 ー ア セ ト ン ー ジ ク ロ ロ メ タ ン 混 合 溶 媒 を 用 い て 抽 出 す る こ と が 有 効 で あ り , つ い でO P Eの検出・定量におい ては抽出液を濃縮後,フロリジルカラムクリーンアップを行ない, 2児OV‑17
+
2児PZ‑179 / Uniport HPS (60~80 mesh) , 2 mm i.d. x 2 mガラスカラ ムを用いた F P D ‑ G Cで 測 定 す る こ と に よ っ て , 正 確 か っ 再 現 性 良 く ppt レ ベ ル ま で のO P Eの定量が可能であることを明らかにし, 0 P Eの環境調査に 十分適用できる分析方法を開発した。こ の 分 析 方 法 に よ る 精 密 環 境 調 査 で は , 河 川 水 か ら T B P,T C P P, T C E P, C R P, T P P, TCP が 5~347 ng/L,海水から T C E P,C R Pが
14~75
ng/L,底質から T C E P,CRP が 9~28
ng/g検 出 さ れ た 。 こ の 濃 度 レ ベ ル は 環 境 中 のP C Bや 有 機 塩 素 系 農 薬 の 汚 染 濃 度 レ ベ ル よ り も lランク高 い 値 で あ り , 測 定 地 点 付 近 の 人 口 密 度 な ら び に 生 産 ・ 消 費 活 動 と と も に 増 大 す る 相 関 関 係 が 認 め ら れ た 。 岡 市 は 重 化 学 工 業 都 市 で あ る が , 全 国 的 な 環 境 濃 度 レベルと比べても, 0 P Eの 種 類 は 異 な る も の の そ の 濃 度 は pptレベルにとど ま り , 極 端 に 高 い 値 で は な か っ た 。 し か し , 生 物 濃 縮 を も 考 慮 す れ ば , 環 境 中 の 微 量O P Eの 分 布 の 正 確 な デ ー タ の 蓄 積 を 増 し , そ の 動 態 を 正 確 に 捉 え て お く こ と が 重 要 で あ る 。 ま た , 環 境 水 中 でT C P P,T C E P, C R Pなどの難 分 解 性 の 塩 化 ア ル キ ル 型O P Eは人為的汚染の指標物質と成り得るであろう。環 境 水 系 中 の O P Eの 発 生 源 と 考 え ら れ る 工 場 排 水 , 下 水 処 理 場 排 水 , し 尿 処 理 施 設 排 水 , 家 庭 雑 排 水 な ど に つ い て 調 査 し た 。 こ れ ら の 発 生 源 か ら は 同 種 類 の O P Eを 検 出 し た が , そ の 濃 度 レ ベ ル は , 一 部 の 工 場 排 水 を 除 き , 工 場 排 水が 25~600 ng/L ,下水処理場排水 80~1200 ng/L ,し尿処理施設排水 25~
‑98 ‑
1 5 0 0
ng/L ,家庭雑排水 20~560n g /
し で あ り , 環 境 水 中 の 濃 度 レ ベ ル と 比 べ て 極 端 に 高 い も の で は な い 。 こ れ ら の 結 果 は , 環 境 水 系 中 の O P E汚染が多数の 低濃度発生源の負荷の積算されたものであることを示しており, 0 P Eのよう に 多 様 な 用 途 に 使 用 さ れ る 化 学 物 質 に よ る 環 境 汚 染 の 特 徴 と 推 定 さ れ る 。 最 近 の 水 質 汚 濁 は 生 活 排 水 系 負 荷 の 占 め る 比 重 が 高 く な っ て い る が , 生 活 排 水 系 中 のO P Eも工場排水のそれと同等かそれ以上の濃度で検出されており, B 0 D やC O D,S S, 栄 養 塩 類 な ど と と も にO P Eの よ う な 化 学 物 質 に つ い て も 生 活排水対策が望まれる。既 存 の 用 ・ 廃 水 処 理 条 件 及 び 環 境 水 条 件 で O P Eがどの程度除去され,また,
ど の よ う な 形 態 に 変 化 し て い く か を 明 ら か に す る た め に , 水 処 理 過 程 及 び 環 境 水中における化学的挙動について各種のモデル実験を行なった。検討の結果,
B O DやC O Dな ど で 示 さ れ る よ う な 一 般 の 有 機 汚 濁 物 質 処 理 を 目 的 と し て 下 水 処 理 場 や し 尿 処 理 施 設 な ど で 行 な わ れ る 活 性 汚 泥 処 理 で は , 塩 化 ア ル キ ル 型 をはじめとした O P Eは除去されず, したがって廃水中のO P Eはそのまま環 境 中 に 放 出 さ れ , 都 市 化 や 工 業 化 の 進 行 と と も に 環 境 中 の 濃 度 が 高 ま る 可 能 性 がある。また,数百 ppb~ppm オーダーの OPE は廃水中の他の有機物処理に も支障をきたすため, E P A [註 1]が 示 し て い る よ う に70)71>下水流入水中 の 有 害 物 質 濃 度 を 調 べ , 活 性 汚 泥 の 働 き を 阻 害 し な い よ う 調 整 す る 必 要 が あ る こ と が 明 ら か と な っ た 。 人 体 に 直 接 影 響 が あ る 浄 水 処 理 に お い て も , 活 性 炭 処 理 で は い ず れ の O P Eも 除 去 率 が 高 か っ た が , 多 く の 浄 水 場 で 行 な わ れ る 凝 集 沈澱処理を主とした除害処理では, T O P, T C P以 外 の 除 去 効 果 は 低 く , 塩 素 処 理 段 階 で は T P PとT C Pの 塩 素 化 物 が 生 成 す る こ と が わ か っ た 。 北 九 州 市 を 含 め , 関 東 や 関 西 地 域 な ど , 上 中 流 域 に 都 市 を か か え た 河 川 の 水 を 水 道 原 水 と し て い る 都 市 が 多 い の で , 浄 水 処 理 で 行 な わ れ る 凝 集 沈 澱 処 理 や 塩 素 処 理 に つ い て の 本 研 究 の 結 果 は 今 後 早 急 な 対 策 を 必 要 と す る 問 題 を 提 起 す る も の で ある。
O P Eの 分 解 除 去 を 目 的 と す る 場 合 , 紫 外 線 照 射 が す べ て の O P Eに有効で あ り , ア ル キ ル 型 のT B P,T O P及 び ア リ ー ル 型 のT P P,T C Pについて は活性汚泥処理も有効である。また, T P P, T C P, T C E P, C R Pはア ルカリ分解処理も有効である。
以 上 の 総 括 か ら , 環 境 水 系 中 の O P Eの 制 御 に つ い て つ ぎ の こ と が 推 論 さ れ
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