第 2 章 基本操作説明
2.1 操作フロー
2.8.5 トリガ設定の変更
取り込まれた入力信号の波形のうち、どの時点の波形を表示するかを決めるのがト リガ設定です。
ここでは、Auto Setup(オートセットアップ)測定、プローブ位相補正後に観測さ れた方形波のトリガ設定を変えてみましょう。簡単にトリガを実感するために詳細な 説明は省略します。(詳細は機能・操作説明編、3.3節参照してください。)
Auto Setup(オートセットアップ)測定を実行すると、トリガソースがCH1のエ
ッジトリガに設定されます。
・ トリガソース:設定されたトリガ条件の対象となる信号のことです。
・ エッジトリガ:入力信号の立ち上がり/立ち下がりのエッジでトリガをかけま す。
トリガの種類はエッジトリガのままにして、トリガスロープ、トリガポジション、
トリガモードを変えるときの設定方法について説明します。
・トリガスロープを確認します。
2.8.3節で観測された波形を図2.32に示します。トリガの種類はエッジトリガで、
トリガスロープは波形画面、または[Trigger(トリガ)]メニューで確認できま す。
図2.32 キー、ノブのレイアウト 図2.33 CAL信号波形測定例6
① 図2.33の画面で上側のグリッドにオレンジ色の マークを探します。
図2.33では白い円内に マークがトリガポイントを示しています。
② 図2.32の②で[TRIGGER MENU]キーを押します。
図2.33ように画面右にはTriggerメニューが開きます。
③ Triggerメニュー内のSlopeメニュー項目でどちらのスロープを示しているか 確認します。
図2.33の測定例6ではトリガスロープは立ち上がりを示しています。
トリガスロープはTriggerメニューを開かなくても確認できます。図2.33の画 面右上にトリガスロープのマークが表示されています。
②
トリガマーク
トリガ遅延時間 トリガスロープ
・トリガスロープを変えます。
前ページ図2.33の状態から、トリガスロープを変えます。
図2.34 CAL信号波形測定例7
① 図2.34の[F3]キーを押すことで、[Trigger(トリガ)]メニューのトリガス ロープを立ち下がりに変えます。
波形とトリガポイントの位置関係が前ページの図2.33から図2.34に変わりま す。
・トリガポジションを左に2div移動します。
トリガがかかったあとの波形を観測したいときなどに利用します。
①
① トリガスロープ
ディレイ時間値 トリガディレイ トリガモード
① 図2.35の[DELAY]ノブを反時計回りに回します。
② 図2.36で画面左下のディレイ時間値が400.0μsになるように設定します。
画面左下のポップアップ、ディレイ時間値は設定後数秒で消えますが、画面右 下ディレイ時間値は継続的に表示しています。
・トリガ掃引モードを変更する
どのような条件(タイミングや回数)で表示波形を更新するかで、トリガ掃引モ ードを区別しています。
Auto Setup(オートセットアップ)測定を実施すると、AUTO(オート)モード に設定されます。SINGLE(シングル)モードでは、トリガがかると1回だけ波 形の表示を更新し、波形の取り込みをストップします。
SINGLE(シングル)モードは単発信号の観測に適しています。
ここでは、前節図2.36の測定例8から、SINGLE(シングル)モードでの操作 方法を説明し、測定例を掲載します。
図2.37 キー、ノブのレイアウト 図2.38 CAL信号波形測定例9
① 図2.37でAUTOモード測定の状態から、[STOP/SINGLE]キーを押します。
[AUTO]モードキーが消灯し、波形の取り込みが停止します。
波形の取り込みが停止すると図 2.36 の画面左上に表示されていたトリガ状態
“T’D”が“STOP”に変わります。(図2.38参照)
さらに、[STOP/SINGLE]キーを押すとStop/Singleランプが点灯してトリガ 待ち受け(WAITが点滅)となり、1回波形を取込むと停止します。
① トリガ状態
機能・操作説明編
本編は以下のような場合のために説明しています。
・DS-5100B シリ-ズのもつ機能、操作方法を調べたいとき!
また、DS-5100Bシリ-ズを初めてご使用になられる方もクイック・スタ-ト・ガイド編
をお読みになった後、さらに詳しく調べるときにご覧ください。
本編は以下の構成になっています。
■ 第3章 機能及び操作方法
■ 第4章 日常の点検、校正
■ 第5章 性能
■ 付録
■ 製品保証